サラリーマン思考の落とし穴、欠けている世のため人のためという視点

こんにちは!Jimmyです。

サラリーマン時代を振り返って、当時の思考に本当に欠けていたとハッとする経験があります。

いつの間にか、会社の中のことばかりに視野が行ってしまい、社会に目を向けることをしなくなっていたことです。

そしていつの間にか、「世のため人のため」という視点で考えることをまったくしなくなっていました。

サラリーマンとして働いていれば、同じような状況に陥りやすいと思い、今回反省という形で振り返ります。

世のため人のためという議論

会社の中で生きてきた12年

銀行員として12年ほど働きましたが、振り返ると、サラリーマン思考に陥っていたことがわかります。

冒頭のツイートの通りですが、銀行を退職して、色々な人に会う中で気づいたことです。

 

ご自身で事業をされている方、中小企業の経営者、飲食店のオーナー、これから事業を始めようとしている人、

これらの人たちからは度々、「世の中のために」とか「世の中の役に立つ」という言葉が聞かれました。

 

言っている人からすれば、当然のことなのかもしれませんが、当時の私は少し面食らいました。

銀行員時代、そのような発言を聞いたこともしたこともなかったからです。

 

一方で、「世のため人のため」という考え方は、どんな社会であれ(資本主義であれ社会主義であれ封建社会であれ)必要であり、念頭に置くべき考え方であることも当然理解はしていたわけです。

しかし実際には、そのような視点に立って考えることなく、会社の中ばかりを気にしていたことを痛感したのでした。

 

気付かされた当たり前の思考

無農薬のお米を生産されている農家の方は、全国に美味しいお米を届けたいと率直に情熱を語ってくださいました。

ちょうど、ご自身で作られたお米を小分けにパッケージされていて、それをいただいたのですが、無農薬米を通して世の中に貢献するという思いを強く感じました。

お会いしたのが、お酒を飲んでいた時だったため、生産過程や技術の話は覚えていませんが、話されている顔の清々しさと輝きだけは大変印象に残っています。

 

以前からお付き合いのある中小企業の経営者の方は、地域に愛される会社であるため、従業員の幸せのためにと日夜考えておられました。

口で言うのは簡単ですが、行動して示すのは簡単ではありません。

いつお会いしても、ブレずに従業員のために、地域のために何ができるかを考えておられた素晴らしいリーダーであり人格者です。

 

飲食店を運営する知人に、久しぶりに連絡をしました。

コロナ問題で、営業ができない状況にあるため何か困っていないかと思い連絡をしたのでした。

当然、今は辛抱のしどころだと仰っていましたが、同時に、

「こんな時だからこそ世の中のために、自分たちがどう役に立つのかを考えている。考える時間はできたわけだから。」と仰っていました。

こちらとしては、そのお店が心配で連絡したわけですが、逆に力強い言葉を聞いてその人間力に脱帽しました。

 

社会の発展を担ってきた精神

これらの方々に共通して言えるのは、当たり前のように、世のため人のため、社会貢献を意識しているということです。

規模やインパクトの違いはありますが、これまでも社会の発展に貢献してきた人たちの多くは、世の中のために何ができるかという視点で考えてきた人たちです。

 

失敗も成功も含めて、それらの思いを持った人たちが、社会の発展をリードしてきたわけです。

そのおかげで、今の私たちの快適な文明があるのですが、それを享受するだけで、自分がそのような視点に立っていなかったことを思い知らされました。

 

サラリーマン思考の正体

当然、企業勤めのサラリーマンであっても、企業の中のことを精一杯考えて行動することで、結果的には社会のためになっているのだと言うこともできます。

しかし、全然違います。

結果的にそうなるのかもしれませんが、それは組織の仕組みとしてそうなっただけであって、自分で視野を向けて考えているわけではありません。

自ら視野を広げて考えることをするのとしないのでは、個人としての思考の方向性や人格の質が変わってきます。

 

