物足りない気持ちになったときに知っておくとよいこと

こんにちは!Jimmyです。

ふと、物足りない気持ちになるということはないでしょうか。

このままの人生でよいのか、不満ではないけれど物足りない。

あるいは、忙しく、精一杯な状態であるのに、それでも物足りない感覚があるという人もいます。

 

読んで字の如く、何かが足りないから、満たされない思いが生じているのですが、

では何が足りないのでしょうか?

 

結論を言ってしまえば、”自分の可能性にチャレンジすること”だと思います。

 

これをしないと、不満はないけれどなぜか物足りない、忙しくてしんどいのに物足りない、

満たされない気持ちはなかなか消えてくれません。

今回は、物足りない気持ちになったときに知っておいてほしいことを示していきます。

ほとんどの場合「足るを知る」が解決策

物足りないと一言で言っても、様々な状況が考えられます。

中でも多いのが、欲望に関するもので、足るを知るという感覚を持つことで解決できるものだと思われます。

大前提であるため、最初に記載しておきます。

 

山で道に迷い、何時間もご飯を食べていません。

空腹で苦しい思いをしているとき、ついに救助の人たちが来てくれました。

そして、おにぎりをくれました。

どうでしょうか?

どう間違っても、ありがたく感じると思います。

「これ温めてもらえます?」とか「のりフニャフニャですやん」という人は皆無でしょう。

 

しかし、次の瞬間、隣の人は、おにぎりと唐揚げをもらっていたことがわかればどうでしょう。

途端に、おにぎりだけでは物足りなく思うかもしれません。

 

おにぎりをもらった瞬間、天にも昇る気分だったのに、

同じ境遇の他人が唐揚げをもらっていたのを知っただけで、天に昇る気持ちがなくなり、物足りなさへと変わってしまう。

つまり、このような欲求の類はきりがないということです。

 

他人の唐揚げを見ただけで、幸福感も満足感も急低下

これは望ましい心持ちではありません。

だからこそ、前向きに生きていく上では、「足るを知る」ということが必要不可欠なのです。

 

ほとんどの物足りなさは、この考えで解決できるのではないかと思います。

そればかりか、足るを知ることで、利他の気持ちや正しい行動への意欲も上昇します。

「足るを知る」が必要な理由と意識の持ち方については、別の記事にて詳しく解説しています。

こちらをご覧ください。

足るを知る人こそがメンタル最強である理由

自分の可能性へのチャレンジは宇宙の意志

足るを知ることと混同してはいけないのは、自分の可能性を放棄することでしょう。

冒頭にも書きましたが、物足りない気持ちの主原因として今回扱うのが、自分の可能性にチャレンジしないという事態です。

 

色々考え方はあってよいと思いますが、私は稲盛和夫さんが仰っている以下の考え方に賛同します。

(もとを辿れば、東洋の古い思想まで行きつくと思います)

宇宙には森羅万象あらゆるものを生成発展させ、成長させようとする意識が働いている。

 

このような宇宙の意志というべき大きな流れの中で生きているとすると、

自分の可能性にチャレンジして、成長、発展に向かおうとするのは当然の成り行きとなります。

 

人の身体は塩分を必要とします。

塩気がなければ物足りないと思うのと同様に、自分の可能性にチャレンジしなければ、物足りなさを感じるものではないかと思います。

 

挑戦は生きとし生けるものとして必要なこと。

それができないことから来る物足りなさは、悪いものばかりではないということです。

自分のやるべきことができずに終わるのは、望ましいことではありません。

 

自分の力を世の中で発揮することは、「必要」とされていることであり、

発揮したいと願う心も、自然の法則のようなものであると考えればよいでしょう。

 

自分には、もっとできることがあるのではないか、もっとよい自分がいるはずではないか、もっと貢献できるはず。

そういう思いこそが、人を新たな挑戦、そして成長へと導きます。

 

自分の可能性へのチャレンジ、これは必要不可欠な人間の要素であるという認識を持つことを今一度強調します。

 

あわせて読みたい

稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか【おすすめの理由】

可能性へのチャレンジ放置は要注意

必要不可欠な、自分の可能性へのチャレンジ。

しかし、これを阻むものは、私たちの世界には多く存在します。

世間体、不安、恐怖などがその代表でしょう。

そのため、気づけば何もチャレンジしなかったという結果になることも少なくありません。

 

ただ、それでも、「自分はもっとできるのではないか、もっとやるべきことがあったのではないか・・」

このような思いは、きっと残ります。

 

つまり、恐怖や不安に支配されてチャレンジしないことを選んだ場合においても、物足りないという感覚から抜け出すことはできないということです。

 

私自身、このことを経験し、痛感してきました。

目を向けないよう、自分を納得させようと思っても、なくなるものではありません。

チャレンジしないかぎり、ずっと残り続けます。

 

そうなると、どうしても嫉妬や言い訳が多くなります。

気を紛らわせるために、やりたくもないことに集中したり、無理に今の状態を肯定したり、お酒や娯楽に走ったり。

負のスパイラルへとまっしぐらです。

こうなれば、足るを知ることや感謝の感情を持つことも困難になります。

 

これが、人生を前向きにとらえられない大きな原因になっているのではないかと思います。

だから、放置しておくと厄介な問題と言えます。

 

私の場合、自分のチャレンジするべきことに目を向けず、銀行員を辞める決断ができないまま、何年も過ごした時期があります。

その期間、リスクを冒して、チャレンジし、自分の使命を実現しているような人、新たなビジネスを生み出している人、輝いている起業家をみるたびに、悔しい思い、焦る思い、情けない思いがこみ上げてきたのをよく覚えています。

