いじめをなくすにはどうすればよいのか?

いじめは世界共通

こんにちは!Jimmyです。

今回は、いじめをなくすためにできることについてです。

 

まず、いじめは全世界どこでもあるようです。

国により、いじめのタイプや考え方は多少異なるため、取られている対策も国によって様々です。

 

対策が功を奏している国もありますが、結果としては、いじめが「何割減った」といった程度のものです。

いじめを完全に撲滅することは難しいと考えておくべきでしょう。

 

背景や、環境がそれぞれ違うため、どの状況にも適応できる対策は無いからです。

いじめる側もあらゆる社会的ストレスや不安、苛立ちなどを抱えており、他人を攻撃する原因を一つに絞って対策することは不可能です。

強い者から弱い者へ

基本的にいじめは、強いものが弱いものをいじめるスタイルが多いと思われます。

暴力的な力によるものもあれば、経済格差、能力格差による強者から弱者へのいじめがあります。

 

残念ながら、ある意味資本主義の社会は弱肉強食が前提です。

弱者は強者に淘汰されるのが資本主義の原則であり、市場経済の基本です。

 

このような基本が根付いているためか、持つ者から持たざる者への攻撃はなかなか根絶することはできません。

大人の社会でも、職場いじめはよく聞きます。

 

ネット上では、他人に対する痛烈なコメントや、人格を否定するようなコメントを至るところで目にすることができます。

匿名という条件下で、普段なら攻撃できないような人でも攻撃性を持つようになります。

ここでは、匿名で自分の正体がわからないという絶対的安心感が、ある意味「強さ」となります。

日本はいじめが多い国ではない

統計の取り方にもよるため、完全に信頼できるデータとは言えないかもしれませんが、ユニセフが調査した幸福度調査の中で、いじめに関する調査があります。

 

13歳から15歳までの生徒を対象に、過去数カ月にいじめを受けたことのある人の割合を示しています。

それによると、日本は、調査対象の30ヶ国中、12番目にいじめが少ないという結果になっています。

 

特別、日本はいじめが多いというわけではないという結果です。

日本のいじめの特徴が、他国と違っているため、クローズアップされることが多いという見方もできるかもしれません。

教育先進国の欧米においても、割合は少ないものの、いじめは存在しています。

参考:ユニセフいじめ調査

https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc11ja.pdf

日本人特有のいじめとは?

 

日本で多く発生するいじめの特徴はなんでしょうか。

「陰口」や「無視すること」を想像される人が多いと思います。

 

私もはじめ、欧米では陰口や仲間外れはほとんど無いのだろうと勝手に決めつけていました。

日本のいじめは「陰湿だ」などと言われたりもします。

 

実際には、日本も確かに多いようですが、陰口や仲間外れは、他の国でもあることがわかりました。

いじめの種類を調べたところ、欧米諸国でも、陰口や仲間はずれといったいじめは、日本と同程度もしくはそれ以上存在している国もあったのです。

 

個人主義のアメリカでも、ある程度所属する集団の方針とそぐわない場合は、批判の対象となるようです。

では、なぜ日本のいじめが他国と比べて異質だと言われるのでしょうか?

(英語のBullyingと区別してIjimeという表記をされることもあるそうです)

 

日本のいじめが特徴的な理由は、集団化と自己批判にあります。

いじめの特徴について様々な意見を見聞します。

文献なども参考にして一番納得できるのがこの2点による説明です。

 

海外の友人と、いじめ問題について話した時に、このような発言を何度か聞きました。

「日本人は、なぜいじめられて何も抵抗しないのか?私だったら、意地悪されたら絶対やり返す。学校であったことは親にもすぐに言う」

 

これを聞いてピンときました。

多くの国のいじめは、日本ほど集団化していないのかもしれないと。

 

日本人の感覚であれば、

「いじめられてる側からしたら、抵抗なんてそう簡単にできないもの」

という認識も理解できるでしょう。

 

想像しているいじめのスタイルが違うようです。

特定の一人からの行為か、集団によるものか

日本のいじめの特徴の一つは集団化です。

 

いじめの対象に対して、集団を作り共通価値観のもと攻撃します。

その集団が大きければ大きいほど、周りからの抑止力も効きません。

 

クラス単位で一人の子を無視する。

多くの人がそのような現場を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 

もう一つの特徴、自己批判については、被害者の特徴になります。

いじめられた自分が悪いと思ってしまう感情です。

 

