人生の目標がない若手社員が7割もいる会社が面白いわけがない

こんにちは!Jimmyです。

人生の目標が無いという若手社員が、日本人は7割もいるそうです。

異常な状態です。

日本の伝統的な慣習の中で働く人の問題が、如実に映し出されています。

 

旧い価値観に縛られることなく、目標と意欲を持って取り組める自分。

これを求めて行動することが必要であると強く感じます。

人生の目標を持っている日本人3割、中国人9割

日本で働く日本人と中国人の若手社員に対して実施されたアンケート調査を見ました。

 

人生、またはキャリアの目標を持っている日本人の若手社員が全体の3割にも満たなかったのに対して、

中国人の若手社員は9割近くもの人が明確な目標を持っていると答えていました。

 

日本人若手社員の数値が低いことはある程度予想できましたが、ここまで差があるというのには少し驚きました。

 

若手社員で3割弱ということは、ベテラン社員であれば、もっと少なくなっているのではないかと思います。

7割の、明確な人生の目標がない日本人若手社員の多くは、探しているが、まだ見つかっていないと回答しているようです。

 

実際の状況としては、そのまま見つからないまま年を取っていくというのが、日本人に最も多いストーリーです。

憂うべきは、「目標なんてなくても、ある程度豊かで楽しければいいじゃないか」と笑っていられる時代ではなくなりつつあるということです。

当たり前のように目標を話せる外国人

日本で働く中国人が多いことから、アンケート調査は中国人を対象にしたのだと思いますが、

他の国においても、中国人若手社員と似たような結果が得られるのではないかと思います。

 

外国人と、人生の目標や将来のキャリアの話題になると、ほとんどの人が、当たり前のように話せます。

自分のキャリアや人生の目標を語るのを恥ずかしがっている様子は全くありません。

 

大きな目標であっても小さな目標であっても、考えていることを堂々と人に話すことが自然とできているように感じます。

 

目標だけでなく、これまで経験してきたこと、身につけてきたこと、そこで感じたことなども、実によく話します。

これは、当たり前のように、自分のこと、自分の人生を真剣に考えてきた結果です。

話せるのは考えてきたからこそです。

 

頭の良し悪しや、コミュニケーションスキルなどは関係ありません。

 

しっかりとした自分の意見がある分、組織で管理する側からすれば大変なこともあります。

意見を長時間聞いたり、希望とは異なる待遇に対して理解を求めたりすることも必要でしょう。

それでも、話すことで相互理解を深めることができます。

 

言葉はカタコトでしか話せないにもかかわらず、人間性とその人の価値観という意味での理解は、

日本人とのコミュニケーション以上にできたという実感を、私自身経験して持っています。

流される人、巻かれる人、動かされる人

日本人は、本当に自分の考えを口にすることが苦手です。

後述しますが、「組織論」や「あるべき論」を話すのは大変得意ですし、責任の押し付け合いも下手ではありません。

 

しかし、これらは自分の考えの真なる部分ではありません。

動かしがたい社会の大きなシステムの中で適応した結果です。

文化的な原因、教育背景の原因もありますが、何れにせよ、自分の人生の目標すら答えられない人がこれだけ多くいるのは危険な水準だと思います。

 

考えを他の人に伝える機会が少ないため、考えること自体が少なくなっているのではないかと思います。

その結果、日本の組織では、流される人、巻かれる人、動かされる人が大量発生しており、日本独特の企業文化を形成しています。

 

自分の人生の目標がない人に、会社の仕事の重要な局面において、信念を持った意見、選択、決断を求めても、答えられるわけはありません。

 

長いものに巻かれるか、空気を読んで忖度するか、目先の損得に動かされるか、判断基準はそのようにしかなり得ません。

 

判断には、その人の考え方、信念が映し出されます。

このような人たちが、先輩や上司として君臨している組織で働いていても面白いはずはありません。

 

負の伝統が脈々と受け継がれている結果、若手社員は、7割もの人が、人生やキャリアに目標を持てないまま、社会人生活を送るという悲しい現状に行き着きます。

 

日本企業で働く人は、組織論が好きな人が多いように思います。

組織とはこうあるべき、

今自分たちの部署に求められているのはこういうことだ、

組織で働くためにはこのように振舞う必要がある、などなど。

 

私自身、大変多くの上司や先輩から、このような類の話は嫌という程聞かされました。

しかし、私の心を突き動かすような、その人の生き方に裏打ちされた信念のある言葉を聞いたことは、ほとんどありませんでした。

この人はどんな軸を持った人なのか、そもそも軸など無い人なのか、その人の中身がよくわかりませんでした。

 

人は、”あるべき論”で納得はしません。

その人の背景や人格が言葉と組み合わさることで納得させることができます。

 

泥棒をした人から、「人はお互いに信頼するのが大事だよ」と言われても、信頼できるはずはありません。

大企業に10年以上在籍しましたが、信念を持ったかっこいい人生を歩んでいるような人は、非情に少なかったというのが正直な感想です。

 

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こんな「かっこ悪い人生」で良いのか?

自分の人生の目標を明確に持つことは、自分の価値観と向かい合い、真剣に考えて、多くの人に話す過程が必要になります。

考えて、話して、行動して、聞いて、考え直してを繰り返していくことで、目標や方向性がはっきりとしてきます。

話していても自信を持って口にすることができます。

 

そして、出来上がった自分の軸、信念が、その人の人間性として、発した言葉とともに相手に伝わります。

 

同じことを言ったのに、人によって全く重みが違うことがあります。

言葉にその人の信念がある場合、不思議と、重みのある言葉として相手に伝わるのです。

 

「こんなかっこ悪い人生を送っていてよいのだろうか、いや良くない。」

 

このように、現在の自分に危機感を覚えたのであれば、自分とよく向き合い、信念に沿った行動指針を作る必要があります。

 

日本大企業の物言わぬ人が多い環境、忖度文化を普通だと思わないことが大切です。

そんな人たちの表情は、輝いているでしょうか。

日本企業の常識には多くの悪習が含まれています。

それが、プラスに作用した時代もありましたが、今は不利に働いていることが多くなっています。

感覚としても実感するところではないでしょうか。

 

「人生の目標がない」という若手社員が7割もいるのは異常です。

自分の軸を見つけるために、以下の記事も参考にしてみてください。

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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