根底に持つべき考え方
こんにちは!Jimmyです。
今回のテーマは「何とかなる」です。
不確定なことも多く、不安が大きい時代だからこそ、この言葉は私たち一人一人が根底に持っておくべき考え方と言えます。
どうにもならないと思える困難なことに、絶望を覚えることもあるかもしれません。
先が見えない、解決できない状況は、誰にとっても苦しいものです。
しかし、どうにもならないということはなく、必ず何とかなるというのが真実です。
「何とかなる」は正しい
何も考えずに「何とかなる」と言うのは若干無責任に聞こえるかもしれません。
投げやりになるのはよくありませんが、事実として何とかなることを認識しておくことは必要です。
まず、自分の人生を振り返ってみたとき、何とかなってきたはずです。
絶望的に思えることも、自分から投げ出さなければ、何かしらの形に落ち着くものです。
後になって振り返れば、さほど絶望的な状況でもなかったと思えることもあるでしょう。
時が流れている以上、そのままの状態に留まることはなく、何かしらの形で解決していきます。
辛く困難な経験ほど、数年後には、自分を大きくした貴重な経験として振り返っている人は大変多くいます。
私自身、多くの経営者の方から、これまでの生き方や事業の経緯などをお聞きしてきました。
100%と言ってよいほど、それぞれが、大きな困難、絶体絶命とも思えるピンチを経験されています。
経営をされている方だけあって、客観的に、本当に絶体絶命と思えるような苦しい場面を話される方も少なくありません。
当てにしていた大型案件のために、わざわざ大きな工場を建てたのに、その案件が全てなくなって借金だけが残った。
従業員の給料を払えず、ついには自ら消費者金融から借り入れをして支払った。
従業員に裏切られて、会社を追われることになった。
などなど、すぐには解決できない悲惨な状況と言ってよいでしょう。
よくある話とまでは言いませんが、似たような話を聞いたことは一度や二度ではありません。
私個人の見解ですが、このような、大きなピンチを経験した人ほど「何とかなる」という言葉をよく使われるのです。
辛い経験や、難しい舵取りを担われてきた中で、肌で感じて学び取った教訓として、「何とかなる」の大切さを話してくださいます。
よく考えてみれば、自分以外のあらゆるものが作用し合って動いている世界です。
自分が想像もしないような展開が待っていることも珍しくありません。
ドラマの世界の話だけではありません。
身近なところに、そして自分自身の境遇においても、数多くの何とかなった経験を発見できるはずです。
逆に言えば、何とかならなかった経験というのは、挑戦を続けている以上、つまり生きている以上は無いということです。
先程の、会社を追われてしまったという例で言えば、スティーブ・ジョブズもこれに当たります(このケースは裏切りによるものではありませんが)。
自分が作って育てた会社を追われるという状況は、その時だけを見ればかなり悲惨です。
しかし、そこでストーリー(人生)は終わりではありません。
おそらく本人も想像していなかったと思いますが、最終的には請われる形で、アップル社に復帰することになりました。
一方、復帰できなかったとしても、おそらく別の活躍をされていたことでしょう。
仮に事業に成功しなかったとしても、別の大切な生き方を発見していたかもしれません。
その場その時では、それぞれ、成功・失敗が個別にあるかもしれませんが、絶望だけが留まるということはありません。
「何とかなる」は前を向くための言葉
苦しいときほど「何とかなる」を思い出す
先が見えないこと、解決できるかわからないような局面では、人は不安になります。
幸福感も感じにくくなります。
何をしても、行き詰まるような感覚になることもあるでしょう。
時間をかけて考えても、正解がわかるとも限りません。
むしろ正解などない時代ですから、正解を見つけて安心を得るという方法自体が効果的ではありません。
そのようなときほど「何とかなる」と信じることが大切です。
何とかなるという希望を持つからこそ、前を向こうと思うことができます。
これは、非常に使い勝手のよいパワーワードでもあります。
ポジティブになるための登竜門
何とかなるという考え方は、ポジティブになるための登竜門であると考えてよいでしょう。
激動の時代にあり、先がわからない、見えないことは、今後も増えていくことが予想されます。
この学校に入って、このあたりの会社に入れば、老後も含めて大きな心配はないという人生設計は盤石とは言えません。
実際に、そう感じている人も多いはずです。
つまり、不安や悩みに押しつぶされ、幸福感や前向きな気持になることが難しい時代でもあります。
そんな中で、今できることを考えポジティブに向き合うためには、「何とかなる」という感覚は必須です。
当然、自分なりに筋道をとことん考えるべきですが、最終的な守護神、ゴールキーパーの位置付けとして「何とかなる」は必要です。
必ず何かしらの形で解決するという考えは、希望の最後の砦とも言うべき大事な存在です。
何とかなる。
こう思えるからこそ、挑戦し、自由に発想し、果敢に行動することができるのではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
こちらもおすすめ
目の前のことに集中する効果【日常の簡単なことから意識を変える】