こんにちは!Jimmyです。
仕事で押し潰されそうなプレッシャーを感じて胃が痛いという人へ、
今回は、過度なプレッシャーから解放されて、スッと気持ちが楽になる思考法を紹介します。
過度にプレッシャーを感じる人に多い錯覚
まず、過度にプレッシャーを感じやすい人には、ある特徴があります。
それは、自分一人が世界中の苦労を一身に集めているかのような錯覚に陥ることです。
なんと大げさな!
と思う人がいると思いますが、これは、程度の差こそあれ、誰にでも起こりうることです。
責任感の強い人、真面目な人ほどなりやすいと言えます。
中には、責任感がなく、少しは自分ごととしてプレッシャーを感じるべき人もいます。
ただ、そのような人は、この記事を読むことはないため、あくまで真摯に向き合っている人を念頭に置いて書いています。
過度にプレッシャーに晒されている時は、視野が狭くなり、周りのことが見えません。
つまり、世界は自分と自分が相対する問題だけしか存在しなくなります。
周りの人からすると、当たり前に見えているものが見えなくなってしまうのです。
そのため、意識的に視野をこじ開ける必要があります。
過度なプレッシャーから解放される思考法
適度なプレッシャーは、アドレナリンの分泌を促します。
仕事を効率的に進める上で必要ですが、それに押しつぶされるのは本末転倒です。
押しつぶされそうなときは、以下の思考法がおすすめです。
いずれも視野を広げて、落ち着くのに役立ちます。
内容が若干重複するところもありますが、気分の切り替え方として、よりしっくり来る方法を選んでいただければと思います。
死ぬわけではない
仕事で失敗したとしても命を奪われるようなことはありません。
当たり前のことですが、究極的にはこのように考えることでスッと力が抜けることがあります。
私も、サラリーマン時代、先輩からこのように教えられました。
失敗しても、他のことで挽回、活躍できる機会はいくらでもあります。
目の前にあることが全てのように考えている自分に、ポンと肩を叩いて気づかせることが必要です。
失敗ウェルカム!
そもそも、失敗することはそれほど悪いことばかりではありません。
「ミスは許されない」、「迷惑がかかる」、「社運を賭けた」など、組織は意図的にプレッシャーをかけてきますが、組織の性質を考えれば当たり前のことです。
真正面から受け止める必要はありません。
重要なのは、「それはそれとして・・・」と考えることです。
自分の成長の機会にもしっかり焦点を当てるべきです。
失敗なくして成功はありません。
多くの偉人が、失敗は若いうちに多くした方がよいと話しています。
野球の話になりますが、巨人軍の亀井選手が、3打席連続で前の打順を打つバッターが敬遠され、チャンスで打席が回ってきました。
決定的な場面で、2打席連続凡退、観客は大きなため息。
しかし延長12回の土壇場で回ってきた3度目の正直で、逆転サヨナラホームランを打ってヒーローになったのでした。
考えてみれば、プロ野球で、前の打者が3打席連続で敬遠され、自分に回ってくるという状況を経験する人などほとんどいません。
そのような経験を糧にできれば大きな力になるはずです。
現に、その後亀井選手は30代中盤にして初めて規定打席に到達するなど、今まで以上の活躍を見せました。
2020年現在、37歳になっても第一線で勝負強さに定評のあるバッターとして活躍しています。
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ほんの小さなこと、大したことない
先ほど、会社や組織からのプレッシャーについて、
「それはそれとして・・」と考えることが必要だと述べました。
過度なプレッシャーがかかると、普段ではしない、よからぬことをしてしまう可能性もあります。
自分がしていることは、取るに足らない小さなことなのだと思うと、少し落ち着くことができます。
宇宙には138億年と気が遠くなるような長い歴史があります。
そのうち人間1人が生きている時間などはほんの一瞬にすぎません。
ましてや、今悩んでいる目の前の件に関わる時間などは、その一瞬にも満たないものです。
自分よりも大きなプレッシャーを感じて、自分よりも大きな問題に直面してきた人の例は無数にあろうと思えるはずです。
また、宇宙における地球の大きさは、豆粒にも満たないほど小さな存在です。
つまり、自分のしていることは取るに足らない小さなことです。
小さなことで迷って、苦しむ必要はあるのか、AをしてもBをしても大差ない、そのような考え方も時には必要です。
このような考え方は昔からあり、古代中国の老子の考えがこれにあたります。
老子の思考を取り入れた気持ちになって、今の自分を見つめてみてはいかがでしょうか。
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何とかなるもの、何かしらの形に落ち着くもの
どれほど難しいことでも、永遠に解決しない問題はありません。
何かしらの形で必ず決着はつきます。
出口の見えない戦いを強いられているような感覚になる時は、このことを思い出すと効果的です。
自分が成し遂げなければ終わらない、解決しないということはなく、
想像もしていなかった顛末も含めて、いく通りでも解決できる方法はあるのです。
たとえ、自分にとって思わしくない解決方法であっても、その問題は過ぎ去っていくものです。
「何とかなるさ!」というのは慰めではなく、真実なのです。
自分以外にも、多くの人、多くのものが動いて作用し合っているわけです。
自分ができることをやって、あとはなるようになると考えることも大切です。
ダメだっていいじゃないか!
