人は変われる、偉人の失敗からわかる最初から完璧な人間などいないこと

こんにちは!Jimmyです。

世の中には、成功者、人格者と呼ばれ、尊敬される偉人がいます。

そのような人を「別世界の人間」のような感覚で見ていないでしょうか。

「そんな人にはなれるわけがない」

「生まれ持ったものが違う」

「与えられた環境が違う」

このように考えていないでしょうか。

 

実際、成功するために途方もない努力をしてきた人がほとんどです。

それでも、最初から周りから賞賛されるような人格を持っていたわけではありません。

初めから別世界の人間であったのではなく、誰でもするような失敗や、よくない言動もあったようです。

 

今回の目的は、「自分はそのような素晴らしい人間には絶対なれない」という思い込みを変えることです。

なれる可能性があるとわかれば、考え方も変わり、結果的に人は変われます。

特に、人格者としても知られる近代、現代の偉人を中心に「失敗・やんちゃエピソード」を紹介します。

人は変われる!尊敬される偉人の失敗・やんちゃエピソード

これから、世の中の多くの人から尊敬される偉人の失敗と、少しやんちゃなエピソードを紹介します。

決して自分とは別世界の人ではないことがわかると思います。

 

リンカーン 昔は「嫌なやつ」だった

奴隷解放宣言で有名なアメリカの元大統領リンカーンは、人格者として世界中に知られています。

人格者であることを示す数々のエピソードや名言があります。

歴代アメリカ大統領の中でも、最大の偉人の一人とされています。

 

そのような人格者でも、昔から素晴らしい人格を持ち合わせていたわけではありませんでした。

むしろ、若い時は、相当な「嫌なやつ」であったことがわかっています。

 

他者をむやみに攻撃しないことで有名なリンカーンですが、政治家になる前は、人を攻撃することが大好きでした。

気に入らない人、自分のことを悪くいう人の悪口や批判文を投稿し、執拗に攻撃して、そこに喜びを見出していたようです。

 

ある時、リンカーンの攻撃に怒り狂った政治家と、決闘寸前の騒ぎとなり、大きく反省して考え方を変えていくのですが、

若い時は偉大な人物とはかけ離れた性格であったと言えます。

それでも、思い一つで人格は大きく変えていけるということがわかります。

 

福沢諭吉 やんちゃな少年時代

日本の近代化を思想面でリードし、明治維新期の日本に多大な影響を与えた福沢諭吉は、誰もが認める偉人でしょう。

一万円札の肖像として、「学問のすゝめ」などの著者として、そして慶應義塾大学の創始者としても有名です。

 

偉い思想家のような雰囲気ですが、意外にも、やんちゃな少年時代を過ごしており、青年期にも意外な一面を見て取ることができます。

 

幼少期は腕っ節も強く、わんぱくなガキ大将のような少年でした。

周りの大人が有難がっているお札を踏みつけて、何も起こらないことがわかると、笑って便所に捨ててしまうようなエピソードがいくつもあります。

 

また、幼少期から酒を嗜んでおり、若い頃は朝昼晩とお酒を飲んでいたと自ら語っています。

慶應義塾の塾長になってからも、酒好きは変わらず、酔っ払って失態を晒したこともあったようです。

反省と健康への懸念から、酒をやめようと思ってもやめられず、挙句タバコにも手を出してしまうといった具合です。

お酒の失敗で痛い目を見るところなどは、非常に親しみが持てるところではないでしょうか。

 

酔っ払って裸で歩いていた人でも、一万円札に選ばれるだけの活躍をしたわけです。

少しくらいのお酒の失敗や、若い頃の恥ずかしいエピソードなどはあっても、人は立派になれるということです。

 

野口英世 留学資金を一夜で使い果たす

こちらも、日本の紙幣の肖像画としてお馴染みです。

幼い時に、左手に大火傷を負いながらも、勉学に励み、周囲からの支援を得て手術をし回復。

多くの人に支えられた経験から医師を志し、努力を重ね、アフリカで黄熱病の研究中に自らも黄熱病にかかり亡くなった生涯は、多くの日本人が知っていることでしょう。

 

私も小学生の頃に野口英世の漫画の伝記を読んで、立派な人なのだと思った記憶があります。

このような立派で感動的なエピソードがある一方、とんでもない失敗エピソードもあります。

 

努力と実績が認められ、留学することになるのですが、留学費用としてもらったお金を一晩で遊んで使い果たしてしまうなど、かなりの浪費癖があったようです。

留学費用ですから、今の感覚で言えば、一晩で1000万円近くを使ってしまったようなものでしょう。

顔面蒼白ものです。

 

それでも、そこから心を入れ替えて、研究に没頭するようになり、細菌学者として数々の偉業を残すこととなりました。

資金を使い果たした後に、助けてくれた人がいたからこそ偉人になれたのですが、一歩間違えれば「大バカ者」として一生を終えていたかもしれません。

 

稲盛和夫 受験も就職も悉く失敗

これまで書いてきた人たちは、幼少期からやんちゃであったり、性格に一癖あったりはしながらも、才能が光る部分もありました。

現代の名経営者といえば、稲盛和夫さんです。

本ブログでも何度も取り上げていますが、京セラ、第二電電の創業、そしてJALの再建などが有名です。

 

名実ともに抜きん出ている稲盛さんですが、実は幼少期から就職するまでの人生は失敗ばかりであったようです。

中学受験も大学受験も失敗し、就職も希望していた分野に進むことができず、不満を持ちながら、碍子を生産する会社で働き始めたそうです。

 

そこから一念発起し、少しずつ成功を収め、独立し、一から会社を大きくしながら素晴らしい人格を磨き上げ、大経営者となっていった経緯です。

決してエリート街道を歩いてこられたわけではありません。

 

あわせて読みたい

心。人生を意のままにする力 稲盛和夫著【おすすめの理由】

 

田中角栄 スピーチが下手で落選?

