こんにちは!Jimmyです。
幸せの定義は人それぞれですが、誰にでも身近なところに小さな幸せがあります。
しかし、それに気づくことができない人、またそれに対する満足感が大きくない人が多い印象です。
その理由は2つ、
✔️自分が幸福になるためではなく、他人からそう思われるために行動していること、
✔️より一瞬の、刹那的な幸せに集中していること
です。
以下のツイートの通り、国や時代が違っても同じような感覚を持っていることがわかります。
それではまさに、幸せのために四苦八苦という表現が妥当になってしまいます。
今回は、身近にある小さな幸せを意識することの価値と効用について書いていきます。
小さな幸せは誰にでもある
「大きな幸せ」という言葉が正しいかわかりませんが、
長い間努力してきたことが報われた時などは、大きな幸せに包まれる感覚になると思います。
大きな家に住むこと、車を買うこと、仕事で昇進すること、稼いだお金で贅沢な海外旅行をすることなどはわかりやすい例です。
人生の転機や、成功の歴史に刻まれるような一大イベントであれば、誰でも幸せを感じることでしょう。
しかし、そのようなイベントは毎日はありません。
もしかしたら、一生のうちで数えるくらいしかないかもしれません。
一方、毎日の積み重ねや、何でもない日常の中でも幸せを感じることができる機会は意外とあります。
これを小さな幸せと呼ぶことにします。
小さな幸せは、誰にでも、数え切れないほどあります。
これを認識するには、他人から見た幸福基準、一瞬の快楽的な幸せ基準と別に考えることが必要です。
他人基準の幸せを追いかけていないか
誰もが持つ他人からよく思われたいという感情
「自分の幸せ基準を持つなんて当たり前ではないか?」
と思われるかもしれません。
しかし、実際には多くの人が他人基準の幸せを追い求めている現状があります。
人は、他人からよく思われたいという思いがあります。
人間であれば誰もが思っていることです。
「自分の好きな服を着て出かけることでテンションが上がる」という人であっても、
突き詰めれば、他人から見られる前提で考えているものです。
無人島にいても、同じように思える人は少ないのではないでしょうか。
それと同様に、他人(世間)から「あの人は幸せそうだ」と思われることを前提に、行動や振る舞いを考えている人が多いということです。
感情から言えば、「よく見られたい」、「自慢したい」、「羨ましがられたい」という思いです。
それが行動に表れると、
- ステータスの高い結婚(交際)相手を求める
- 希少性の高い人気のあるものを購入して身につける
- 世間で誰もが知っている有名な会社で働く
となるわけです。
自分基準とのバランスが大事
このような感情は、ゼロにはできません。
他人からどう思われたいかということ自体は悪いことばかりではありません。
むしろ、多くのことに必要であるのも事実です。
自分の健康のためにという理由だけで、引き締まった肉体を手に入れるために努力することは至難の業です。
基本的に、「モテたい」という思いにより湧いてくる力の方が、強力であることは私も認識しています。
そういうわけで、人間なら必ずあることなのですが、大事なのは他人基準の幸せばかりを追いかけすぎないということです。
人と比べればきりがありません。
世間の幸せ基準が変われば、それに追いつこうと、また四苦八苦することになります。
そして、目的が、自分の満足や喜びから、違う方向へズレていきます。
世間体を気にしすぎる人などはその典型でしょう。
世間体や、人に自慢したい気持ちが前面に出ている人は、幸せそうに見えるでしょうか。
他人にどう思われたいかという基準もありながら、
自分の幸せ基準を持っていなければ、小さな幸せを見つける機会は少なくなるでしょう。
小さな幸せは”気づけるか次第”
小さな幸せは、大きなイベントがなくても、世間体とも関係なく、誰にでも見つけることができます。
気づけるか次第です。
幸福感は、言わずもがな、人の生活を豊かにします。
前向きな気持ちでいるためにも必要な感情です。
だからこそ、毎日のように身近にある小さな幸せを見つけることが効果的であると言えます。
後になって気づく小さな幸せ
小さな幸せは、後になって気づくことが多いものであるように思います。
先日、妻に「海の見える公園を散歩したい」と言われました。
東京で海の見える場所、、、お台場?
