居場所がないくらいの感覚で問題ない理由

こんにちは!Jimmyです。

居場所がないという声をよく聞くことがあります。

どこのコミュニティに行ってみても、ここではない気がするという感覚。

自分の居場所が全くないと感じれば、辛い気持ちになるかもしれません。

一方、完璧な居場所を見つける必要はないと考えることもできます。

何も自分がど真ん中にいる必要はないということです。

今回は、「居場所」をテーマに、持つとよいいくつかの考え方を紹介します。

マージナルマンという考え方

以前の記事でも、「マージナルマン」という概念を取り扱いましたが、再登場させます。

文化の異なる複数の集団に属し、そのいずれにも完全には所属することができず、それぞれの集団の境界にいる人。境界人。周辺人。

(デジタル大辞林より)

 

孤独を感じることも多いことは想像しやすいと思います。

一方、このような境遇にある人ほど、既存の文化にとらわれない、創造的な見方が育まれる傾向にあるとされています。

明治時代に、新たな商売を立ち上げた豪商たちは、身分的にも地理的にも、町人と武士の間にいるような人が多かったと言えます。

世界的にみても、多くの芸術家や思想家は、マージナルマンとしての境遇にあったことがわかっています。

 

現代の私たちこそ、このようなマージナルな立ち場にいる人は少なくないと思われます。

私自身、自分をマージナルマン的な人間であろうと考えることがあります。

 

田舎に生まれ育ちましたが、その環境には馴染めないような思いを持っていました。

より大きな都会的な世界を求めて東京へ。

その後、銀行に就職したものの、大企業体質には辟易とする日々。

海外勤務をしてみれば、当然のように文化の大きな違いを感じました。

 

いずれも、そのコミュニティ、場所の中心にいるような感覚はなく、どこかズレているという感覚がありました。

意外とそのような感じ方をしている人も少なくないと思います。

 

敢えて、一つの居場所を探さず、マージナルマン的な存在として、辺境に位置することも居場所の一つではないでしょうか。

様々な考え方に触れることができ、変化にも対応しやすいというメリットもあります。

地理的にも職業的にも、移動する機会は以前よりも増えています。

複数の所属先を経験し、多様な背景をもつ生き方も、今後さらに増えるはずです。

完璧な居場所は必要ないという考え方

辺境を居場所にしていればよいのではないかというのが、マージナルマン的な生き方です。

一方、「居場所」について、全て受け入れられる心地の良い場所でなければならないと考えている人もいるかもしれません。

 

現代のような複雑な社会では、一つの完璧な居場所にとどまることが、得策ではないことも多く出てきます。

あるときは居場所になるものの、そこから離れることも当然あります。

自分の内外で変化が起きれば、コミュニティのあり方も変わっていきます。

 

コミュニティの円のど真ん中にいる必要性は高くありません。

もちろん、自然とど真ん中になることもあるとは思いますが、そこにずっといることに固執しないほうがよいでしょう。

ど真ん中で、居心地が良すぎると、外に興味がなくなり、内向きになりやすいと言えます。

変化や多様性といった、今の時代に不可欠なことから遠ざかることになります。

 

私も、人生で唯一、居心地が完璧に近いほど良いと感じていたコミュニティが、大学時代にありました。

実家から東京にもどれば、すぐに電話があり麻雀に誘われる。

飲みに行こう、遊ぼうと言われる。

この上なく楽しい時間でしたが、それ以外のコミュニティへの関心が薄れていたことは事実です。

何より、そこから出たくないという思いが強かったのを覚えています。

その居場所を失うときのダメージも大きいものです。

 

居場所は、状況に応じて都度変わっていく、不完全な場所でも居場所のうちという感覚も必要かと思います。

必要とされるときもあれば、敵対し合うようなこともある。

かと思えば、忘れられているかのように声をかけられないこともある。

そんな状況も含めて、今の居場所です。

居場所は使命の先という考え方

自分で居場所を創造するという考え方も大切かと思います。

与えるのが先か、与えられるのが先かの議論ではありませんが、居場所は与えられるものばかりではありません。

 

自分が、社会で、あるいは組織で何を成すべきか。

どう貢献していくのか。

もっと言えば、自分の生きる上での使命とは何か。

そんな使命感に基づき行動していれば、その先に自然と居場所は作られることが多いでしょう。

他者から求められることも増えるはずです。

 

自分が認められたい、大事にされたいという感覚ではなく、どう貢献できるかという使命感を優先させる考え方です。

もっとも信頼できる居場所と言う意味では、結局、使命の先に居場所を見つけるのが近道なのかもしれません。

自分を強く持って進むしか、迷わない道はないのと同じです。

 

もちろん、使命も生きるステージによって異なってくるでしょう。

使命が変われば、やるべきことも変わります。

 

完璧な居場所を求めすぎずに、今やるべきことに集中すること。

そうしているうちに、居場所はどこかという問題は気にならなくなるはずです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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