仕事で失敗が多いと悩む人が180度変えるべき3つの考え方

極端に失敗を恐れる日本人

こんにちは!Jimmyです。

今回は、仕事でミスや失敗が多いことで悩んでいる人が持つべき考え方について紹介します。

 

仕事でミス(失敗)を恐れている人が、どの組織においても大変多いと感じます。

本来、失敗は成功のもとと言われている通り、成功するためには失敗をすることが不可欠です。

しかし、それをわかっていても、現実社会では、失敗に対する反応は肯定的ではありません。

 

そのため、多くの人が失敗をすることを必要以上に恐れてしまっているのが現状です。

失敗をして、落ち込んだり、申し訳ない気持ちになったりします。

 

本来、成長につなげるチャンスでもあるのですが、それを意識できることはなかなかありません。

もちろん、一瞬で組織が傾くような致命的なミスは避けなければなりません。(命に関わるような失敗は言うまでもなく)

 

しかし、ほとんどの場合、そのような危険なミスは、悪意さえ無ければ一人では出来ないようになっています。

組織として、そういう事態が発生しないような体制にしておく必要もあるでしょう。

必要以上に失敗を恐れてしまう原因だけでも、まずは認識することが大切です。

失敗をしないためには

そもそも、失敗が起こる原因は、

業務に対する知識や経験の不足、注意力の欠如が最も大きな要因です。

 

失敗をしなくなる一番早い方法は、「失敗をすること」です。

「経験」と、「振り返り反省する機会」が同時にもたらされるからです。

 

過去現在問わず、多くの成功者や偉人が、失敗に対して積極的な発言をしています。

失敗をすることなく失敗を無くしたければ、もはや何もしないという選択しかありません。

 

ただ、何もしなければ何も起きません。

失敗もなければ成長もありません。

社会人として仕事をしている以上、失敗を経験することは必然であり、成長するために通らなければならない道でもあります。

必要以上に仕事で失敗を恐れる原因

①失敗に対しての上司の反応

まず挙げるべきは、失敗に対する上司のネガティブ反応です。

怒る、嫌な顔をする、迷惑そうにする、怒鳴る、罵声を浴びせるなどです。

どれも失敗を悪とするマイナスの反応ですから、このような反応はできる限り引き出したくないのは当然です。

 

部下の成長を全く考えないという上司は、ほぼいないと思われます。

しかし、部下の成長以上に、自分の安泰を最優先に考えることが多いのも事実。

失敗に対しては過敏に反応します。

 

失敗は、顧客トラブル、会社への損害を引き起こす可能性があるからです。

トラブルや損失が発生した時は、当然上司にも責任が及びます。

 

失敗を聞いた瞬間、上司が考えることは、

客観的に原因と解決策を考え始めることでも、部下の成長を考えることでもありません。

まずは自分の置かれている状況です。

怒りや、動揺、焦り、あからさまに嫌な顔を見せることがその証拠です。

 

なんとか状況を把握し、大ごとにはならないと判断できてはじめて、部下のことを考えるようになります。

そこで出される過剰な指示の一部も、失敗を恐れる原因になるように思います。

 

反省文や、事態報告経緯の作成、改善策の提出を要求することなどは典型です。

大したことではないのに、わざわざ事をを大きくしてしまう上司もいます。

 

失敗をすることで、余計な作業が増えるとなれば、行動は消極的になりがちです。

必要以上に失敗を悪いことと考えてしまいます。

 

当然、同じ失敗が起きないように、原因を把握し、改善策を考えることは必要です。

しかし、全ての失敗に対して、ガチガチの対応を強要されると、失敗を恐れるだけになってしまいます。

 

「お前が失敗をしても、後で必ずなんとかしてやるから、色々と自分で考えて積極的に行動してみなさい」

と言ってくれる上司のもとでは、粋に感じて努力できる社員もたくさんいるはずです。

 

組織としては、社員の意欲を高めることは、生産性を上げ、つまらないミスを減らすために大変有効です。

失敗を通して、再発防止策を徹底することも必要ですが、社員の意欲を考えることも重要です。

しかし、残念ながら、社員の意欲は高いことが前提であると考えられている組織も多いものです。

 

②減点主義

日系企業は特に、減点主義の組織です。

何か新しいことをやって評価される影響よりも、失敗をして減点される影響は比べ物にならないほど大きいと言えます。

 

実力主義の導入といっても、日本企業では、完全に浸透しているわけではありません。

実際に、営業成績などの成果が多少悪くても、年次とともに昇進はできるようになっています。

 

しかし、大きな失敗をしてしまうと減点対象となり、昇進にも大きく影響します。

私がサラリーマンの頃、昇進が大きく遅れた人の中に、原因が、単に実力不足だったという人は記憶にありません。

何かしらの失敗による「減点」をされている人ばかりでした。

 

先ほど述べた、上司の反応にも通じるのですが、このような組織では、挑戦することをためらいがちになります。

そして必ず、失敗を恐れるような体質になってしまうのです。

 

