こんにちは!Jimmyです。
今回はお金があると幸せになれるのかという問題について、私の経験を踏まえて感じたことを書いていきます。
お金と幸せはどれくらい関係するのか
お金があれば幸せなのか?
一度は考えたことがあるこのテーマ。
当然あるに越したことはないですし、生きていくために必要なものです。
ただし、あればあるだけ幸せになれるのか?
私は、お金持ちになったことはありませんが、大企業に12年間所属していたことで、”そこそこ”の給料はもらっていました。
その後、サラリーマンを辞めたことで収入がなくなり、大学生のときよりも節約をする生活をすることになりました。
生活スタイルが全く異なる二種類の生活をしたのですが、予想していた心境とはかなり違っていました。
自分で事業を起こすことにしたわけですが、離職したとき、収入の目処は立っていませんでした。
そこで、貯蓄を切り崩しながらの生活となります。
そこで感じたことを率直に書いていきます。
サラリーマン時代の収入と比較
妻との二人暮しです。
以前は日系メガバンクに勤務していました。
サラリーマン時代の収入
年収1500万円(プラス妻の収入)
余程の贅沢をしない限り、かなり余裕のある生活。
・年に一回か二回は海外旅行
・ほぼ毎日外食
・通常の衣類や日常使うものであれば値段を見ずに買う
・海外勤務時、住まいは地域の一等地で、広さは100平米
・併設のジム利用自由
・接待ゴルフがたまに入るが、基本的に土日祝休み
・一日の労働時間は平均12時間程
・ゴルフボールはいつもハイグレード(Prov1x、下手のくせに)
退職後の状況
年収 0
・ほぼ毎日自炊、スーパーで値段をチェック、安いものを選ぶ
・服は買わない
・海外旅行予定無し
・住まいは東京で賃貸、広さは30平米、築30年
・ジムは行かずに近所を走る
・携帯は格安SIMに変更
・散髪をQBハウスに変更
・ゴルフは中断。
・本はできる限り図書館で借りる
実際仕事を辞めて感じた 今の方が100倍幸せ
簡単に比較してみました。
実際に書いて比較してみると、こんなに違うのだと、自分でも驚きます。
さて、肝心な幸福度ですが、不幸のどん底になったのか?
結論を申し上げますと、退職後の方が100倍幸せです。
実はサラリーマンで1500万円の頃、全く幸せだとは思えませんでした。
ちなみに、職場にパワハラ、セクハラ上司のような人はいませんでした。
騒がれるほどの長時間労働でもなく、しかも、ある程度慣れれば手の抜き方もわかってきます。
一見すれば、かなり恵まれた環境をいただいていると見ることもできました。
そう考えると、感謝しなければならないとも思っていました。
しかし、なかなかどうして、幸せという感覚は全くなかったのです。
組織の方針や、スタイルが自分と合っていないことも事実でしたが、やっていることに意義を感じませんでした。
考え方、向かって行く方向性が共感できなければ、心底踏ん張ることはできません。
根本的な問題であるため、簡単には解決できません。
毎日会社に行く時、移動の時、帰る時、
「俺は何やってるんだろ〜、あー我が人生・・・」
このように考え、ため息が止まりませんでした。
一応うつ病にはならなかったのですが、一歩手前だったのではないかと思います。
正直に言えば、お金(給料)と恵まれた環境を捨てることへの恐怖感があったのだと思います。
辞めて収入が無くなったら家族を不幸にしてしまうのではないか?
