守破離の考え方をビジネスでも人生全般でも活かすための心構え

こんにちは!Jimmyです。

守破離(しゅはり)という言葉があります。

茶道などの芸術、剣道などの武道の修行における段階を表した言葉ですが、

短く、わかりやすく、的確に成長の段階を言い表しているため、今でもよく使われます。

 

 師匠や流派の教え、やり方を忠実に守り、確実にそれを身につける段階。
 流派にこだわらず、時には既存のやり方を否定し、よりよいものを取り入れ、自分にあったやり方を発展させる段階。
 師匠や流派から離れて、独自の新しいやり方を生み出し、確立させる段階。

 

芸術、武道にとどまらず、現代ではビジネスの場でも、人生全般としても、この守破離の考え方で捉えることも少なくありません。

 

一方、端的だからこそ、具体的に考えると、どうすればよいのかわからなくなるということもあります。

今回は、成長の過程における守破離をどのように捉えていくべきか、具体的に実践するための考え方を紹介します。

一つの参考意見として見ていただければと思います。

やはり重要なのは基礎「守」

まず、大前提になりますが、守破離を考えるときに、必ず言われる重要なこと、それは「守」の大切さです。

一番時間を要する大事な部分です。

これを疎かにすれば、何にもならないということです。

 

実在するあらゆる分野の第一人者から、スラムダンクの安西先生まで、とにかく基礎が大事だと言う声をあげればきりがないほどです。

 

実際に、嫌というほど聞いている人が多いかと思いますので多くは割きませんが、

時間をかけてでも忠実に身につけるべきなのが、この「守」の段階であることは忘れるべきではありません。

具体的に考えにくい?守破離の段階別行動

概念としては、非常に端的に、そして的を得た表現で、私自身も気に入っている守破離という言葉ですが、

実際に、現代を生きる私達の仕事の場で考えると、意外と分かりづらいという側面もあると思います。

 

  • どこまで「守」に徹するのか?どうすれば基礎が完了になるのか?
  • 「破」は、なにをもって「破」になるのか、ルールを破ったら怒られてしまう!
  • 「離」はあまり想像がつかない?仙人の領域?

 

いろいろ疑問が湧くと思います。

たしかに、空手などの武道であればわかりやすいかもしれませんが、現代の仕事の場で考えると、若干わかりにくくなります。

 

解釈によっては、途端に視野が狭くなり、スケールダウンしているような具体例も存在します。

組織にいて、先輩の営業手法や何かの管理手法を学んで、同じようにできるようになったら、自分のやり方を見つけていこう。

たしかに、そのような「守」と「破」、「離」に関する見方もできますが、あまりにもスケールが小さくなりすぎているようにも思います。

 

今自分は、何について守破離の成長路線を歩くべきで、どの段階にいるのか。

もう少し指針となるものが必要かもしれません。

守破離を考える指針、重く捉えすぎていないか?

守破離

守破離が、武道の道、芸の道から来た言葉だからでしょうか。

大変厳しいイメージもあるかもしれません。

先ほどのように、スケールを小さく小さく考えてもあまり意味がありませんが、一生をかけて上がっていくような階段というわけでもないと思います。

重く捉えすぎる必要はありません。

 

基礎にはいつでも立ち戻ってよい!

守破離という段階はあるものの、基礎は都度都度振り返るべきもので、

特に迷ったときには基礎に立ち返るべきでしょう。

ですから、守破離の「破」や「離」の段階であっても、いつでも基礎に立ち返って考えることは必要なことです。

立ち止まっていては、まだまだ「守」の段階から先に進めないというわけではありません。

 

「守」の期間をまずは3年と考えてみる

大きな組織などにいると、自分はいつまでたっても「守」から抜け出せないような気持ちになるかもしれませんが、一つの目安は3年ではないでしょうか。

石の上にも三年という言葉があります。

 

具体的な技術の話になれば、うなぎの調理においては、

串打ち三年、(焼きは一生)」という言葉はよく知られているところでしょう。

 

プロの料理人になるために、最近では調理師学校で一通りの基礎は身につけた後で現場に行くことになる人も多いようですが、それでも数年間の下積みはあるようです。

ただ、昔に比べると、下積みの時間は短くなっているのではないかと思います。

 

芸人の世界でも、昔は、特定の師匠の弟子になり、身の回りのお世話をしながら芸を覚えるというやり方が基本だったようです。

そんな中、吉本興業で養成所が作られて、お笑いの基本を学ぶ学校ができたわけですが、

効率よく学んで、デビューから数年で売れて(中には1年程度で売れる人も)、実践を重ねながら自分の芸風を確立していく人も見られるようになりました。

 

週に1、2回、数時間のペースで武道をやっていては、何年経っても「守」のままですが、

毎日、一日のほとんどの時間を費やし取り組んだのであれば、3年経てば大きな変化が見られることでしょう。

 

守破離のサイクルを回すとすれば、このように3年のスパンで考えてみると一つの目安になるでしょう。

 

もとの教えも100点満点はない!

人間によるものですから、どんなやり方にも完璧な100点満点の手法は存在しません。

ですから、「守」の段階で、何かがおかしいと気づく、疑問に思うことが多いでしょう。

それが「破」につながっていく原動力となります。

 

時代も変わるため、どこかで変化の必要も出てくることでしょう。

 

3年〜5年ほど必死にやってみると、多くの疑問が湧き、こうあるべきではないかという考えが形成されるはずです。

そこで変化を自分から起こしていく、「破」を考えていくことが重要であると思います。

守破離は自己実現と満足感のステップそのもの!

