- 2020年12月30日
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言志四録をおすすめする理由【意外と知られていない名著】
実践的で端的でわかりやすい。そして多くの維新の志士達に影響を与えた言志四録を紹介します。儒教の系統で佐藤一斎により書かれた語録ですが、意外と知られていないかもしれません。リーダーだけでなく、人が生きていくなかで必要な考え方が詰まった優れた自己啓発本です。
実践的で端的でわかりやすい。そして多くの維新の志士達に影響を与えた言志四録を紹介します。儒教の系統で佐藤一斎により書かれた語録ですが、意外と知られていないかもしれません。リーダーだけでなく、人が生きていくなかで必要な考え方が詰まった優れた自己啓発本です。
日本も多様性が進む時代です。知らない人を判断するときに、自分は「人を見る目がある」と過信することは危険です。経験豊富な人も頭のいい人も、それで大いに失敗しています。仕事などの関係であれば、一瞬で判断しようと思わず、その人の行動と動機、そして満足の基準を推察することが有効です。
変化の速い複雑な世の中のためか、ルールの類が非常に多くなっています。そうなるとルールを守ることがすべてになってしまう人も出てきます。それは避けたい状況です。ルールを守るよりも大切なこと、そして人の真価はルール以外のところで何ができたかで決まるということをお伝えします。
上司になれば手を動かさない、全体を見ながら管理するのが仕事だと思っている人が多いかもしれません。むしろ手など動かすべきではないと。しかし管理職に求められるのは、経営層に伝えるための現場感覚であり、そのためには最低限手を動かすこと、自分でやってみることは必須です。
もっと知られているべき、なのにおそらく30代である私以前の世代にはあまり知られていない土光敏夫さん。知っておくべきリーダーであり、近代の経営者、財界人の中で最も尊敬される人物の一人です。今の時代にも活かすことができる土光敏夫さんの言葉やエピソードも交えて紹介します。
些細なことなので、気にしすぎる必要はありませんが、細かい人がいることも事実。誤解を与えたり、不快な思いにさせかねない注意すべき口癖、直すべき口癖を列挙していきます。思ったことを堂々と発言するのがあるべき姿です。無用なトラブルにならないための確認ツールになればと思います。
爽やかな人は人から長く応援され最終的に成功や幸福な人生を手に入れる可能性が高まります。爽やかな人格は、損得勘定や義務感、スキルとはかけ離れた人格であり、それとは別に考える必要があります。爽やかな人、すなわち誠実で前向きで裏表のない人が絶滅危惧種であるからこそ目指すべき人格と言えるでしょう。
信頼できる人とはどんな人か。置かれた状況によって、つまり立場や能力によって違ってくるものではあります。一方、長期的な視点で信頼できる人というのは、例外なく人格的な魅力を持ち合わせています。一貫性、誠実さ、信念、これらを強く持っている人が真に信頼に値する人と言えるでしょう。
働き方改革や、多様性の推進に伴い、よく聞かれるようになったアンコンシャスバイアスという概念。誰もが無意識のうちバイアスを持っています。存在の認知はされながら、実は自分には当てはまらないと考える人が非常に多いのが問題です。理屈では説明できないバイアスの事例を交えて説明します。
渋沢栄一の著書が、脚光を浴びるようになっていますが、論語と算盤については、今の日本人に強烈なメッセージを送っている本であると言えるでしょう。道徳的な素地、人格の修養ができていない日本人が、このまま衰退に向かわないために必要な考え方、警告を本書から抜粋し、まとめて示します。
強烈な自己を持って自分の人生を貫いている人に、つまらない人間はいません。過去現在、自分の人生を生きて名を残してきた人は例外なく強烈な自己を持っています。だからこそ多くの人が惹かれる、尊敬する存在なのです。つまらない人間の特徴とともに、やるべきことを示します。
