こんにちは!Jimmyです。
気持ちの持ち方が大事であるとよく言われます。
確かに、それに真っ向から異を唱える人は少ないでしょう。
一方、気持ちの持ち方に大きく注意を払うということも、日常では少ないのではないでしょうか。
気持ちをコントロールできないということも起こります。
ときに暴走することすらあります。
しかし、気持ちの持ち方は、数少ない、自分だけで決めることができる選択です。
さらに、それが他人にも影響を及ぼします。
今回は、気持ちの持ち方こそが大切であることを、再認識する機会にしたいと思います。
気持ちの持ち方が相手に影響を及ぼす
心の状態は伝わるものなのか
心のうちは見えませんが、状態は伝わるものです。
表情や、仕草、態度などから、相手がどんな感情を抱いているのか、当たり前に想像することができます。
初対面であれば、直接相手への印象形成につながるでしょう。
誰もが認識していることですが、多くの人は、ある程度なら隠せる、ごまかせると思っているように思います。
私もそのように考えていました。
気持ちが乗らなくても、楽しそうに、熱心に、明るく話すことはできると考える人は多いでしょう。
確かに、経験を積むうちに、相手にさとられないようにふるまう技術は身についていきます。
商品のプレゼンをする人が、つまらなそうにしていては、それを買いたいと思う人はいないでしょう。
あまりよい気分ではなくても、情熱的に話す必要があります。
さとられないようにすることが、相手への気遣いの一部となることも事実です。
しかし、それほど完璧にごまかすことなどできないのが人間ではないかと思います。
電話でも伝わると思った事例
気分がよくないものの、ごまかして乗り切らなければならない。
そう思うのは、どんなときが多いでしょうか。
仕事のときではないでしょうか。
毎日仕事をしていいれば、気分が乗らないこともあります。
それでも、達成すべき目標や、大義名分があれば、止まらずに進むことになるでしょう。
私もそうでしたが、例えば、営業のアポ取りのための電話(特に新規開拓)は、気持ちへの負担は小さくありません。
冷たい反応をされることもあれば、不審がられる場合もあります。
そもそも断られることのほうが圧倒的に多い辛い作業です。
それが続けば、気分も暗くなっていきます。
すると、いちいち落ち込んではいられないということで、数を機械的にこなすという発想になります。
気持ちの持ち方としては、「気にするな、次行こう!」といったところです。
そうすることで、作業としての効率を上げると同時に、受けるダメージを軽減する目的もあるのです。
しかし、私の経験上、そのようなアポ電話は、ことごとく失敗します。
もちろん、相手にさとられないように、情熱をもって、かつ丁寧に、当然相手の情報も調べてのぞみます。
少くとも私自身、そのように注意していたつもりです。
それでも、不思議と、ほとんどアポイントは入らないのです。
電話越しでも、気持ちの持ち方が伝わってしまうものだとつくづく思います。
気持ちの持ち方を意識して変えることができれば、結果も変わります。
一社一社、なぜこの会社に営業したいのか、どこに惹かれたのか、時間をかけてでもしっかり考えます。
そして、電話する前に、素晴らしい相手に電話をするという意識、そして電話に出ていただいた方に感謝する意識でのぞみます。
ありきたりではありますが、呼び出し音が鳴っているときは、「きっとできる」と思い続けます。
あとは、話す内容自体は変わりません(準備している営業トークは同じです)。
そもそも、それによってトーク力が上がるはずもありません。
それでも、結果として、アポイントの取得率は上がります。
相手の反応も、やさしい反応、前向きな反応が増えるものです。
自分の気持ちが少し変わったところで、そもそも相手のニーズなど変わりはしない、要らないものは要らない。
一見合理的に見えますが、この考えを捨てることが大切です。
いくらダイエット器具を探している最中の人でも、機械的な営業電話だと思えば、話を聞こうとは思わないはずです。
電話でもこのような結果であるなら、対面しているときの伝わり方の違いは、いかに大きいかと考えるべきでしょう。
不安や憂鬱、マイナスの気持ちは、相手にも意外と簡単に伝わります。
自分ではわからない自分の映り方
ずっと鏡でも持っていない限り、自分の顔は見えません。
自分の声も、客観的には聞こえないものです。
ですから、実際どう表現されているのかなど、自分ではわからないのです。
結局、心の状態に反した表情や話し方は、完全にコントロールすることはできないと認識するべきでしょう。
自分が思っているほど、良い方向にごまかせてはいないのです。
先ほどの営業の例で言えば、どこかに投げやりな態度や、機械的な言葉選びが混ざり、それが相手に影響を及ぼします。
その少しの差が、相手を動かす際には大きな差になり得るということです。
このあたりが重要なポイントになります。
気持ちの持ち方を決めるのは自分しかいない
最終的に決めるのは自分
気持ちの持ち方について、他者からの言動が影響することは言うまでもありません。
褒められれば嬉しい気分になり、けなされれば悲しい気分になります。
他者から勇気づけてもらえることもあるでしょう。
しかし、気持ちの持ち方を最終的に決めるのは自分しかいません。
つまり、影響は受けても、どういう気持を選ぶかは自分次第であり、責任は自分にあるということです。
どれだけ嫌なことがあっても、前を向く人もいます。
少し気になることがあっただけで、その日一日が灰色になる人もいます。
自分の選択次第です。
人に迷惑をかけることもなく、自分ひとりで、気持ちの持ち方はコントロールできるはずです。
実際には、そう簡単にできるものではありませんが、自分次第であるという意識は常に持っておくとよいでしょう。
問題や気になることがあるのが正常
気持ちの持ち方を前向きにするために、前提条件が大切になります。
何も心配や悩みがなく順調な状態、これがノーマルであると考えると、気持ちが前を向くことはほとんどないでしょう。
多くの人が経験している通り、毎日何かしらの心配事や満たされない思い、悩みを抱えているはずです。
つまり、それこそが正常です。
理想郷のような状態は現実的ではありません。
いつか来るであろう完璧な日々を追い求めていても、おそらくやってはこないでしょう。
そうであれば、正常の状態で、毎日気持ちを後ろ向きにしていては、幸せな日常を送ることは不可能であると気づきます。
思い通りにいかない中で、不安な中で、それでも前を向き、積極的な気持ちを作ること。
ごまかすのではなく、心からそう思うことに、意識を強く集中するべきであると言えます。
最後に 少しの成功体験を忘れない
気持ちの持ち方を前向きに変えるためには、継続が必要です。
すぐに達成できれば、それこそどんな世の中でも、幸福感に溢れた世界になるはずです。
完璧に気持ちの持ち方をコントロールできれば、そこには素晴らしい幸福感が待っているはずですが、実際の社会でははっきり言って難しいでしょう。
人生を通して、少しずつ、気持ちの持ち方と幸福感の感じ方を覚えていくという姿勢が現実的でしょう。
続けるためには、小さくても成功体験を積み重ねる必要があります。
成功してこそ、効果を実感できます。
気持ちの持ち方を、短期間でも前向きにできたことで、良い方向に物事が進んだという経験に注意を払います。
それを繰り返すことで、日常において、気持ちの持ち方を選択しようと思える局面が増えるのではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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