指示待ち人間と言われる人とは?
こんにちは!Jimmyです。
今回のテーマは、指示待ち人間から脱却する方法です。
指示待ち人間というと、一般的にはネガティブな言葉として使われています。
自分が指示待ち人間だと言われたり、感じたりしている場合、どうすればよいのか悩んでしまうこともあるでしょう。
任されたこと以上のことをする人、指示を先回りしてこなしてしまう人、言われなくても進んでやれる人は、見ていてデキる人という印象を与えます。
周りから評価されますし、本人にとっても組織にとっても良いことであることは間違いありません。
一方、指示されたことを完璧にこなしていれば、基本的には及第点は与えられるというのも事実です。
言われたことを疎かにして、他のことに手を伸ばした結果、どちらも中途半端になるくらいなら、
任されたことを、まずはしっかりとこなせるようになるほうがよいでしょう。
任されたことを、期待通りにこなしていれば、おそらく、指示待ち人間だと批判されることはないはずです。
なぜなら、任されたことを一定の水準以上でこなす、言い換えると任せた人の期待に合ったことをするためには、
自分で考え、自発的に調べたり、質問したりする必要があるからです。
指示待ち人間だと言われてしまう人は、任された仕事も、期待通りにできていないかもしれない可能性があります。
自分ではやっているつもりでも、指示する人からは、任せたこともできないと思われているかもしれないということです。
まずは指示された仕事を着実にやることを心がける!
まず目指すべき姿は、任された仕事を期待通りにこなすことです。
たとえ、簡単にできる単純な作業であっても、5回任せたら5回ともミスなく、迅速に仕上げたとなれば、任せる方も安心します。
このような人は、任せる方からすれば非常に頼もしいものです。
指示されたことしかやらない人であっても、任せれば安心できる人、ユーティリティーな人として認めてもらえます。
言われなくても、色々なことをやって、進んで挑戦することは素晴らしい姿勢ですが、最も基本的な任された仕事をこなすことを疎かにしていると、周りからの信頼も得られません。
機転を利かせて動いているつもりでも、役に立つ存在にはなり得ないのです。
逆説的になりますが、指示待ち人間脱却を目指すのなら、まずは指示された仕事を完璧にこなすことに注力することです。
新しい仕事を探したり、何か企画を考えたり、特に難しいことをする必要はありません。
指示待ち人間になりやすい人の特徴
自分で自分のことを「指示待ち人間です!」と認めている人はあまり多くはありません。
以下に、指示待ち人間になりやすい人の特徴や考え方を記載します。
教えてもらう、習うことが基本
何かを出来るようになる、会得するには、誰かから教えてもらう、習うことが当然であると考えるタイプです。
「教えてもらっていません」、「研修で習っていないので出来ません」と当然のように主張する人は要注意です。
学校のように、習ったところしかテストに出ないということはあり得ません。
何がわからないのか、出来るようになるためには何を調べたらいいのかということから「考えて」、「試行錯誤」することが求められます。
言われたこと以外”できない”
「やらない」と「できない」は全く違います。
指示待ち人間と言われる人は、言われたこと以外、自分が何をやったらよいのかわからないというパターンが多いといえます。
結局、やらないのではなく、わからないから「動けない」、「できない」のです。
初めのうちは致し方ないことです。
恥ずかしいことでは全くありませんので、まずはわからない状態にある自分を素直に認識することが重要です。
自分の信念がない、意欲がない
本来、指示されたこと以外に自発的に取り組むことなど、意欲さえあれば誰にでも出来ることです。
子供の頃に、興味を持った遊びや、物事について、誰から言われることもなく自分から調べたり、よりよい方法を探したりした経験は誰にでもあるはずです。
昔のようにインターネットもない中、テレビゲームでいち早く裏技や隠しアイテムなどを発見するような人は、意欲の塊と言えます。
格闘ゲームなどでも、どれだけ熱心にやったらこのような技術が身につくのかと驚くほど、短期間で熟練する人が周りには少なからずいるものです。
仕事に対して信念がない、所属している組織で、やりたいこと、こうなりたいという自分がないと、意欲も湧きません。
考えることもなくなってしまいます。
受動的な、”やらされる仕事”をすることになり、それでは成長の速度、スキルを身につける速度も遅くなります。
柔軟な考え方、臨機応変の行動が苦手
