お墓参りは絶対に必要な理由【自分をリセットする最大の機会】

こんにちは!Jimmyです。

今回のテーマは、お墓参りの大切さについてです。

儀式的なものではなく、真に意味のあるものであることをお伝えします。

反省!愚かな大学生時代

私は、1年に1回か2回、里帰りし、先祖のお墓にお参りに行くようにしています。

決して頻度としては十分ではないかもしれませんが、故郷から離れて暮らしていれば、現実的にはこのくらいになるかと思います。

 

お盆の季節になると、迎え火、送り火を思い出します。

子供の頃、両親、祖父母がやっていることを真似しながらやっていました。

松の木が燃える音や、においをよく覚えています。

 

実家から離れた後も、毎年のお墓参りは欠かさないようになりました。

きっかけは、大学生の時のことです。

 

東京で一人暮らしを始めた私は、浮かれに浮かれていました。

授業はほとんど出席せず、この世の春とばかりに、毎日遊んで暮らしていました。

夏休みは、免許を取るために実家に帰省しました。

 

そこで、久しぶりにお墓参りに行ったのですが、

お墓の前に立つと、急に申し訳ない気持ちというか、後ろめたい気持ちになりました。

 

日頃の行いは決してよいとは言えませんでした。

法に触れるようなことはありませんでしたが、考え方、態度、生活習慣は褒められたものではありませんでした。

 

お墓の前に立ち、合掌し目を閉じていると、自然と反省の弁を唱えている自分がいました。

 

これをきっかけに、真面目な学生生活を、、、

となればよいのですが、私は弱い人間です。

東京に戻れば、そのうち反省も忘れ、また元の生活に戻ります。

 

そして次回、帰ってお墓参りをする時にまた反省するのでした。

お墓の前に立つその時ばかりは、本当に清々しい気持ちになれたことを覚えています。

何かに守られているという明確なものを感じているわけではありませんが、周りの多くの存在の中で自分が生かされているのだと再認識するような気持ちです。

 

ご先祖様がいて親がいて自分がいるわけですから、お墓に行けば、そのような思いが出てくることは自然なことです。

 

それ以降、私にとってお墓参りは、自分を見直し反省する機会と捉えるようになりました。

社会人になれば、毎日遊んで暮らすことはなくなりますが、また別の意味で大きな反省を促されることになるものです。

まっとうな人生を宣言し手を合わせる

人間には煩悩があることはよく知られています。

どう贔屓目に見ても、私は煩悩だらけです。

 

今は結婚もし、大事な家庭があります。

さすがに大学生のときと一緒ではありませんが、ご先祖様に見られて恥ずかしくないような行いがいつもできているかというと全くそんなことはありません。

 

お墓の前に立つ時、今でも、背筋がピンと伸び、引き締まった感覚になります。

 

線香のにおいを感じながら、静寂の中で手を合わせます。

まっとうに、正々堂々と生きようと誓います。

今日までの自分があることに感謝をします。

この時に、煩悩をリセットする(しているつもり)のです。

 

静かな気持ちになり、そのときは悪いものが落ち、自分が宇宙のような大きな存在と調和している感覚になります。

 

マイナスの感情と同様に、煩悩はどこかで取り払わないと、いつか溜まりにたまって大きな過ちをしてしまうように思います。

除夜の鐘も、煩悩を取り払うためのものだと聞いたことがあります。

 

ストレス、欲望、怒り、驕り、妬み、恨みなどマイナスの感情全てが自分の心に染み付き、垢(アカ)となって残ります。

それらが煩悩を育て、大きくさせるのだと感覚的に理解しています。

 

日常生活では、ありとあらゆる場面に煩悩を増幅させる要素が潜んでいます。

煩悩をリセットできる場所の一つ、それが、お墓の前なのです。

 

爽やかな音楽を聞いたり、本を読んだりすると、リラックスすることができます。

趣味でストレスを発散することも、マイナスの感情を追い出すよい手段だと思います。

 

しかし、なかなか自分の行いを静かに反省し、感謝し、全き人生を心がける場面は日常生活では少ないものです。

 

現代人の日常生活は大変忙しく、また判断基準において、道徳的な価値観よりも合理的な価値観が前面に出ることが多いと言えます。

多くの人は、組織に所属していたり、経営していたり、所謂ビジネスマンであると思います。

 

「ビジネス」という言葉には、合理的で知的、狡猾、駆け引きというイメージがないでしょうか。

ビジネスの話ですが、と言われれば、何か騙されるのではないか、言いくるめられるのではないか、損をしないようにと自然と身構えてしまうものです。

 

そのような社会で多くの人は暮らしているのです。

日常生活とは異なった空間が必要です。

 

パワースポットを信じる人が、その場所に行くと、「空気が周りと違う、澄んでいる」と表現しますが、同じような感覚です。

その場では、合理的な判断基準や損得勘定の世界からは隔離され、自分と向かい合うことができます。

 

どんなに科学が発達しても、科学で説明できないことはたくさんあります。

合理的な思考だけでは、どこかで行き詰まるということです。

 

里帰りした時は、是非ご先祖様のお墓参りに行ってみてください。

自分の行動を振り返り、時には軌道修正を促してくれる良い機会になるはずです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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