人が多いところが苦手な私は絶対に行きたくありません。
何とかコロナ問題を言い訳にしてお台場を避けました。
そこで、豊洲のあたりの公園に行って、きれいに整備された公園沿いの道を歩くことにしました。
知らなかったのですが、近くにららぽーともあって、人気のスポットのようです。
というわけで、意外と人が多くて驚きました。
特に何も考えることなく景色を見ながら散歩をして、ららぽーと(ショッピングセンターは苦手)に行って、疲れたのですが、
帰って寝る前にふと考えると、散歩した道が脳裏に浮かんできて、ゆったり歩いていた記憶がよみがえってきます。
身近な幸せ上級者の人であれば、逐次そのような幸せを実感しながら歩くことができるのでしょう。
上級者でなければ、その日が終わるときに振り返って、幸せを感じるのでも悪くありません。
このような1日の終わりは気持ちがいいもので、行ってよかった、あの時間が幸せなのだと感謝の気持ちも生まれるようになります。
虎舞竜のロードの歌詞のようになってはいけません。
、、、もしかしたら若い人は知らないかもしれないので一応書いておきます。
何でもないようなことが 幸せだったと思う 何でもない夜のこと 二度とは戻れない夜
(虎舞竜 ロード)
交通事故で突然恋人を失った男性の哀しみを、実話をもとに作られた曲です。
子供がいる人、親と同居している人、単身の人それぞれですが、それぞれの状況で、それぞれの小さな幸せがあるはずです。
それを見つけてみる、1日の終わりに振り返ってみることをお勧めします。
後になって気づく刹那的な欲求
上記の「小さな幸せ」と区別して考えるべきなのが、刹那的な満足(快楽)です。
その時には、瞬間的に大きな欲求と満足が支配するものです。
高級料理店で美味しいものを食べる、お酒を飲む、あとは燃え上がった男女関係なども典型です。
目の前には、はっきりと「欲求を刺激するもの」があるためわかりやすいのです。
欲求を満たすことで幸福感も満たされることは確かです。
美味しいものを食べている時に、「幸せ!」と声に出したことがある人も多いでしょう。
普段、苦しい思いをしているのだから、ご褒美や息抜きにと、このような欲求を満たすことが悪いことであるとは思いません。
しかし、そのような幸福感は、その場限りのものであることがほとんどです。
帰ってから、翌日もその幸福感が続くことはありません。
場合によっては後悔することや、更なる大きな欲求となって、同じ程度のものでは満足できなくなるかもしれません。
このような、欲求に支配されるわかりやすい目の前の幸せだけを追い求めていると、「虚しさ」も同時に味わう可能性が高くなります。
翌日になって後悔したり、虚しく感じたりした経験は誰もが持っているのではないでしょうか。
人生を豊かにする「小さな幸せ」
小さな幸せ、何でもないような身近な幸せと、刹那的な欲求により幸せは、幸せの質が違います。
小さな幸せは、たくさんあるのに、より気づきにくい、しかし気づけば、後になっても幸福感をもたらすものです。
刹那的な幸せは、持続的なものにはなり得ません。
長く続く幸福感か、一瞬で終わる幸福感か(場合によっては副作用もあり)、
この幸せの質の違いに気づいて、身近にある小さな幸せを見つけることを毎日繰り返すこと。
これこそが、豊かな人生をもたらすのに必要ではないかと思います。
まとめ
努力して大きな成功を手に入れること、大金を手にすること、大きな家を手に入れること、
これらはわかりやすい大きな幸せの要素であると言えます。
しかし、このような大きな幸せは、人生で何度もあるものではなく、むしろ大事なのは、普段から溢れている、身近にある小さな幸せに気づくことです。
その小さな幸せに気づくことができない人が多い背景には、以下のような理由があります。
✔️自分が幸福になるためではなく、他人からそう思われるために行動していること、
✔️より一瞬の、刹那的な幸せに集中していること
他人基準の幸福は、常に誰かとの比較ありきで、自分の本来の目的を見失う危険があります。
また刹那的な幸せは、持続的な幸福感には繋がりません。
場合によっては、後悔や更なる欲求を生み出すことにもなります。
小さな幸せは、身近な生活に溢れており、それを見つけることができれば持続的で、心地の良い幸福感を味わうことができます。
当たり前の日常であるからこそ、その場では気づけないことも多いのですが、
夜寝る前などに振り返ってその情景を思い浮かべた時、そこに幸せを感じることができるのではないかと思います。
そのような意識で、身近にある小さな幸せを考えてみてはいかがでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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