こんにちは!Jimmyです。
読書をしていれば、素晴らしい本に出会うこともあると思います。
そんな時は、感心、共感、感動に包まれ、是非自分の生活に取り入れようと決意するものです。
実践して、活かしてこその読書。
しかし、本で読んだことを実践する、継続できる人は多くないのは何故でしょうか。
知っているだけでは意味のないことは百も承知。
毎回読んだ時は、これから変わろう、実践しようと思うもの。
しかし続かない、3ヶ月も経てば、内容も忘れてしまう。
それどころか、一歩目も踏み出さずに終わることもしばしば。
少なくとも読み方の問題ではなく、別のところに問題がありそうです。
今回は、読んだ内容を実践できない3つの理由を解説します。
✔️本気でやろうと思っていない
✔️目的が違うところにある
✔️今いる環境が適切ではない
本気でやろうと思っていない
本を読んで、これは良さそうだ、自分の生活や仕事に取り入れてみようと思うことがあります。
整理整頓術や、効率よく動ける方法、気持ちを楽にする方法、話が上手になる方法などなど、魅力的な本は多岐にわたります。
一方、言い換えれば優先順位をつけにくいということでもあります。
時間的にも精神的にも余裕を持てないことが多い社会です。
優先順位を高く設定しなければ実践は難しいでしょう。
優先順位を上げるためには、本気になることが不可欠です。
本気になるためには、なぜこれをやる必要があるのかをはっきりさせることです。
ただ整理整頓術を学び、「なんとなく、すっきりしそうでいいなあ」と思うくらいでは、
おそらく試してみることすらしないまま終わるでしょう。
一方、机のまわりが乱雑なせいで、大事な書類をなくしてしまった経験が直近である人なら意識も違います。
もうあのような失敗は繰り返したくないと、優先順位を上げ本気で取り組む可能性が高くなるでしょう。
いざ、忙しい日常生活に戻れば、様々なことが起きます。
会社であれば、会議、顧客対応、トラブル対応。
家庭であれば、限られた時間で様々な家事に追われることも多いでしょう。
忙しく一日一日重ねていくうちに、整理整頓術のことは忘れ去られていくのです。
優先順位を上げ、具体的に、学んだことを明確にし、いつ、どのように行動していくのか。
そこまで決意しないと始めることすらできないでしょう。
私の場合、筋トレや料理の類は、幾度となくこのパターンで失敗しています。
「こんな簡単に、筋肉を鍛えることができるのか、これは目から鱗だ!」
「これなら料理が楽しくなりそうだ!」
などと思っていても、まず試してみることもなく終わることが多いのです。
「ちょっとよさそう」では動けないということです。
✔️明確な動機づけで優先順位を上げる。
✔️具体的な行動計画、今からできることまで決める。
買うだけ、読むだけ、知るだけが目的
目的が改善になく、読むだけ、買うだけ、積んでおくだけで満足してしまうということです。
さすがに、そこまでではないものの、読んで知って(知ったつもりで)満足するということはよくあることです。
知ったつもりで満足する人と、学びを行動に結びつけようとする人の違いは、
具体的な教訓として、落とし込むことをするかどうかだと思います。
1冊読破したことで、”ふわふわとした”なんとなくの学びと満足感は誰にでもあるものです。
読み終えた本を眺めてみると、大変清々しい気分になります。
その時は、わかった気がする、理解した気がする、すでに変わった気がするものです。
そして、そこで完了となります。
つまり、この「読み切った!」という満足感を求めるための読書となり、読み終えると、すぐに次の本へ移行していくという人もいるように思います。
だから、「年間100冊読みました!」などと、読んだ数に注目するのです。
100冊読んで、そのうちどれだけ自分の行動に活かしているのかの方がよほどが重要です。
「ふわふわとした学び」と書きましたが、
1冊約10万字もあるわけですから、読み終わったときには、それらが整理されていない状態で頭の中にあるのが普通です。
読んだ後に、改めて学びと教訓を抽出して、自分の言葉で置き換えてみることが必要です。
そうすることで、理解できていないところに気づいたり、自分に必要な部分を具体的にイメージできるようになります。
学びを抽出して、自分の言葉で言ってみる。