取扱説明書のように、完璧な指示体系などありません。
言われたことを、そのまま額面でしか受け取れない人は、臨機応変な対応ができません。
そのため、1から10まで説明しないと動けないということが起こります。
研修や説明書通りに物事が発生することなどはあり得ません。
日常は応用の連続です。
打たれ弱い、批判されることが極度に怖い
指示されていないことをやって、「勝手なことをやるな!」と言われないか心配をする人、
こうした方がよいのにと思うことがあっても、批判されることを恐れて、行動に移せないという人がいます。
怒られること、批判されることを気にするあまり、主体的に考えて意見をする、行動するということができなくなります。
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AI時代に向けて、脱!指示待ち人間の3ステップ
ここからは、指示待ち人間から抜け出すための具体的な3つのステップを紹介します。
①認識!指示待ち人間には逆風の世の中
これからの時代、独創的な考え方や、人と違った視点が必要となることが多くなるのは明らかです。
なぜなら機械化、AI化が進むからです。
AIが活躍する時代に無くなる仕事は、単純作業であり、誰にでも出来るような作業であると言われています。
つまり指示待ち人間にとって、これからの時代は逆風になります。
今後ますます、主体的に動くこと、考えることが評価されるようになるでしょう。
まずはこの状況を認識することが必要です。
これまで指示待ち人間であった人は、どんどん生きづらい世の中になっていきます。
②自分の価値観と真剣に向かい合う
主体的に動けなかった人生を歩んできた人にとって、自分の価値観と真剣に向かい合う機会はあまりなかった可能性が高いと言えます。
主体的に考えるためには、自分の価値観に合った生き方をすることが大変重要です。
今、仕事の内容に全くやりがいがない、成し遂げたいことがない場合は、その理由や、自分が何に対して価値を見出しているのか、どんな人間でありたいかを真剣に考えてみることが必要です。
「給料をそこそこ貰えて、楽しく生きていければよい」といった曖昧なものではなく、具体的に自分が輝く姿を思い描いてみてください。
自分の価値観に合ったことをしている人はどんな人でも、主体的になれるはずです。
③今までのスキルを活かすことより興味関心を優先する
仕事をしていく中で、これまでのスキルを活かした職種にこだわる必要はありません。
また、必ずしもこれまでいた業界にも固執する必要もないと思います。
年数が経つほど、「今までのスキルを活かして働かなければ意味がない」と思うかもしれませんが、スキルを活かすことよりも、興味関心を優先して考えることも重要です。
思い切って、全く別の部署にチャレンジすることがあってもよいはずです。
情熱に勝るスキルはありません。
確かに部署を変わったり、転職したりすることは、簡単には決められるものではありません。
しかし、指示待ち人間のままでは遅かれ早かれ、方向転換を迫られる時が必ず来ます。
指示待ち人間を脱却することは、自分の人生を生きることに他なりません。
敷かれたレールの先に、安心できるゴールがあるとは限りません。
まとめ
今回は、指示待ち人間の状態から脱却するための方法を紹介しました。
指示待ち人間と呼ばれる人のほとんどは、自分の仕事に誇りも興味も持てず、「やらされている」状態にあります。
誤解されやすいことですが、与えられた指示を着実に実行し、満足にこなすことさえできれば、指示待ち人間とは呼ばれません。
満足にこなすためには、自主的に調べたり、質問したり、考えたりすることが不可欠だからです。
指示待ち人間と呼ばれるのは、任せたことも満足にできない状態にある可能性が高いと言えます。
そう言われた場合は、焦らず、まずは任された仕事を、満足にこなせることに集中するとよいでしょう。
今後、AIの進化によって、ますます、指示待ち人間では対応できない社会になることが予想されます。
そういう時代になることを認識した上で、
自分の価値観と向き合い、自分が熱意を持って取り組めることを真剣に探していくことが何より重要です。
そうなれば、自主性も意欲も自然と湧いてくるはずです。
指示待ち人間を脱却する方法とはすなわち、熱意を注ぐことができる仕事を考えること、見つけることでもあるのです。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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