人生つまらないという人で溢れている現代
こんにちは!Jimmyです。
「人生つまらない」と言っている人が少なくありません。
閉塞感のある世の中を考えれば、ある意味無理もないと思います。
物質的には、割と豊かな時代を生きている私たちですが、なぜここまで、人生を悲観(というより無気力と言った方がよいかもしれません)している人が多いのでしょうか。
かく言う私も、サラリーマン時代の口癖は、「あー我が人生・・・(ため息)」でした。
行きたくない会社、会いたくない人、やりたくない仕事に囲まれた生活をしていれば、自然とこのような感覚になるものです。
そんな中、なんとか踏みとどまって考え続けた事がありました。
それこそが、人生を好転させるための大事なステップであったと思います。
人生がつまらなくなる原因は細分化すればいくつでも挙げられるのですが、シンプルに考えれば、原因は大きく3つに絞られます。
原因を考え、それらを克服するためにできることを、私自身の経験も踏まえて、こちらもシンプルに考えていきたいと思います。
人生がつまらなくなるのはなぜ?
人生がつまらなくなるのは、そもそも何が原因なのでしょうか。
人にもよりますが、大学生の頃、高校生の頃、中学生の頃まで振り返ってみれば、人生がつまらないと思っていた人はどれくらいいたでしょうか。
思うに、年を重ねるごとに、人生がつまらないと感じる人が増えていきます。
社会人になって数年たった頃には、多くの人が人生こんなもんだと半ば諦めに似た感情を抱きながら生きているように感じます。
その原因を考えると、シンプルに以下3つの原因に大別することができます。
①希望がない、持てない
希望がなければ、人生がおもしろくなるはずがありません。
小学生の頃は、屈託のない将来への希望が多くの人にあったはずです。
プロ野球選手になりたい、
医者になって多くの人の命を救いたい、
誰もが熱中するゲームを開発したい、
会社を作ってお金持ちになりたい、
外国にたくさん旅行したい、
これらは、将来への希望であり、人生の希望です。
こうなりたいという希望があるからこそ、やりたいこと、やるべきこと、我慢しなければならないことがわかってきます。
完璧ではないにしても、いくつかの目標(なりたい自分)や課題を自分の中で認識していたことでしょう。
もし、希望がなければ、当然目標もなくなります。
目標がなければ、何を優先的に行うかは、その時の気分、大抵の場合は楽な方向、安易な方向へと流れていくことになります。
「目標を持って、自分のするべきことを考えること」
「安易な方向に流されないこと」
子供には当たり前のように注意している大人が、まさにこのような流されている状態に陥っているケースが少なくありません。
人生がつまらないと感じる人の大半は、希望がない、目標がないという人ではないでしょうか。
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②何をするにも人と比べる
自分以外は全員他人です。
60億人の人がいるわけですから、何かを比べようとすれば、基本的には、自分より優れている人がたくさんいます。
しかも、隣の芝は青く見えるものです。
自分より裕福な暮らしをしている、
自分よりキレイな彼女がいる、
自分より才能がある、
自分より努力家だ、
自分より人気がある、
自分より幸せそうだ、などなど、自分が世界で一番になれるものなどそうそうありません。
それは誰もがわかっているはずです。
それでも、他人と比べられずにはいられません。
何でもかんでも、他人よりも優れているという状況はあり得ません。
苦手なこともあるでしょうし、多くの人が当たり前のようにできる事が、自分には難しく感じることだってあるでしょう。
比較することで、満ち足りない思いに振り回されることになります。
人と比べることで、もっともよくないのは、自信をなくすことです。
子供の頃は、他人と自分の立ち位置、状況などを理解していないということもありますが、基本的には、純粋に自分がやりたいことを口にできます。
しかし、大人になると、他人と比べて明らかに劣っている自分がこんなことを口にして良いのか、こんな目標を持っていて良いのかという思いを巡らすようになります。
大きな希望を持つことを恥ずかしく思うようになります。
自分に自信がないと、希望すら堂々と持てなくなってしまうのです。
全ては人と比べて、挑戦をする前に諦めてしまっているからです。
人と比べて自分は劣っている、うまくいくはずはない、なんて人生はつまらないのだ、と勝手に諦めの境地に達してしまいます。
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③押し付けられた価値の中で生きている
本来、義務教育を終えれば、人には無限の選択肢が広がっているはずです。
何をするのも基本的には自由です。
法に触れることや公序良俗に反しない限りは、挑戦したいことに挑戦すればよいのです。
しかし、やりたいことをやるという一見当たり前のことを、多くの人ができません。
なぜなら、子供の頃から知らず知らずのうちに、誰か他の人から与えられた、もしくは押し付けられた価値観の中に生きているからです。
いつも、自分を測定するのは、他の人が決めた判断軸です。
学校などではある意味仕方がないのですが、決まった評価軸によって成績を決められます。
