落ち込んだときに考えるべきこと【気づくチャンスがそこにある】

こんにちは!Jimmyです。

今回は、「落ち込んだときに考えるべきこと」というテーマです。

生きていれば、元気な人でも、たまには深く落ち込むこともあります。

ポイントは「考える」です。

深く落ち込んだときこそ、本来の自分に気づくチャンスがあるという見方をします。

基本に立ち返るが原則

そもそも、なぜ深く落ち込むことになるのでしょうか。

それは、動いた結果や現状が、自分の思い描いていた理想とかけ離れているからでしょう。

 

いくら失敗を指摘されても、自分では「こんなことできるはずないでしょ!」と思っていれば落ち込むことはありません。

 

いきなりピアノの初心者が、一日で「エリーゼのために」を覚えろと言われても不可能です。

できずに責められたところで、まったく意に介さないでしょう。

「きらきら星」が限界です。

 

落ち込んだときは、まずは背景にある理想の正体を考えます。

意外と、他者からの抑圧のもとで作り上げられた観念であることも少なくありません。

それは、自分の本来の理想とは異なるものです。

 

多くの人にとって、本来「エリーゼのために」を弾くことができなくても全く気にするべきではないはずです。

そもそも自分の仕事はピアノとは関係ありません。(という前提)

ところが、周りから刷り込まれた観念により、できなければならないと思ってしまう。

 

極端な例で考えると、起こり得ない話に見えます。

しかし、これと同じようなことが、実際の組織内ではよく起こります。

周りからの「あるべき論」に惑わされるという状態です。

 

立ち返るべきは「基本」です。

基本とは、自分本来の理想、目標、あるべき姿です。

それらと照らし合わせて、どのように改善していくのかを考えます。

 

そうすることで、自分の強く思っている価値観を再確認するきっかけにもなります。

自分の考えを整理するチャンスでもあるということです。

「定食屋さんを営んでいるのに、『エリーゼのために』ができずに落ち込んでいる場合ではない!」

このように自分で気づくことが大切です。

落ち込んだ時に立ち返る先

落ち込むに値しない事柄を区別するために、先に敢えて極端な例を示しました。

ここからは、基本への立ち返り方を示していきます。

本来の理想とのギャップが原因で落ち込んでいる状態、

もしくは自分の理想に合っているのか、よくわからなくなっている状態を想定しています。

 

長いスパンで考える

人生の長いスパンの中で、今の状況を考えます。

今うまくいかないのは、助走期間であるとみなせるかどうかです。

 

易経の時流の考え方に基づけば、一つの分野で成功するためには、誰からも注目されない時期、何をやっても見向きもされない時期が存在します。

そこから少しずつ、努力を重ね、人に引き上げられ、さらに努力し、やがて一気に駆け上がる時流がやってきます。

そのために必要なステップであると考えれば、大きな時流という視点で見ることができるでしょう。

 

短期的に楽な方向に流されて、長期的な目標を見失うことへの戒めにもなります。

大きな達成感と自己肯定感に包まれた少し先の自分と繋げて考えることで、今の苦境を必要な苦労として前向きに捉えます。

 

昔を考える

落ち込んだ時には、スタート地点の自分を振り返ることも有効です。

社会人になる前に描いていた希望や、それまでの努力を思い出します。

 

濁りのない、真っ直ぐな気持ちを思い出すことができれば、大きな推進力となります。

今落ち込んでいることと向き合い、克服するための気概を取り戻すきっかけになるでしょう。

 

逆に、「こんなことをするために、自分は何年も努力してきたのかな?」と問い直すことも必要です。

方向修正をするための気づきも待っているかもしれません。

 

直接地元に帰って考えてみることもお勧めです。

自分の原点となっている場所は、意外なパワーを与えてくれるものです。

立ち上がる力と、強い指針を取り戻すことができるはずです。

 

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地元に帰りたいという思いを大切に!後悔しない人生を!

