正しいことを貫くことの難しさと大きな価値

こんにちは!Jimmyです。

突然ですが、「正しいこと」とは何でしょうか?

人によって、思い浮かぶことも答え方も様々でしょう。

 

「正しいこと」に明文化された定義はありません。

経験し、学び、考える中で、誰もが身につけていくものです。

道徳的な正しさ、時代に合った正しさ、地域性に合った正しさなど、色々な正しさがあります。

 

自分が正しいと思うことをしていると幸せですが、間違ったことをしていると思うと幸福感はありません。

これは、各人が持つあらゆる正しさに共通して言えることでしょう。

 

ただ、今の世の中、自分なりの正しさを構築し、貫くことが難しい社会となっています。

幸福感の欠乏する理由の一つと考えてもよいかと思います。

そんな現状についてお伝えするとともに、今だからこそ、正しさを貫く価値があるということを述べていきます。

正しいことを貫くことが難しい資本主義社会

正しいことを貫く

まず、自分が考える正しさについて、いかに実行することが難しいか、資本主義社会という視点から考えます。

もちろん、以下に示す傾向に当てはまらない人も存在することは事実ですが、非常に少数です。

 

お金中心の行動指針

生きていくために、不可欠なもの。

水と空気以外に何があるでしょうか?

 

多くの人が、お金であると即答できると思います。

 

資本主義社会にある現代では、生活を維持するためにはお金が必要です。

近年の傾向としては、市場原理主義、自由競争の名のもと、弱者切り捨て、自己責任論の風潮が強まっています。

格差も広がっています。

コロナ問題で、国からの給付金や補助金が出たかと思えば、それを目当てに詐欺が発生します。

 

理想より現実。

正しさよりも、お金。

 

自分の正義、正しさなどと言っている場合ではないという空気が強いということです。

 

昔から教えられてきた道徳観などは、自然と軽視され、忘れ去られることになります。

「正しさ」を「法律」とほぼ同義に捉えている人もいるほどです。

 

資本主義社会においても、道徳観を中心とした正しさと、お金を稼ぐことが共存できると説く人も多くいますが、

残念ながら、浸透しているのはお金中心の行動指針と言えるでしょう。

 

生きていくためにはお金は必須。これが大前提にならざるを得ない。

 

正しさを定義・強化できない組織も多い

私たちは、長い時間教育を受けて、学び、考えて、そして正しさを身に着けていきます。

社会に出れば、実践し、反省し、さらに考え、改善していく過程は一生続きます。

その連続性で捉えるべき、自分の中の正しさです。

それこそ、自分自身の判断軸の中心に据えるべき大切なものです。

 

しかし、私自身振り返って、あることに気づきます。

 

就職したときに、今までの考え方をリセットさせられるということです。

否定されると言ったほうがよいかもしれません。

 

「学生気分は終わりだ! 」

「当社の社員にふさわしい、責任のある行動と常識を!」

 

たしかに、学生気分の弊害はあるでしょう。

お金を払って授業を受けてきた立場から、働いてお金を受け取る立場に変わるという変化は、強調されるべきでしょう。

 

ただ、実際としては、今まで各自が培ってきた正しさの定義を、いったん破壊するように迫られた気分でした。

そして、正しさはすべて会社にあると言われているような違和感を覚えたものです。

 

考えてみれば、これは、従来の日本企業の常套手段です。

当時から、強い会社ほど宗教的であると表現されましたが、まさに思考、価値観を統制しようとする試みです。

 

これは強烈です。

慌てて、「今までの甘い考え方を改めなければ、会社の文化を吸収しなければ」と思った記憶があります。

 

1年後、2年後には、

「計数目標も達成できない者に意見する資格はない」

「稼いだ者が正しい」

「できるかできないかではない、やるんですよー!」

などというセリフを、自分でも発するようになっていました。

 

会社の示す「正しさ」に染まる過程で、自分の考える正しさを強化し、実践する機会は激減しました。

上記はあくまで一例です。

組織によって特徴は様々だと思いますが、集団が定義する「正しさ」を強く求められることは共通して言えることでしょう。

 

