こんにちは!Jimmyです。
調子に乗るという言葉を聞くと、悪い意味で解釈する場合が多いと思います。
「調子に乗るな」と子どもの頃からよく言われたものです。
一方、調子に乗ることの効果は、悪いものばかりではありません。
大きな成果を出すときは、調子に乗ることが重要な要素となります。
謙虚な人や慎重な人ほど、調子に乗ることを自ら戒める傾向にあります。
結果として、チャンスをものにできないということにもなりかねません。
今回は、正しく「調子に乗る」ための考え方と、守るべき指針について解説します。
調子に乗るというのは悪い言葉に聞こえますが、大きな成果を出すためには必要な時期もあります。
何より調子に乗っているときというのは、圧倒的な発想力と推進力を伴う。だからこそ調子に乗る前に、絶対に外してはいけない指針が必要。— Jimmy@信念のある自分の人生を! (@JimmyOsuka) February 1, 2021
調子に乗るなという戒め
意味
「調子に乗る」という言葉には、大きく2つの意味があります。
以下コトバンクより引用します。
1 仕事などに、弾みがついて順調に進む。
2 おだてられ、得意になって物事をする。いい気になって軽率な行動をする。
よく使われる意味は2番目です。
一方、悪い意味だけではなく、順調に進む、軌道に乗るという意味も含まれています。
改善に向かうか自粛に向かうか
私自身、昔から「お調子者」と言われることがありましたが、調子に乗って失敗した経験は数え切れないほどあります。
まさに、いい気になって軽率な行動をしてしまった結果です。
このような場合、「調子に乗るな」という教訓を活かすことで、行動を改善することができます。
一方、いい気になっていなくても、うまく物事がすすんでいると、周りから悪評を買うこともあるでしょう。
「出る杭は打たれる」文化が影響していると思われます。
そのため、少し物事がうまく進むと、周りを見ながらブレーキをかけてしまう人もいます。
必要以上に戒めが強すぎて、チャンスに行動できない人も多いように思います。
調子に乗るときのすごい効果
発想力と推進力
調子に乗っているときというのは、先ほどの定義にもある通り、弾みがついて順調に進んでいるときです。
気分的には非常に良い状態です。
意識せずとも、自信を持って前向きに考えることができます。
憂鬱な気分のときに、前向きなプロジェクトのアイデア出しをしたところで、まず良いアイデアが出てくることはないでしょう。
毎日、仕方なくやっている仕事では、発想力と推進力が発揮されることはありません。
いつも画期的なアイデアを出す人は、前向きで、仕事にも情熱を持って取り組んでいる人です。
これは、能力の問題ではなく、大部分は心持ちの問題です。
順調に物事が進むことが多いのは、このような前向きな人たちでしょう。
調子に乗っているときというのは、発想力と推進力を伴い、物事を大きく動かすのに必要であると言えます。
時流を捉えるという考え方
大きな成果につなげるときというのは、一種の爆発力が必要になります。
タイミングを逸することなく、力を注ぎ込むべきときがあります。
様々な仕事で、繁忙期と閑散期があるように、大きな時流の中で、メリハリをつけることが求められます。
短期的な時間軸で考えても、ゾーンに入るという状態があります。
ゾーンに入った時には、時間の経過も忘れて没頭することができます。
誰もが経験したことがあるはずです。
その時間をわざわざ中断してしまうということは、非常にもったいないことです。
天狗になっていると、時流を見誤ることにも繋がりますが、
正しい時流において、持っている力を集中投下するためには、調子に乗っていることが重要な意味を持つことになります。
調子に乗る前に身につけるべきこと
自分への過信を捨て反省の習慣を
人は常々、謙虚であれと言われます。
しかし、いくら注意していても、調子に乗っているときというのは、今まではしてこなかったような判断をしてしまうこともあるでしょう。
人間誰でも、そのような性質があるということを認識しておくべきでしょう。
つまり、完全に「いい気にならずに調子に乗る」ことは、不可能であるということです。
論語の有名な一節にて、孔子がこのように言っています。
七十にして、心の欲する所に従えども、矩を越えず。
七十歳になってようやく、自分の心の欲するままに行動しても、人の道から外れることがなくなった。
このような解釈になります。
逆に考えれば、孔子ほどの人物でも、60代までは良くない心を制御する必要があったということです。
普通に働いている私たちであれば、何歳でこの境地に立つことができるのかわかりません。
そのため、「いい気になる前提」で考えていたほうがよいということになります。
そこで必要なことが、日々の反省です。
毎日振り返ることで、行き過ぎた言動を反省し、微修正する機会を得ることができます。
正しい目的意識を持つ
毎日振り返る際に、厳格な指針がなければ振り返る意味がありません。
正しい目的意識を常に見据えることが必要です。
時流を捉える前から、毎日意識して考え、身につけるべきです。
大きな時流に乗るほど、今まで目立たなかった欲望がすり寄ってくることもあるでしょう。
金銭欲や、名誉欲、相手を懲らしめたいといった復讐心が大きくなることも考えられます。
最低限、道から外れない、反省してすぐに軌道修正できる自分を持っておくためには、正しい目的意識が必須です。
また、目的意識を明確にしていれば、他者からの批判的な目があったとしても、臆することなく、必要な時流に乗るということもできるはずです。
最後に 正しく調子に乗る力を得て飛躍を待つ
落とし穴の存在を認識し、正しい目的意識を持ち、反省の習慣を身につけることができれば、
「正しく調子に乗る力」を得たということになります。
あとは、時流を捉えて、臆することなく調子に乗って突き進むのみということです。
この準備ができてこそ、邁進する準備が整ったと言えます。
これだけ準備していても、いざ調子に乗ると、突き進む中で判断を誤ることもあるでしょう。
それでも、再起不能になるような選択をしてしまうことはないはずです。
来たるべき飛躍のときを見据えて、今できることは、そのための「準備」をすることではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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