要注意!思考停止につながる発言

効果抜群!声に出すこと

こんにちは!Jimmyです。

言葉として発するということは、大きな効果があります。

マイナスの言葉を使わないようにするべきという教えは、過去から多くあります。

古くは、「言霊」という言葉がある通り、発せられたことが実現する力が備わっていると考えられてきました。

今では、脳科学的に、言葉の力を解説されている書籍も目立つようになりました。

 

以前、「引き寄せの法則」という考え方が流行った時期がありました。

ポジティブの望ましい状態の言葉を多く発することで、私たちの記憶に影響を与えます。

その記憶が、私たちの認識に影響を与え、行動に変化をもたらすことになります。

結果、言った言葉が実現する方向へ近付くということになりますが、様々な実験からも説得力があると言えるでしょう。

 

心理学者の、ジョン・バルフ氏らによる実験では、ある学生グループを2つにわけ、いくつかの単語を示しました。

一つのグループには、関連性のない単語を提示。

もう一方には、高齢者を思い起こさせる言葉(忘れっぽい等)ばかりを並べました。

すると、後者のグループの学生は、直後の歩くスピードが、前者のグループよりも遅くなったそうです。

無意識のうちに、私たちは言葉の影響を受けている一つの例であると考えられます。

思考停止につながる発言には要注意

言葉の力を念頭に置いたところで、思考停止につながる注意すべき発言を考えます。

これが普通・常識だからという言葉

組織の慣習や、長い間広く受け入れられてきたことなどに対して、「普通・常識」という言葉を使うことが多々あります。

統計的な実験結果は持ち合わせておりませんが、このような言葉を多用する人ほど、考えずに既存のやり方を受け入れる人が多いように感じます。

「普通、常識」と言うことで、それ以上考えること、疑うことをストップさせようとしているのでしょう。

また、自分の発言に正当性を付与しているとも言えます。

 

この言葉により、異論を邪道としてひとくくりにできるため便利ではあります。

一方、旧識を無批判に受け入れることの危険性は、今では多くの人が認識しているとおりです。

面倒でも、「これが普通だ、常識だ」という言葉を使わず、理由を考え、発言するべきでしょう。

 

伝統も同様です。

伝統だからありがたいものだと言っていては、それ以上伝統の意味を考えることもないでしょう。

 

「普通だよ、常識だから」という言葉はできる限り使わず、説明しようとする意識が大切です。

そうしているうちに、その慣習が、今では通じないということに気づくこともあるはずです。

 

「どういうところが常識なんですか?」

「本当にそれが普通なんですか?」

と聞かれると、怒る人もいます。

それこそ、上手く返答できない、つまり考えていない焦りの感情の表れと見ることもできます。

思考停止している可能性が高いのですが、普段から「普通・常識」という言葉には注意が必要です。

 

仕方がないという言葉

これも随分便利な言葉です。

本意ではないけれど、本来別の方法が望ましいけれど、甘んじて劣後した方法、考えを受け入れる。

このような意味合いで使われます。

本来の望ましい方向へ持っていくためにはどうすればよいか、という思考を放棄する正当性を与える言葉と言えます。

 

「上から言われたら仕方がない」、

「時間がないから仕方がない」、

「こうなってしまっては仕方がない」。

よく使われる言葉だと思います。

 

この言葉を多用していると、仕方がない状況でなくても、無思考に「仕方がない」で片付けてしまうことになります。

組織の上から言われたことは、何も考えずに受け入れ下に伝える。

その時に、下から疑問の声が上がったとしても、考えずに「上の命令なのだから仕方がない」と答える人は多いでしょう。

 

何らかの対策、仕方を考えることなく、仕方がないと言っているのです。

これも、無意識的にでも、自身に対して考える必要はないと暗示をかけているようなものでしょう。

口癖のようになっている場合、注意が必要です。

 

大きな声を出していると思考ができない

体育会系の部活動や、軍隊、自衛隊などでは、声出しというものがあります。

大きな声を張り上げることは、高揚感を伴います。

そして、一体感も同時に醸成する効果があると言えます。

言葉の効果とあわせて、強力なセットです。

 

そのため、ある意味強い統制が必要な組織では、このような大きな声出しが行われる傾向にあると思われます。

軍隊などはもちろんですが、会社組織でも同様の傾向は見られます。

会社の理念などを、全員で声に出して読むことを習慣にしている例も少くありません。

 

何しろ、大きな声を出し、高揚感があるときには、人は深く思考することはできません。

大きな声により、雑多な思考を断ち切る、迷いを吹っ切る効果を実感している人もいることでしょう。

その効果を狙って、声を出させているという側面もあるかもしれないとよく思います。

 

自分にとってプラスになる言葉であればよいのですが、そればかりとは限りません。

一度、冷静な時にしっかり考えてみる必要があります。

集団で行う大きな声による声出しは、意味を十分に理解してこそ、有意義なものとなります。

無思考に統制されることにはならないよう、注意したいものです。

 

まとめ

言葉の力が、認識されるようになってきています。

マイナスの言葉を使わないようにすることを意識している人は少くありません。

一方、マイナスに見えなくても、マイナスの効果を呼びかねない言葉にも注意が必要です。

それが、今回紹介した、思考停止を招く言葉です。

 

「普通・常識」、「仕方がない」という言葉は、できる限り使わないほうがよいでしょう。

大きな声出し(特に集団によるもの)は、高揚感を伴い大きな力にもなります。

 

一方、大きな声を張り上げている間は、深い思考ができません。

無思考に統制されることのないよう、意味を冷静に考える時間も必要です。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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