自分を受け入れるとは結局何?どうすればよいのか?知っておくべき方法

こんにちは!Jimmyです。

自分を受け入れることが大事であるとよく言われます。

 

自分のことをよく理解して、本当に注力すること、進むべき道を考えるために必要なプロセスだからです。

これができていないと、無意味な不安や高揚感、現実離れした思考にとらわれる可能性もあります。

俗にいう自分を見失う状態です。

 

先行きが不透明で不安を煽るような社会だからこそ、自分を受け入れることは必須です。

ただ、自分を受け入れるとは、随分抽象的な言葉です。

今回は、自分を受け入れるとは結局何なのかということ、そこで考えるべきことを中心に解説します。

自我の芽生えや中二病の延長線

自分を受け入れるということは、客観的に自分の立ち位置を認識して、納得することです。

実は、意識せずとも、誰かに強制されずとも誰もが自然とするようになります。

 

人は、自我が芽生えてから、世界にある様々な事象と、自分を結び付けて考え始めます。

年齢を重ねるごとに、自分の立ち位置を認識できるようになります。

 

自分は見た目がよいのか、運動神経がよいのか、絵が上手なのか、笑いのセンスがあるのか、他者と比較しながら自分を位置付けることができるということです。

 

いつまでたっても、プロ野球選手を目指すと言えるのは、野球が上手な人だけです。

無理なく、卑下することもなく、冷静に、自分はスポーツで勝負していく人間ではない、アイドルというタイプではないと気づいて納得していきます。

 

ただ、完璧なものではなく、非常に大雑把な立ち位置の認識にとどまります。

 

認識が正しくないこともあるでしょう。

中二病のように、根拠はないものの、自分は特別な存在であるかのような思いを持つこと。

そして、それを持ち続けたまま、大人になっていく部分も大いにあるでしょう。

 

そのため、次の人生のステージでは、もっと現実的に、自分を受け入れることを続けていく必要があります。

ダメでいいじゃないか(ダメな部分を受け入れる)

自分を受け入れる

社会に出てからも、自分の立ち位置が、どこかフワフワしたままの人も少なくありません。

いつまでたっても、自分は成功に値する人間で、特別な存在であるという認識だけは持っている。

 

ところが、具体的な計画も持たず、リスクも冒さないまま、とにかく成功してお金持ちになるのだ!周りから一目置かれる存在になるのだという意識だけを持ち続けている高学歴社会人は、意外と多くいます。

 

勝負できるスキルや力がないことを受け入れられない自分もいれば、

何も挑戦しないまま終わっていくことを受け入れられない自分もいる。

そして、今のフワフワした状態の自分も受け入れたくない。

 

結果、夢想家のような思想をして現実逃避に走ったりするものです。

ひどい場合は、自分が理想の状態にいないのを、社会や他者のせいにするということにもなりかねません。

 

まずは、自分のできないこと、苦手なこと、ダメな部分をしっかり認識することが必要です。

 

こんなはずではない、自分はもっとできなければならない、そうでなければ自分ではないと思うことも出てくるでしょう。

このような思いにどう対処していくかが、自分を受け入れるときの鍵となります。

 

ここで、持つべき思考は、「ダメでもいいじゃないか」です。

こんなはずではないと思えるようなことを、まずはダメでもいいじゃないかと思ってみることです。

 

研究が思うように進まず評価されなくても、

営業成績でトップを取れなくても、

昇進できなくても、いいじゃないかと思うことです。

 

自分はできるはずだ、優れた人間のはずだという抽象的で強迫観念のような意識に根拠はありません。

 

根拠はないのですから、否定するのも実は難しくありません。

「今まで根拠のない強迫観念にとらわれていた」ということに気づけば、

ダメでもいいという考えは、意外とすんなり入ってくるのではないでしょうか。

 

それが自分の今の状態を認識する第一歩になります。

 

自分にはこの分野の経験や知識が圧倒的に足りない。

人身掌握術のようなコミュニケーションスキルは持ち合わせていない。

精緻に分析、管理する能力は、あの人にはかなわない。

人を引きつけるカリスマ性は、今の自分にはない。

 

このようなことを素直に認識できれば、自分に足りないこと、その中で、絶対に補充するべきこと、人の助けを得ながらやるべきことなどを整理しやすくなるでしょう。

自分の持っている特徴・長所を認識する

自分を受け入れる

当然ながら、ダメでいいじゃないか、だけで終わってしまうと、無気力になりかねません。

自分を卑下し、投げやりになって、

「いいんですよ、私なんてね、どうせね・・」

「全部空ですよ、色即是空、もう何もしません・・」

世捨て人のような発言を繰り返すようになるのも避けたいところです。

 