戦後の日本の歴代首相のうち、最も有名な人を挙げるなら、田中角栄元総理は有力な候補でしょう。

圧倒的な人を惹きつける力があった総理大臣です。

数々の名言、名スピーチを残しています。

 

しかし、当初から話が得意であったわけではないようです。

初めて臨んだ選挙では、街頭演説で上手く話すことができず、協力者からも、はっきりと「演説が下手である」と言われていたそうです。

そして落選しています。

 

そもそも、田中角栄には吃音という問題があり、話すことは苦手であったようです。

ある時、浪曲を唄っている時には、吃音が出ないことがわかりました。

そこで、演説も浪曲のような独特のリズムで作り上げていったところ、結果的に魅力的な力強い演説になったということです。

 

苦手だと思っていたことでも、自分の力にして強みに変えてしまうということもできることがわかります。

 

エジソン 競合潰しに躍起になる

発明王と言えばエジソンでしょう。

蓄音機、白熱電球など数々の発明により人類の発展に大きく寄与したことに加え、挑戦することに対して人を奮い立たせるような多くの名言を残しています。

前向きであることで知られており、上手くいかないことにもくじけることなく、生涯研究に没頭したことで知られています。

努力の天才として、尊敬される人物の常連です。

 

しかし、そのようなエジソンにも、人間らしい一面もありました。

所謂電流戦争と呼ばれている、直流と交流の電流システムの争いにおいてです。

当時エジソンは直流電流を採用していましたが、交流電流を実用化した人物が出てきました。

こちらも天才科学者と呼ばれたニコラ・テスラです。

 

エジソンはこれに脅威を感じ、交流電流を邪魔する行動を取ります。

交流電流反対のプロパガンダ工作を行ったり、交流電流のイメージを悪くさせるためのロビー活動をしたりと、交流電流潰しに躍起になっていたわけです。

 

結果的には、交流電流の有用性は認められ、ニコラ・テスラ側の勝利となりました。

エジソンのような人でも、自分の研究成果が脅かされそうになった時には、このような行動に出ることもあるということです。

普通の科学者ならともかく、エジソンほどの人であれば、交流電流が実用化された現実を見ればすぐに、敗北を認めることもできたはずですが、科学者としてのプライドが許さなかったのかもしれません。

 

松井秀喜 敬遠に怒っていた

読売ジャイアンツやニューヨークヤンキースなどで活躍された松井秀喜さんは、一流の野球選手であると同時に、人格者としても知られています。

野球に取り組む姿勢だけでなく、マスコミ、ファンへの対応、謙虚な態度などは、他の一流選手と比べても素晴らしいものがあると言えるでしょう。

人格あっての国民栄誉賞受賞であると思います。

 

松井秀喜さんの有名なシーンと言えば、高校生の頃、甲子園で5打席連続敬遠をされるといった前代未聞の出来事です。

それだけの強打者であったということですが、普通の高校生であれば、勝負をしてこない相手に対して睨みつけたり、態度として闘争心や怒りが出てもおかしくないような場面です。

事実、応援席からは、メガホンなどが投げ入れられたり、ヤジが飛んだりと、球場は騒然としていました。

それでも、松井選手は怒りを露わにすることはなく、試合後に相手を非難するようなことはしませんでした。

 

実は、中学生の頃に、同じように敬遠されて、怒りのあまり相手を睨みつけたことがあるようです。

そこで、当時の監督から厳しく注意され、その後はそのようなことがなくなったということです。

父・昌雄さんからも、人間的に一人前になることを第一に教育されていたこともあり、人の悪口を言わないのは父との約束であるとも明かしています。

長い間、自分を律してコントロールしているうちに、人格が身についたということでしょう。

成功者にも人格者にもなれる!自分はダメだと思う必要はない

完璧な人などいないのであって、成功者にも人格者にも様々な人がいることがわかると思います。

幼少期はやんちゃであった人、才能を発揮することがなかった人、

大人になってからでも、私たちのほとんどがしないような、信じられない失敗をしてしまった人もいるほどです。

 

偉業を残し、人格者として尊敬されている人でも、人間ですから間違ったことや、時にはよくないこともしてしまうものです。

共通して言えることは、失敗から学んで、反省して、その後更なる努力を続けたということです。

 

仕事でミスをして落ち込んでいる人も、お酒で痛い目にあった人も、人間ができていないと言われた人でも、これからの努力次第で、自分を変えることはできるということをしっかりと認識しておくべきです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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