守破離

仕事においても、守破離を意識するべきだと考える理由の一つは、

守破離の成長ステップは、自己実現と満足感のステップそのものであると思うからです。

 

「守」が一番重要で、時間もかかりますが、一番つまらない、あるいは辛い時間であることも確かです。

 

「破」の段階、すなわち自分に合ったやり方を考え、違うやり方を試して取り入れていく段階になると、徐々に楽しさや自分の存在意義についても考えが及ぶようになるでしょう。

自分で考える、動く、決めるからこその変化です。

 

「離」の段階になれば、完全に自分の道を確立する段階です。その道の第一人者としての責任感、達成感も大きくなることでしょう。

同時に自分の使命や生きがいも形成できる段階と言えます。

特定の、所属する組織の力を借りなくても、個人としての力と魅力で、世の中を渡り歩いていけるわけですから、

まさに一つの自己実現が達成されたという満足感に包まれるでしょう。

守破離の成長ステップを踏めない組織の問題

守破離

時代の変化もあり、一定ではありませんが、守破離のサイクルを7年から10年ほどで回していくことも不可能ではないはずです。

そうすると、当然、最後の「離」を実行する必要があるのですが、ここまで踏み切れる人はあまり多くはないようです。

 

そこまで踏み込ませないような空気を醸成している組織もあるのではないかと思います。

本来、自己実現、幸福感に向けて、守破離の成長ステップをサイクルとして回していきたいところですが、それを阻止する組織の問題を以下に示します。

 

「守」が強すぎる

本来、守破離の成長ステップは、7年程度で回していけるものだと思います。

(もちろん、その時間はとことん集中して、効果的に打ち込んだ場合。)

 

先ほども述べたように、「破」、「離」の段階にあって行き詰まったり失敗したりすれば、いつでも基礎に戻って考えればよく、またそうあるべきです。

 

ただ、組織に所属していると、どうも「守」の意識が強く醸成されていることに気づきます。

 

「お前なんて未熟だ、まだまだこんなに失敗する、できないこともあるのに偉そうなことを言うべきではない」

といつも言われているようです。

 

なんでもできて、知っていて、失敗しないからプロなのではなく、

責任を負い、全うし、更に良いものを目指す意識を持っているからこそのプロです。

人間ですから、挑戦すればプロでも失敗はします。

 

しかし、日本の組織では、どうやらそういう意識は低く、失敗することは一人前ではないことと同義に捉えられることも少なくありません。

失敗を悪とし、変わったことをさせたがらない上司が多いことも日本組織の特徴かもしれません。

「破」に進もうとする人が評価されにくいということです。

 

いつまでたっても、「守」を要求する組織という問題です。

 

破らせないから変化も起きない

方針としては聞こえのいいことは言われます。

創造性を発揮しよう、個人個人が主体的に考えよう、個性を十分に発揮できる組織、イノベーションを推進しよう、、などなど。

 

しかし、現実には「守」だけを徹底させて、「破」らせない現状が多くあります。

つまり、守破離の「破」も「離」を抑えて、なお、我が社ではイノベーションが起きない起きないと言っているわけです。

 

起きるはずがありません。

 

「守」だけで「破」がなければ「革新」もない。

日本語の漢字にしてみるとよりわかりやすいと思います。

 

実際問題として、「守」を強くせざるを得ないような、外的要因も日本にはあります。

そのため、組織として変わることは簡単ではないのですが、個人としては守破離のステップを諦めるわけにはいきません。

何しろ、自己実現のステップそのものなのですから。

 

「守」だけがはびこる組織にいると思ったら、環境を変えるという選択をいつ実行するか、この視点をいつも持って考えるべきです。

さらに「離」まで見通せば、当然、同じ組織にずっといるのではなく、組織から離れることを前提に考えることが自然であると言えます。

 

成長ステップではなく衰退ステップ

守破離という成長のステップを踏むこと、そしてその成長をサイクルとして回すこと。

これが幸福感のある自分の人生を送る上で大変大きな武器になるはずです。

 

一方、注意しなければならないのは、長年多くの労力を費やしているのに、「守」の段階にずっと居続けることは、現状維持ではなく衰退を招くということです。

 

本来、「守」を続けていれば、疑問が湧き、違和感を覚えます。

変えなければいけない、もっとこうしたいという思いが自然と出てくるはずです。

 

それを実行せず、封じ込めていると、気づくこと自体が減っていきます。

そんな環境に慣れると、最終的に思考停止状態になり、既存のルールや、権威にしがみつく人間の完成と相成ります。

 

「守破離」の自己実現ステップではなく、「守慣停」の衰退ステップを行くことになります。

 

笑い事ではない現実問題として、このようなステップを進む人がどれだけ多くいるでしょうか。

正解は周りを見渡せばすぐにわかります。

まとめ

守破離の成長ステップについて考えてみました。

武道や、芸術に限らず、ビジネスにも、人生全般においても通じる法則であると思います。

何事も、まずは基本を守ること、基礎に忠実であることが一番大事であり時間もかかります。

 

これに異論はありませんが、現実問題として、日本の多くの組織では、守破離の「守」に重きを置きすぎていて、

「破」らせない現状は、イノベーションや変化を阻害する大きな問題になっているように思います。

 

本来、本気で打ち込めば、石の上にも三年、3年や5年ほどで、「守」の段階から「破」の段階へと進むことができるはずです。

 

さらに、組織を離れることも含めて、独自のやり方を確立する「離」の段階こそ自己実現であり、

守破離の成長ステップは、自己実現のステップにもぴったり重なります。

 

幸福感のある自分の人生のためにも、守破離のサイクルをしっかり意識して回していくことが重要ではないかと思います。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

自己の成長や、人生の重要な考え方について、関連する以下の記事も是非参考にしてみてください。

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