将来の夢がないときにやるべきこと!

将来の夢がないという人がこんなに多い理由

こんにちは!Jimmyです。

「将来の夢は何ですか?」

と聞かれたら即答できますでしょうか?

 

将来の夢が無いとか、特にやりたいことはないという人が多いように感じます。

 

正確な統計は得られませんでしたが、中学生から二十歳くらいの若者を対象とした過去の調査を見てみると

ざっくり半数は、将来の夢が無いと答えているようです。

 

百歩譲って、定年直前の人を対象とするなら、この結果も仕方ないと思います。

しかし、10代の若者の二人に一人は夢が無いというのは、少し多すぎるのかなと感じます。

 

さて、なぜこんなに将来の夢が無いという若い人が多いのでしょうか。

子どもは、勝手に成長するわけではありません。

当然親をはじめ、まわりの大人を見て学び、考えを構築させていきます。

 

つまり、今の若い世代で夢を持っていない人が多いのは、その親の世代に問題があります。

 

普段、若者が接する情報、或いは子どもの時から繰り返し見てきたことで、夢を持つことに対してマイナス影響を与えるものを書いてみました。

以下のようなことを周りの人が言っていたり、見たりする機会は日常では毎日のようにあります。

 

・ AIが人間の仕事を奪う。20年後に無くなる職業ばかり

・ 満員電車の疲れ切ったサラリーマン

・ 飲み屋で会社の愚痴をこぼす酔っ払い

・ 大企業でも倒産する時代、激しい生き残り競争

・ 家のローン、プレッシャー

・ 嫌なことをやるから仕事、それで給料をもらっている

・ 嫌な上司や同僚とも、うまくやっていかなければならない

・ 安定が一番!

 

参考までにですが、中高生へのアンケート結果です。

今の大人に対して抱いているイメージとしてA、B、どちらに近いか。
(ソニー生命保険株式会社、中高生が思い描く将来についての意識調査2017より)

(1) A 大変そう   B 楽(ラク)そう
(2) A 疲れている  B 元気がある

この問に対し、

いずれも、中高生の90%以上がAに近い、つまり大変そうで疲れている、という印象を持っているということです。

 

これでは、将来に不安を感じるのも無理はありません。

社会に出るのが嫌になるでしょう。

少なくとも、「これから自分も大変な目に合うんだな」という暗い気分になっても仕方ありません。

 

こんな風に書くと、多くの人たちから、現実は甘くないのだと言われそうです。

「現実は甘くない、楽しい仕事なんてない、家族のために嫌なことにも耐え必死に働いているんだ!」

しかし、

そんな大人が子供に夢を与えられるわけはない!のです。

 

もちろん、子供に夢を与えてくれるような素晴らしい大人もたくさんいます。

それと同じくらい、いや、それ以上に、子どもを(子供だけでなくまわりの人間を)不安にさせる大人、失望させる大人も多くいるのです。

 

実際、私がサラリーマンを辞めた理由の一つは、将来自分の子どもに当時の仕事を心から誇ることができないと思ったからです。

自分の仕事に誇りを持ち、夢を語れる親になるべく、再出発を決意したのです。

将来の夢ランキングからわかること

以下は中高生の将来の夢ランキングです。

(引用元:ソニー生命、「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」の結果をもとに作成)

中学生の将来なりたい職業(複数回答形式・3つまで選択可)

  男子   女子
1位 ITエンジニア・プログラマー 1位 俳優・歌手・声優などの芸能人
2位 ゲームクリエイター 2位 絵を描く職業(漫画家等)
3位 Youtubeなどの動画投稿者 3位 医師

4位

プロスポーツ選手 4位 公務員
5位 ものづくりエンジニア 5位 文章を書く職業
6位 公務員 6位 保育士・幼稚園教諭
7位 学者・研究者 7位 教師・教員
7位 会社経営者・起業家 8位 ゲームクリエイター
9位 教師・教員 9位 デザイナー
9位 医師 10位 Youtubeなどの動画投稿者/マスコミ関係者

 

高校生の将来なりたい職業(複数回答形式・3つまで選択可)

 

  男子   女子
1位 ITエンジニア・プログラマー 1位 公務員
2位 ものづくりエンジニア 2位 看護師
3位 ゲームクリエイター 3位 俳優・歌手・声優などの芸能人

