こんにちは!Jimmyです。
今回は、久しぶりに大相撲の記事です。
ベテラン力士豊ノ島と、新たに関取に昇進したばかりの力士、琴ノ若を紹介します。
令和になっても大相撲の魅力を時折紹介していきたいと思います。
お父さんは元関脇琴ノ若、四股名を継いで関取へ
1997年(平成9年)生まれ
佐渡ヶ嶽部屋
189センチ、153キロ
令和元年7月場所より十両
琴ノ若と聞いて、すぐにピンときた人もいるかもしれません。
現在の佐渡ケ嶽親方である、元関脇琴ノ若晴將の息子さんです。
引退相撲の時に、息子さんとの相撲を披露しており、そこで、将来力士になったら琴ノ若を襲名させる意向であることを話していましたが、実現することになりました。
これまでは、琴鎌谷という四股名でしたが、十両昇進を機に琴ノ若に改めました。
ちなみにお父さんの方は、2005年に引退しています。
190センチ超の長身を活かして四つ相撲で強さを発揮しました。
体重も180キロ以上あったと思います。
ケガが多い力士で、最高位は関脇にとどまりましたが、大関に上がれる素質は十分に持っていたという声が多いです。
以前は「スー女」という言葉がありませんでしたが、初代琴ノ若といえば、甘いマスクで女性ファンも多かった印象です。
また特徴として、相撲の決着までの時間が長く、1分を超える相撲も珍しくありませんでした。
初代を知っている人は、初代の顔や相撲の取り口と重ね合わせて見る楽しみがあります。
2代目琴ノ若も、初代と同じ右四つを得意とした四つ相撲が持ち味のようです。
どんな相撲を十両以上の階級でとっていくのか、初代と同じように長い相撲が多くなるのか、注目して見ていきたいと思います。
名門佐渡ヶ嶽部屋には琴奨菊、琴恵光、琴勇輝と実力のある関取もいて、稽古する環境にも恵まれています。
ちなみにイケメン対決では、初代の方に軍配が上がるかなというのが個人的な感想ですが、土俵上では、初代を超える成績を期待したいところです。
169センチの小兵、大怪我から復活した豊ノ島
1983年生まれ
時津風部屋
169センチ、160キロ
最高位は関脇
バラエティなどでの出演もあり、明るい性格で知られるベテラン力士、豊ノ島。
豊ノ島を見て力士に対する印象が変わったという人もいると思います。
相撲の内容としては、身長169センチと、力士の中ではかなり小さいのですが、それを活かして相手の懐に飛び込み、素早く左を差す相撲が魅力的です。
大きな相手にも当たり負けしない力強さと、攻められたときのしなやかさを兼ね備えた力士です。
先ほど紹介した初代琴ノ若、2代目琴ノ若ともに対戦したことがあります。(2代目とは幕下で対戦)
長く土俵で活躍している証拠です。
三役の常連になったという印象でしたが、2016年、稽古中にアキレス腱を断裂するという大怪我を負い、二場所連続の休場を余儀なくされます。
一気に幕下まで番付を落とし、関取から陥落してしまいます。
そのとき既に年齢は30歳を過ぎていましたが、関取への復活を目指しました。
途中、度重なる怪我の影響もあり、しばらく豊ノ島の姿をテレビ中継で見ることもなくなりました。
ネットで結果を見ることしかできなくなってしまいました。
ちなみに、十両以上を関取と呼びます。
幕下以下の力士は関取ではなく、給料をもらえません。
十両と幕下にはそれほど大きな違いがあります。
三役経験もあり、幕内の優勝決定戦も経験したことのある力士が、30歳を過ぎてから関取の座を失い、給料の出ない幕下で長い間過ごすことになるというのは精神的にも相当に厳しかったのではないかと推察できます。
以前のような鋭さは無くなってしまいましたが、それでも前に出る相撲を忘れず、毎場所懸命に相撲を取り、2018年、2年ぶりに十両復帰を果たしました。
不屈の精神には本当に感銘を受けます。
そして、その後も順調に勝ち星を重ね、平成最後の場所となった3月場所で、2016年以来の幕内復帰を果たしたのです。
久しぶりに相撲中継に豊ノ島が戻ってきました。
令和元年には36歳になりましたが、まだまだ活躍を見ていたい力士です。
怪我に苦しみながらも関取の座を守り続けた安美錦は40歳を過ぎても活躍していましたが、2019年(令和元年)7月場所で引退となりました。
味のあるベテラン同士の対戦は毎回楽しみです。(どちらかに土がついてしまうのは残念ですが)
昭和生まれの力士が少なくなる中で、ベテランの相撲の面白さが光るようになってきました。
一方で、そのようなベテラン力士に憧れて、入門した世代が関取に昇進し、一緒の土俵で相撲を取るというのも感慨深いものがあります。
相撲中継などで見る機会があれば是非、今回紹介した力士に是非注目してみてください。
追伸
豊ノ島は、2020年4月に引退、そして年寄「井筒」の襲名を発表しました。
最終的には幕下に下がっても相撲を取り続けましたが、満身創痍の中気力を振り絞って土俵に上がっていた豊ノ島に拍手を送りたいと思います。
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