自分の限界を安易に決めないこと
こんにちは!Jimmyです。
自分の限界を簡単に決めてはいけないと言われることがあります。
絶対にできないと思った時点で、それ以上のことはできなくなるからです。
自分から、自分の可能性をつぶしてはいけない。
必ずできると思ってやるからこそ、道は開けるものです。
このようなことは、自分では理解しているつもりが、無意識のうちに、できる限界点を決めつけていることも多いものです。
今回は、改めて「自分の限界を安易に決めつけない」とはどういうことなのかを考える機会にします。
無意識の限界設定に気付かされる
驚きの実績
東洋経済オンラインのある記事が目に留まりました。
『会社員を続け「米ビルボード1位」叶えた男の信念』という見出しになっていました。
日本在住の会社員が、アメリカの有名ラッパーの楽曲制作に参加し、アメリカの音楽チャートで1位になったという事実が取り上げられていました。
現実離れしているように思えたため、何かの誇張表現なのかと、最初はそう思いました。
しかし、なぜそんなことができたのか、記事を読んでいくと驚きの事実が明かされていました。
この方、作曲をはじめたのはなんと数年前からで、譜面も読めない、英語も話せないそうです。
インスタグラムのダイレクトメッセージを利用して、自分が作った楽曲を、提携の申し入れとともに送っていたそうです。
ちなみに、メッセージはGoogle翻訳にて英文を作っていたということです。
出てくる言い訳の背景
ここまで読んだところで、にわかには信じられないという思いになりました。
送られたメッセージは本当に読まれて、チャンスが与えられ、それをものにした。
これは紛れもない事実です。
それでも、この挑戦は、他の人には真似できない奇跡のようなものだという印象を持ったのが正直なところです。
つまり、いくらGoogle翻訳があって、英語で直接メッセージを送ったところで、相手にされるようなことはほぼない、
雲をつかむような話に、每日時間を費やすわけにはいかないと考えてしまうのです。
成功した実例を目の前にしても、このように考えてしまいます。
この根底には、作曲活動を始めて数年、実績もない人が、ヒット曲を作れるわけはないという考えがあります。
客観的に見て、そのような経歴の人であれば、アメリカどころか、国内であろうと人に感動を与えるような音楽にはなりえないと、勝手に限界点を設定しながら考えてしまいます。
これは、自分の立場で物事を考えるときでも同じです。
困難な挑戦の際には、無意識のうちに、限界を自ら設定しているように思います。
それは、これまで得てきた「常識」という感覚が大きく影響します。
もちろん、目指すべきところは高く設定し、そこまでのプロセスも描きます。
だからこそ、スタートしてすぐの時点で、大それたことができるかと問われれば、どうしても難しいと考えてしまうのかもしれません。
今回の東洋経済オンラインの記事を見て、私自身、自分が無意識のうちに自分の限界を設定していたことを痛感しました。
私の場合、サラリーマンをやめるまでは、ブログなどの記事を書いたこともなく、文章や伝える力には自信がありませんでした。
それでも、自らの信念をもとに、伝えるということを始めたのですが、
人に伝わるまでには時間がかかるのは致し方ないと決めつけていた節はあります。
本当に自信があれば、書籍化することや、記事中の作曲家の方のように、直接影響力のある第一人者に売り込みにいくこともできたはずなのです。
それをしなかったのは、無意識のうちに、まだ自分はそのレベルにはないと、自分の現時点での限界を決めつけていたということになります。
それだけにとどまらず、時間やお金、人脈についても、すぐにできない言い訳にしていたのだと振り返って思います。
自分の実力を客観的に見ることは重要ですが、一方で、いくら客観的に見ても、100%の判断など誰にもできないということも事実でしょう。
現に、その道の第一人者が難しいと発言していたことを、やってのけてしまうような新たなチャレンジャーはいつの時代にも必ずいます。
できない理由よりどうしたらできるかを考える
記事中の作曲家の方も、自分自身で「できる」と強く思うことができたから、継続して努力することができたのでしょう。
この方の、当時の状況を考えれば、「できない」理由はいくらでもありそうです。
経験が少ない、譜面が読めない、英語ができない、人脈がない、資金がない、ピアノが弾けない、練習する時間がない、、etc
それでも、できない理由を前に諦めることなく、愚直に自分の可能性と向き合い、どうすればできるのかを考え実行し続けた結果、今があるわけです。
この挑戦を、当時聞いていた人のうち、何人が達成できると考えたでしょうか。
おそらく、限りなくゼロに近かったのではないかと想像します。
時間がない、お金がない、境遇がよくない、才能がない。
このあたりの理由は、まず一番に出てくる項目でしょう。
時間も、お金も、人脈も、才能も、やろうとする意志の前では言い訳に過ぎないことを強く思い知らされました。
自分の限界を決めてはいけないと思っていても、知らず知らずのうちに、周りの常識に倣い、決めている人は少なくないかもしれません。
今一度、限界という概念を考え直す必要があるのではないでしょうか。
自分への戒めを込めて、今回は記事にしてみました。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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