4位

公務員 4位 教師・教員
5位 学者・研究者 5位 絵を描く職業(漫画家等)
5位 運転手・パイロット 6位 保育士・幼稚園教諭
7位 教師・教員 7位 カウンセラーや臨床心理士
7位 会社員 8位 デザイナー
9位 プロスポーツ選手 9位 学者・研究者
10位 Youtubeなどの動画投稿者 9位 会社員

 

将来の夢が無い人も半数はいるわけです。

実際には、「特に強い希望はないが、あえて選ぶのであれば・・」という視点で回答している人もいると思われます。

 

それでも、中学生のころは、自分の個性を活かすこと、自由な働き方を希望する人がたくさんいることがわかります。

以下のような見方ができるかと思います。

  • 中学生のほうが、より「憧れ」の強い職業を選んでいる。
  • 高校生になると憧れと現実の差を考える。中学生ではランク外であった会社員が高校生ではランクイン。
  • ITエンジニアやクリエイターなどは、ネットゲームやSNS等でネットが身近な存在になっていることが大きい。
  • ネット系は、フリーランスで働く人の増加に伴い、自由な働き方という印象を与えているため上位。
  • 個性という意味では、スポーツ選手や芸能人、最近ではYoutuberなどが影響力が大きい。
  • 看護師、教師、医師についても、身近な体験から憧れの対象となることが多い。

 

中高生の回答をみたあと、実際に多くの人はどうなるか考えてみましょう。

 

日本の就業者、つまり働いている人の実に90%は雇用されている人です。

つまりサラリーマンや公務員が圧倒的に多いということです。

 

私もそうでしたが、最終的に大多数と同じ、雇われる人(サラリーマン)に落ち着いてしまうのです。

 

ちなみに私の子どもの頃からの夢は中学生男子の第7位の起業家です。

しかし、自信が持てず、まずは社会に出て働いてから、、という逃げの理由をつけてサラリーマンとなりました。

 

そして、いつしか、夢などどこかへ行ってしまい、狭い視野しか持ち合わせない「会社人」として生きていくようになります。

私の場合は、結局12年近くも、自分のやるべきことに挑戦せず、会社員として仕事を続けていました。

 

私に限らず、周りを見ても、そういう人が圧倒的多数でした。

そこに満足(妥協)する人もいますが、強烈な輝きはありません

つまり、若い世代に希望を与える人間にはなれないと、当時の自分を振り返って思います。

 

もちろん、サラリーマンの中でも、自分の使命を見つけて、あるいは夢を実現させている人もいます。

それでも、そのような人は決して多くはないと言わざるを得ません。

それなりに食っていければそれでよいという考え方で、理想や情熱を持たずにいる人が多い結果、子どもに、夢を与えられない社会になっているのが現状です。

将来の夢がない人をたくさん育ててきた日本

このような構造になってしまう大きな理由の一つは、昔からの教育方針です。

 

  • 学校では、先生の言うことを聞く人が良い子とされます。
  • 先生の言うことを聞かないと、成績(通知表)にも影響します。
  • 集団行動と協調性が重視され、まわりと違ったことをすると批判されます。
  • 学校で出される問題に対する正解は一つで、全員がそこに行き着く方法を考えます。
  • まわりと違った生徒を作らないように、校則を定め、行動や服装、髪型を厳しく制限します。
  • 与えられたカリキュラム通りの学習をします。

 

このような教育を受けた親世代の多くは、当然子供にも同じような教育を施します。

 

全部が悪くて間違っているというつもりはありません(良い部分も当然あります)。

それでも、これらの教育方針の多くは、時代遅れとなり変えていく必要に迫られているのは明らかです。

 

なぜなら、これらの横一線の教育は、大量生産を目指した高度経済成長期に機能したモデルだからです。

事実、高度経済成長期以降、バブル崩壊まで、日本は成長を続け、注目されていました。

イギリスなどは、日本の教育体制を真似したほどです。

 

それほど、同じような人間(ロボットみたいな)を育てることは大量生産をするうえで、重要なことなのです。

ある意味、他の人と違うことを”考えない”ことがよしとされていました。

 

日本は、不良品の少ない高品質のモノを生産する経済大国となりましたが、それはもう30年以上も昔のことです。

 