プレッシャーを過度に感じるときには、責任感が強い人であるという話をしました。
責任感が強いということは、その分野にある程度自信を持っているということでもあります。
「自分ならできるはずだ、やらなければならない、できずに評価を下げることなど受け入れられない」という思いにつながります。
そのような時は、「ダメでもいいではないか」と自分を受け入れることも効果的です。
ダメだっていいと思えることは自分を受け入れることです。
さらに言えば、自分の強みは弱みと表裏一体であるということを認識することです。
見方を変えれば長所は短所にもなるものです。
大らかで細かいことを気にしないという長所は、
繊細さに欠けるという短所にもなり得ます。
時間に正確で、絶対に約束の時間に遅れませんという人は、
約束の時間が迫ると慌ててしまうものです。
よいところだけ持つということは不可能です。
うまくいかない時は、自分の特徴の短所の方が出てしまったのだろうと考えて受け入れることです。
強みもある分、悪いところ、できないところ、マイナスに作用する部分も自分にはあると認めていれば、
できなければ恥ずかしいという思いも少なくなり、過度なプレッシャーに苛まれることはなくなります。
プラスα 長期的に必ず持つべき意識
過度なプレッシャーに押し潰されそうになったときの思考法をこれまで説明してきました。
一方で、プレッシャーに負けない自分を、長期的に鍛えていくことも必要です。
守るべきラインはどこですか?
プレッシャーが大きい状態とは、困難なことに挑戦するという時でしょう。
できるかどうかもわからないこと、正解がわからないことなどです。
そのような挑戦をする際には、目印を途中で見失いがちです。
進むべき方向が大海原の真ん中でわからなくなってしまうようなものです。
そこで、海図と羅針盤の役割を果たすのが、最低限自分で守るべき基準です。
仕事の基準ではありません。
自分の生き方の基準です。
自分が生きる中で、何を大切にしているのか、絶対に曲げてはならないことを1つ2つは持っておくべきでしょう。
例えば、「人として間違ったことはしない」。
何かを書く仕事であれば、「自分の経験したこと以外は書かない」。
物を売る仕事であれば、「本当に必要なお客さんに納得して買ってもらう」でもよいと思います。
それを守っているなら最低限自分に不合格を与える必要はありません。
他人や組織からの評価はどうなるかはわかりませんが、右往左往するべきではありません。
過度なプレッシャーを抑えるには、頼るべき軸がどうしても必要です。
逆に、うまくいったとしても、この基準を曲げてしまったのなら大いに自分を責めるべきでしょう。
この守るべきラインを設定することは、プレッシャーに立ち向かう上で不可欠です。
プレッシャーに耐える力はどこから来る?
やらされている仕事、芯のない生き方では、大きなプレッシャーには勝てません。
何をやっているのかわからなくなり、抜け殻のような対応になってしまうか、良くない方法に走ってしまうかどちらかでしょう。
このような人は実は少なくありません。
人は溺れている時はワラにもすがると言いますが、プレッシャーに晒された時に、頼るべき軸がないと、何かしらの指針にすがりたくなるものです。
その結果、思考停止になり、組織から言われたことをそのまま鵜呑みにして動くだけの人もいます。
非道徳的な行動、時には犯罪行為にまで発展してしまう人も出てくるものです。
何をするにも、主体的に考えることは必須です。
先ほども述べたように、組織からの要求や命令もありますが、「それはそれとして」と考えることが必要です。
自分の内なる思考に基づいた結果、組織に言われた目標をやる意義があると判断できれば、プレッシャーもまた力になっていくことでしょう。
プレッシャーに押し潰されるという状況は、自分の内なる情熱もないまま、言われたことに従っているときに発生します。
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まとめ
過度にプレッシャーを感じて押し潰されそうになっている人は、真面目で責任感が強い人に多いと思われます。
視野が狭くなるため、まるで自分一人が世界の苦労を一身に背負っているかのような錯覚に陥っています。
そのようなときには、その背負っているものは、実は大変小さなものであるという捉え直しが有効です。
- 死ぬわけではないんだから
- 失敗は個人を成長させるウェルカムなもの
- 138億年のうちの一瞬の出来事
- 解決できない問題はない、必ず何らかの形に落ち着く
- ダメだってよい!ことを認める
これらの考え方に従って、現状をとらえ直すことで、押し潰されそうなプレッシャーと上手に付き合っていくことができるでしょう。
長期的には、自分が生きる上で守るべき軸をしっかり定めることです。
たとえ組織から命令されたことであっても、自分の内なる決意に基づき行動できるようになることが大切です。
大きなプレッシャーに負けない自分を持つのに不可欠です。
やらされる仕事から卒業して、主体的に生きることが、これからの時代に求められる生き方です。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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