そこには、どうしても価値観の押し付けが発生します。
それが当たり前になった結果、自分の価値観を深く考えることなく、周りが決めた判断軸に沿って生きていこうとする人が少なくありません。
親が敷いてくれたレールの上を歩く人、世間一般的に言われる無難な生き方、安全な生き方を選ぶ人が多くいます。
自分の人生の目標や成功を自分で探すこと、自分でつかみとることができていないのです。
幼少期からそのような生き方をしていた人であれば、いざ学校を卒業して人生の方向を決める場面になっても、どうしたらよいのかわかりません。
とりあえず、世間的に評価されている道、両親が賛成してくれるような道、周りがすごいと言ってくれるような道を選ぶようになります。
そして失敗を極端に恐れます。
失敗した人に対して寛容な社会ではありません。
そのため、失敗しないように、挑戦的なことはしないようにという考えが前面に出てきます。
そうなると、選択できる人生など非常に限られてしまいます。
たまたま、その道が自分に合った生き方、納得できる生き方であればラッキーです。
しかし、多くの人にとって、そのような幸運はめったに起きません。
「なんてつまらない人生なのか」と言葉に出して言わないまでも、日頃の自分の環境に対して、嘆き節と愚痴を肴にお酒を流し込む姿が目に浮かびます。
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人生を好転させるための3つのステップ
これまで、人生がつまらないと感じる3つの大きな原因を書いてきました。
そしてこれらは全て、かつての私自身にも見事に当てはまります。
そんな私が、つまらない人生を歩むのをどのように脱出したのか。
なぜ自分は満ち足りていないのか?
どんな人生を自分は望んでいるのか?
とにかく自分の人生をこのまま後悔するような形で終わらせたくないという思いだけはずっと持っていました。
具体的にやるべき3つのステップを以下に書いていきます。
①絶対必要!ひたすら自分という人間と向き合い、受け入れる
就職活動の時に、ヨーイドンで自己分析が始まります。
そして、企業への志望動機や、過去の経験などを振り返って、数ヶ月後には採用面接を受け、晴れて内定をもらいます。
就職活動の終了と同時に自己分析も終了します。
ほんの数ヶ月、長い人でも1年くらいの間に、自己分析をして自分がどんな人間で、何に価値を置いているのかを説明していくのです。
この自己分析、私は大変苦労しました。
学生時代、そこまで自分の人生や価値観について深く考えたことがなかったからです。
いきなり、「昔のことから振り返って考えてみよう」とハウツー本には書いてあります。
ワークシートのようになっていましたが、チンプンカンプンのままやっていました。
結局、とってつけたような自分像と志望動機をそれぞれの企業用にアレンジして、時には人が通過した内容を全て引用させてもらいながら(つまりパクリながら)就活をしたのを覚えています。
「何が自己分析だ!」という思いでした。
今振り返ると、私にとっては明らかに、期間が急で短かすぎたと思っています。
もちろん、就活など始まる前から、自分の価値観と向き合ってきた人にとっては、なんてことはない課題なのかもしれません。
多くの書籍には、海外の学生は当たり前に、自分のやりたいことや価値観を考えてきたから、堂々と話せるのだという趣旨のことが書いてあります。
それを見ると、まさに私は、あまり考えてこなかったことがわかります。
私を含めて多くの人は、就活と同時に自己分析をはじめ、しかも期限に迫られながら進めていきます。
企業に歩み寄った自分像を作ってみたり、本来あるべき自己分析をできなかったという人も多いのではないでしょうか。
この自己分析という自分と向き合う作業は、就活終了後もずっと続いていくべきものです。
私は図らずして、就職した企業の中で、悶々とした思いから、自分の価値観と向き合うことになりましたが、
諦めることなく続けることが大変重要であったと振り返って思います。
なぜ、自分はこの企業で居心地が悪いのか、なぜ上司の言っていることが受け入れられないのか、響かないのか、
それなのに自分はなぜ動けないのか、本当に求めている人生とは何なのか、
口癖となった、「あー我が人生・・・」の後には、必ず、「このままでよいのか」という問いを発し、頭の中で考えていました。
繁忙期などは、思考停止状態になることもありましたが、自分の人生を諦めるという選択をすることはありませんでした。
気がつけば、自分の価値観、大切にしていること、なりたい自分について、今までよりもはっきりと持つようになっていました。
まずは、この自分にとっての確固たる価値観、信念とでもいうべき譲れない部分を明確にすることが大前提です。
一にも二にも、自分の価値観、信念をはっきりさせることです。
時間がかかるのは仕方ありません。
私のように、学生時代にほとんど考えることをしてこなかった場合、すぐにはわからないことなのだと思います。
しかし、時間をかけて自分の本当の価値観、信念を一つでも認識できれば、次の一歩へと繋げる道ができたも同然です。
自分の考えを整理するために、人に話してみて、フィードバックを受けるというのも効果的です。
煮詰まった状態になると、自分でも知らず知らずのうちに、偏った視野でしか見られなくなることがあります。
