「とりあえずビール」は好きな人だけで、人に強要しない、されない!

好きなものを飲むのは当たり前

こんにちは!Jimmyです。

会社の飲み会で、知らないうちにビールが運ばれてきた経験はありませんか?

 

「とりあえずビール」という言葉が一般に浸透しているように、最初の一杯はビールという人も少なくないということでしょう。

みんなビールであれば、注文も簡単にすみます。

 

しかし、お酒が飲めない人もいれば、ビールが嫌いな人もいます。

「カシス〇〇」や「生搾り△△サワー」を飲みたい人もいます。

 

飲み会なのに、飲みたいものを飲むという当たり前のことが出来ずに嫌な思いをしているのは、恐らく日本人だけでしょう。

 

ちなみに私は、ビールが大好きなので、一杯目は好んでビールです。

一方で、ビールが嫌いで、他の飲み物を慌てて注文して申し訳なさそうにしていたり、我慢してビールを飲んだりする人も見てきました。

その度に、堂々と好きなものを飲めばいいじゃないかと思うのですが、

今回はこの「とりあえずビール」について考えてみようと思います。

なぜ「とりあえずビール」なのか

とりあえずビールを注文する理由は、大きく分けて4種類です。

①ビールを飲みたいから
②考えるのが面倒だから
③すぐに出てきて乾杯がスムーズだから
④乾杯はビールでするものだと教えられたから

③④はいかにも日本人らしい考え方です。

 

他の飲み物を注文すると、注文にも時間がかかりますし、出来上がって運ばれてくるまでの時間もビールに比べ長くなります。

他の人を待たせたくないから、ビールを注文してしまうようです。

また、一部ですが、ビール以外で乾杯することを快く思わない人もいるようです。

どんな時も、周りのことを考えることができるのは日本人の良いところだと思いますが、飲むものまで周りに気を使って決める必要は無いのでは、と思ってしまいます。

年配の人でも一杯目から違うものを注文している

年配の人と飲むときは、「一杯目はビールを注文するべきかどうか迷う」という人もいるようです。

しかし、今の時代の年配の人で、そんな考えを持っている人は少数派です。

 

ビールが大量に消費されるようになったのは、日本では戦後になってからのようです。

当時、他のアルコール類といえば、日本酒、焼酎、ウィスキーくらいであったと思われます。

「とりあえずビール」はその頃に浸透した言葉です。

 

今の時代、アルコール類は非常に種類が豊富です。

カクテルやサワー類のメニューだけで、数ページもある居酒屋もあります。

 

若者を中心にビール離れが進んでいるとよく言われますが、年配のおじさんが皆好んで一杯目にビールを飲むわけではありません。

私は、サラリーマン時代、年配の方と飲む機会は大変多かったのですが、個人で注文する様子を見ていると、一杯目から焼酎や酎ハイを飲む人も少なくありませんでした。

 

ビールは腹にすぐにたまるから、という理由で注文しない人も多かったように思います。

また、医者から止められたり健康上の理由により、ビールは飲まないようにしているという人も何人も見てきました。

 

年配の方であっても、大多数の人が、乾杯でビールを飲むことを当たり前だと思っていません。

乾杯はビールだろうと言ってくる先輩社員が稀にいるかもしれませんが、正しい考え方ではありません。

ごく一部の人だけが主張しているだけです。

そんなに乾杯が大事ならピッチャーか瓶で

唯一、例外なのは、宴会などのときです。

人数が多ければ、一人一人注文を聞いていては時間がかかりますし、ビールに比べて他の飲み物は作るのに時間がかかります。

 

乾杯までの間伸びは、誰にとっても心地よいものではありません。

宴会の幹事などをやっていて、みんなビールだったら楽なのにと思ったことがある人もいるでしょう。

 

しかし、私が幹事をしていて思うのは、

「そんなに乾杯が大事なら、ピッチャーのビールか、瓶ビールとグラスを先に注文しておけばいいのに」ということです。

飲みたくない人は、小さいグラスに少し入れて乾杯すればよいだけです。

一緒にウーロン茶のデキャンタもあるとよいでしょう。

 

ビールを飲みたい人は一定数はいますから、乾杯後はそういう人たちだけで空けてくれます。

「幹事や周りのことを考えろよ!」と言う人がいるかもしれませんが、そんなに乾杯を重要視し、間伸びを嫌うのであれば、事前に準備しておけば簡単に解決する話です。

 

ビール嫌いな人が、その「間」のためにビールを注文する必要はありません。

人数が多い飲み会であれば、事前にそのような手配をし、人数が少なければ、少々の時間待てばよいのではと思います。

気を使う飲み会なんて接待だけで十分

若者が飲み会に行く頻度が、昔と比べて減ったということが話題になることがあります。

実際には、飲み会に行く若者は減っていません。

職場の飲み会に行く若者が減っただけです。

 

全く気を使わないのもよくありませんが、あれこれ考えなければならないような飲み会に、好んで参加する人はいません。

それだけ、職場の飲み会は面倒だと感じている人が多いのでしょう。

 

四六時中気を使いながらお酒を飲むのは仕事の時、つまり接待だけで十分です。

 

今回は「とりあえずビール」を採り上げて職場の飲み会を考えてみましたが、

「とりあえずビール」を強要するような人は、他にもたくさん面倒なことを言う可能性が高いでしょう。

 

お酒は楽しく飲むもの。

過度に人に気を使わせたり、使ったりするのはあまりよいこととは言えません。

 

確かに、「飲み会」に参加したとして、

周りが立て続けに、「烏龍茶」、「オレンジジュース」、「コーラ」とソフトドリンクばかりを注文し始めたら若干興ざめする気持ちはわかります。

しかし、飲めない人やお酒が嫌いな人からしてみれば普通のことです。

 

先般、居酒屋にいたときに、横で学生さんらしい30人くらいの団体が宴会をしていました。

ドリンクがなくなったら各々追加注文をしていたのですが、ほとんどお酒類の注文がありませんでした。

ジュース、烏龍茶、コーラばかりです。

 

そのためもあってか、大人数の宴会だったにも関わらず、思っていたよりも騒がしくないのに驚きました。

わいわい騒ぐことなく、冷静に就活の話や、日韓関係の話をしていました。

時間が経つと幹事さんが場を仕切って、席替えを提案し、速やかに移動していました。

飲み会という位置付けだと思われますので、もちろん楽しそうな雰囲気にはなっていました。

 

感心しながら見ていましたが、同時に自分自身も30代にして古い考え方を持っていたのだと気づいた瞬間でもありました。

お酒の飲み方も、飲み会との関わり方も人それぞれでいるのが当然の姿なのでしょう。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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