目の前のことに集中する効果【日常の簡単なことから意識を変える】

こんにちは!Jimmyです。

今回は「日常の簡単なことでも、目の前のことに集中することで全体の効率は高まる」という趣旨です。

 

これまでの記事でも、目の前のことに集中することの有用性について取り上げてきました。

特に、先の不安が支配していて精神的に安定しないときこそ、目の前のことに集中する、

今日一日をいかに全力で過ごすかということに目を向ける。

過去の偉人が残した言葉や名著に目を向ければ、そのような金言に多く出会えます。

 

今回は、そういった長期的な人生展望、マインドフルネスの要素は少し置いておいて、

もう少し日常的な行動パターンに目を向け、「効率」という観点で考えます。

「目の前のことに集中」することのライトバージョンです。

 

なお、名著や偉人に学ぶ、長期的な人生展望を踏まえての話は、こちらの記事がおすすめです。

道は開ける(D・カーネギー)要約 不安に打ち勝つための本

人生に疲れたら読むべき、塩沼亮潤氏からの幸福のヒント

人間の脳はマルチタスク用にできていない!

まず、様々な研究で明らかになっているのは、

人間の脳は、同時に複数のことを処理するのに向いていないということです。

ごく一部の人は、特殊な脳を持っているようですが、ほとんどの人は、脳の構造上2つ以上のことを同時に処理できないと認識してよいでしょう。

 

効率が落ち認識力も下がる

マルチタスクをすることで、効率性は大きく落ちることがわかっています。

別のことを思い出したり、スマホが鳴ったりするだけで、効率性は大きく損なわれます。

 

そのため、最近ではさかんに、シングルタスクに集中しようという論調が聞かれます。

電話が鳴らない、スマホを見ない時間を作ることが生産性アップに大きく寄与すると言われています。

 

わかりやすいのは車の運転です。

運転しながら通話をしようとすれば、相当な注意力低下が起こります。

教習所などでも散々言われることだと思いますが、見落としが増え、事故の原因にもなります。

ある研究によれば、飲酒運連時よりも反応速度が遅くなるという結果もあるそうです。

 

よく仕事などで、首尾よく様々な業務をこなしている人は、マルチタスクをしているように見えるかもしれません。

しかし、ほとんどの場合そうではありません。

優先順位を上手につけて、順番に一つ一つ、シングルタスクにわけてこなしていると認識するべきでしょう。

 

精神面にも影響

処理しなければならないことがいくつもあると、人は精神的にもマイナスの影響を受けることがわかっています。

 

たくさんやることがあるだけで、不安になる、モチベーションが下がるといった効果です。

 

これは感覚的にもわかりやすく、思い当たることが多いと思います。

一気に複数人から作業の依頼を受ければ、かなりのストレスになることは想像に難くありません。

あれもこれもと考えていると、嫌になってしまうものです。

 

一方、やるべきことを具体的に整理し、優先順位をつけて、今からやることはこれだと明確にすれば、再び前向きにできるということも多くの人が体験しているはずです。

今やることを明確にして、目の前のことに集中すれば、精神的にも安定が期待できます。

脳はシングルタスクを支持していることがわかります。

どうしたら目の前のことに集中できるのか?

情報量が多くなっている昨今です。

脳の構造の話、シングルタスクの話、スマホを見る非効率さ、作業中に話しかけられる弊害等、

目の前のことに集中することの有用性が様々なところで指摘されています。

 

ただ、具体的にどこでどうすればよいのか、仕事の場以外ではあまりイメージがつかず、行動できないという人もいるかもしれません。

私もその一人でした。

様々な偉人の本や、不安との向き合い方を勉強し、今日一日を全力で、目の前のことに集中することの重要さを認識しています。

しかし、いざ具体的な行動となると、目の前のこと以外のことを考えている時間が非常に多いことに気づきました。

 

そんな反省を踏まえて、具体的に集中するポイントをお伝えします。

一言で言えば、「日常こそ集中」です。

 

食事の時は食べ物か目の前の会話に集中

食事のときに、仕事のことを考えたり、何か他のことに意識が向いている人も少なくないと思います。

私の場合、

ブログのネタが枯渇していたので、なんとなく考えながら、

妻とも会話をしながら、

ご飯も食べながらという「ながら食事」のマルチタスクを実行していたときがあります。

 

しかし、冷静に振り返れば、その時間に、ブログの良いネタが思い浮かんだこともなければ、妻との会話も楽しめたわけでもなく、ご飯の味もよく覚えていないのです。

「三方よし」ならぬ「三方悪し」でした。

 

それぞれ効果なし、幸福感もなしという悲惨な結果であったと言えます。

 

一人で食べるのであれば、食事に集中することで、幸福感のある食事になる可能性が上がります。

意外と、味に集中すると気づきもあるものです。

 

