何のために働くのか?大企業で働いて初めて気づいたこと 

都合の良い「会社のために」という概念

こんにちは!Jimmyです。

今回は、大企業で働いたことで感じた違和感の正体について、私の経験をもとに紹介します。

サラリーマン時代、働いている中で感じた虚しさ、違和感を思い出して書いています。

 

サラリーマン時代、いつも何かに追われながらあくせく働いていました。

私が所属していたのは、大手銀行です。

組織としては大きな組織でした。

 

  • 何のためにあくせく働いているのだろうか?
  • せめて社会の誰かの役に立っているのだろうか?
  • 誰かって誰だろうか?
  • 自分を必要としている人はどんな人だろうか?
  • その人のために動いているだろうか?

 

大きな組織で働いていると、このような疑問にぶち当たるという人は少なくありません。

業務が細分化されているため、自分のやっていることが、どんな風に社会の役に立っているのか認識することが難しくなります。

 

そこで、「社会のために」という概念が「会社のために」という概念にすりかわっていきます。

 

意味のないような仕事でも、何の発展性のない会議でも、ときには顧客にとって何のメリットもないことも、会社のためにやっていると考えれば説明がつくこともあります。

一日中、社内で事務作業を任されている人も、社内の会議資料の作成に何日も残業続きな人も、顧客の意に沿わずにひたすら収益だけを追いかけている営業マンも、「会社のために」という概念を持ち出せば何とか説明がつくものです。

会社だけしか見えない内向きな世界の罠

会社の実態は人

人間は、自分の存在意義を確認しながら生きています。

だから、少なくとも、自分がやっていることは会社のためになっていると考えることで救われる部分があるのでしょう。

 

しかし、ある意味会社に実態などありません。(もちろん法律的な意義はしっかり定義されていますが)

人に対して、同じベクトルを持たせるために用意された箱なのだと思います。

 

その箱に社員が入ることで、帰属意識を持ち、スムーズな指示系統を保つことができます。

実態があるのは、人そのものです。

 

人の集まりを便宜上、会社(法人)として名乗っているだけで、

「法人とは?」と聞かれれば、「これです」と指し示すことはできません。

 

「社会」から「会社」へ 視野の変化

「会社のために」というと、いかにも正当性があるように聞こえますが、結局、一緒に働いている誰かのためということと同義です。

その結果、「社会のために」という概念はどこかへ置き去りにされてしまい、ひたすら会社のために、つまり内向きな組織、中だけを見るようになります。

 

サラリーマンをしていて虚しく感じた原因の大きな一部であると感じます。

もちろん、会社の方針、企業理念というものが存在しており、それを共有することは大切です。

しかし、多くの場合「お客様のために」、「社会に貢献」、「株主価値」、「従業員の成長、幸せ」など大義名分を掲げて公表もしていますが、実際にやっていることと矛盾があることは否めません。

 

「自分のやっている、一見社会とは何の繋がりも無さそうなことでも、それが繋がって必ず社会の役に立っている。」

そう言われることもあります。

 

最終的にはそうなる部分も”多少は”あるのでしょうが、正直な感想として、普段実感できないことばかりで納得感はありません。

納得感や実感がなければ、役に立っていると言われても意味がありません。

 

働いていて感じる虚しさの正体

大切な時間を費やして、何のために働いているのかと疑問に感じることがありました。

「社会」から「会社」へと視野が狭まり、会社の内向きな環境に目が行きがちになります。

 

先ほどの考え方に従うと、会社の実態は、つまるところ人です。

「会社のために」は「会社に所属している自分以外の誰かのために」という意味です。

 

誰かとは誰か?

「会社に所属するみんなのためになりますよ」というのも一つの答えですが、影響も微々たるものであれば、実感としてはほぼありません。

 

報告資料や、内部作業などにかなりの時間を費やしましたが、

その作業などはまさに、上司が役員に報告するためという最も内向きで生産性のないものです。

組織にいる以上、ある程度は致し方ない部分だと思っていましたが、このような内向きの仕事に時間の多くを費やしていると、徒労感が積もっていきます。

 

時々は、本当に社会の役に立つ仕事が出来たと思うこともありましたが、普段費やしている時間と作業量を考えれば、おまけのようなものです。

そう考えると、非効率極まりない行動パターンであると思えてきます。

内向きな作業、誰かの体裁を整えるための作業が、社会の役に立っているとも思えません。

満足感に繋がるようなことはありませんでした。

 

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大きな組織の歯車になることの危険性

組織が巨大化することのデメリットの部分を実感し、認識できたのは良い経験だったと思います。

私は、自分に与えられたミッションの多くに熱意を持つことは出来ませんでした。

 

大きな組織に入れば影響力のある大きなことができる、その分達成感も大きいものを得られると思っていた学生時代ですが、これはある意味間違いであったと感じます。

 

歯車の中の歯車では、どうしても内向きなものしか見えてこないということです。

営業職であり、普段から外の顧客と接点があったにも関わらずこのように思います。

 

もちろん、これは私の感覚です。

大きな組織にいても、やりがいや達成感、社会への貢献意識を感じながら仕事をしている人もいるでしょう。

 

私の場合、このまま会社の中で生きていくことに危機感を覚えました。

本当の意味で、社会に関わっているという実感をほとんど認識できないでいるうちに、

あっという間に月日が経ち、

気づいたらその会社でしか通用しない、その会社が無ければ何もできない人間になってしまうように感じたからです。

 

社会人ではなく会社人です。

 

個人として信念を持ちながら、自分がしていることの意義を日々認識しながら生きていきたいという思いが強くなっていきました。

言い換えれば、社会における自分の存在意義を認識しながら、幸福感を持って生きていくということです。

 

人の考え方はそれぞれですが、日々疲れた表情で生気を感じられないような人を見ると、

内向きな会社人になって、当時の私と同じような感覚に陥っている人もいるのではないかと勝手に想像しています。

最後に

大きな組織で働いていると、(今までは)安定感もあり、収入面での不安が少ないという意味では、メリットがあることも事実です。

しかし、気がつかないうちに、収入を得ること以外の高邁な目標や、社会における個人としての存在意義を実感しにくくなるという特徴も無視できません。

 

個人個人で、自分は何のために働くのか、どんな人生を送って、どんな人格を形成するのか、

それらを考え見失わないことが、前向きに幸福感を持って生きる上で重要なことではないでしょうか。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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