サラリーマン時代、仕事の場、飲み会の場、世間話の場、プライベートな場などで会社の人たちと多くの時間を共にしてきましたが、「世のため人のため」という発言は記憶にありません。

自分も含めてなので、反省しているところなのですが、そこにあるサラリーマン思考にこそ大きな落とし穴があります。

サラリーマンが陥る思考は、会社の中のことばかりに視点が行くようになっています。

仕事の時間以外で語られる話は、概ね以下のようなことばかりです。

 

組織論・あるべき論

日本のサラリーマンが大変得意な話題です。

組織人としてどう振る舞うべきかという観点で熱く語られることが多い話題です。

 

発言のしかたや、対上司・他部署の上手な対応方法、そしてパフォーマンス(見せ方)をいかに工夫するか、いかにうまくやるかといったことに注目します。

愚痴、他部署に対する批判の類も多くありますが、視点としては、自分或いは自分たちがいるチームが、組織の中でどう生きるかという見方です。

 

組織で動くという意味では必要な要素ではありますが、言ってみれば与えられたゲームのルールの中でどう勝っていくかということに集中するわけです。

どうしても視野としては、ゲームの中(狭い組織の中)に集中することになります。

 

社内の人事話

関心ごとの多くは、社内のことになっていきますが、その中でも社内の人事に関する話題は多くの人が大好きなテーマです。

当然自分たちの仕事にも影響することでもありますので、最低限注意して見るべきなのですが、必要以上にこの話題で盛り上がることが多いと感じます。

 

誰が出世コースから脱落したのか、誰が要職に就いたのか、その人はどんな経歴で誰の庇護を受けているのか、などなど人事異動の時期は、このような話題が多くなります。

政治的な組織であることを反映するかのように、それを見ながら次の動き方や自分への影響を考察しているとも言えるかもしれません。

 

収益のこと

営業系の部門や、計数目標がある部門では、とにかく今の時代でも収益目標に対しては厳しく管理されています。

自分の評価の大部分を占めることが多いと思われますので当然、収益目標を意識して日々仕事にあたることになります。

 

その結果、課せられた数値目標をクリアすることだけを考えて、時には顧客、関連部門などを蔑ろにした考え方をする人が少なくありません。

上司からプレッシャーをかけられるとしたらほとんどは、この収益目標に関することになります。

 

プレッシャーが強かったり耐えられなくなったりすると、余計に視野が狭くなり、もはや会社以外の状況など全く見えなくなってしまうでしょう。

実際に、仕事の時間以外でも、収益に関する話をすることは少なくありません。


 

このようにして、組織人としての振る舞いが必要になることで、自然と思考パターンや視野が狭くなるということは誰にでも起きることであり、意識しなければ、社会人でありながら、社会から離れた世界のことしか考えられなくなるという危険性があります。

その結果、世のため人のためという感覚から遠ざかっていき、私のようにそれを外部で当たり前のように強く発言する人を見て面食らうことになるのです。

 

社会に貢献する自分を希望していた人たち

会社で働いている以上、それの何が悪いんだと思う人がいるかもしれません。

しかし、思い返してみれば、就職にせよ転職にせよ、今いる組織に所属する前には、自分の中で社会で活躍するイメージを持っていた人がほとんどではないでしょうか。

つまり、多くの人が、社会に貢献することを意識しており、面接などでも、社会に大きな影響を与えたい、貢献したいと口にしているはずです。

 

そこに自己実現があり、達成感があるとわかっているからそう発言するはずです。

しかし、組織に入って仕事をしていると、いつの間にかそのような思いは隠れていき、目の前の問題に対処することになるのです。

 

会社で活躍することと、社会で活躍することは必ずしも一致しません。

多くの場合、セクショナリズムに陥り、自分が、或いは自分たちのチームが評価されれなそれでよいという意識になりがちです。

その結果、社会人としての自分、世の中にどう貢献するかという視点を失くして、その組織の価値観にしがみつくように生きていく人が増えることになります。

 

