最近では引っ越し挨拶は常識ではない
こんにちは!Jimmyです。
今回は、引越し挨拶は必要なのか?についてです。
東京に引越しをしたときのことです。
物件が決まり引っ越しの準備に追われている時、妻と引っ越しの挨拶は何を渡せばいいのか、という話題になりました。
食べ物はやめた方が無難、誰もが日常で使うものがいい、とりあえず洗剤やタオルで500円くらいのものを現地で買おうということになりました。
最近では、東京の一人暮らし世帯を中心に引っ越し挨拶をしない人が増えているようです。
女性の一人暮らしの場合、防犯上の観点からも、する側もされる側も、挨拶は無い方が良いとされていることを知りました。
また、ファミリー世帯であっても挨拶はしないという家庭もあるようです。
マンションの上下左右に誰が住んでいるかわかりませんが、確かに女性の一人暮らしの方がいるのであれば、今のご時世挨拶して喜ばれることはなさそうです。
やめた方が良いかもしれません。
そこで、鍵の受け取りの際、管理会社に聞いてみました。
私たちが住むマンションは一人暮らしもファミリーもいるマンションです。
すると、「最近では、挨拶をされる人はほとんど見かけない」とのことでした。
上下左右は女性の一人暮らしの方もいるのでそこはやめた方がよいとのことでした。
そういうわけで、結局挨拶はしないことにしました。
引っ越した後、住人と思われる人に会ったときは軽く会釈や場合によっては「こんにちは」と声をかけるようにしていますが、話すことも無いですし、通常の生活リズムであれば関わることは無いでしょう。
一方、何か困ったことがあれば助け合える体制になっていることも重要だという思いもあります。

女性の一人暮らしの人が隣人(私の場合は妻との二人暮し)と顔見知りになっておくことのメリットとデメリットがあると思いますが、今の時代デメリットの方が大きいという風潮になっているのでしょう。
<メリット>
何かあったとき(災害の時などの緊急時、困ったとき)助け合える
<デメリット>
もし変な人だったら面倒
単身とファミリーの違い
住むマンションやアパートの種類によっても随分異なると思いますが、
一人暮らし専用のマンションであれば、挨拶は行かなくてもよいのかもしれません。
それぞれ一人一人の生活リズムの中で生きているので、隣人であっても関わる機会はゼロです。
私は新潟に赴任していた頃、単身用のマンションに3年ほど住んでいましたが、隣人と会ったことはありませんでした。
一度も無かったのです。
同じようにサラリーマンで短期間で異動していく人が多い物件でした。
何かあっても一人なので身軽に動けますし、どんな状況でもお世話になることは無いと割り切って生活していれば、
挨拶して顔見知りになっておく必要も無いという人も多いのだろうと思います。
一方ファミリータイプであれば、関わる可能性は十分にあると思います。
小さい子供がいれば、家庭内の音や声には誰しも少しは気になるところでしょう。
音を聞いた側も、知っている人と知らない人では気分が違います。
また、何かあったとき、特に災害時のような不測の事態に、ある程度知っていた方が助け合いがスムーズではないかと思います。
私自身、一人暮らしのときは、隣人と関わる機会も無かったのですが、やはり家族といると、何かあったときに助け合える関係はあった方がいいと思うようになりました。
女性単身の立場からしても、隣人が一人暮らしの男性であれば、挨拶に行くのも来られるのも遠慮したいところですが、近くにファミリーが住んでいるのであれば、知り合っておいたほうが安心するような気もします。

個人的には、家族が同居している以上、隣人にどんな人が住んでいるのか知っておいたほうが安心という気持ちがあります。
隣人がファミリー世帯なのであれば、挨拶できる機会があればどこかで知り合っておいたほうが良いのではないかと思います。
海外での隣人との関わり(こんなことがありました)
中国に赴任していた時のことです。
引っ越しの挨拶という文化はありませんので、当然引っ越し時には挨拶をしませんでした。
当然、隣人がどんな人かは知りませんでした。
ある夜、家のチャイムが鳴りました。
基本的に来客は、自分たちが注文したデリバリー食品がくるときくらいでしたが、注文した覚えもありません。
出てみると、隣人を名乗る同世代と思われる男女が立っていました。

「今、パーティーをしています、果物ナイフが無いので貸してくれませんか?」
驚きましたが、妻(中国人です)と話して、「別にいいんじゃない?」ということだったので、貸しました。
思い出しましたが、珍しくワインを家で飲もうということになった時に、ワインを開ける道具がないことに気づきました。
夜9時くらいだったので通常の店はもう閉まっています。
24時間開いている店もあるかもしれませんが、今から買いに行くのも面倒です。
妻は隣人の部屋をノックして借りてきました。もちろん初対面です。
また別の隣人のご家庭は、以前小さな子供がいるのを見たので、ファミリー世帯だと知っていました。
私が異動になり、その家を出ていく時、妻は家にあるぬいぐるみを取り出し、隣人宅にノックし、「ぬいぐるみいらないですか?」と聞いていました。
お母さんと思われる人が出てきました。
子供がぬいぐるみを気に入ったようでした。
「谢谢,阿姨」(ありがとう、おばさん!)と言われて気分は良くなかったようですが、ぬいぐるみを捨てずにすみました。
まとめ
一人暮らしでもファミリー世帯でも、引っ越し挨拶を望まない人も多くいるようなので、挨拶をしないことが非常識になることはない世の中になっているようです。
管理会社の人もそのように仰っていました。
いきなり引っ越し挨拶で、一人暮らしの世帯を訪ねるのは相手によっては、恐怖と感じてしまうこともあるみたいです。
引っ越し挨拶はあくまで一つの知り合う機会であると考え、住み始めた後、機会があればあまり考え過ぎずに、通りがかった時に話してみるのも良いかもしれません。
その方が自然な気もします。
その時、関わらないでくださいというオーラを全身で放っているような人であれば今後無理に挨拶等しなくてもよいですが、多くの人は意外と爽やかに挨拶を返してくれると思います。
何か特に困ったことが無くても、お互い、どんな人が近くに住んでいるか知っていた方が安心です。
あまり関わらないにせよ、何かあったときに、気軽に話せるような関係が作れるのであればそれに越したことはありません。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
<参考記事>