こんにちは!Jimmyです。
マイナス思考も、生きていく上で時には必要ですが、それだけで終わってしまうとよいことはありません。
見るべきものが見えないからです。
マイナス思考になると、必要以上に気にしてしまうのが、他人からの反応や否定的な意見です。
今回は、他者との関係を軸に、マイナス思考だけで終わらないために、本当に見るべきものの存在について解説します。
自分を守るためのマイナス思考
マイナス思考は、自分を守るために、通常成長するに連れて大きくなっていくものであると思います。
子供の頃も、嫌いなこと、例えばテストなどと聞けば面倒な気分になるものです。
それでも、不確かなことに対しては、意外と前向きな反応も見られます。
「明日から転校生が来ます」
そう言われれば、どんな子が来るのか、ワクワクし、楽しみに感じていたものです。
前面に出るマイナス思考
大人になると、不確かなことに対して、もしくは変化することに対してマイナスの思考が働きやすいと言えます。
「どうやら隣に新しい人が引っ越して来るようだ」
それを知ったら、どんな人が来るのか、不安が半分か、もしかしたらそれ以上を占めるのではないでしょうか。
よくないことが起こった時に備えて身構える意味があります。
ある意味配慮のマイナス思考
また、失敗した時に、自分や周りを必要以上にがっかりさせないために、
予防線として、最初から物事の見通しを否定的に考えておこう、発言しておこうという思考も働くことでしょう。
これも、一概に悪いことばかりではありません。
買い物は冷静に
何か大きな買い物をするにしても、いい話が舞い込んできたとしても、
慎重に、何か見落としていることはないかを考えることは必要です。
敢えて、買わない理由、要らない理由も考えることで無駄な買い物も回避できるでしょう。
ネガティブケースも要検討
企業であれば、ある企画を検討する時に、リスクの所在を考えます。
ネガティブケースもよく想定する必要があります。
プラス思考とマイナス思考の併用が原則
減点主義の文化もあり、日本人は特に、マイナスから考えることが習慣になっています。
ただ、いずれの場合も、通常、マイナス思考だけで終わらせることはありません。
大事なのは、選択肢を広げるという単純なものなのです。
そのため、マイナス思考とプラス思考を使い分けます。
引っ越してくるまだ見ぬ隣人と、仲良くコミュニケーションすることも想定しながら、色々想像を広げるはずです。
口では、控えめに言ったものの、実際にはプラス思考で取り組んでいくこともよくあることです。
買い物でも、企業の企画でも、そもそもプラスの意味があるからこその検討です。
ところが、マイナス思考を強く持ちすぎていていると、この当たり前の視点を持つことができません。
マイナス思考が視野をなくす
何かを変える決断をしよう、始めようという時に、マイナス思考が強すぎると動くことができません。
特に、新しいこと、前例のないこと、自分の周りにいる人たちにとって異例なことに挑戦しようかと考えるとき、
周りの人からの批判的な反応に縛られたりはしていないでしょうか。
マイナス思考になると、周りからの否定的な声が、大変気になるようになります。
今の仕事を辞めて、新たな挑戦をする時、
今までしてこなかったような、新しい習慣に挑戦する時、
リスクが大きいと思われることに挑戦する時、
このような時は、少なからず否定的な反応は想定されるものです。
そんな時に、その反応を気にしてばかりいたら、大きな挑戦はできません。
大多数の人に理解を得られるような範囲でしか動けなくなります。
これに気づくべきす。
田舎への移住を検討する時などは、プラスの面を見るからこそ決断できるのです。
ゆったりとした時間、自然に囲まれた環境、人情味のある人たち。
よい面を想像しているうちに、思いが強くなるのでしょう。
都会にいる人たちの意見や人間関係に気を取られて、田舎ならではの近所付き合い、不便さばかりがクローズアップされれば、移住する決断には踏み切れません。
マイナス思考だけで終わらせない!目を向けるべきものとは
もっと見るべきものがあるという話を冒頭にしました。
それは、
まだ見ぬ人のことでも構いません。
先ほど示した田舎への移住の場合も、まだ見ぬ新しいコミュニティに思いを馳せることが決断の後押しになります。
来るもの拒まず、去るもの追わず
今いる環境で、周りの人から笑われる、おかしいと思われたところで、
新たな環境に入ってしまえば、ほとんどの関係はなくなります。
もう毎日会うようなこともありません。
それでも、マイナス思考を繰り返していると、今いる環境の中で考えてしまいます。
無意識のうちに、動かない理由を探すことになります。
新しいことを始めるときなどは特に、目を向けるべきはそこではありません。
どんな状況でも応援してくれる人がいるはずです。
もし、そんな人がいなかったとしても、
単純に、世界にはまだ出会っていない人たちが60億人ほどいるわけです。
大きな可能性が広がっています。
来るもの拒まず、去るもの追わず。
新しい挑戦をすることで離れていく人、疎遠になる人、否定的な人のことを考えるよりも、
応援してくれる人、新しく出会える人の方に思いを馳せるべきではないでしょうか。
(もちろん、どんな環境にいても、離れることのない絆もあるものです。それを大事にするのは言うまでもありません)
私の経験(辞職時やブログ発信の時)
今、客観的に見れば、当たり前のことを言っている、迷うようなことには思えないかもしれません。
しかし、実際に挑戦するような状況になると、マイナス思考が強く働いて、視野が狭くなるものです。
私にも同じような経験があります。
会社を辞める時も、事業を始める時も、ブログやYoutubeで発信を開始する時も、
今までの人間関係や、出会ってきた人たちの反応を想像してしまう自分がいました。
そうなると、必ず否定的な感情が湧いてきます。
蔑むような反応をするだろうな。
笑われるかもしれない。
こんなことを考えていれば、テンションも下がるものです。
わざわざ、否定的な反応をしそうな人を想像してしまっているのです。
そういう人たちほど、よく考えてみれば、もうほぼ会うこともなければ、お互いを必要とするような関係にはありません。
マイナス思考になると、敢えて脳がそのような人を選ぶようになっているのではと思う時もあります。
そのような人間関係にある人のことをあれこれ考えても、意味はないのです。
繰り返しますが、
目を向けるべきはここです。
マイナス思考が強くなりそうな時は、意識的にこのことを思い出すとよいでしょう。
まとめ
今回は、人間関係を軸に、他者からの否定的な反応を考えてしまうマイナス思考の特徴を示しました。
人間は不安になると、そのような考えに向かいがちです。
そうなると、挑戦を決断するのに必要な、あるいは継続するのに必要な前向きな気持ちが弱まります。
環境を変える時、何かに挑戦しようとする時、周囲の人からの批判的な声を想像することが想定されます。
しかし、目を向けるべき対象はそこではありません(家族とは当然向き合うべきですが)。
やるべき意義を十分に見据えた上で、
自分が挑戦することで、応援してくれる人、新たに出会える人、自分を必要としてくれる人のことを強く考えることに意識を向けるべきです。
難しい時代に生きている私たちですが、何をするか、どこに行くか、どんな人間関係を作るのか。
そしてどう生きるのか、自分で決めることができます。
少なくとも、今いる環境だけが全てではありません。
プラスの可能性も無限に広がっていることも認識するべきであると思います。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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