機嫌よく生きることができなかった私の反省
こんにちは!Jimmyです。
「機嫌よくやんなさいよ!」
昭和を舞台にした映画の一幕に出てくる、何気ないセリフですが、大変重要なことだと思います。
今回は、機嫌よく生きることの大切さを実感した私の経験を踏まえて、必要な行動原則3つを紹介していきます。
「機嫌よく生きること」を、最近特に意識するようになってきました。
日々の生活を機嫌よく過ごすことができるかどうかは、人生がよくなることに直結することを身をもって感じたからです。
宇宙の法則や引き寄せの法則という言葉を昔からよく聞きます。
然もありなん、と思うけれども完全にそうだとも言い切れない、というのが今までの率直な感想でした。
しかし、今振り返ると、自分が機嫌よく生きていなかった時というのは、よいことから遠ざかっていたのを思い出します。
私は、11年半にわたり、銀行員としてサラリーマンをしてきました。
会社員時代を、大きく前半と後半に分けて振り返ることがあります。
よかったなと思える時代と、あまり思い出したくない時代です。
前半は、社会人になってから経験が浅い時期でもあります。
面倒なことや、気が重いことも山ほどあったのですが、そのような試練も前向きにとらえ、日々楽しみを見出していました。
笑っていることが多かったと思います。
この時期は、大変な中にも、公私にわたりたくさんのよい出会いがあり、学ぶこともたくさんありました。
仕事では、プレッシャーも大きかったのですが、ふとした時に、思わぬ成果が舞い込んでくることもよくありました。
景気動向としては、はっきり言って良くない状況だったと思います。(リーマンショック直後という時期も経験しました)
何より、仕事のスキルも大したものは持っていませんでした。
そんな中でも、優良案件として社内表彰を二回獲得するなど、運にも恵まれていたのです。
一方、後半は、仕事自体は若手の頃よりも慣れてくる時期ですが、明らかに気持ちは低迷しました。
仕事に対しても、他のことに対しても前向きになれず、気分が優れないことが多くなりました。
疲れを感じやすくなり、人生について希望を持つことを忘れていたのがこの時期です。
11年半を通じて、大企業文化には辟易としていたのですが、長い時間引きずらない、気分を変えるということが前半はできていました。
しかし、後半は長く引きずるようになっていました。
生き生きとした自分は影を潜め、いつもどんより、暗い雰囲気を漂わせていたことと思います。
そんな前後半の状態をそれぞれ一言で表すと、
前半は「機嫌がよい時代」、後半は「機嫌が悪い時代」となるわけです。
機嫌が悪いと弊害がたくさん
機嫌が悪い時代を振り返ると、幸福感を全く感じられなかったことを思い出します。
自分が今何をやっているのか、なぜこんな人生を送っているのか、考えては現実に戻されまた立ち止まる。
そんな気分の優れない時期が続きました。
この時期に経験した悪い連鎖の特徴を挙げます。
・家族の幸福感も奪ってしまう
・仕事の運もなくなる
・よい出会いがなくなる
・不満を口にすることが多くなり暗い気分が習慣になる
・そんな状態にあること自体に気づきにくくなる
これらは負の連鎖として、襲いかかってくるため、断ち切るのは大変です。
これが続くと、うつ状態になってしまうかもしれません。
最終的には、負の連鎖を断ち切る一歩を踏み出すことができたのですが、このような状態を続けていては充実した人生を送ることはできなかったと思います。
サラリーマン人生の前半と後半でこれだけ違う思いをした原因の奥深くにあるのが、自分の心の持ちようなのだと、最近になって思うようになりました。
機嫌よく毎日を過ごすことができれば、困難な状況も肯定的にとらえ、幸福感を忘れることなく持ち続けることができると感じます。
事実、10年以上前の自分が出来ていたことです。
しっかり振り返って考え方を変えれば、今の自分でもできるのではないかと思ったのです。
今は好転する過渡期にあるのだと考えました。
何とか負の連鎖から抜け出した私が、多くの人やセミナー、書籍から学んだ、機嫌よく生きるための行動原則を次に紹介します。
周りの環境によって、機嫌の良し悪しが決まってしまう状況は避けたいものです。
主体的に機嫌よく生きる自分を、選択できるようになることを意識して選びました。
機嫌よく生きるための行動原則
①「何を受け取るか」ではなく「何を与えるか」を考える
何かを受け取ることを期待するから、期待通りにならなかった時に落胆します。
人が自分のために何かをしてくれる、施してくれることを期待するよりも、
自分が他人のために何ができるかを考えると、期待と評価の対象が自分自身になり、
周りの環境に振り回されることがなくなります。
自分が負のオーラを放っているときに、救いの手が急に差し伸べられるようなことはありません。
少しづつ与えることを繰り返す中で、気持ちも晴れやかになり、前向きな自分をコントロールできるようになります。
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②高い理想の中にも知足の感覚を持つ
高い目標を持ち、なりたい自分像を描き、それに向かって努力することは重要なことです。
しかし、そればかりを追い求めると、現状の自分に落胆したり、不満を覚えたりすることがあります。
そうなると、イライラやマイナスの感情が湧き上がることが増えます。
現状や周囲に対する不満や恨み、怒りを原動力として努力することもできますが、機嫌がよい状態とは言えません。
この感情は、なかなか長続きしないものです。
急に自分自身、虚しく感じられることもあります。
知足の感覚を持っていれば、自然と、現状にイライラすることが減り、機嫌のよい自分でいることができるようになります。
そして、一旦大きな成功を手にした時、破壊的な欲望から身を守ることができます。
意外と注意が行かないことが多いのが、成功を手にした後のことです。
私も大きな成功を掴んだことなどありません。
考えることも何となく憚られたのですが、実際に考えておくことは重要です。
なぜなら、多くの成功者が、成功の瞬間から破滅に向かうというケースが多く存在しているからです。
そうなってしまう原因は、止まることを知らない欲望だと言われています。
いくら成功しても、放っておくと次の欲望がどんどん出てくるのが人間の性のようです。
成功する前に、成功した後の準備をしておくことも大切です。
現状に幸福感を感じることを意識し、知足の感覚を身につけておくことが必要です。
足るを知る人こそが、幸福になれる理由について、以下の記事をご覧ください。
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③感謝の気持ちを持つ
感謝の気持ちを持つことができれば、それだけで気分は良くなります。
ちょっとしたことに対して、「ありがとう」と思えたり言えたりすることで、気分は大きく変わってきます。
大げさだと思えることでも、思い切って感謝してみてもよいと思います。
周りの人や、偶然関わった人や物に対しても感謝することはできます。
今の自分があるのは、周りの多くの人や物のおかげであることに異論がある人は少ないでしょう。
「おかげさま」の意識と感謝の気持ちを持つ。
これだけで、不思議と気持ちが上向いてきます。
以上、3つの行動原則を書いてきましたが、機嫌よく生きることは特別な考え方や訓練が必要なわけではありません。
もしかしたら、一昔前の日本人なら当たり前のように持っていた感覚なのかもしれないと思うことがあります。
現代人の中では、もはや死語になってしまった言葉で「ごきげんよう」があります。
ベネッセ国語辞典によると、意味は以下のようになっています。
人に会ったときや別れるとき、相手の健康を祝しまたは祈っていう、あいさつのことば。
機嫌よくすることが、健康に繋がるというように解釈できます。
機嫌をよくすることの大切さは、長い人類の歴史の中で、経験則から裏付けされた人間の真理なのかもしれません。
まだまだ実践中の身ですが、心もちは随分変わってきていると感じています。
日々の心がけについて、以下の記事も参考にしてみてください。
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以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。