自分なりの正しさを確立し、強化する機会を見出すことが難しい。

 

自分の中の正しさなど誰も評価してくれない

組織の正しさに従えば、評価され、

お金を稼げば、家族の生活を豊かにします。

目に見える見返りがあるということです。

 

一方、自分の正しさを考え貫いたところで、組織の正しさに反していれば、評価されることはありません。

正しいことを考え、強化したところで、それで報酬がもらえるわけではありません。

 

評価してもらえない、生きるために必要な報酬ももらえない。

こうなれば、自分の中の正しさを貫くことに、意味を感じなくなる人が増えるのも不思議ではありません。

自分なりの正しさを貫く価値と必要性

正しさを貫く

これまで示した内容を見ると、資本主義社会である以上、自分なりの正しさを貫くことには、何の得もないように見えます。

しかし、実際としては、今の時代だからこそ必要であり、価値あることであると言えます。

 

会社に正しさはない

先ほど、組織としての常識、価値観を浸透させる例を示しましたが、本来、会社などの組織に実態はありません。

実態のないものに、倫理問題などという言葉はふさわしくありません。

「企業倫理」という言葉は見せかけです。

そこにいる人間一人ひとりが、何を指針に動いているかという問題があるのみです。

 

会社にあるのは、法律、規則といったルールです。

人が集まって、営利活動をする以上、利益という方向性が必ず存在します。

つまり、会社に所属することで課されることは、ルールを守ることと、その範囲で利益(成果)を出すことの2つです。

 

正しさは、会社にはありません。

もし個人にもなければ、どこかで行動が暴走する可能性があります。

そうなれば、倫理観が崩壊します。

実際に、そのような事例はいくらでも起きていることは周知の通りでしょう。

違法行為、犯罪行為も発生しています。

自分の中で正しさを持っていないと、簡単に正しくない方向へと流されやすくなります。

 

悪いことをしているつもりもないのに、気づいたら世間から非難される存在になっていた。

これでは悲しすぎますが、違反をした多くの人はこのような感想を持ちます。

 

限界を迎えた社会システム

万能に思えた市場システム、資本主義社会ですが、その枠組みでは解決できない問題が次々と明らかになっています。

既存の考え方と枠組みでは対処できないということです。

 

たとえば、環境問題です。

ここ数年、専門家たちが鳴らす警鐘はかなり強くなっています。

温暖化などは、まさに深刻な課題です。

 

政府が中心に動いていますが、二酸化炭素排出を削減するには、当然ながら企業の協力が欠かせません。

しかし、会社組織では、そのような全体最適としての方針を、10年、20年の長期的視点で選択することは難しいでしょう。

 

短期的な利益をほしがる傾向が強く、経営層各人の個人的欲求もあります。

地球の正しいあり方としての環境問題と、組織の利益活動は、水と油に近い関係にあるのです。

 

同じく、格差問題も同様です。

巨大プラットフォーム企業が台頭し、データ技術の力をもとに、世界を再構成することに成功しました。

その結果、低賃金で不安定な労働環境が生み出され、それに従事する人が急増しました。

 

富は分配されず、富裕層により大きなお金が流れ込む仕組みが年々強化されています。

 

資本主義としての正しさ(市場原理、自由競争)では、問題解決は立ち行かなくなっているということです。

 

自分で定義して動く価値

一部の富裕層や企業経営者が、株主至上主義を脱して、より大きな枠組みで考えるステークホルダー主義への転換を表明しています。

このような変化も、個人としての正しさ、あるべき姿の追求なしには、起こり得ない動きです。

 

重要なことは、今後も、現状の常識を変えていくこのような動きが、至るところで発生していくであろうということです。

現状システムの弊害が明らかだからです。

 

自分の中での正しさがないと、判断することも、主体的に動いていくこともできないでしょう。

何が変わるのか、指をくわえて見ているか、少しでも得をする政策(プラン)を応援するといったことしかできなくなります。

 

