自己評価の低さは逃げの兆候
こんにちは!Jimmyです。
自分を過小評価していないでしょうか。
自己評価が低いということは、自分が与えることができる価値が小さいと認めることになります。
商売をやっている人であれば、自分が作る商品、あるいは提供するサービスの価値を自ら小さく認識することになります。
組織で働く人であっても同じです。
自分がする仕事に、そこまでの価値がないと考えていれば、意見を堂々と言うこともできないでしょう。
日本の場合、謙虚であれという意識が強いためか、自分に自信を持てない人は多い傾向にあると言えます。
一方、自分を過小評価することは、逃げの選択でもあるということを認識する必要があります。
低く自分を見積もったほうが楽な場面は少なくありません。
自分の商品やサービスを高価格で提供すれば、期待値も上がり、高評価のためのハードルは上がります。
プレッシャーも大きくなるでしょう。
組織で自分の主張を強く発信した結果、良い結果を得られなかったときには居心地の悪さを感じるでしょう。
場合によっては、非難の的となることもあるかもしれません。
このような状況は、誰もが回避したいに決まっています。
そこで、自分を過小評価することで安心を保つという行為が発生します。
商品やサービスの価格を低めに設定して、ハードルを下げる。
断定的な発言を極力避け、物事がどちらに傾いても批判されにくいようにする。
そもそも、自分から発信することを避ける。
このような逃げの姿勢でいては、自身の成長にも悪影響を及ぼします。
自分を過小評価せず、前を向くための考え方が必要です。
逃げないために持つべき考え方
自分を過小評価して安易に逃げないために、持つべき考え方を以下に3つ示します。
正当な対価をいただくという意識
商品やサービスの対価はお金で支払われることがほとんどです。
その商品やサービスに対して、納得して支払われる価値ということになります。
しかし、金銭的対価をいただくことに対しては、マイナス感情を持っている人もいると思います。
素晴らしいサービスを提供しても、対価を受け取ることを考えると、気が引ける気持ちになることもあるかもしれません。
貪欲だと思われたくない、期待はずれだと思われたくない、評価を落としたくない。
このような心情が影響しているものと考えられます。
たしかに、私利私欲に溺れるような言動は戒められるべきです。
そのような利己的な強欲さが、今の生きづらい格差社会を生み出しているとも言えます。
度を超えた誇張や、人を騙して大きな金銭を得ようとすることは論外ですが、一方で正当な対価をいただくことは堂々とするべきです。
実業界で明治維新をリードした渋沢栄一も、主張していることは道徳と経済の両立です。
つまり、お金を稼ぐ(利益を出す)という行為がしっかりなされないと、経済は回らず世の中の発展はないという考えです。
対価はしっかりと受け取るべきとされています。
(もちろん、受け取るだけではなく、社会のために還元するという意識がないと持続的な発展はないとされており、そこも忘れてはいけない重要なポイントです。)
渋沢栄一に限らず、多くの人格者、成功者も同じような考えを持っています。
正当な対価は、堂々といただくべきという意識は、お金に対して控えめな態度な人ほどしっかりと持っておくべきです。
役に立てる人間であるという意識
自分の価値に自信をもてないときほど、意識して鍛えるべきは、社会に役に立つ人間であるか、という意識です。
自身の労働、サービス、商品を労働時間、極端な話、時給換算で考えれば、役に立つかどうかの視点からは遠ざかります。
お金をもらう、あるいは評価される正当性を、「〇〇時間働いた」という労働時間に求めるしかなくなります。
これは、自分はこれだけ苦労したのだから、報いがあって当然だとする考え方に近いものです。
これでは、付加価値(本当の価値)が考慮される余地も少なくなり、自信も持てません。
労働時間ではなく、自分の言動、サービス、商品が、真に社会のためになるものである、必要とされているものである。
この感覚を常に意識して取り組むべきです。
考えたときに、どうにもしっくりこないということは、社会の役に立っていない、自分よがり(組織都合)の言動、サービスであることが多いものです。
心底から、自分は社会に必要とされていることを提供している。
そう信じることができた時には、自分を過小評価して、逃げの態度に傾くことはすっかりなくなっていることでしょう。
金銭であれば、堂々と受け取ることができ、意見主張であれば、臆することなく持論を展開できるはずです。
長期的な視点に立てば、この考え方の積み重ねが大変重要かと思います。
自分を大切にする意識
自分を過小評価している人は、自分を大切にしない人であるケースが多いと言えます。
自分を大切にするからこそ、高いパフォーマンスと、発想が生まれます。
無理をして長時間労働を自身に強いてみたり、栄養の偏った食事を見直さなかったり、
これでは持続的に、社会に大きく貢献することも難しくなるでしょう。
自身を大切にしてこそ、他者貢献ができます。
自分を過小評価している人ほど、自分を酷使する傾向にあるように見受けられます。
まずは、自分を大切にするということ、それでこそ他者に与える、良い影響を及ぼすことができるという意識を持つことが大切です。
家族を大切にしたり、金銭的資産を大切にしたりするのと同様に、自分自身という最大の資産を大切に考えてみる必要があります。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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