教育方針については、「教育改革」が掲げられました。

そこでうたわれている通り、自ら考える人間を育成する方針に切り替わりました。

(浸透するまでには長い時間と苦労が必要だとは思います)

 

少なくとも日本全体として、ロボット人間育成からの脱却は目指す意向はあるということです。

それほど危機感をもっている証拠だと私は思っています。

 

最近では、小規模なスタートアップ企業が大企業から提携を求められたり、フリーのエンジニアの需要が高まっています。

革新的なアイデアや従来と違った試みがどんどん採用されています。

勤務形態も、テクノロジーの進化により、もはや、会社に出勤して皆が同じ場所で働かなくても運営可能になりました。

 

先進的な会社では、既にそのような在宅勤務制度をはじめ柔軟な運営体制に切り替えています。

子育てや介護など、様々な環境にいる人が働ける土壌もできつつあるのです。

 

今までのように、自ら考えることなく、まわりと同じことをするというわけにはいきません。

 

一億総中流などは昔の話です。

格差は広がり続けています。

求められるのは考える人間、変化できる人間です。

20代からでも30代からでも変わっていく必要があります。

楽しいことは自分で作る 将来の夢は自分で作る

大変な時代の過渡期であることは間違いないと思います。

しかし、過渡期は大きなチャンスでもあります。

 

先ほど触れたように、在宅勤務が可能になったり、フリーランスの需要も増えていたり、働き方も多様化してきています。

小さなスタートアップ企業が世界のトップ企業と提携したり、今までに無かった新しいサービス、技術が次々と登場したり。

わくわくするような前向きな話もたくさんあります。

 

AIに仕事を奪われる、これも肯定的に捉えれば、面倒な事務作業は機械に任せて、もっと高度で楽しい、人間にしかできないことをやる時間が増えるということでもあります。

 

今までになかった仕事を作り出せるチャンスが増えたと考えるべきです。

今までになかった仕事、ということはみんなスタート地点は同じです。

 

昔から存在する仕事なら、単に、勤続年数の長いベテランの方が、経験と知識(と余計なプライド)があります。

しかし、新たな領域であればどうでしょうか。

逆に若いほうが早く習得でき、自分がその分野の第一人者になれることもあるのです。

挑戦する年齢も関係ありません。

今ある職業だけがすべてではありません。

可能性は無限に広がっています。

何から始めればよいのか

まずは気楽に考えることから始めましょう。

・どんな人間になりたいか?生活スタイルは?

・何が好き?何と関わって生きていたい?

・逆に、絶対にしないこと、なってはいけない姿は?

 

そして考えたこと、知りたいこと、疑問に思ったことを人に話してみましょう。

注意点ですが、「もうそんな年齢ではないから」と、遠慮するのはよくありません。

前向きな話をしましょう。

すぐに、将来の夢を明確に決める必要はありません。

 

まずはどんな人間になりたいか、どんな生活をしたいか、こんな人になりたいと憧れる人はだれか。

近づけるためにはどうすればよいか、楽しく考え、考えたことを周りの人に話しましょう。

意外と他人と、そういった話をしたことが一度もないという人もいるのではないでしょうか。

 

直接言えない場合は、文章(SNSやブログ等)に書いてもよいと思います。

まわりに自分の考えたことをアウトプットすることは、考えを具体化していく上でも大変有効です。

 

できれば、色々なバックグラウンドを持った人と、お互いに聞きあい、感想を言い合えればもっと良いと思います。

アウトプットしていると自分の考えを整理できるだけではなく、他の人からのフィードバックを得ることで、新しい発見があります。

 

それを繰り返すことで、自分の考えに自信をつけ、多くの人と接するうちに、やりたいことや、興味のあることを周りに堂々と発信できるようになっているはずです。

 

そして、最終的には自分の軸となる考え方、信念がしっかり形成されることが理想です。

 

私自身、起業すると宣言したことで、いろいろな人から聞かれることも多く、自分のやりたいことや計画を話す機会も増え、時には貴重なアドバイスをもらうこともありました。

夢がどんどん具体的になっていきます。

 

自分自身が前向きになり、そして前向きな人と付き合い、話し、考えることで、自分の将来の夢を発見できると信じています。

そのころには、人に夢を与えられる人間になっていると思います。

まずは簡単なことからはじめましょう。

 

将来の夢を与えられる人間は、日本にはもっと必要です。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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