辞めようと思ってから5年以上もの間、踏み出せずに葛藤する生活を続けました。
よくこのような話を聞きます。
「一旦贅沢を経験した人は、もう元の暮らしには戻れなくなる」と。
本当はずっと前に辞めて起業をしようと考えていました。
しかし、もし起業してうまく行かなかったらどれほど惨めな思いになるだろうか、
家族もいるし、ローンもあるし、、
そもそもどのような事業で起業するのかもわからない、
本当に自分のやりたいことを見つけてから辞めよう、、
このように、今の自分を正当化しながら色々考えているうちに、仕事のストレスやお付き合いが舞い込んできます。
そこで、起業のことは思考停止に。
これの繰り返しでした。
お金は、それなりに自由に使える額をもらっていましたが、幸せを感じることはありませんでした。
枯れ果てていた感情が甦った!!日々幸せを感じるということ
長い葛藤の末、私はようやく、新たな一歩を踏み出すことにしました。
何をどのように起業するかも決めないまま、辞めてしまった私は、無収入になりました。
起業した後も、大企業サラリーマン時代のように会社のネームバリューも無いため、営業をするのも苦労の連続です。
もちろん、不安といえば不安でしたが、思っていたほど毎日不安ではなかったというのが正直な感想です。
(特に精神力が強い方ではありません)
何より変わったことは、毎日幸せを感じることです。
ささいなことでも笑えるようになりました。
家で妻と一緒にゆっくりとお菓子を食べながらお茶を飲んでいるとき。
天気が良かったとき。
通りかかった犬を見たとき。
何でもないことですが、会社員時代の私には考えられない、反応できなかったことです。
会社員時代は、仕事のことであれこれ悩まないように努めていました。
マイナスの感情に振り回されないようにしていたら、本来出すべきプラスの自然な感情もどこかへ行ってしまっていたのだと思います。
今では、何でもないことに幸せを感じるようになりました。
食べるもの、行くレストランなど、当然ランクは落ちました。
それでも、前より美味しいと感じます。
激安蕎麦屋、自分で作ったカレー、100円もしないお菓子、100グラム60円の鶏胸肉。
勇気を出して、会社を辞める選択をし、今新たにやるべきことに向かって進んでいること、それを家族が受け入れてくれたこと、応援してくれることに感謝の気持ちでいっぱいです。
毎日幸福感を感じることは精神的にも大変重要であることを改めて認識しました。
あわせて読みたい
稲盛さんの本 毎日南無阿弥陀仏
サラリーマンの頃から習慣にしようとしていたことがあります。
私の愛読書、稲盛和夫さんの「考え方」の中で、稲盛さんご自身が習慣にしていることがあります。
毎日ことあるごとに手を合わせ、
「なんまん(南無阿弥陀仏)、なんまん、ありがとう・・・」
と感謝の気持ちを唱えているというのです。
本書に感銘を受けた私は、当然のように、「自分もやろう」と決意したわけです。
しかしサラリーマンの頃は、
心底「ありがとうなんて言える気分じゃねーな、、」と思う日ばかりでした。
酔っ払って帰ってそのまま意識を失うこともしばしばでしたので、全く習慣づけられることはありませんでした。
本を読み返すたびに思い出すのですが。。
これが退職後に、自然と出来るようになったのです。
知足という概念を本当に理解しているとは思いませんが、少しだけ体感できたような気がします。
今後お金がある人生をつかもうとも、今感じている大事な感覚は忘れないようにと思っています。
逆にこれを知らないと、いくらお金があっても幸福感を得られない人生になりかねないと思っています。
日々感謝の気持ちを持つということは、実は簡単なことではありません。
だからこそ、正しい考え方に基づき行動するためにも、稲盛さんほどの人であっても意識されていることなのだと思います。
あわせて読みたい
稲盛和夫さんの著書「考え方」を紹介しています。
お金 = 幸せ ではない!を確信
もちろん、私と同じ環境にいたサラリーマン時代の同僚たちは、幸せを感じていた人もいるでしょう。
人それぞれです。
私の目指す姿がそこには無かっただけです。
幸福感も人それぞれです。
ですが、お金だけで幸せが決まるということはありません。
実体験で得た確証です。
体験できて本当に良かったと思います。
きれいごと無しに、本当に収入が減り、生活水準が落ちても幸せを感じられるか?
そう聞かれれば、以前の私なら答えることができなかったでしょう。
会社を辞める前は、収入がなくなることや生活の質を落とすことに対してとても不安でしたが、辞める前より不幸になったとは思いません。
なぜもっと早く動けなかったのかと思うことばかりです。
うまくいかないことがあっても、当時に戻りたいと思ったことは、一瞬たりともないというのが正直なところです。
今迷っている人は、本当に自分が求めるものを考え直し、愚直に進んでみるのもよいのではないでしょうか。
以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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