集団で攻撃されるため、集団の価値観、協調性を重視する日本では、被害者がこの感情に陥りやすいと言えます。

集団に受け入れられない自分はなんて意味のない人間なのだと思い、悩んでしまいます。

自責の念が強いため、親に心配をかけたくないと考える子もいるようです。

周りに相談することも少なくなります。

 

そのため、先生や親が気づいてあげられないケースが増えるのではないかと推測します。

自分が悪いと思わなければ、すぐに周りの人に助けを求めることもできるでしょう。

日本特有のいじめを減らすための対策

各国によって、いじめを取り巻く環境は様々であることがわかりました。

よって、その国に合った対策を考える必要があります。

日本のいじめの特徴を「集団化」と「自己批判」とすると、有効な対策を考えると次のような内容が考えられます。

集団化に対する対策

これは、日本のある意味過剰な、画一的集団価値の源泉を変えるしかありません。

現在、教育改革が行われており、多様性を尊重する価値観を取り入れていくようになると思われます。

ただし、これの欠点は、時間がかかるということです。

今から数ヶ月で改善するものではありませんが、長期的な視点で必要な改革であることは確かです。

 

自己批判に対する対策

長期的な視点では、先に述べた教育改革に伴い、自分の考えを発信していく力を伸ばしていくことが重要です。

自分の考えをしっかり発信することができれば、ある程度の歳になれば、集団の中でも自分個人としての立ち位置を認識でき、安易に自己批判に走ることは少なくなるでしょう。

集団いじめに加担する機会も減ると思います。

 

親の教育も重要です。

日本人は謙遜を美徳とする文化です。

これ自体は悪いことではないと思います。

 

外に対して、自分や自分の身内を褒めるようなことはしないのが普通です。

危険なのは、子供がそれを真に受けてしまうことです。

真に受けていないと自分では考えていても、言葉による暗示効果は意外と大きいものです。

 

親が先生や、周りの大人の前で、「うちの子は本当に出来が悪くて」「どうしようもないバカ息子で」「何の取り柄もない子ですが、、、」などと言うのは日本では当たり前ですが、

家庭でしっかり褒めてあげることと、その人個人の大切さをしっかりと教え込んでおくべきでしょう。

 

世間体という文化と謙遜する日本人、だから外では敢えてこのように言うこと、そして「いじめ」というものが必ずある社会であること、周りの助けが必要であることを親がしっかり言葉で伝えておくことが重要であると考えます。

自分には価値がある、大切にされているという認識も重要です

そうすれば、少なくともいじめられて自責の念を覚えて、自分がつまらない人間なのだと思うことは少なくなるでしょう。

 

仮にいじめを受けたとしても、助けを求めることができる確率は上がると思います。

反論することができれば一番良いですが、少しでも声に出すことができれば、周りの大人が気づいてあげられる可能性も大きくなります。

 

子供であれ大人であれ、いじめを自分で解決することは困難です。

周りの人の助けは大いに解決の助けとなるため、気づいてもらうことは大変重要です。

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まとめ

当初いじめ問題を考えた時、日本の「出る杭は打たれる」文化がいじめを助長していると考えました。

そのため欧米諸国は、それほどいじめは多くないという印象からスタートしました。

 

実際に統計や調査結果を見ると、同じように海外でもいじめ問題はあり、日本人のいじめの特徴と思われた陰口や仲間外れも発生していることがわかりました。

決定的に違うのは、日本のいじめは集団化しやすいということ、そしていじめられた被害者が、自分を責めるという自己批判に陥りやすいことです。

 

この特異性の原因は、画一的な人間を育て、多様性を受け入れない日本文化が多少なりとも影響しているように思います。

また、謙遜する文化を背景とした、自分への価値認識の欠如も関係しているかもしれません。

 

いじめを減らすためには、個人の考えを尊重し、多様性という価値観を育てることが長期的な視点として有効です。

また、各家庭で親が子供に対して、子供の個性を尊重し、自尊心を育てる言葉掛けが必要です。

 

現代社会は、資本主義の価値観に基づいており、強い者が弱い者を攻撃することは避けられない現状です。

大人がそうであれば、子供のいじめだけが無くなるということはあり得ません。

 

私たちができるのは、子供の自尊心と自己発信力を成長させる手助けをし、いじめに発展する前に自ら防げるようになる、そして周りが気づけるよう助けを求めることができるよう教育していくことだと考えます。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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