疲れたサラリーマンが日常風景となった現代に思うこと
こんにちは!Jimmyです。
今回のテーマは、自分の人生を楽しむために絶対に陥ってはいけない状態と思考法です。
長い不況の時代が続いています。
疲れたサラリーマンを電車やオフィス街で見ることは、もはや当たり前の光景となりました。
一度限りの人生ですが、自分の人生を前向きに楽しんでいるとは思えません。
もちろん、企業の業績は右肩上がりというわけにはいきません。
生活維持のために、止むを得ず仕事に向かっているという気持もあるかもしれません。
しかし、それだけが原因で、これだけ疲弊、消耗しているとは思えません。
自分の人生を楽しむことができていない人たちが多い現状には、どのような背景があるのか。
それは、「絶対に陥ってはいけない状態に”はまっている”人が多い」ということに他なりません。
自分の人生を前向きに歩んでいる人と比較してみると、その違いがよく見えてきます。
このようなツイートをしました。
これについて以下に詳細を書いていきます。
思考停止
不安
閉塞感
他人任せどれも陥ってはいけない状態。
今の時代だからこそ特に意識しなければならないと言えます。
うまくいっている人は例外なくこの状態にはありません。— Jimmy@信念のある自分の人生を! (@JimmyOsuka) March 1, 2020
人生を楽しむために、うまくいっている人たちが絶対にしないこと
以下の4つの状態は、人生を楽しんでいる人、うまくいっている人、成功している人には絶対に見られないことばかりです。
思考停止
思考停止状態とは、自分で考えずに、受け身の姿勢でいる状態です。
わかりやすいのは仕事への取り組み方です。
とにかく言われたことに対して、思考をすることなく受け入れてしまいます。
組織の一員として方針に従うことは必要ですが、考えないこととは全く別の話です。
組織にいると、本来、自分の考え方や意識との間で葛藤が生じることも出てきます。
疑問に思うことや、おかしいと思うことも少なくないでしょう。
それらを考えることは、多かれ少なかれ苦しさを伴います。
意見することがあれば、上司から疎んじられるかもしれません。
考えているよりも、何も考えずに従ってしまった方が、短期的には効率的であり、仕事も速く片付くのかもしれません。
そのため、受け入れてしまった方が楽である、得であるという結論に達してしまう人が後を絶ちません。
この考え方は、一昔前であれば、かなり通用した考え方でしょう。
高度経済成長期などは、モノを作れば売れる時代です。
個人の考え方ややりがいよりも、とにかく1秒を惜しんで多くのモノを作ること、
営業であれば、一社でも多く訪問することが売上増加、会社の成長への近道でした。
会社の方針に従っていれば、自然と給料も増え、会社とともに成長できた時代です。
つまり生活も豊かになり、それが喜びの源泉となった時代です。
気づけば退職金を受け取り、労をねぎらわれながら定年退職。
雨の日も風の日も、体調が悪い時も、災害の時でさえ、会社のために働いてきた甲斐があったと満足することもできたでしょう。
今はそんな時代ではありません。
残念ながら、会社が傾き、リストラとなると、次の人生をどう歩んでよいのか途方に暮れる人が出てきます。
「今まで会社のために尽くしてきたのに、いきなり首を切るとは残酷だ!」
と憤るベテラン社員の声を聞きます。
少し残酷ですが、思考停止状態で生きてきたという要素がある人も少なくないように思います。
会社から言われたこと以外、何も見てこなかった、考えてこなかったため、世の中の動きや、自分個人としての生き方に焦点を当ててこなかったとしたらどうでしょうか。
会社という指示者がいなくなると、途端に動けなくなるのです。
思考停止状態に陥っていると、善悪の判断も、個人として必要な資質の判断も、世の中での自分の立ち位置も見えなくなります。
これが最大の罠です。
どんな時でも、自分の人生の目標と生きる意義をしっかりと考え、持ち続けること。
それに向かって動くこと。
もう少し細かい視点で言えば、仕事の意味を考えることです。
仕事の意味を考えて、なりたい自分像に近づいているかどうかを定期的に確認することです。
会社という一つの組織に指示を委ねて、思考停止に陥るのは、自分の人生を放棄することです。
自分の人生を生きている人は、会社におんぶにだっこという発想はしていません。
常に自分のやるべきことを考え、思考と反省を繰り返しています。
会社に意見することも、自分の人生に責任を持ち、自らの考えに従って動いているからこそできるのです。
✅厳しい時代だからこそ、思考停止していると行き詰まる。
✅仕事の意味を考え、目指すべき自分像とのギャップを定期的に見直す。
不安(極度の不安・余計な不安)
物事がうまくいくかどうか不安になることは誰にでもあります。
しかし、うまくいっている人、自分の人生を楽しんでいる人は、不安をコントロールすることが上手です。
不安は、前向きな人生の大敵であり、上手に付き合うことが不可欠です。
不安になっている間は、物事が手につきません。
パートナーや子供の安否を心配している時などは、何をするにも、はかどることはないでしょう。
今進めている仕事のこと、明日の商談、プレゼンのこと、健康のこと、老後のことなど、不安を考えればきりがありません。
どこかで不安の思考を軽減させないと、今という時間を大切かつ有効に生きることができません。
将来の、起きるかどうかもわからないことのせいで、今やるべきことができないという事態は避けるべきです。
そして、この不安のスパイラルから最も抜け出せない人こそ、
先ほど述べた思考停止状態の人です。
仕事にせよ、将来の生活にせよ、主体的に考えていないのですから、不安のスパイラルから抜け出せるための心境にたどり着けるはずはありません。