相手を思いやるということは、今の時代簡単ではありません。複雑化した組織では人間関係が希薄化し、利用できるかどうか道具のように考える傾向があります。反対に、家族などになると、エンパシーによる感情移入が激しく、客観性のある判断ができなくなる危険があります。ちょうど良い共感力を身につけることが必要です。
パラダイムシフトは世代交代でしか達成されません。50年、100年単位で変わっていく考え方こそがパラダイムシフトです。そんなスパンでの変化を考えると見えてくる、現在進行形の変化について解説します。ポイントは他人の価値観にしがみつく忖度文化から自分発進の文化への転換です。
自分の勤めている会社には嫌な奴ばかりだと感じている人は少なくありません。マックスヴェーバーの支配に関する三類型(人が服従する動機)を参考に、人が支配に従う理由、そして、なぜ会社にいる人は嫌な奴ばかりなのかを解説します。ポイントは、規則やルールといった合法性に頼り過ぎた支配体制です。
直接人から文句を言われたり批判されたりするのは辛いかもしれません。しかしよく考えれば、間接的に第三者から言われたり、陰口が漏れ伝わったりする方がよほどか嫌な思いにならないでしょうか。今の時代、直接文句を言われる人、言われやすい人である方が色々な場面で得をします。
北条泰時の政治から学ぶ人がついてくる条件、リーダーの資質について解説します。承久の乱という前代未聞の戦いにおける決断、御成敗式目を制定して、権威のない北条氏が法律の力で世の中を治めたこと、そして徹底的な無私無欲と考えさせられる学びが多くある人です。
稲盛和夫さんの著書「心。」を紹介します。人生のあらゆる出来事は自分の心が引き寄せたものであるとする本書で伝えられているポイントと、おすすめする理由を解説します。稲盛さんの著書は数多くありますので、関心を持った人はどれから読めばいいのかわからないかもしれません。代表的な本との比較も行います。
出世する人の特徴を考えたときに、ネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。しかし、時代の変化とともに「出世」の意味やあり方も変わっていることに注目するべきです。大きな組織で忖度や立ち回りのうまさに頼らなくても、小規模でも個人でも大いに世に出ることができる時代です。
素直な人は伸びると言われます。確かにその通りなのですが、大きな落とし穴もあります。誰から構わずどんな意見でも真摯に受け止めてよいわけではありません。素直な人とはどのような人か、マイナスの方向に向いてしまう素直さの落とし穴、そして素直に聞く前に身につけるべき重要な視点を紹介します。
器の大きさとは何か、主観的に測ることはできないため解釈も曖昧になりがちですが、人格形成にとどまらず、幸福感のある人生を送るのに大変重要な要素であると言えます。ポイントは、不安、恐怖、怒りといったマイナスの感情をどれだけ許容できるかです。器の大きな人になるためにやるべきこととともに解説します。
真田幸村が時代を超えて人気を博している理由は何でしょうか。敵からも日本一の兵と賞賛された背景、そして、大坂の陣で、寄せ集めの兵を結束させ、勝つ見込みのない戦いで、徳川家康をギリギリまで追い詰めることができた理由、さらにリーダーとして真田幸村から学べる大切なことを考察、解説します。
バーニー・サンダースの人生と成果を自伝をもとに振り返ります。無所属でバーリントン市長として、そして唯一の連邦議員としてどのように政策を実現していったのか、そして一貫した経済的公正、弱者視点での主張はいかにして作られ、貫かれたのか、大事を成すための考え方や行動には学ぶべき点が大変多く含まれています。
有事のリーダーシップと平時のリーダーシップは異なります。決断力、統率力が求められるのは当然ですが、それができるためには、現場感覚、一段高い視点、信念・使命感という3つのリーダーの資質を持っていることが必要です。過去の有事の事例、そしてコロナ対策における日本の対応などを例に考察します。
