こんにちは！Jimmyです。
何かに挑戦する時、自分を変えようとする時、どうしても不安がつきまといます。
挑戦を継続することは、本当に難しいことだと言えます。
続けることができるかどうかは、大部分は気持ちが続くかにかかっています。
とにかく、どう精神状態を前向きに保つか。
これが重要です。
続けた結果、失敗することも当然あると思います。
一方で、挑戦し続けなければ成果も出るはずがないのも事実です。
今回は、人間に備わっている思い込みの力を最大限に発揮して前を向く方法を紹介します。
挑戦することは不安との戦い
挑戦すること、変化をもたらすこと、正解かどうかわからないことをするということは、不安との戦いでもあります。
不安に負けてしまえば、挑戦をやめてしまうことになります。
正解のあることはクリアできる
考えてみれば、正解がわからないような大きな挑戦を決心する人自体が少ないように思います。
多くの人が経験している不安の代表例といえば「受験」です。
受験勉強をしながら、本当に自分が志望校に合格できるのか不安に思った人も多いのではないでしょうか。
しかし一方で、受験などは「先が見える挑戦」であると考えることもできます。
出題範囲もわかっていれば、過去に何万人、何十万人という人が、挑戦してきた経緯や対策まであるわけです。
つまり、決められた範囲の勉強さえすれば、合格に間違いなく近づくのです。
おまけに、試験のあとで答え合わせまでできるため、間違ったポイントもわかります。
それは、資格試験であっても、社内の昇進であっても同じでしょう。
根拠のある対策と進め方がわかっている場合がほとんどです。
正解があるわけですから、それを頼りに進めていけばよいのです。
このような挑戦は、比較的多くの人がクリアできる挑戦であると言えるでしょう。
生き方に正解なし
しかし、「生き方」の選択には、本来正解と呼ばれるものはありません。
何を重視して、どのように生きればよいのか、そもそも各人によって価値観も様々です。
それが自分にとっての正解だったとわかるのは、もしかしたら死ぬ直前かもしれません。
だからこそ、周りの多くの人が歩んでいる、もしくは無難だと認識する生き方を選ぶ人が多くなります。
昔はそれでよかったのかもしれません。
しかし、今では多くの人と一緒の人生という選び方では支障が大きすぎます。
実際に今、周りの多くの人が、幸せそうに見えるでしょうか。
よい生き方だと思えるでしょうか。
「大多数がそれを選び、それなりに生活できているのだから」と言い聞かせていないでしょうか。
勝手に人生のキャンバスに、灰色の絵具を撒き散らしているだけではないでしょうか。
成功している人、輝いて見える人の多くは、不安と闘った人たちです。
正解がわからない、人生の変化や挑戦に、意欲的に取り組んできた人たちです。
そして、それらの人が多く持っている「情熱」の裏には、いわゆる「思い込み」の力も大きく関係しています。
例えば前代未聞のことに挑戦するのであれば、誰も正解かどうかはわかりません。
ある意味、自分で思い込んでやっていくしかありません。
自分の人生を自分で選択する場合、大きな不安との戦いになります。
そのような時はどうしても、驚異的な思い込みの力が必要になってくるということです。
もはや有名なプラシーボ効果
「病は気から」と昔から言われています。
思い込みの威力は、科学的にも証明されているほどです。
プラシーボ効果という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
プラシーボとは偽薬のことです。
何の有効成分も入っていない偽薬を、効果のある薬だと患者が信じ込んで服用した場合、本当に何らかの改善の効果が表れるという現象です。
実際に医療の現場でも使われているようです。
さらに、偽薬（プラシーボ）の製造メーカーまであるほどです。
迷信ではなく、脳の作用として科学的に解明されており、効果も検証されています。
期待や安心などによって分泌される脳内物質が、免疫力を高めたりするなど、説得力のある説明がなされています。
これを応用して、ビジネスの場においても、思い込みの力が取り入れられています。
「このお客さんは成約の見込みが高い人たちだ」と上司から言われてリストを受け取ります。
本当はデタラメなのですが、そう思い込むことで、本当に成約率が上がるという効果もよく聞く話になりました。
そうであれば、思い込みの効果を存分に発揮できるようにすることは、不安と闘う上で大変有効な手段になるはずです。
仕事の成約率を高める、顧客対応がうまくいくというレベルで試しているのはもったいないと言えます。
よりチャレンジングな人生の選択において、フル活用するべきです。
思い込みが最も必要な時期
思い込みの効果が最も必要な時期、それは、挑戦を決めてから成果が表れるまでの道中です。
思い込みの力で、不安を抑えて、前に進む必要があります。
挑戦を決意したばかりの時は、希望に溢れ、自信もみなぎっていることは珍しくありません。
自発的であれ、誰かに触発されたことであれ、スタート地点では燃えているものです。
問題は、成果が出るまでの長い期間です。（短期間で成果を出すようなすごい人も中にはいますが）
この期間に、どう気持ちを前向きに保つかが重要です。
長い道のりでは、落ち込むことや不安になることもあります。
一瞬だけ燃え上がって前を向いたところで、すぐにまた落ち込んでしまえば意味がありません。
突発的なものではなく、持続的に思い込むことができれば、自分を上手にコントロールすることができます。
大きな成功を収めたような人ほど、思い込みの激しい人が多いように思います。
しかも、その思い込みは、かなり激しく、他人から理解されないようなことも少なくありません。
その偉人が成功したことを、私たちは既に知っています。
そのため、有り難い教訓のように聞くことができます。
しかし、その偉人が道半ばであったときに聞いたらどう思うでしょうか。
「失敗などしていない、何万通りものうまくいかない方法を発見しただけだ」
と無名のおじさんに言われたら？
