読書の記憶定着化に不可欠なアウトプットの方法

こんにちは!Jimmyです。

せっかく読んだ本の内容を、すぐに忘れてしまうということはありませんか?

 

共感できること、知識として覚えておきたいこと、今後の行動に役立てたいこと、ちょっと自慢できる豆知識など、本からは多くの学びを得ることができます。

忘れずに記憶にとどめておいて、必要なときに使える状態にしておかないと、学んだ意味が失われてしまいます。

 

結論、読んだ内容を記憶し、さらに理解の程度を上げるためには、アウトプットするしかありません。

 

本を100冊読んでも、記憶に残っていなければ意味がありません。

内容をインプットとすると同時に、必ずアウトプットもセットに実施する必要があります。

 

アウトプットの具体的な方法は、「書くこと」と「話すこと」です。

単純ですが、面倒くさがらずに、この二つをうまく利用すれば、記憶に残り、使える状態に保つことがはるかに簡単になります。

アウトプットの方法①書くこと

まずは書くことです。

書くこともアウトプットの一つです。

 

書くことのメリットは、一人でもできるということです。

まずは、読んだ中で必要な部分は、必ずノートに書くようにするべきです。

書くことで、思考も進みます。

 

速読をして1時間で1冊読み終われば気持ちは爽快かもしれませんが、記憶には驚くほど残りません。

幾ばくかの達成感を感じるだけで、実質的な意味はないということです。

 

本から学びを得ない前提であれば、速読してもよいかもしれません。

(興味本位でどんなことが書いてあるか知りたい程度、またはストーリーもの)

 

一方、本から学びを得ようとするのであれば、書く作業は外せません。

 

また、重要部分に付箋を貼ったり、マークしたりすることもあまり意味がないと思います。

繰り返し読むことを前提とした行為ですが、一部の愛読書を除けば、実際に何度も読まれることはほとんどないからです。

 

購入した本であれば、重要な部分に線を引いておくこともできますし、電子書籍などでは、マーカー機能に加え、その部分だけを抽出してまとめて見ることができます。

私も、何度も本に線を引いてきましたが、あとで何度もその部分を読み返したという記憶はほとんどありません。

 

だからこそ、その場で”書く”ということが必要です。

 

重要だと感じた部分、付箋をしておきたい部分は、しっかりメモしておきます。

全て読み終わったら、それらをまとめて振り返ります。

 

しっかり理解していないと、まとまらないことがわかります。

なお、「書く」と言っていますが、一文字ずつペンで書くのは大変なのも事実です。

パソコンで打ってもよいと思います。

 

誰かに説明するつもりで、この本の趣旨、重要な部分、得た学びなど伝えたいことを簡単に書きます。

まとめたものを公開することも一つの方法です。

 

誰かに説明することを前提に、その本の内容や得た学びを書いていくと、必ず途中でつまづきます。

二つの部分の関連性をうまく説明できないこともよくあります。

自分の理解不足に気づきます。

 

そこで、もう一度該当部分を読み直し、論理の展開を考える必要があります。

面倒かもしれませんが、理解して記憶に残し、いつでも使える状態にするためには、結局これが一番の近道です。

アウトプットの方法②話すこと

アウトプットの方法の2つ目は、話すことです。

話すことは、書くことよりも効果が大きいと言えます。

 

実際に人に向かって話して、フィードバックをもらえれば更によいでしょう。

自分では筋の通った話ができているつもりでも、相手には全然伝わっていないということはよくあります。

反応を見ればすぐにわかります。

 

友人や家族に本を紹介すると言って、学んだことを話してみるとよいでしょう。

 

私は、サラリーマン時代、銀行の営業職にいたため、金融、経済関係の話題はお客さんのところで日常的に話しました。

ですから、それに関連した本を読んだときは、お客さんの会社に訪問して話していました。

意外とうまく伝えられないことに気づき、反省します。

 

また、相手から疑問をぶつけられることで、読んだ本の他にも関連知識を学ばないと、うまく説明できないことに気づくこともあります。

相手に理解してもらうためには、自分がしっかり理解できていないと絶対に伝わりません。

 

話す機会があれば、是非自分が得た学びを人に話して、フィードバックをもらいましょう。

 

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人間は、忘れる生き物です。

時が経つと、何度も学んだこと、重要なことや理解していると思っていることでも簡単に忘れてしまうものです。

一方で、小難しい話であっても、何度もアウトプットしたことは、意外と記憶に残っているものです。

 

一つ例をあげます。

 

2008年、リーマンショックがありました。

私は銀行員として働いていたため、金融事情はある程度知っておく必要がありました。

 

このときは、日本の企業にも大きな影響があり、関心の無い経営者は皆無だったのではないでしょうか。

私自身、書籍を買ったり、社内のレポートを読んだりして勉強しました。

ことあるごとに、お客さんの会社でリーマンショックの原因や、サブプライムローンの仕組み、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)、日本の金融機関で危ない債権を保有している会社とその影響などについて説明をしました。

そのおかげで、10年以上経ちましたが、今でもその時の記憶が残っています。

 

一方、同じ経済・金融分野の話題ですが、リーマンショックの10年ほど前に発生したアジア通貨危機については、当時学生だったこともあり、アウトプットすることはありませんでした。

覚えていたつもりが、たまにお客さんがアジア通貨危機の時の話をすると、自分の認識が曖昧なことに気づくのです。

 

慌てて、ネット検索をして思い出すのですが、またすぐに忘れてしまいます。

どちらも、いわゆる小難しい話です。

しっかり理解していないと、少し変わった角度からの質問に答えることができません。

つまり、知識としては不十分ということです。

 

リーマンショックの話は、何度か説明することで、ようやく上手に説明できるようになりました。

実際に言葉に出して説明することは、大きな効果があると実感できます。

 

アウトプットをしないままでいると、1年も経てばまず覚えていないでしょう。

覚えていたとしても、人に説明ができるレベルではないことがほとんどです。

 

読書に限らず、セミナーで学んだことや、道を歩いていて感じたことも同様に、アウトプットをすることが肝要です。

得た学び、知識を使える状態にしておくためには、書くこと、話すことを通じてアウトプットする習慣をつけておくことをおすすめします。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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