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③上の人ほど動かない日系企業の仕組み

少し違った角度から考えます。

職場で、失敗をするのは誰でしょうか。

失敗をする人のほとんどが、若手社員を中心とした、非役職者のはずです。

 

それはなぜでしょうか。

立場が上の人は、知識と経験が豊富であるという理由もないわけではありません。

しかし、一番大きい理由は、上の人が失敗をしないような体制になっているからです。

 

日系大企業では、役職が上がるにつれて、”動かなく”なります。

資料作成や事務作業などは当然やりません。

だからといって、顧客に対して主体的に働きかけることもありません。

(管理層なのだから管理することが仕事だと言いますが、管理している成果があるのか疑問に思うこともしばしば)

 

つまり、失敗が発生する可能性がある仕事は、ほぼ下の人が担っているということです。

やらなければならない顧客対応や、内部作業はたくさんあります。

常時、ミスが発生しやすい環境になっているのです。

 

下の人ばかりが失敗をするため、上の人が面倒を見て、指導しているように見えますが、体制を考えれば、当然のことなのです。

 

役職が上になるほど、失敗するようなことをしなくなります。

一方で、成長の機会が少なくなるということも、忘れてはならない事実です。

 

外資系企業について、十分と言えるほどの情報が無いのですが、少なくとも上に行くほど忙しいという話をよく聞きます。

もちろん、部分的な見解だけで良し悪しを判断するのは誤りですが、役員クラスが、顧客に対して営業の役割(ニーズヒアリング、企画、提案)を担っていると聞いて感心したことがあります。

 

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仕事のミスに対する3つの考え方

伝統的な減点主義の組織に所属していれば、失敗への恐怖という呪縛から、解放されるのは簡単ではありません。

しかし、失敗を恐れる要因を理解し、発生した時に次のように考えることで、失敗を有益なものにできるようになります。

これから示す3つの考え方を持つことが大切です。

 

①成長につなげることを自分と約束する

失敗が発生したら、成長できるチャンスと考えることです。

焦ってしまう気持ちもありますが、まずは無理矢理にでも、成長できるチャンスが来た、ウェルカムだと思うようにすることが大切です。

 

そして、必ず何か学びを得ることを誓います。

あくまで前向きに考えることがポイントです。

 

たくさん失敗した人ほど、後に後輩に伝えられることや、引き出しが豊富になります。

失敗しなければわからないこともたくさんあります。

 

若手のうちにたくさん失敗したということは、それだけ行動したということです。

難しいことや、際どいことを経験しなければ、失敗は起こりにくい一方、得られるものも少ないのです。

 

落ち込むような失敗談は、将来必ず有益なものとなり、自分の成長の大きな要素になることを心得ておくべきです。

 

②真摯に対応すること

同じ失敗をしていると、成長どころか、何も考えていない人になってしまいます。

真摯に受け止めないと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性があります。

 

失敗が発生した原因を必ずつきとめ、次はどうすればよいのか、真摯に考え対応します。

顧客からクレームがあったのであれば、なぜクレームが来たのか、どうすればよかったのか、次はどうするのか方針を立てます。

それは、その顧客だけでなく、他の顧客に対応する際にも使えることが多いでしょう。

 

真摯に対応していると、クレーム処理の過程で新たな発見があることも珍しくありません。

実はこれこそが、成長できる最も大きいポイントです。

 

また、真摯に対応したことで、ミスが帳消しになり、迷惑をかけた相手(顧客、関係部署等)と以前よりも良い関係になることさえあります

 

言い訳したり、逃げたり、うまく取り繕うことだけを考えたりするのはやめるべきです。

成長にとっては遠回りです。

 

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③上司に迷惑をかけているのではない 

どうしても、上司や周りに迷惑をかけてしまうという観点で、消極的になる人がいます。

そのような人は、敢えてこのように考えるべきだと思います。

 

「するべきことに挑んだのが自分だったというだけ、迷惑をかけているのではない。」

 

先ほど、失敗を恐れる原因③にて記載した通り、役職が下の人が失敗をするような体制になっています。

 

上の人が、大きなトラブルを持ってこないため、トラブルを起こすのはいつも自分であると思うかもしれません。

上の人に迷惑をかけていると感じてしまう人が多いのですが、

それは実力や知識の問題だけではなく、単にそうなる体制になっているというのが最も大きな原因です。

 

組織としてするべき経験を、自分が代表してやっているという視点も必要です。

上司に迷惑をかけたという思いが真っ先に来ると、なかなか積極果敢な行動を自主的に取ることができません。

 

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最後に

必要以上に失敗を恐れてしまう理由と、持つべき考え方を紹介してきました。

本来は、成長につなげるべきもののはずが、組織の体質が原因で、失敗が許されない雰囲気になってしまうケースがあります。

しかし、考え方を少し変えるだけで、失敗をした時の精神的な負担は緩和します。

自分の成長のチャンスと、真摯に対応することに集中し、

積極的に仕事を通して社会に関わることができれば、失敗に対する恐怖心も少なくなり、よい循環で仕事と向き合えるのではないでしょうか。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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