自分の意見を持つためにやるべきこと、実は多くの人ができていない現実

こんにちは!Jimmyです。

メディアで自分の意見、見解を舌鋒鋭く見事に話している人のようになりたいと思ったことはありませんか?

 

今回は、自分の意見を持つことの大切さと絶大なる効果、そのためにやるべきことを解説します。

 

「大人なのだから、自分の意見を持つなんて当たり前のことだ!」

と思われるかもしれません。

自分の意見を持つことが大切であり、人生を切り開くのに有効であることを疑う人はいないでしょう。

 

言論の自由を当たり前のものとして受け入れている私たちですが、果たして本当に意見を持ち、発信しているでしょうか。

実は、多くの人が自分の意見を持たず、その重要な効果の恩恵にあずかれずにいる現状があります。

私自身、自分の意見を持たないままでいることに気づいた経験があります。

もし自分の意見を持っていない、発信していないことに気づいたとしたら、今からでも遅くありません。

現状を認識して、やるべきことを少しずつ重ねていけば、自分を変えていくことができます。

認識しよう!実は自分の意見を持っていないかも

中国にいても日本にいても発信していなかった自分に気づく

私自身、自分の意見を持つことは当たり前のことだと考えていました。

長年、自分が意見を持っていないなどと疑うこともありませんでした。

ところが、はっきりと、自分の意見を持っていなかったのだと痛感するようになりました。

中国赴任を経験してからのことです。

 

7年半ほど、仕事で中国に赴任する経験がありました。

中国はご存知の通り、情報規制が敷かれており、言論面、特に政権を批判するようなコメントは許されません。

SNSへのコメントは削除され、批判や影響の度合いが大きいとなれば身柄を拘束されることもあります。

 

日本はその点、特に言論統制をされているわけではないため、自由に発言ができる環境と言えます。

 

ところが、ふと考えてみると、

中国にいて、言論面で何か困ったことがあったか、不自由を感じたことがあったかと言われれば、何もないのです。

つまり、自分のこと以外で、世の中の出来事に対して、何かを考え発信してこなかったことに気づいたのです。

 

当然、ニュースも見ますし、情報も取ります。

企業が新たな試みをしていることを知れば、「あーそうなんだー、世の中は変わってきているなー」と感じます。

自分の仕事に関係するような情報が入れば、すぐに詳細を調べたり、対応策を練ったりします。

「すぐに規制が変わって大変だ。ころころ変わらないでほしい。」

「日本と中国のやり方はこんなに違うんだ。」

などと感じることはありました。

誰もが持ちそうな感想というレベルです。

 

しかし、いざそのような出来事に対して、自分なりに考え、意見を持ち、それを何かしらの形で発信するということはほとんどしてこなかったのです。

受け身の情報収集と対応しかしてこなかったと言えます。

 

組織の中の狭い範囲しか意見発信しない人が多い?

同じように、情報は取り、感想程度は持つものの、自分の中で考えを発展させたり、意見を持って世の中(他人)に発信するということをしない人は少なくないのではないでしょうか。

 

私の先のツイートでは、「銀行に所属していたから」という言い訳をしています。

事実、会社の見解であると誤解を招く可能性があるため、SNSなどを利用して個人的に金融情勢に関する意見などを発信することを制限されていました。

 

このように、所属する会社の一員としての自分がいるため、個人として意見を発信することを制限されている人もいるでしょう。

発信するとしても、組織の中の狭い範囲のみ。

中には組織の中ですら意見を言えない人もいるかもしれません。

 

これこそが大きな落とし穴です。

社会を構成する一員であるはずが、社会に発信することがない状態。

これが続くと、自分の意見を持つというタスクから離れていくことになります。

自分の意見を持つことの絶大なる効果

自分の意見を持つ

自分の意見を持つことなどは当たり前だと思っている人の中にも、広く意見を持ち、発信している人は少ないのではないかと思います。

 

そのような人は、世の中で起きている様々なことに対して、情報を得た時、次のような反応になりがちです。

 