多くの人が「ちょっと頭おかしいかも」と思ってしまうでしょう。
おじさんではなく、エジソンの言葉だから、多くの人が素晴らしい考え方だと思うわけです。
大きな挑戦における思い込みとは、そういうレベルなのかもしれません。
時には笑われるようなことでも、自分を信じ続けることが必要です。
思い込みの威力を最大化する方法
ここからは、思い込みの力を最大化する方法を解説します。
思い込みにも土台が必要！自己認識という大前提
大きな挑戦であれば、時には思い込みも大きくする必要がある旨示しました。
ただし、自分の中では、しっかりとした思考の根拠を持っておくべきです。
プラシーボ効果で述べたように、患者は、権威のある医者に言われるからこそ薬の効果を信じることができます。
だから、脳内が刺激されるのです。
薬とは違い、自分の生き方となれば、自分で自分を説得する必要があります。
言い換えれば、自分の価値観の軸をしっかり認識するということです。
自分の特性や価値観軸は、経験の中で身についた根拠あるものです。
それがないまま闇雲に思い込んでもよいことはありません。
根拠に乏しい思い込みは中二病と同じです。
「根拠はないが、自分は◯◯の生まれ変わりであると確信している」というレベルでは、行動も伴わないでしょう。
背景に何もないからです。
まずは、しっかりとした自己認識が必要です。
こうあるべき、こう進むべきという前提を見出すことが、思い込み効果を高める第一条件です。
思い込みにも土台が必要ということです。
自分の価値観に照らし合わせて、自分はこうあるべきという思いを明確にします。
自己認識のやり方や、自分の価値観に関する記事は以下をご覧ください。
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自己認識のすすめ、幸福な人生への第一歩は自分と向き合うことから
毎日言葉に出す
これだと思い込んだことを持続させるには、毎日言葉に出すことが効果的です。
いつも見える場所にその言葉を貼っておくとよいでしょう。
思い込んで邁進していることを、実際に言葉にします。
「自分は◯◯を成し遂げることができる！」
既に達成したかのように
「◯◯ができた！」でもよいでしょう。
言葉に出すことで、確実に脳に響きます。
最初は恥ずかしい気持ちや、「ちょっと勘違いかな？」という気分になるかもしれません。
それでも、毎日繰り返して言っていると、不思議と当たり前のように思うことができます。
そうなったかのように振る舞う
先ほど、既に達成したかのような言葉でということを述べましたが、
振る舞いについても同様です。
既にそうなったかのように行動して振る舞ってみるのも効果的です。
もちろん相手がある場所では、自分勝手にはできないこともありますが、
許される限り、達成した状態を思い描いて行動してみるとよいでしょう。
何かを達成するまでの道中は、不安になることに事欠きません。
反対に、自分の気持ちを高めてくれるような前向きな外的要因はほぼないものです。
辛いことがあっても、自社の商品、サービスが無いと困る人がいるから続けられるという話をよく聞きます。
私も痛感していますが、道半ばの状態では、そのように自分のやっていることを大いに支持してくれる人などいないものです。
良い悪いの反応すらなかなか得られません。
特に挑戦中の場合、まだ人の役に立っていないような段階であることが多いと思われます。
ここが、非常にしんどいポイントです。
だからこそ、毎日少しでも、言葉に出し、既に達成したかのように振る舞うことが必要です。
あたかも、社会から必要とされている、認識されているかのような気持ちに持っていきます。
思い描く、想像する
最後に、具体的な情景を思い描いてみることです。
想像は自由ですから、出来るだけ事細かに、挑戦が達成された状態の自分を考えます。
そして周りに見えるもの、周りにいる人、いる場所、そこで感じていることまで想像するようにします。
夢を実現した人の多くは、事細かに、成功した自分を想像していた人です。
これには意味が二つあると思っています。
一つは、想像できないような目標は実現できないということ。
もう一つは、想像することで、意欲を高め、不安に打ち勝つことができるという意味です。
ここまでしても、道半ばの状態にあると、不安はいつでも入ってくるものです。
大切なのは、いかに不安になる時間を最小限に抑えるか。
そして、自分のしていることを信じられるような心の状態にできるかです。
まとめ
プラシーボ効果として、効果も検証されているとおり、思い込みの力は強力です。
そうであれば、多くの人にとって悩みの種である、人生の選択・挑戦において、この思い込みの威力をフル活用するべきです。
正解がない大きな挑戦ほど、人は不安になり、推進力を失いがちです。
不安は挑戦の大敵、そしてそれを抑えるのに、思い込みの力が有効になります。
まずは大前提として、土台である自己認識をしっかりすることです。
根拠のある自分のあり方、達成したいことを見つけることが必要です。
その上で、
- 毎日言葉に出すこと
- 既にそうなったかのように振る舞うこと
- 情景を事細かに想像すること
これを毎日繰り返すことで、思い込みの効果を維持するようにします。
放っておくと、いくらでも不安が入り込む余地はできてしまいます。
道半ばの時にこそ、圧倒的な思い込みの力が推進力になります。
成功者を見ると、強い（激しい）思い込みの力で、困難や不安の中を突き進んで成功にたどり着いた人も少なくありません。
思い込みの力を上手に使うことができれば、人生を好転させるのに役立つ武器となるはずです。
人生の挑戦に迷っている人、挑戦の途中で挫けそうな人の参考になれば幸いです。
なお、不安と向き合うための根本的な考え方については、デール・カーネギーの名著「道は開ける」がおすすめです。
本の概要を紹介していますのでこちらを参考にしてみてください。
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