 

家族を考える

落ち込んだときこそ、家族の存在が力になると実感している人は多いでしょう。

家族のことを考え、さらに進む力を得ることができます。

 

一方で、今していることの意義がよくわからなくなった時には、このように自問するべきでしょう。

「今していることは、家族に誇ることができるのか?」

誇ることができると思えば、さらなる力が湧き、気持ちを新たに取り組むことができるでしょう。

誇ることができないのであれば、方向修正を考える必要があります。

 

数々の経営者を指導した伝説のコーチ、ビル・キャンベル氏の話が印象に残っています。

コーチをしていたグーグルのある幹部が、ある時、”テック業界におけるもっとも悪名高い人物のリスト”に掲載されました。

そのリストには、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツをはじめとするそうそうたるメンバーが名を連ねていたため、その幹部は大変名誉に思い喜んだそうです。

 

ところが、伝説のコーチは一喝して戒めました。

「この記事を君の母親に送って見てもらおう、果たして喜んでくれるのか?」

家族に誇ることができない仕事は、幸福をもたらしません。

 

落ち込み、自分について考えるときこそ、本来のあるべき行動指針が見えてくるチャンスです。

 

本を読んで考える

普段から指針としているような座右の書、大きな影響を受けたような本を読み返してみることも効果的です。

読書をしていると、外界の思考が一時的にシャットアウトされます。

 

本来の自分が感銘を受けた、目指すべき姿や強烈なメッセージに集中することができます。

 

気持ちがぐらついているときほど、優れた本に書いてある言葉は、自分を再び奮い立たせてくれるのに役立ちます。

気持ちを新たにして、打開策を構築しはじめるきっかけとなることでしょう。

 

自分の人生の指針となるような本は、数冊、すぐ読めるような場所に置いておくことをお勧めします。

耐えるための活力では意味がない

今回のテーマは、敢えて「考える」を強調しています。

落ち込んだ時に考えずに、気持ちを前向きにしようとする方法もあります。

お酒を飲んだり、趣味に没頭をしたり。

気持ちを楽にすることは重要ですが、それで終わってはあまり意味がありません。

 

繰り返しますが、本来落ち込む必要のないこともあれば、方向修正しなければならない動きもあります。

気持ちを楽にすることを主眼に置くと、エネルギーを補給してはすり減らしての繰り返しになるため、根本的な解決にはなりません。

 

世の中には、このような「耐えるためだけのリフレッシュ」が目立ちます。

嫌なことがあっても、飲んで励まし合っているうちに、時には給料が上がって昇進もする。

そのような時代ではなくなっています。

ある時、気づいたら放り出されて、何も残っていなかったということになりかねません。

 

人と会ったり、リフレッシュしたりして気持ちが少し落ち着いたところで、やはり「考える」必要があります。

落ち込んで、しっかり考えてというプロセスは、自分を確立する上でも必要なステップです。

お勧め!歩いて考える

考えると一言で言っても、実は色々な方法があります。

人と会って話しながら考えることも、タバコ休憩に考えることも、カフェで考えることも、一人で部屋に閉じこもって考えることもできます。

 

落ち込んだ時にお勧めの方法は、歩きながら考えるということです。

生き仏と呼ばれた、仏教の酒井雄哉大阿闍梨も、歩くことを推奨されていました。

何かに迷った時は、歩いてみること、歩くことがきっと何かを教えてくれるという教えです。

 

交通機関が発達して、人が歩くスピードとは比べものにならないほど速く移動できる現代に対してこう話されています。

そんな時代だもの。本当は人間の心の世界というものはそんなスピードについていけないんだけども、置き忘れられてしまっている気がする。

心がおっつかないから迷ったり、生きるのがしんどくなる。世の中だってぎくしゃくしてくる・・・。

もういっぺん振り出しに戻ったり、本来の姿を振り返る必要があるんじゃないかと思う。

(『一日一生』 酒井雄哉著より引用)

 

歩くときは、できる限り自然があり、静かな場所を選ぶのが効果的かと思います。

また、初めての場所ではなく、よく知っている場所のほうがよいでしょう。

 

これは、私自身も習慣にしており実感していることです。

歩きながら考えていると、不思議と前向きな気持と思考が次々と湧き上がります。

落ち込んだ時に、じっくり自分と向き合いたい時は、2時間ほど時間をかけてじっくり歩きながら考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、落ち込んだ時に考えるべきことを紹介しました。

落ち込んだ時は、精神的には辛い状況ですが、本来の自分のあり方を考え見直すチャンスでもあります。

調子がよいときは、あまり自分のあり方を見直すことはありません。

よほど強く意識しても難しいことであると言えます。

 

✔長いスパンで考える

✔昔を考える

✔家族を考える

✔本を読み返して考える

そして、歩いて考える。

 

考えた後には、一段と強い自分で再スタートを切ることができるはずです。

テクニカルな方法にとらわれず、自分と向き合うことを意識するべきです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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