江戸時代末期の思想家、兵学者である佐久間象山の人生をとりあげます。福沢諭吉も佐久間象山の書から学び、影響を受けたと言えます。いち早く近代化の必要性を認識した佐久間象山の人生は、才能と信念に溢れた非常に興味深いものです。すごさのポイントと、失敗の本質についても考察します。
土方歳三の生き方は多くの人を惹きつけます。幕末という激動の時代を生き、新選組という荒くれ者の集団を率いたリーダーとしての土方歳三のすごさを解説します。人気の背景にはイケメンで、強かったということもありますが、真髄は、武士としての生き様を貫くという強固な信念と人格にあります。
大成功を収めた人が人生を転落させた事例を見ることで、失敗の本質について学べる一冊の本を紹介します。成功を収める過程は人それぞれですが、失敗をするときは、似たような形になることが少なくありません。先人の失敗から学ぶことは大変意義があります。どのように成功を収めどのように財産を失い、そして何を残したのかが記されています。
リーダーシップとは何か、今の世の中、なぜこんなに尊敬できるリーダーがいないのか、10年間考え続け、実践してきた経験を踏まえ、古今東西のリーダーシップ論、偉大なリーダーの考え方から学ぶ究極のリーダーシップ論を紹介します。
MBAの授業で最も人気を博したことでも知られる最新のリーダー論、オーセンティックリーダーシップ(自分らしいリーダーシップ)について解説します。今の時代に必要な考え方が詰まっています。論文を参考に、身につけるためにやるべきこと、落とし穴や注意点を踏まえて説明します。
何十年もの間、世界中で読まれているハーバードビジネスレビューの論文の中から選りすぐりのリーダーシップ論10論文が1冊にまとまっています。本書をお勧めする理由と本書で絶対に押さえておきたいポイントを絞って紹介しています。論文の著者は、世界的に有名なリーダーシップ論の著者ばかりです。
尊敬できない上司は、間違った厳しさで指導するケースが多いです。部下の成長には厳しさが必要だとする言葉を金科玉条として自分よがりの行為を正当化しています。愛のムチは誰もが扱えるような簡単なものではなく、器量が必要なものです。これから上司、リーダーになる人への指針となれば幸いです。
中国史上最も安定して理想的な時代を築いたと評される唐代の太宗から学ぶリーダの要諦を紹介します。貞観政要には太宗と家臣の問答がまとめられており、1400年が経過した現在でも多くの経営者やリーダーによって読まれています。そんな貞観政要のポイントを抽出してリーダーに必要な条件を解説します。
時代を超える超ロングセラー、D・カーネギーの「道は開ける」。人が不安に打ち勝つための方法を、膨大な人の実体験をもとに導かれています。要約とレビュー、お勧めする理由を書いています。本書は長編で手に取りにくいかもしれませんが、前半部分まで読めば、核心の99%をカバーしていると感じます。
コミュニケーションが苦手だと言う人は、能力改善のために、テクニカルな方法に解を求めがちです。確かに簡単な心がけ次第で改善するものもありますが、コミュニケーションの土台は自分の信念です。それが欠如していることで大きなすれ違いが生じて大問題になったGEのケースをもとに、自分自身との対話の大切さを紹介します。
ダメな上司は、部下の意欲を下げ、組織に大きな悪影響を及ぼします。リーダーの一言は想像以上に、組織にいい影響も悪い影響も与えます。ダメな上司の特徴を、優れたリーダーが持つ5つの資質と比較して解説します。デキるリーダーが持つこれらの資質は、自らの意欲を高め、周りの意欲も高める効果を助長します。
名経営者であり名政治家である上杉鷹山は後世の多くの偉人たちに影響を与えた真のリーダーです。鷹山がなぜこれほど高邁な人間になれたのか背景を探り、実際に行った施策を紹介し、困難を乗り越えることのできたリーダーシップの本質、鷹山の人格の真髄について考察します。
