自ら人生を設計する力の育て方【他人に委ねる生き方から抜け出そう】

仕事との向き合い方

こんにちは!Jimmyです。

突然ですが、仕事とどのように向かい合っていますか?

一日の時間の大半を費やす仕事は、生活をする上でも自己実現をする上でも大変重要なファクターになります。

 

仕事を取り巻く環境は、昔と比べて大きく変化しています。

そのため、私たち個人も、仕事との向き合い方を変えていく必要があります。

 

そこで、昔からよく言われてきた教訓を考えてみたいと思います。

「任された仕事、目の前にある仕事に集中して全力で取り組む」といったものがあります。

一度は言われたことがあるのではないでしょうか。

 

確かに、必死にやっているうちに見えてくるものもあります。

全部を否定するつもりはありません。

それどころか、今やるべき目の前のことに集中することは、絶対に必要なプロセスであると思います。

 

しかし、今の時代、その前に考えたいことがあります。

今やっている仕事の意味と必要性です。

仕事を通じて自分の生き方を形にしていくために、仕事に対して常に疑問を持ち続けることを忘れないようにするべきです。

 

時には、切り捨てることも必要になります。

実際に組織で仕事をしていれば、そう簡単にできるものではありませんが、そのような意識を持っていることが大切になります。

任された仕事を全力でやるという教えの罠

目の前のことに集中する

昔からよく言われてきた教訓であり、ある意味美辞麗句のような響きを持っています。

「つべこべ言わずに、目の前のこと、任された仕事を一生懸命に全力でやれ」という教えです。

 

とにかく、任せてもらったことを全力でやっているうちに成長する、

何もわからないうちから、文句ばかり言っていても、成長しないよという教えが込められています。

 

とにかく一生懸命にやっていれば、周りの先輩や上司が言っていることも理解できるようになり、仕事の意味も理解できるようになる、その上で考えることがあれば考えればよいという風に私は理解しています。

初めて経験する仕事をするときなどは、そのような姿勢でとにかく何度も経験してみることが重要なのはよくわかります。

 

しかし、敢えてここで、この考え方のよくない点を指摘したいと思います。

思考することから遠ざかることです。

 

この教えの根本にあるのは、「つべこべ文句を言わずにやりなさい」ということです。

そのうち理解できるようになる、見えてくるようになる、つまり一人前になるということでしょう。

 

「半人前の意見など誰も聞いてはいないよ、一人前になってから意見しなさい」という教えは昔から聞かされてきました。

 

では、いつ一人前になるのでしょうか。

いつまで、任された仕事にひたすら取り組めばよいのでしょうか。

 

職人さんであれば、ある程度機能するのかもしれません。

師匠の腕に惚れ込んだお弟子さんが、師匠のようになるために、ひたすら師匠の仕事を見て覚える。

やれと言われたことは、必ず必要なことだと思って必死にやる。

そしていつの日か、5年、10年、もしくはもっと長い年月を経て、師匠のような技術と精神を身につけている。

師匠も責任を持って長い目で育てます。

 

伝統とは、こうして受け継がれていくものなのでしょう。

伝統の良さは、時代が経過しようとも簡単には失われません。

結果的に、ひたすら努力してきた甲斐があったというものです。

 

しかし、現代の私たちの多くは会社という組織に所属しているサラリーマンです。

上司や先輩は師匠ではありません。

 

会社の方針も実によく変わりますし、その場その場で求められる対応も変わります。

数年もすれば上司も先輩も違う人になります。

責任を持って、人を育てるような環境ではありません。

 

大きな組織になればなるほど、より社内の人材交流も流動的になります。

社会の風向きが変われば、会社の方針も大きく変わり、昨日まで良しとされていたことが急に悪と見なされることも日常茶飯事です。

 

ころころと方針ややり方が変わる現代組織において、正解は一つではありません。

そんな環境で、任された仕事をひたすらやることに神経を注ぐだけでよいのでしょうか。

 

方針ややり方が変われば、また新しい方針に従って、全力で取り組むことを求められるでしょう。

一生懸命やることと、視野を広げて、やり方に疑問を持つ余地を与えることは完全に相反することでしょうか。

 

さらに、つべこべ言わずに任されたことを全力でやると、都合がよいのは他でもない上司、先輩です。

手間をかけることなく、とりあえず言うことを聞かせることができます。

 

そのように考えると、言われたことを一生懸命にやるだけでは不十分ではないかと疑問を持たざるを得ません。

自分で疑ってみること、他の人や組織でやっていることや方針と比較して考えてみるという習慣を持つことこそ重要なのではないでしょうか。

明日はもっとよくなる時代と今の時代を比較

仕事 向き合い方

「任された仕事を全力でやりなさい。」

この教えを大事にしている人は、主に年配の方に多いと言えます。

 

理由があります。

それは、昔は、その教えが、多くの組織においてうまく機能している社会だったからです。

 

