頑固な人と強い信念を持った人の違いとは?

こんにちは!Jimmyです。

先般、頑固な人と、信念を持った人の違いとは何かという話題になり、考える機会がありました。

普段から、信念の大切さについて、繰り返し主張している私としては、両者には大きな違いを感じます。

結論を言えば、信念を持っている人は目的を見失わず、頑固な人は手段に固執するということかと思います。

共通点もあり、決して頑固が悪いわけでもありませんが、今回は、両者の違いについて示していきます。

信念と頑固の共通点

信念のある人も、頑固な人も、ともに意志の強さという意味では共通しています。

強く正しいと信じるものがあるからこそ、それを貫くことができます。

つまり、

  • 困難な状況でも、ブレずに進むことができる
  • 周りからの反応や評価ばかりを気にして、流されることがない

このような特徴があります。

 

そのため、その分野において、接する人は安心や信頼を感じやすいと言えます。

期待に応えてくれる、妥協しないという印象も形成されていきます。

 

頑固な人と聞くと、人の意見を全く聞かないというイメージもありますが、悪いことばかりではありません。

「頑固おやじのこだわり〇〇」というフレーズをよく聞きます。

良いものを提供してくれそうなイメージが強いから使われるのでしょう。

職人気質の人に対しては、頑固という言葉が、良い意味で使われることが多いように思います。

目的を見る信念と手段に固執する頑固

一方、頑固と信念には、大きな違いもあります。

ポイントは、冒頭に述べた通り、目的を見る信念と、手段に固執する頑固ということです。

その結果、変化への姿勢、そして他者、社会へのスタンスに違いが出てくるのではないかと思います。

 

例え話:頑固なゲンさんと信念のシンさん

わかりやすくするため、明確に区切って考えます。

ゲンさんは頑固な人、シンさんは信念のある人です。

両者とも、飲食店を営んでおり、自身の料理にはこだわりと誇りを持っています。

 

当然、どちらも、お客さんに対して美味しい料理を提供したいと思っています。

 

その結果、頑固のゲンさんは、料理の食べ方から、食事中の禁止事項まで、細かくルールを設定することにしました。

そうするとことで、最高の味を楽しんでもらえると考えたからです。

 

一方、信念のシンさんは、特にルールを設けず、毎回お客さんに感想や要望を聞くようにしていました。

そうするとことで、最高の味を進化させられると考えたからです。

 

極端ですが、どちらのパターンのお店も、実際存在しており、それぞれ良いところはあります。

 

変化への姿勢が変わってくる

両者に違いが出るとすれば、変化への姿勢と言えるでしょう。

信念のあるシンさんは、目的意識を強く持っています。

上記の例で言えば、お客さんに最高の料理を提供することです。

 

最高の料理を評価するのはお客さんです。

時代によって、お客さんが求めるものも変わってくるはずです。

人によって好みも様々でしょう。

 

そのため、手段は一つではなく、変えていけばよいのです。

目的を見据えれば、お客さんの意見に耳を傾けること、人それぞれの好みに合ったものを提供することは自然なことです。

塩で食べてほしいところですが、お客さんの希望に合わせて、マヨネーズを提供することもあるかもしれません。

 

守らなければならない原則を意識しつつ、目的を見失わず、聞く耳を持ち、柔軟に変化することができます。

世の中が激しく変化している以上、自分一人の感覚だけでは、目的達成は難しいという見方もできます。

 

一方、頑固なゲンさんの場合、マヨネーズを出してくれと言ったら、怒るかもしれません。

私語が多いお客さんに対して、文句を言うかもしれません。

 

本来、お客さんに喜んでほしいはずが、自分のやり方にこだわるあまり、お客さんに怒ってしまうという結果に。

この時点で、既に、美味しく食べてもらうための手段が、目的になっています。

それが進行していくと、完全に手段に固執するようになります。

(中には、自分のやり方を貫くことが最初から目的の人もいるかもしれませんが)

お客さんが何と言おうが、これが最高の食べ方だとして、それを貫くことに執着するようになるかもしれません。

 

もちろん、そのような、意地でも変わらないというお店だからこそ、ファンがいるのも事実です。

 

善し悪しの判断は個々にあるとして、大きな違いは、変化への対応にあるということです。

信念のシンさんは、目的のために聞く耳を持ち、変化に対応することができる。

頑固のゲンさんは、手段に固執し、それ自体に価値を見出し、変化することを拒む。

 

利己か利他 どちらへ向かうか変わってくる

目的を見失わず追い続けるか、手段に固執するかで、他者、あるいは社会に対するスタンスも変わってくることでしょう。

本来の目的を意識し続けるのであれば、基本的には、他者との関わりの中で考えていくことが不可欠なことに気づきます。

 

美味しい料理を提供するのであれば、お客さんが美味しいと言ってくれなければ達成できません。

自分自身が誠実でありたいという思いがあったとしても、他者からの反応やフィードバックは、判断に欠かせません。

そうでなければ独りよがりの判断になってしまうでしょう。

 

つまり、自分の目的意識を見失わない人(信念のある人)は、利他の目線で考えることが増えるはずです。

強い信念を持つ人は、自然と利他の方向ヘと進むケースが多いのではないかと思います。

(統計はもちろんありません、肌感覚でしかありませんが)

 

頑固な人も、先程述べたように、ファンがいることも事実ですが、どちらかと言えば、自分とひたすら向き合った結果です。

言い方はよくないかもしれませんが、ある意味、勝手についてきてくれた人たちとも言えるでしょう。

 

信念のある人は、自分と向き合いつつも、他者を利する目線を持っている。

頑固な人は、ひたすら自分と向き合い、結果としてついてきてくれた人を利することができる。

最後に 強い信念には広い視野が必要

頑固のゲンさんタイプの人も、信念のシンさんタイプの人もいます。

さらに言えば、どちらでもない、自分の判断軸が弱い人も大変多くいます。

 

本ブログでは、繰り返し、信念を持つことの必要性を強調しています。

今の時代に、幸福感を持って生きるために必要だからです。

 

頑固なゲンさんタイプも、貴重な存在ですが、自分の世界から出られないというのが、今の時代致命的になりかねません。

今までの常識が通用せず、大きく変わらなければならないことが多いからです。

 

信念を貫くためには、目的を見据えて、変わることを厭わない力が必要です。

人間誰でも、変わることに対しては恐怖を伴います。

 

だからこそ、視野を広げて、世界が見える状態になっておくことが有効です。

様々な見方を学び、経験し、考えることなしには、視野は広がりません。

 

周りにいる、強い信念のある人は、視野が広く、考え方、物の見方が多様であり、教養があることに気づきます。

だからこそ、自分の目的意識を貫き、変化にも対応できるということです。

 

信念タイプを目指すなら、自分の目的意識を明確にするとともに、視野を広げるための学びにも注力するとよいでしょう。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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