私自身の失敗、成功体験を踏まえて、人生の勝負所で勇気を出す方法を紹介します。重要な順に6つ、具体的な考え方や方法を書いています。勇気を出して行動を起こすことは、自分の人生を豊かにするための大切なプロセスです。肝心なときに、周りや常識に流されない自分を作りましょう。
第二次世界大戦の日本軍の失敗を、経営学的見地から分析することで、日本に共通する組織的課題を考察した原書「失敗の本質」から、現代経営に通じるエッセンスを取り出し、現代企業の事例を交えてわかりやすく解説された良書です。時代の過渡期にある今こそ読んでおくべき内容です。
聖徳太子が作った十七条の憲法、中でも第一条の「和をもって尊しとなす」という一文はよく引用され、日本人の特性であるかのように語られます。和をもって尊しとは、仲良くして議論を避けよう!と言っているのではありません。むしろ、議論を大いにしていく中で事を成すことができると説いています。
乃木希典から日本人が忘れているリーダーの資質を学び取ることができます。乃木のリーダーとしての真髄は、無私無欲、覚悟、誠意(思いやり)に集約されると思います。評価も分かれることが多い人ですが、そんな乃木大将の生涯とエピソードを紹介しながら、リーダー像を考察していきます。
普段忙しく生活していると、なかなか気が回らない食生活の改善。長年の食生活の影響は後々に身体に影響を及ぼします。人生の勝負所で踏ん張れる身体がないと悔やんでも悔やみきれません。食に関する圧倒的な気づきをもたらしてくれる映画を紹介します。食の意識改革をするのに大変良い機会となります。
日本人にはあまり馴染みがないですが、歴史上に大変大きな影響を残したフランスの元大統領シャルルドゴールは知っておくべき人物です。真のリーダーとは何かを考える上で重要な示唆を与えてくれます。シャルルドゴールの功績、生き方を学ぶと、日本の弱点や有事への対応を考えさせられます。
上下関係が暴走している昨今多くの人が悩みを抱えています。後輩が言うことを聞くのは当然と思っている先輩、部下を自分の「駒」だと思っている上司は非常に多いように思います。今回は部下や後輩への指導で大切なことを紹介します。責任を持って面倒を見る人がするのが本当の指導です。
バリ島に住む日本人大富豪、アニキの教えを綴った本です。成功するための教えであり、正しい生き方を説く教えでもあります。今の日本人に足りないことを考えさせられる素晴らしい内容になっています。
独自の育成制度で、一流の職人を育てる中小企業があります。働き方改革に逆行しているようで、人がついてくる仕組みを持っています。ポイントは強力なリーダーと明確なゴールです。
「仕組み化」を重視し導入する会社は多いですが、上司がしっかり動くための仕組みは意外と足りません。事実、どの組織にも働かない、非効率な年配社員が増えており給料泥棒と揶揄されています。現状を打破するには、どんな人でも動くようになる、ダメな上司を動かす仕組み作りこそが必要です。
1万円札はずっと福沢諭吉でした。福沢諭吉の何がすごいのか、功績を簡単にまとめてみました。福沢諭吉の人柄、時代背景、そして代表的著書である学問のすヽめと文明論之概略について、何がすごいのかを解説します。
経営者の人間力が会社の経営に大きく影響しています。私が銀行員時代実際に会った経営者の方の考え方とサラリーマンの考え方との決定的な違いを交えて紹介します。考え方の違いは圧倒的な人間力の違いになります。
今なお多くのリーダーの指針となっている山本五十六の言葉。批判もありますが、日本の運命を担う大事な場面で多くの人を引きつけたリーダーであることは事実です。今過渡期にある日本において必要とされる真のリーダー像を考えます。
稀代の名経営者、稲盛和夫さんの名著「考え方」。人生の指針となる考え方について稲盛さんの経験から導かれた教訓を紹介されています。人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力。素晴らしい本ですのでおすすめです。