会社が無くなれば行く場所を失いますし、運よく定年まで勤めることができたとしても、サラリーマン思考が染み付いたまま老後を過ごすことになるでしょう。

つまり、世のため人のためという気持ちは持つことができず、自分さえ良ければという思いになり、自分の思いが満たされなければキレる老人になるという末路が待っているように思います。

 

組織の中で働く中でも、いかに自分が社会の中で役に立つのか、世の中に貢献するのかという視点を意識的に持っておくことが重要です。

所属する会社以外でも、社会と繋がる場所はたくさんあります。

地域コミュニティであれ、ボランティアであれ、仕事以外でも社会における自分を意識できるポイントは自分で作ることができます。

会社の外に自分の意識を置くことを強くお勧めします。

まとめ

今回は、私のサラリーマン時代に経験したことを振り返りながら、サラリーマン思考の落とし穴を紹介しました。

極端な考え方かもしれませんが、12年間近く所属していた会社で、世のため人のためという話題をしたことがないというのは、辞めた後で考えると異常に感じたことは確かです。

世の中の進歩発展に影響を与えてきた人の多くは、世の中のためにという視点を持って、新たな道を切り開いてきた人たちです。

世間の多くに知られることのない人でも、そのような視点で考えている人たちには人格者が多く、日々生き生きとされており、エネルギーを感じます。

もちろん、会社勤めをされていながらも、そのような視点を絶やさずに持っている人たちもいますが、多くの人は失ってしまったように思います。

大切なのは、会社の組織の中にいると、視野が狭くなりがちであることを認識し、社会の中の自分という視点を常に意識しておくことです。

会社人ではなく、社会人としての自分を持つことです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

以下の関連記事もあわせてご覧ください。

 

あわせて読みたい

こんにちは!Jimmyです。権威主義が蔓延しています。情報が多く、変化も激しい不安定な社会だからなのかもしれません。 とにかく、世の中は権威を求めています。代表的な権威の象徴が、受賞歴、職歴[…]

権威主義

 

あわせて読みたい

こんにちは!Jimmyです。野球好きな私は、高校野球、プロ野球、アメリカのメジャーリーグなどをよく見ます。 ふと野球を見ていて考えることがあります。日本の野球が強いのはチームワーク、チームプレイのな[…]

チームプレイ

 

あわせて読みたい

こんにちは!Jimmyです。今回の趣旨は、これからの時代は、他人事、無関心の立場をとることが、安全で最善の策にはならないということ、そして、自分の意見を完璧ではなくても持って表明することが大切であるということです。職[…]

他人事

 

あわせて読みたい

こんにちは!Jimmyです。仕事に行くのが怖い、毎日朝を絶望感とともに迎えるという人は意外と少なくないかもしれません。面倒だとか、やる気がでないのではなく、「仕事が怖い」という思いが先に来る感覚。この場合、恐怖を感じ[…]

仕事 怖い

 

あわせて読みたい

都合の良い「会社のために」という概念こんにちは!Jimmyです。今回は、大企業で働いたことで感じた違和感の正体について、私の経験をもとに紹介します。サラリーマン時代、働いている中で感じた虚しさ、違和感を思い出して書いてい[…]

何のために働くのか

 

LINE公式アカウントを設定しました!

今後こちらからの発信も計画しています。よろしければ友だち追加をお願いします!

友だち追加

 

今後のためのアンケートにご協力ください

 

いつもProject Jをご覧いただきありがとうございます。Jimmyです。

今後、より良い求められる記事を書くために、以下のアンケートにご協力をお願い致します。

また、別途オンラインサロンを企画しています。興味のある内容、こんなサロンがあったらおもしろそうだと思うものがあればチェック、もしくはご記入いただけますと幸いです。

 

ご協力いただきありがとうございます!!

サラリーマン思考
最新情報をチェックしよう!