もし食事の味など楽しんでいられない、時間が惜しい状況であれば、

速く食べることだけに集中したほうが、仕事のことを考えながら食べるよりも、食事時間そのものを減らせるでしょう。

プロの大食い選手の早食い動画などを見ていても、食べることに全神経を集中させているように見えます。

(おすすめしているわけではありません)

 

家族と食べるのであれば、仕事のことは完全にシャットアウトしたほうが効果的です。

家族の会話に集中するか、まず食事に集中してから、家族の団らんに移行すればよいでしょう。

会話しながら、仕事を気にしていても、精神的にもよろしくなく、いいことは何も起こりません。

 

買い物するときは買うものに集中

意外と、別のことを考えてしくじるケースもあると思います。

私の場合、日用品などの買い物をするときに、仕事のことや別のことを考えていることがよくあります。

その結果、当初買う予定のもので一番忘れてはいけないものを買わずに帰ってきたということを何回も経験しています。

 

一方、考えていたことが、その時間にうまくまとまったりすることはないのです。

 

最近では、子供のおつかいのように、メモを持って行くようにしていますが、選んだつもりが全然別のものだったりすることもあります。(洗剤と柔軟剤を間違えたり)

 

商品を選ぶときだけは、買い物に集中したほうがよいでしょう。

別のことを考えながらフラフラ商品を探すよりも確実に早く終わります。

短時間で帰って、別のやるべきことに集中するべきでしょう。

 

単純作業も上の空は危険

単純作業をするときなどは、ついつい別のことを考えてしまいがちですが、上の空は危険です。

私の例は尽きないくらいいろいろあるため、ここでも紹介します。

 

書類を送ろうと思い、郵便局に行きました。

まず切手と封筒を購入しました。

その切手は、相手が返送するときのために用意したものであって、同封するつもりでいたのですが、

なぜか、そのまま目の前にある、これから送る封筒に貼ってしまいました。

 

頭の中で別のことをあれこれ考えていると、このような超単純作業でも、判断できずに間違えてしまうことがあります。

なんとか剥がせないか無駄な抵抗をしてみたり、もう一度切手を買うために並んだり、無駄な時間と費用をかけてしまいました。

 

料理・掃除・挨拶も

この他、日常生活で多くの人がすると思われるのが、料理、掃除、挨拶です。

私のミスの事例はこのあたりにとどめますが、

別のことを考えていると、失敗したり、気づかなかったりすることに繋がるのは、上記で示してきたことと同じです。

 

休む時は休む

休むときは、しっかり休むべきです。

少し身体を休めてソファーに身を委ねながら、あれこれ考え事もしようと思っていると、

うとうととして、夢と現実の間で、非常にふわふわした思考が繰り返されます。

気づいた時(目覚めた)の爽快感もありません。

 

しっかり休んでいるわけでもなく、しっかり考えているわけでもない、中途半端な状態です。

 

世紀の大発見や、素晴らしいアイデアが、うとうとしているときや寝ているときに夢に出てきたという話も聞きますが、

現実世界で常軌を逸するレベルで考えてきた人だけに起こる奇跡だと思ったほうがよいでしょう。

 

計画、考える時間もしっかり確保する

目の前のことに集中するためには、優先順位をつけたり、将来のことを考えたりする時間もつくることが不可欠です。

計画をする時間、あれこれ途方もない未来を考える時間は、それ専用に確保するべきです。

 

他の日常生活の時間と同様、このための時間、これだけをする時間です。

 

毎日、夜寝る前に、次の日のやるべきことをリストにしたり、週末や年末などのまとまった時間に、将来を計画する時間を作ったり。

計画の時間をしっかり確保することで、目の前のことに集中できる環境を作ることができます。

最後に 目の前のことに集中することが日々改善のヒント

こうしてみると、仕事に限らず、日常生活におけるほとんどのことにおいて、目の前のことに集中したほうがよいということがわかると思います。

シングルタスクが必要なのは、仕事や高度な作業、思考のときだけではないということです。

 

何より、マルチタスクで別のことを考えながら取り組むと、まったく楽しくありません。

 

そして新しい発見もありません。

発見がなければ改善もありません。

さらに、散々示した通り、効率も落ちます。

 

一つ一つの日常の行動に目を向けてみると、掃除をするにも、料理をするにも、移動をするにも、個人が改善できることは無限に含まれていることに気づきます。

 

冒頭のリンク先にもありますが、仏教の塩沼亮潤大阿闍梨が仰るには、

日常の当たり前のことを大切にすること、そしてきわめていくことが人生の行(ぎょう)であるということです。

 

仕事の効率化、生産性アップなどというキーワードで考えると、ついつい見落としがちになります。

こうした日常生活で誰もがやるべきことの一つ一つに対して、目の前のことに集中する、シングルタスクの意識が必要ではないかと思います。

 

マルチタスクで、あれこれ違うことを考えていても、いいことは残念ながらありませんでした。

という私の実感を込めて結びとします。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

自分らしい人生を歩むために、以下の関連記事も参考にしてみてください。

 

四書五経とは何か?現代人が学ぶ意味

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