 

特に、20代起業家、20代で挑戦している人たちの記事などが目に入っても、正直読めませんでした。

 

そのまま、他人のチャレンジする姿から目をそらしつつ、自分もチャレンジしないままであったなら、

チャレンジする人も自分も、肯定することができなかったのではないかと思います。

何より、そんな状態では幸福感を感じることはできなかったでしょう。

では何にチャレンジするのかという難題の答え

物足りない気持ちに対して、これまで、まずは足るを知る感覚を持つこと、

そして、それとは別に、自分の可能性にチャレンジすることの大切さを示してきました。

 

私自身、悩み相談などで、多くの人が何度もぶち当たる壁の存在をよく認識します。

それが、そもそも何にチャレンジすればよいのかわからないということです。

 

自分が何をすべきなのかわからない、

自分に自信がない、

現実的な生活を考えると動けない、

好きなことがわからない、

などなど。

 

これを解決することが大変重要ですが、簡単に見つかるものではありません。

(時間をかけてでも考えていくのが自分のやりたいことや信念にあたりますが、それについては項末のリンクページを参考にしてみてください)

 

少しずつでも、物足りない気持ちを解決させたい、

つまり自分の可能性にチャレンジできるようになりたいと考えるのであれば、身近なできるところから始めることをお勧めします。

そこで、身近な小さなチャレンジでも、自分の可能性にチャレンジすることで、爽やかな気分になれること、そして、もともとあった否定的な思いが一つ消えること。

これを感じることが、チャレンジを加速させる上で大切です。

 

普段感じている、自分を物足りないと思う局面、「こうできたらいいのに」と思うことがいくつかあるはずです。

大きな行動変革ではない、局所的な言動であれば、いくつも出てくるのではないでしょうか。

 

それを認識して、部分的にでも、変革チャレンジをしてみることが大切です。

いきなり会社を辞めて、自分の道を切り開こうと踏み切れる人は少ないかもしれません。

一方、今までしなかった言動を一つやってみるくらいであれば、少しの勇気でもできるものです。

 

繰り返しますが、挑戦したことで、今まで持っていた否定的な思いが薄まること、そして前を見ることができることを実感する経験、これが大事です。

 

私が過去に経験した例で言えば、読書の習慣をつけるということがあります。

読書を習慣にしている博識な人を羨ましく感じる思いもあり、自分を物足りなく感じていたのでしょう。

読書そのものを否定的に考えるという思考を持っていた学生時代ですが、心の奥底では読書の大切さを認識していたのでした。

それでも、今更読書の習慣をつけても遅いのではないかという思いがあり、否定的に考えるということが常態化していました。

 

ただ、周りからの勧めもあり、少しの読書でもよいからと、意を決して始めてみると、これが面白いように続くのです。

読書習慣を拒絶していたところからの小さなチャレンジでしたが、動いた後は、読書の大切さを身にしみて感じる人間になりました。

読書を習慣にするというチャレンジは成功したわけですが、一つ、否定的な思いは、完全に消えてなくなりました。

 

会社組織などでの振る舞い方一つでも、この自分の可能性への小さなチャレンジは有効です。

例えば、反対意見を言ってみる、組織の方針を疑ってみる、今までと違うやり方を試してみる。

小さなことですが、おかしいと思える組織のルールや指示であっても、絶対従わなければと思っていた人からすれば、チャレンジに該当する行為でしょう。

これが組織内でできるようになれば、一つ、組織で抑え込まれているという物足りなさを緩和させることができます。

 

このようにして、自分の可能性に新たにチャレンジすることで、物足りなさと否定的な感情が緩和されることを経験できるはずです。

 

新たなことにチャレンジをしなければ、物足りなさは解決されません。

一つずつ、小さなチャレンジをしていくことで、やがて大きなチャレンジに向かうことができるのではないかと思います。

 

私自身、会社を辞めるまでには何年もかかりましたが、

組織の常識を疑う言動を取り入れてみたり、自分で納得したことを指示とは関係なくやってみたり、マイナーなチャレンジを続けてきたことは効果があったと思います。

 

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時間をかけてもやること、自分探しについての記事はこちら。

信念とは何か?後悔しない人生のために自分の信念の見つけ方

長ーい人生、自分探しの旅を堂々と楽しむことに価値がある理由

自分と向き合うことなしに幸福はない!危険な時代からの警告を話します

まとめ

物足りない気持ちはどこから来るのか。

一つは、止めどもない欲求から来ると言えます。

それに対しては、「足るを知る」という感覚が絶対的に必要であり、前向きな人生に欠かせない考え方です。

 

一方、自分の可能性にチャレンジするという、本来人間に求められる法則のような動きが、恐怖や不安を煽る社会構造によって阻まれている現状があります。

自分の可能性にチャレンジしないまま放置しておいても、物足りなさはなくなりません。

それどころか、その思いをごまかすために、否定的な感情も生まれやすくなるでしょう。

 

だからといって、自分のチャレンジするべき可能性とはなにか、やりたいことはなにか、自分の使命とはなにかをはっきりと認識している人は多くはありません。

認識していれば、勇気を出して、リスクを冒して行動に踏み切れているはずです。

 

そのようなジレンマを少しでも解決するためには、目の前にある小さなチャレンジ、小さな自分の可能性を見つけてみることです。

少し変わるだけでも、物足りなさと否定的な感情が緩和されることを経験できるはずです。

一つずつ、小さなチャレンジをしていくことで、やがて大きなチャレンジにも、動じることなく向かえるようになること。

そうなれば物足りない気持ちとは無縁の人生になるのではないでしょうか。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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