自分のダメなところをしっかり認識すると同時に、自分が今確かに持っている特徴や長所を再確認することも必要です。

 

「ダメでいいじゃないか思想」で、強迫観念をふるい落とせば、今自分にあるものも見えやすくなっているはずです。

 

卑下することなく、投げやりになることもなく、

冷静に自分が今持っているスキル、強み、情熱、あるいは特徴を考えます。

 

結局、人間、自分が今持っている自分自身の力で勝負していくしかありません。

 

ある分野に、少しばかりのスキルと溢れんばかりの情熱があれば、それを活かして今できることは必ずあります。

 

職場で、人に勝る知識はないものの、部下には信頼される自分がいるのであれば、

それを軸に、最強の上司像を磨いていくことができるでしょう。

 

この当たり前のことに気づかず、フワフワと、いつかは自分もこうなりたい、よくなりたい、お金持ちになりたいと考えるため、実現のプロセスが途切れてしまうのだと思います。

 

子供の頃は、もう少し大きくなったらこんなことができるだろうと胸を膨らませる。

中学生くらいになれば、高校生、大学生になったらと言う。

大学生になれば、社会人になったらと言う。

社会人になったら、経験とスキルを積んでから挑戦をしようと思い直す。

中堅になったら、住宅ローンがある、子供が生まれたばかりだからと言い訳をする。

中年になったら、自分はもう勝負する年齢ではないと諦める。

 

今の自分にできることで勝負することを考えず、先延ばしにすると、結局何もできずに終わるという典型的なパターンです。

 

今ないものを将来に当て込むよりも、今ある限られた自分の資源をどこにどうつぎ込むか。

それを今真剣に考えることが、今の自分を受け入れるというプロセスそのものになります。

自分の正直な価値観を知る

今の自分の持っているスキル、そして不足している部分を考えるにあたって、

当然過去の自分と向き合うことになります。

 

あのとき、こんな判断をして、こんな行動をしてきた。

それらの決断の結果として今の自分があるわけですから当然の思考です。

 

冷静に過去の自分の判断、そしてその結果として、今自分が持っている特徴を考えれば、

自分の価値観がより見えやすくなります。

 

ケインズは人の価値観について次のように考えました。

人の価値観、思想の根幹部分は若いとき、ほとんどは20代の早い段階までに完成して、最新のいかなる研究や思想をもってしても動かせない。

 

それほど、多感な時期に経験したこと、考えたことは強烈ということでしょう。

 

今の能力(スペック)に、どんな思想(価値観)をもっているのか。

その組み合わせの結果が唯一無二の今の自分です。

 

ここまで来れば、自分が何をしていくべきなのか、どう生きていくべきか、よりはっきりと考えやすくなります。

 

自分を受け入れていくことでたどり着くのが、自己認識であり、スタート地点ではないかと思います。

 

なお、その自己認識は、時とともに変わっていって然るべき、変わっていくべきものです。

だからこそ、定期的に振り返り、自分の立ち位置や進むべき方向性を見直す必要があるということです。

 

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まとめ

自分を受け入れるということについて、意義と方法を示してきました。

少年期の多感な時期に何となく考えてきた自分という人間像。

社会に出れば、現実と理想の間のギャップや、こんなはずはないと思うことも出てくるでしょう。

 

まずは、ダメな自分を否定しないことです。

ダメでもいいではないか、という意識が必要です。

この意識を持つことで、根拠のない理想像や強迫観念を取り除きます。

 

そして、冷静に自分が今持っているスペックを考えます。

強みとまでは言わなくても、特徴でも、大事にしている部分でもけっこうです。

今自分にある能力、資源を見つめ直します。

 

その過程で考えるであろうことが、過去の自分がしてきた判断の積み重ねであり、それが自分の価値観です。

 

価値観とスペック。

これを組み合わせたのが今の自分であり、自分を受け入れたプロセスの先に、自己認識が待っています。

そこにたどり着くことで、自分のやるべきこと、生き方などを、現実的に、しかも自分の価値観に沿って構築することができるようになるでしょう。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

なお、関連する自己認識や、自分の内面を振り返ることの重要性について、以下の記事も参考にしてみてください。

 

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