その点、冷静な第三者から質問してもらうことで、思いもよらなかった角度から考えるきっかけを得ることは少なくありません。
②人生でやってはならないことを決める
自分の価値観と信念をある程度認識できたところで、次に進むべきステップは、人生でやってはならないことを決定することです。
人生がつまらないと感じてきた人は、自分の価値観や信念に合わないことをたくさんしてきたことでしょう。
その中から、人生を好転させるために、絶対に続けてはいけないこと、つまり切り捨てることを決めるのです。
自分の価値観に合わないことを切り捨てる決意は、人生を面白くしようとする決意でもあります。
出来るだけ具体的に、やってはならないことを抽出する方がよいです。
私の場合、サラリーマンはやらないと決めました。
こうなると進むべき選択肢は、限られてきますので自ずと、考えもまとまりやすくなってきます。
いきなり、何をすべきかを考えると、どれを選んだらよいのか迷い、混乱してしまいます。
そこで、とにかく絶対にしないことを先に宣言してしまうのです。
宣言するためには、確固たる価値観と信念がなければできません。
なかなか決まらない人は、自分と向き合う時間をもう少し設けたほうがよいかもしれません。
この時点で、すでに、他人の敷いたレールの上を歩くということから脱出できています。
そして、自分の価値観と信念に沿った生き方は何かを考えること、それ自体が希望になってきます。
自分の信念がわからない、おぼろげな状態では希望も確かなものではなかったはずです。
しかし、自分の価値観がわかると、それに向けて進もうとする意欲が湧き、考えると熱いものが込み上げてきます。
ここまでくればあとは、具体的な第一歩を踏み出すための行動計画を考えるのみです。
③自分で決めた一歩を踏み出し、行動し続ける
人生でやってはならないことを決めたら、最後は、なりたい自分に向けてやるべきことを決める段階です。
やらないことを決めた段階で、実は大変多くの選択肢を排除していることになります。
排除された選択肢を考えてみてください。
世間一般に言われる無難な生き方や、王道と呼ばれる生き方を自分の意思で排除できていることに気づくはずです。
そのようなしがらみを取り払い、あとは、自分が進むべき具体的な第一歩を踏み出すのみです。
自分の価値観を考えつくすまでは、リスクが高くて踏み出せないと思えたようなことでも、既に挑戦してみようと思えているはずです。
他人と比べてどうなのか、ではなく自分がどうありたいかを中心に考えてるからこそたどり着ける選択肢です。
世の中には、能力が高い人はたくさんいます。
私が所属していた企業でも、私よりも能力がはるかに高い人、知識を備えている人は大勢いました。
しかし、自分の信念に基づき、最後まで行動できる人はそれほど多くはありません。
正直に表現すれば、信念どころか、その人の根幹となる人格すらよく見えてこない薄気味悪い人が多かった印象です。
もったいないことに、能力の高い優秀な人が、自分の真にやりたいことを考えずに放棄し、つまらない人生に甘んじているのです。
つまり、能力があっても、行動できない人が大多数というのが現実です。
そう考えれば、まずは行動を起こすことの重要さがわかるでしょう。
私自身、起業するに至っては、大学時代、そして社会人時代の周囲の優秀な人たちを思い浮かべ、こんなに能力のある人たちが多い中で自分は大丈夫なのかと不安になりかけました。
一方、実際に動ける人などそうはいないこと、過去に成功した人たちは能力があるから成功したのではなく、リスクがあっても自分の信念に従い行動してきたからだということを肝に銘じるようにしました。
一歩を踏み出してしまえば、あとは行動を繰り返すのみです。
自分で決めた道を歩んでいる感覚です。
もう人生がつまらないなんていう思いは、頭の中からなくなっているはずです。
大変なこともありますが、それも含めて、自分の人生、面白い人生と感じられるのではないでしょうか。
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最後に、一歩を踏み出すための勇気がでる話
実際に一歩を踏み出すには大変な勇気が必要です。
私が勇気をもらったのは、稀代の名経営者である稲盛和夫さんの著書「考え方」からでした。
人生の成果を以下の方程式によって表しています。
考え方、熱意、能力、これら3つの要素の掛け算が人生・仕事の結果となるという稲盛さんの人生訓です。
能力が平凡であっても、熱意と正しい考え方をもってすれば、結果はついてくるというものです。
考え方、熱意は、つまるところ、自分の価値観や信念に通じる部分です。
ここがしっかりしていれば、能力を補うだけの結果を出すことも不可能ではありません。
自分で考え抜いた確固たる価値観と信念をもって、自分の人生を生きていたならば、素晴らしい人生の結果を手に入れることができるはずです。
私自身、まだまだ挑戦中の身ですが、本書からは考え方の大切さを含め勇気を得ることができました。
ぜひ参考にしてみてください。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
稲盛和夫さんの考え方
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