そして、何をどう活かすのかを決める、そして定期的に自分の行動を振り返る。
読書により自分の行動や意識を改善する目的を持っている人は、自然とここまで考えます。
リーダーシップの本を読んだのであれば、具体的に自分の状況に置き換えます。
今の問題は何か、どう変えていくのか、今日何をしてみるのか、そしてその結果どうだったのかをフォローします。
目的はあくまで、自分の行動に活かすことです。
✔️読破したときの、ふわふわとした満足感だけでは何も得ていない。
✔️自分の言葉でポイントを説明し、行動と振り返りをセットにしてこそ目的は達成される。
今の環境が適切ではない
3つ目は、今いる環境が適切ではないために、実践に移しにくいということです。
ここは、意外な落とし穴です。
自分を改善するため、よりよい自分になるために、本を読んで学びを得たとしても、
それを実践する場所がなければ、当然学びを活かすことはできません。
冒険家のエド・スタフォードやベア・グリルスが、大自然の過酷な状況でサバイバル術を披露する番組が人気です。
様々なシチュエーションで、毎回驚かされることが多いのですが、環境が違えば、やり方も全く異なります。
サバイバルをする上で、絶対確保するものとして、
Food(食料)、Water(水)、Fire(火)、Shelter(小屋)があげられています。
エドは毎回このことを強調しており、状況に応じて優先順位が変わると説明しています。
適した環境にいないとは、
砂漠でのサバイバルを学んだのに、それをジャングルで試すようなものです。
そこにいる動物も、利用できる植物もまるで違います。
砂漠のサバイバルを学んで活かすのであれば、砂漠に行くべきです。
同じく、実社会においても、学んだことと、試す場の環境が合っていないということが発生します。
栄養管理のことを学んでも、自動車メーカーではあまり活かす機会はないでしょう。
山菜の見分け方を学んでも、都会のど真ん中に住んでいれば収穫の機会は少ないでしょう。
これらは、一目瞭然の話であるため当たり前に思うかもしれませんが、複雑でわかりにくいケースもあります。
倫理、道徳について学び、実践しようと思っても、ブラック企業のような組織にいては難しいでしょう。
人として正しいことをやろうと思っても、一人ではなかなか続けられるものではありません。
社風や職種柄、自分にはどうしても合わないということもあるでしょう。
新たな学びや気づきにより、変わっていく必要があると感じれば、環境を変えることも視野に入れる必要があります。
素晴らしい学びを得ても、自分は実践できていない、意志が弱くて動けないと思うことがあるかもしれません。
そのような時は一度、今自分がいる場所は、実践できるような環境なのかを考えてみるべきでしょう。
感銘を受けた学びに対して、実践できる環境にないと思うことが何度もあれば、
今いる場所は、自分の生き方や価値観に合っていない可能性が高いと言えます。
実践しようと試みることで、あるべき自分とは反対の方向へ向かっていることに気づくこともあるということです。
✔️自分の意志が弱いと嘆く前に、適した環境にいるかを考える。
✔️素晴らしい学びを実践できない環境にいると思うことが続けば、環境を変えることも視野に入れる。
まとめ
せっかく本を読んで感銘を受けても、
自分の何らかの行動として実践しなければ、学んだ意味は薄れてしまいます。
最高の本と出会って、学んだのであれば、すぐに実践に移したいところですが、それができる人は実は多くありません。
実践できない理由は主に3つです。
- 本気でやろうとしていない
- 読むだけ、買うだけで満足してしまう
- 適切な環境にいない
特に、3つ目の環境が適していないというのは意外な盲点です。
実践できない自分が情けなく思うこともあるかもしれませんが、環境を変えてみることで、
大事な学びを生かせるということもあるかもしれません。
読書の学びは行動に移せて初めて意味を発揮します。
実践できない、継続できないことが多いと感じれば、今回示したような要因を考えてみることをお勧めします。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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