人嫌いでもいい!
こんにちは!Jimmyです。
仕事や社会生活において、人が嫌い、人と関わることが苦手だと認識している人はどれくらいいるでしょうか。
人嫌いを克服するためにはどうすればよいのか。
こういった悩みに対する、解決方法を指南する本も少なくありません。
そもそもですが、決して人嫌いが悪いこととは思いません。
逆に、人嫌いの人の方が、思慮深く、公平な視点に立てることもあります。
(もちろん、他人を傷つけたり、社会に悪影響を与えたりすることを望むような特殊なケースは除きます)
人嫌いを直さないと、社会生活が順調に行かないのではないかと思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
誰でも人好きな自分と人嫌いな自分の両方がいる!
という人と
どちらと仕事をしたいと思いますか?
どちらが信頼できそうでしょうか?
もちろん、人それぞれ感想はあると思いますし、正解もありませんが、全員がAさんを選ぶわけではないと思います。
上記の2つの言葉を見て、自分を振り返ってみると、私自身はどちらも当てはまると思っています。
正直に考えて、そういう時もあるし、そういう自分もいると思うからです。
人は程度の差があるだけで、誰しもが、「人嫌いな自分」も「人と関わりたい自分」も持っています。
人が嫌いだと思っていても、どこかで人の役に立ちたい、人の喜ぶことができたら嬉しいと思っているはずです。
反対に、どんなに人と関わるのが好きだという人でも、しばらく人と会いたくないと感じる時もあるはずです。
時と状況によっても180度変わったりもします。
人嫌いかどうかは、人からは見えにくい部分もあります。
人嫌いな人の中にも、普通に組織に順応して、活躍している人もたくさんいます。
敢えて、自分は人嫌いであると公言する必要もありません。
少なくとも後者(Bさん)は、そのような自分を認識しているという点で誠実さが感じられます。
人好きな人は、得てしてグループの中でも中心的な位置にいます。
表情も豊かで、気の利いた言葉や、空気を読むことも得意な人が多いかと思います。
しかし、人間ですからそのような人にも苦手な人がいます。
グループの雰囲気に合わないような人に対しては、意外と排他的な行動に出たりします。
つまり自分が居心地が良い場所において、人好きとなるパターンです。
それを以て、私は人と関わるのが好きですと言う人も少なくないと感じます。
もちろん、全員がそうだと言うつもりはありませんが、人間は自分が都合の良いように解釈をしてしまうものです。
「人と関わることが大好き」は自己認識の欠如かも
人嫌いを自認する人の中には、社会に出て、ストレスや恐怖を抱えながらも、
どうすれば自分が役に立つのか、社会で認められるのかを真剣に考える人もいます。
人嫌いだからこそ、自分が生きる方法を真剣に考えるようになるという見方もできます。
人嫌いな自分を認識しているということは、決してマイナスではありません。
自己認識ができていて、その上で社会との関わり方を、地に足がついた形で模索しているという印象を受けます。
先ほども述べましたが、誰でも人嫌いな一面を持っているからです。
「私は人と関わることが大好きな人間です、コミュニケーションが得意です」
と断言する人の方が、一種の浅はかさを感じることがあります。
繰り返しますが、人と関わるのが大好きだと言う人全員がそうであるとは言いません。
本当に天使のような人も稀にいるように思います。
大多数の人は、単に自分が好きな集団、組織に属していたことから、そう思うだけではないでしょうか。
うまく自分と気の合う仲間や組織を見つけ、或いは自ら作り上げ、その組織、グループの中で居場所を確保します。
その組織を起点に、他者との関わりを持ちます。
そこで得られた達成感を以って、人との関わりの中で成長できることが楽しいと思うようになります。
ただ、これだけのことだと思うのです。
誰だって、人に認められれば嬉しいですし、そのような集団の中では楽しく感じるものです。
反対に、自分と合わない集団の中に身を置くことになった場合、人との距離を置くことになると思います。
人間関係に悩んで、人と関わるのが苦手だと感じることも出てくるかもしれません。
人嫌いでも成功できる!
自分が集団でうまくいっていれば、自分と他者、社会との関わり方について、深く反省する機会は多くありません。
結果的に、排他的な行動を取ったり、自分と合わない少数派の人を疎んじたりしても気にすることはありません。
自分は、集団において他者を尊重しながら行動できていると思っていますから、そのようなことになっても気づきません。
基本的に満足感があり、自信を持っているため、自分や社会の負の面を見る機会が少ないのです。
それに対して、人嫌いな人はどうでしょうか。
特に自分が人嫌いではないかと悩んでいる人、そのような人は、周りの人の感情や気持ちに敏感になります。
そして、その人たちのことをよく考えます。
なぜなら、何とかして克服しようと考えているからです。
良くも悪くも、実は他人を考えることのできる人は人嫌いな人に多いと思われます。
私は銀行員時代、多くの経営者の方と接する機会がありました。
話していると、その人の人間力に魅了させられる時があります。
そんな人の中にも、決して人と関わることが得意ではないといったタイプも少なくありませんでした。
人とうまくやるのは決して上手ではないけれど、社員のため、社会的使命のために一生懸命やっているのです。
経営者や業界の会合などに、「あまりそういうところが好きではない、行きたくないんだけどね、、」
と笑いながら仰っているのを何度も聞いています。
人嫌いで成功している人といえば、芸術家や科学者、作家など(アインシュタイン、ニーチェ、夏目漱石など)を思い浮かべるかもしれませんが、
普通に人と多く関わる仕事をしている人の中にも、「成功している”人嫌い”」はいるものです。
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「違うこと」を大切に、人嫌いを克服
これまで見てきたように、同じような価値観を持った集団に所属していれば、大抵の場合、人嫌いだという感覚は大きくなることはありません。
人嫌いで悩んでいる人は、どこかに疎外感を感じていることが多いのではないでしょうか。
「周囲にうまく溶け込めない」、「同じ行動が取れない」、「自分だけ違うのではないか」など。
まず、そのような感覚を持つのは自分だけではないことを認識するべきでしょう。
周りの人も、多かれ少なかれ同じような感覚を持っています。
先ほども書いたように、程度の問題です。
逆に、人と違う部分を大切にするべきだと思います。
人と同じことをしていては、自分の価値を見出すことが難しくなったこのご時世、違うことこそ価値があると思うべきです。
人の好き嫌いと、人を惹きつけるか能力は関係ありません。
人が嫌いであれば、人脈が少ないという単純なものでもありません。
何かやりたいことや、世のためにと思うことがあれば、人と関わることが苦手であっても気にせず挑戦していくべきです。
挑戦しているうちに、目的意識に共感する仲間が見つかれば、自然と人間嫌いという感覚もなくなっていくことでしょう。
克服しなければという意識も無くなります。
自分の進むべき方向に、焦点を当てた方がずっと生産的なのです。
今回は、人嫌いで悩んでいる人が克服するための考え方について紹介しました。
誰もが100%の人好きでも人嫌いでもなく、両方の自分が存在すること、
そして状況や置かれた環境によって、人は簡単に変わることを認識するべきです。
その上で、自分が打ち込めることに集中、努力することで、良い出会いがあるはずです。
その時には、自然と人嫌いという感覚もなくなっているのではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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