「ふーん、そうなんだ。そういう流れだよね」

「まあ、関係ないから、どっちでもいいけど。

「詳しいことは知らないから何とも言えないけど、なんだかなー」

「これでは日本の将来はないね。」

 

これでは、日本の将来ではなく、こう言っている人の将来がありません。。。

せっかく得た情報を、自分のものにしたとは言えません。

 

自分の意見を持つとは、得た情報に対して、どのように意味付けするのかという作業が不可欠です。

そして、この作業は、自分で発信しようと考えれば、必ずすることになります。

 

それができれば、一つの出来事から他の出来事に関連性を持たせることができます。

自分の中で情報が繋がり、より活用しやすくなると言えます。

 

すると、ある情報を他の情報と結びつけて、より説得力が増したり、新たな思考展開がしやすくなります。

 

世の中の出来事は、あらゆるものの関係性の中に存在しています。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないですが、自分の意見を持つことで、ある情報から得られる有益な教訓や示唆も増えていくことになります。

 

その成長は、加速度的と言えます。

メディアによく登場する人を見て不思議に思うことがあるかもしれません。

特定の分野に限らず、どんな話題についても、鋭い考察や、指摘をしている人がいます。

 

このような人は、得た情報を、自分の持っている他の情報とつなぎ合わせて考えることができます。

そして、自分なりの意見として構築して発信します。

 

注目する人が増えることで、よりその人自身に有益な情報が迅速に集まるようになる。

発言することで度胸や話す能力も高まり、結果としてさらに発言力が増していくという仕組みです。

 

メディアに登場するような人ではなくても、繰り返し、得た情報から考え、自分の意見を持つこと、そして発信すれば、自ずと視野は広がり、ものの見え方も変わってくるはずです。

それが先見性となったり創造性となったり形を変えて、その人の力として発揮されていくことになります。

 

自分の意見を持ち、発信している人はフットワークも軽く、行動力のある人が多いのはこのような背景があります。

そのようなエネルギッシュな人になりたいと思う人は、自分の意見を持つことと、それを発信することを習慣にすることが、はじめの一歩ではないかと思います。

やるべきこと、簡単なことでも発信する!

自分の意見を持つ

はじめの一歩、SNSやブログで発信

メディアで活躍しているような人も、最初から何でもかんでも自分の意見を持ち、鋭く指摘できたはずはありません。

分野によっては当然知識も必要ですが、専門家レベルの知識をあらゆる分野で備えることは不可能です。

 

自分の意見を持つということはすなわち、次のような行為の賜物です。

理解しようとする、疑問に思う、調べる、発展させる。

 

これをするためには、発信することを前提に考える必要があります。

逆に言えば、発信することを前提にすれば、自然とこれらをする必要に迫られます。

私自身、これに気づいてから、日々世の中の出来事に対して(様々な分野で)自分の意見を構築し、何かしらの発信をすることを習慣にしています。

 

どのような仕事をしている人であっても、やるべきことは、分野を問わず、できることから発信していくことです。

 

SNSでもブログでも、個人名を出せない人はニックネームでも良いでしょう。

中には、匿名をいいことに、発言に責任を持たず、言うだけ言う人もいますが、多くは本名を晒さずとも、発信するとなれば真剣に考えることでしょう。

 

今まで習慣のなかった人は、やってみると意外と難しいことに気づくはずです。

私自身、約12年間も銀行員として金融に携わってきたはずなのですが、いざ退職し銀行を離れ、自由に自分の意見を持って発信してよい環境になった時、なかなか発信できませんでした。

 

ブログを書くにしても、開設当初は見る人などほとんどいないことはわかっていながら、なかなか投稿できませんでした。

Twitterなどは、たった140字なのに発信できないという事態を経験しました。

 

例えば、金融関係のニュースを見ます。

内容は知っている、理解もしているつもり。

ただ、それにどう意味づけをして、発信していいのかわからなかったのです。

自分の意見(賛否)も曖昧でした。

 

自分の意見を発信する流れ一例

自分の意見を持てなくては発信できないため、どうすれば発信できるのかを考えるようになります。

すると、理解不足のところに気づき、追加で調べるようになります。

疑問に思うところがあれば、それを考えたり、深く調べたりすることになるでしょう。

反対意見を言いたいと思えば、それを裏付けたり、補足するような情報を探しにいくでしょう。

 