右肩上がりの高度経済成長期の時代です。

とにかく仕事をこなしただけ成果になる。

作れば売れる時代、いかに多く作るかが勝負でした。

 

考えることよりも、決められたことをしっかり守ってやる人が求められました。

命令系統も明確でした。

とにかく言われたことを何度もやって、慣れて、熟練すること。

 

そのようにしていれば、会社も大きくなっていき、気づけば自分の給料も上がっている、そして新しい家電や車を買うことができる。

一生懸命にやっていれば豊かになる。

目の前にあることに集中していれば、明日はもっとよくなる時代だったのです。

 

私自身、日本の高度経済成長期は経験していませんが、

中国に赴任している時、このような「明日はもっとよくなる」といった希望に満ちた人たちをたくさん見てきました。

右肩上がりの急成長を遂げる中国にいましたから、活気があり、希望を持った人たちで溢れていました。

 

確かに、今ある仕事に全力で取り組んでいれば、評価され、給料は毎年数十パーセントも上昇しているような状態でした。

 

しかし、今の日本はそれでよいのでしょうか。

成長率などはここ20年以上、ゼロに等しい数値です。

組織自体、永続する保証はどこにもありません。

会社の存在価値が否定されれば、なくなってしまいます。

 

そう考えると、他者が示す正解ばかりに頼っているわけにはいきません。

大切なのは自分の考え方をしっかりと持つことです。

 

一生懸命にやることは大事なことですが、それ以上に、自分がやっている仕事の意味や状況を考え、時には批判的な思考をすることも大切です。

組織体質として難しい場合もありますが、考えたことを発信することも必要でしょう。

自ら、組織に良い影響を及ぼし、変化をもたらすような動きを作ることも重要です。

何れにせよ、何も考えず、他者の決めた方針に任せ、運命を共にするという考えではよろしくありません。

思考、決断、行動のサイクルをひたすら回す

人生 選択

変化の激しい時代を生きる私たちが、繰り返していかなければならないサイクルがあります。

自ら考えて、決断して、行動することです。

人生の選択が昔ほど簡単ではない時代だからこそ、このサイクルを自分自身で回していく必要があるのです。

 

与えられた仕事だけを必死にやっていては、このサイクルは回せません。

考える力が圧倒的に弱くなります。

 

現在の流れを一言で言えば、多様化された生き方が広がっています。

外国人労働者が増えています。

昔よりも外国人がいるということが当たり前になってきています。

 

昔はなかった仕事が今ではたくさんあります。

36歳の私が子供の時ですら、インターネットビジネスなんてものはありませんでした。

AIの進化に伴い、今後は更に新たな仕事が生まれ、働き方も多様化していくことでしょう。

 

そこで、私たちは常により良い選択をしなければなりません。

考えて、決断して、行動する必要に迫られます。

 

そのために必要なのは、常日頃から今やっていることの意味を考え、疑問を持ちながら問い続けることです。

そしてそれを自分の価値観、生き方と結びつけて、どう生きていくのか自分の人生を設計することです。

 

簡単なことではないかもしれません。

大変な時代に生きているという感覚を持つかもしれません。

しかし、見方を変えれば、選択できる自由が広がっています。

 

そのほうが楽しいのではないかと思いながら、希望を忘れることなく生きていたいものです。

私が中国で見てきた希望に溢れた人たちの光景、それは日本で再び見ることは不可能ではないはずです。

 

日本の昔からの考え方にとらわれている人たちに多く見られる姿を端的に表しているのが、疲れ切った満員電車のサラリーマンです。

何を得られるのかわからないまま、過去の価値観の中に生き、迷子のようにさまよっているように思えてなりません。

まとめ

まずは、言われたことをしっかりやる、任された仕事を文句言わずにやる。

これらの教訓には、一種の尊さが隠されており、格言のような感覚を覚えることもあるかもしれません。

 

しかし、これからの時代、もっと重要なのは、一生懸命やりながらも、常に疑問を持ち続け、問い続けることです。

会社の方針や指示を正解だと決めつけずに、時には批判的な見方があってもおかしなことではありません。

自分から組織に働きかけることも必要です。

 

組織に対して帰属意識を持ったり愛着を持ったりすることを否定するつもりはありませんが、決していつも組織が守ってくれるものではないということは忘れないようにするべきです。

 

主役は会社、組織ではなく、自分自身です。

組織と自分自身を必要以上に近づけて捉えないこと。

 

その上で、

考える、決断する、行動するのサイクルを回し続けて、より良い人生を自らの手で選択できるようになることが、これからの時代に必要なことではないでしょうか。

 

他者の方針に身を委ねていれば、それなりに豊かで、まずますの人生を送ることができた時代はもう終わっています。

考え方の違いで大きな差がつく時代であることを認識しておくべきかと思います。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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