「こうしていこう、こうすれば大丈夫!」と考えることもなく、ただただ動かず不安に苛まれることになります。
人生を楽しんでいる人が取っている行動は違います。
- 後悔しないくらい全力で取り組んで、あとはくよくよしない。
- 天に任せるという覚悟ができている。
- 自分の価値観の軸がしっかりしているため、余計なことで悩まない、切り捨てるべき不安はきっぱり捨てることができる。
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閉塞感
閉塞感を感じながら生きている人は、今の日本では非常に多いのではないかと思います。
特に、具体的な不安が顕在化しているわけでもないのですが、あるべき方向に進んでいるという感覚を持てずにいる状態です。
環境ややり方を変えなくても、大きな不便を被ることがないため、そのままの状態を継続しやすい傾向があります。
つまり、習慣となって、常態化してしまうということです。
この状態が長く続くと、前に進むという推進力を失うことになります。
そうなると、何か新しいことに挑戦してみようという気概がなくなります。
そして気がつかないうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
5年間など、本当にあっという間です。
閉塞感を感じながら推進力を失い、何もしないまま時が過ぎるという感覚は本当に恐ろしいものです。
閉塞感を感じながら生きている場合、その原因を考え、根本からそれをなくすような行動を取る必要があります。
人生を楽しんでいる人、世の中を引っ張っているような人は、閉塞感など感じる暇もないくらい動いています。
当然、それだけ思考を繰り返し、主体的に行動しているのです。
閉塞感は、人生を楽しむことを阻害する大きな要因です。
これをなかなか打開できない状況にあるとすれば、閉塞感の原因は何かをとことん考えることから始めるべきでしょう。
そして、小さなことからでも、行動を起こすことを意識します。
動いて失敗する方が、閉塞感に包まれているよりも、長期的に考えれば完全にプラスなのです。
✅閉塞感は習慣になりやすく、何もしないままあっという間に時間が過ぎてしまう。
✅動いて失敗する方が、閉塞感が覆っている環境にいるよりもずっと良い。
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他人任せ
他人任せの状態とは、何かあるとすぐに、他人や世の中のせいにするということです。
つまり、仕事であれば、会社の方針や上司の指導のせいにする、
生活であれば、自治体や政府の方針のせいにするということです。
自分で切り開くという人生を完全にやめてしまっていることに気づきません。
世の中や組織に対して不満を募らせ、批判めいたことを仲間うちで話すことが多くなります。
この状態では、幸福感を感じることは難しいと言えます。
自分で幸福をつかむことができないからです。
会社の方針が間違っているとしたら、なぜその会社にずっととどまっているのか、
こうあるべきだと思ったら、なぜそれを発信しないのか、
結局は自分で今の状態を選んでいる、甘んじていることに他なりません。
人生を楽しんでいる人は、自分の人生を生きています。
すなわち、自分の言動に責任を持っています。
うまくいかないことがあれば、自分で状況を打開していこうという意欲に溢れています。
批判もしますが、自分も動いて努力しています。
厳しい環境の中で、今自分にできることは何か、リスクがあってもそれに挑戦して自分の行動と結果に責任を持つということが必須になってきます。
✅会社の方針や政府を批判するだけでなく、自分が何もしていないことに気づくことが大事。
✅自分の言動に責任を持って動いてこそ自分の人生は見つかる。
まとめ・人生を楽しむ人になるために!
人生を楽しむために、これからの時代は特に絶対に陥ってはいけない状態を4つ示しました。
これらの状態をコントロールできれば、人生を楽しむこと、自分の人生を歩むことに大きく前進します。
周りにいる成功者、楽しそうに人生を送っている人、
その人たちの動きに注目すれば、ヒントがたくさんあることに気づきます。
先ほど示した4つの状態に当てはまる人は誰一人いないことに気づきます。
大きな成功を収めている人ほど、そのような状態とは正反対の人ばかりです。
つまり、
人の何倍もの思考量があり、
人の何倍もの大きな不安をコントロールし、
人の何倍も新たなことに挑戦(行動)し、
人の何倍ものリスクを取り、その結果に責任を持つ。
私自身、サラリーマン時代は、どんどん陥ってはいけない状態に近づいていった自分がいました。
- 組織の方針に従わなければいけない。
- 先輩、上司に異論を唱えることは控えるべき。
- 「うまくやる」ことを覚えなければならない。
このような思いが強くなりすぎると、思考停止状態を招きます。
指示されたことに対して、おかしいと思いながらも、受け入れ実行し、トラブルになり、不安に駆られるという悪循環も頻繁に発生するようになりました。
普段から閉塞感を感じながら、「今の考え方では将来がない」と思うものの、行動できない自分。
まさに陥ってはいけない状態そのままであったということです。
そのような状態にあっては、人生を楽しむことはできません。
何より余裕がありません。
今は激動の時代です。
会社の生き残り競争もさることながら、生活スタイルも価値観も大きな転換を迫られているように感じます。
そんな時代に人生を楽しむためには、今回示した陥ってはいけない状態を意識して、日々行動改革をすることが必要ではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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