この繰り返しがないと、広い世の中で起きている多くのことに対して自分の意見を持つことはできません。

 

例えば、最近のニュースで、レバノンが初のデフォルトという記事がありました。

レバノンが初のデフォルトへ 政情不安、混乱に拍車も

 

昔の私のように、記事を見て、内容を一応理解し、

「ふーん、そうか、デフォルトか、大変そう」

と思っただけでは、この情報は知っているだけのものになります。

追加で思うにせよ、「ゴーンさんも、好き放題はできないのかな?」くらいでしょうか。

 

この記事の中には、次のような記載があります。

公的債務残高は国内総生産(GDP)の約170%で、世界でも最悪レベルになっている。

ディアブ首相は7日の演説で「国が対処できる債務水準を超えてしまった。・・・・」

 

ここで言っているのは、GDPの1.7倍もの債務を抱えていて、それは世界でも最悪レベルの水準であるということです。

 

これを見て、「日本ではどうなのか?」という疑問を持ったとします。

日本は、なんとGDPの2倍以上の債務を抱えており、世界で最悪の水準にあります。

では、レバノンではデフォルトになって、日本では大丈夫な理由は何でしょうか。

 

このように、疑問を持ったとすれば、調べてみるようになります。

そして、多くの場合、ネットで検索すれば、答えや他の人の見解はすぐに見つかります。

 

さらに、それに対してどう考えるかということを繰り返していけば、理解はより深まり、何かしら思うことが出てくるかもしれません。

 

先ほどの疑問に対する見方としては、

日本は債務も多いけれど、経常収支が長年黒字であるため対外資産も多い、そしてその額は債務を上回っている。

さらに、日本の借金の多くは、日本の金融機関をはじめとした国内勢が引き受けているから安心。

という理屈になることが多いでしょう。

 

色々と調べた結果をまとめて、自分が納得できる意見として発信すればよいということになります。

 

最終的に、日本はこういう理由で「今は大丈夫」という結論でもよいでしょう。

もしくは、外国人投資家も増えている、経常収支が今後も黒字となる保証はない、減らす努力をしなければいつかは信頼が揺らぐから、「今のままでは日本も危険、毎年国債を大量発行している場合ではない。」という意見にもなり得ます。

 

一つの出来事に対して、多少時間はかかりますが、このように繰り返していれば、他の話題があったとき、ここで考えたことが生きるようになります。

 

おそらく、レバノンのニュースは頻繁に取り上げられることがなくても、日本の借金の問題は今後も話題になることは多くあるでしょう。

その時に、「ふーん、日本も借金多いんだね。」ではなく、

自分の見解も交えて説明ができるようになるでしょう。

日本経済新聞をくまなく読むよりも、一つの気になったニュースを考えた方が、自分の意見を持つためには完全にプラスです。

まとめ

自分の意見を持つということは当たり前のこととして考えられています。

しかし、実際には世の中の出来事に対して広く自分の意見を持つということができている人は多くありません。

情報量が多すぎるせいか、流してしまうような情報の取り方をすることが習慣になっているとも言えるでしょう。

 

一方、広く自分の意見を持つことで、得た情報に意味付けし、他の情報と関連づけることで、自分の見解を豊かにすることができます。

それを繰り返すことで加速度的に、発信する力は伸びていきます。

そして何より、その過程で先見性や創造性が発揮されることが増えるでしょう。

 

人生を積極的に生きていくためには、情報をただ受け取るだけではなく、そこから考え、新たに展開し、行動していく力が必要になります。

変化の多い現代ではよりそういった姿勢が重要になるでしょう。

 

これまで、自分の意見を持ち、発信する機会がなかった人であっても、

発信(アウトプット)することを前提に情報を扱うことで大きく改善することは可能です。

少しずつ考え、疑問を持つことで、様々な場面で自分の意見を展開することができるようになるはずです。

 

当たり前のことながら、今の時代には大変重要な「自分の意見を持つ」ということを、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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