さらに注目するべきことは、政府もすべての事案に対して、時間をかけて対応できるわけではないということです。

問題の量も多く、複雑化しています。

政府の関係者や官僚だけで、全てを差配して、国民に訴えかけて、選挙で他党と競争もして、政策立案をして変えていくということにも限界が見えています。

少なくとも、日本の政治を見ていればそう思うはずです。

 

企業の方針としての正しさでもない、社会システムとしての正しさでもない、政府に丸投げするわけでもない。

 

そうなれば、個人として考えて、発信し、場合によっては他者と協力し、変革を起こす一翼を担うということも視野に入ってくるはずです。

これができるのは、自分の中での正しさを考え、実践してきた人だけです。

 

難しいと思われるかもしれませんが、一昔前の日本では、当たり前のように見られていた光景です。

 

そのような動きも必要な時期に来ていると思います。

 

久しぶりに、テレビを見る機会があり、お昼のワイドショーを見ていました。

やはりと言うべきか、コロナ対策が取り上げられていました。

 

そこにあったのは、MCの完全なる他人任せの態度でした。

違和感を覚えましたが、制作側は視聴率を狙っているはずですから、それがもっとも視聴者の共感を呼ぶのでしょう。

だからこその危機感です。

 

「政府の方針がわかりにくい、私たちはどうすればいいの?

もっと具体的に教えて! どうすれば外に出ていいの? そうじゃなきゃ動けないよ!」

終始、MCが大きな声で、専門家にこのような質問を投げかけていました。

 

確かに政府の対応には、わかりにくく、批判されるべき要素もたくさんあるとは思いますが、このようなやり取りに終始していては、指示待ち社員ならぬ、指示待ち国民になってしまいます。

 

ベーシックインカム(BI)の動向に注目

正しいことを貫く前に、お金の問題が切実であるというケースも現実問題としてあるでしょう。

そこで、他国でも社会実験が行われているベーシックインカム(BI)に注目します。

ベーシックインカムとは、その名の通り、誰もが無条件に受け取ることができる収入のことです。

最低限の生活を送るのに必要な金額を政府が支給するというものです。

 

税収では賄えない、機能するのか?

働く意欲がなくなるのではないか?

富裕層や、能力のある人が国から出ていってしまうのではないか?

このように、色々な問題も指摘されていますので、まずは実験をしてみようとする都市が出てきているわけです。

規模感や金額、期間もそれぞれ違いますが、今後の検証に注目です。

 

最低限の収入が確保されれば、正しさを考え、社会をよりよい方向に変えていこうとする動きが活発化する可能性もあると思います。

一部の実験結果によると、少なくとも就業が減る、働かなくなる人が増えっるという効果は確認されていないようです。

さらなる効果検証が待たれます。

まとめ

正しいことを貫く

自分なりに考え、正しいことを貫くことは、現代の社会では簡単ではない現状があります。

さらに、短期的に見れば、なんの得もないと考えられることもあるでしょう。

 

どうしても、生活に不可欠なお金を稼ぐことが考え方の中心になりやすく、

組織も、そういった個人としての正しさを考えないように仕向るといった背景もあります。

 

しかし、組織の方針に盲目的に従うこと、資本主義システムの考え方を金科玉条とすること、政府に政策を完全に任せるだけでは、対処できない問題が次々と明らかになっている現状があります。

「個人としての正しさ」という視点がないと、変化の波に無防備に流されるだけということにもなりかねません。

 

今一度、自分自身で、正しさとは何か、どうあるべきかを強く持つことを考えてみてはいかがでしょうか。

近い将来、自らが発信して、動いて変革を促していく将来もあるかもしれません。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸:背中を押す存在の必要性

そうは言っても、世間は世知辛く、一人で正しさを考え、貫くのは容易ではないことも事実です。

一人で考えていては、すぐにお金中心の価値観に引き戻されそうになるでしょう。

正しさを貫くという言葉自体、ばからしく感じられるときもあるかもしれません。

 

そんなときは、背中を押す人の存在、同じ目標を掲げる人の存在が必要です。

 

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