オンオフの切り替えは緩やかに!仕事とプライベートの人格乖離は危険

こんにちは!Jimmyです。

人生、仕事とプライベートの切り替えが大事だと思っていませんか?

確かにその方が良い場合もありますが、一番理想的な状態ではありません。

 

目指すべき状態は、仕事とプライベートをオンオフで区切らない、切り替えの必要がない状態です。

単に、仕事に集中するときと休むときのメリハリをしっかりするだけで十分なはずです。

ところが、仕事とプライベートで、あたかも別人格を準備しているような人が多いと感じます。

 

今回の趣旨は、オンオフの切り替えによって、人格までも変わってしまうような激しい落差があることに注意喚起をすることです。

仕事モードと家庭モードはあってもよいのですが、人格は1つであるべきです。

仕事とプライベートをオンオフのスイッチのように考えない

仕事とプライベートを明確に区切る人が多いと思います。

確かに、仕事に集中するときと休む時のメリハリは必要でしょう。

 

しかし、プライベートの自分と完全に別人格になってしまっている人も少なくありません。

あまりにも違いすぎて多重人格ではないかと思うような例もあります。

そこまで違うと、オンオフの切り替えは大変だろうと察します。

 

人間には「気持ち」があるため、機械のように、一瞬で切り替えができるわけではありません。

そこに大変なエネルギーが必要になります。

職場に到着すれば自然とスイッチが入るという人もいますが、切り替えることが習慣になっているだけで、多くのエネルギーを消費しています。

エネルギーが必要になるということは、それを繰り返しているうちに疲れてしまうということです。

そして切り替えができなくなった時に、仕事に行けなくなったり、精神的に参ってしまったり、異常をきたすことになるのです。

 

私も、サラリーマン時代に、多くの人と公私にわたり付き合ってきましたが、仕事とプライベートの人格が離れている人ほど、仕事を辛そうにこなし、視野も狭いように感じました。

そのような場合、主体性や創造性、発想力というものに大きな影響を及ぼします。

これからの時代に必要な資質であり、より注意が必要です。

 

もちろん、仕事もプライベートも一貫して良くない考え方をしている人の方が有害で、そうなってはいけないのですが、本人にとってみれば、切り替えの労力が少なくてすむという意味で無理がないのです。

 

✔️オンオフの切り替えには、気づかないうちに膨大なエネルギーを使う。

✔️切り替えに疲れてしまい、創造性や発想力が弱くなる。

理想はオンオフの切り替えが必要ないこと

オンオフの切り替え

経済環境も上向かず、複雑な価値観体系の中で生きているわけですから、オンオフの切り替えが多少は必要になってくる場合もあるでしょう。

しかし、理想的には、オンオフの切り替えをしなくてすむ、もしくは最小限に抑えることが必要です。

 

仕事の時も、家庭にいる時も、友人といる時も、地域社会にいる時も、同じ人格であり、同じような価値観に基づいた振る舞いをする。

そうすることで、ストレスも少なく、無駄なところで切り替えのエネルギーを消費する必要が無くなります。

 

成功を収めて注目されているような人ほど、オンオフの落差がない人が多いのです。

つまり、仕事でも家庭でも同じような人格なのです。

中には仕事とプライベートの線引きを一切しないような人もいます。

そこまでは必要ないと思いますが、落差が少ない方が、スムーズであることは間違いありません。

 

特に、忙しい経営者や政治家などは、家にいても、緊急時には電話が昼夜を問わずかかってくるでしょうし、その場で判断や指示をする必要にも迫られます。

都度オンオフの切り替えをしていては心身ともに持ちません。

そう考えれば、オンオフの切り替えが小さくて済む人だから成功できたと考えることもできるでしょう。

 

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手も、オンオフの切り替えの少ない成功者と言えるでしょう。

様々な報道や本人のコメントなどからもわかる通り、野球が上手くなりたいという情熱を強く持っており、常に探究心を持って、休みの日でも練習の日でも野球のことばかり考えているようです。

 

観客やチームメイトの目があるところでも、自分一人でいる時でも、どこにいても”野球少年”なのです。

だから、無理なく、いかなる時も野球と向き合い続けることができているのだろうと思います。

 

オンオフの切り替えが激しくなると、このように振る舞うことはできないでしょう。

例えば、プロ意識や、「野球選手としてこうあるべきだ」という責任感が先に立って、あるべき選手像を模範に振舞っているものの、

実は野球はお金を稼ぐ手段として捉えていて、オフの時は野球のことは考えないとなると、自然とオンオフの切り替えが必要になります。

そのうち、切り替えることが大変になり、長く続かない可能性が高くなります。

活躍している選手に、このような人はほとんどいないのではないかと思います。

 

野球の話にそれてしまいましたが、戻しますと、

オンオフの切り替えが重要だ、仕事上の人格とプライベートの人格は別であるべきと考えている人ほど、大きな成果は上がらず、苦しい状況から抜け出せない可能性も高くなります。

 

✔️仕事、家庭、交友関係、地域社会、いかなる時も同じ人格でいることが最高のパフォーマンスを生み出す。

✔️成功して注目されている人ほど、オンオフの切り替えは小さい。

 

人格の乖離の危険性と、もたらされる圧倒的不都合

仕事とプライベートによる人格の乖離は、大きなマイナスの効果をもたらします。

一つは先ほども述べたとおり、オンオフの切り替えに膨大なエネルギーを消費するということですが、

もう一つは、自分がどのような人間なのか、わからなくなってしまうということです。

 

するとどうなるか、

全てに一貫性がなくなります。

 

言葉に説得力を持たせることも、行動で示すにも、自信を深めることも、困難な状況でもブレない精神を持つにも、一貫性は不可欠です。

一貫性がなければ、大きな仕事や、困難な局面を打開することはできません。

 

仕事とプライベートで言動が違っていれば、どこかで必ず矛盾が生じます。

発言から生じることもあれば、行動から生じることもあるでしょう。

他人から指摘されることもあれば、自分の中の矛盾に気づくこともあるでしょう。

何れにせよ、そうなれば自他共に、強い人間、信用に足る人間であると認識される存在にはなり得ません。

 

仕事の内容や影響力が小さくてすんでいるうちは、問題になることはほとんどないでしょう。

ほとんどの人が、オンオフの切り替えが大きくても問題になっていないのはこのためです。

しかし、大きな影響力を及ぼすようになればなるほど、仕事とプライベートの人格の不一致が厄介な問題をもたらすことになるでしょう。

 

オンオフの切り替えにより、仕事モードとプライベートモードで人格が変わってしまうことは、このような危険性があることを認識するべきです。

 

集中する時と休む時、仕事をする時と遊ぶ時、これらにメリハリをつけるのは大事です。

その意味での仕事モードと家庭モードとするのは問題ありません。

しかし、ただのメリハリと、極端なオンオフの切り替えによる人格チェンジとを混同することは要注意です。

 

✔️オンオフの切り替えが激しすぎると、自己確立ができない。

✔️一人の人間として一貫性がなくなり、大きな成果を手にすることは難しくなる。

 

なぜオンオフの切り替えに活路を見出そうとするのか?

オンオフの切り替え

オンオフの切り替えにより、仕事の人格とプライベートの人格ができてしまうことの危険性を指摘しました。

一方で、「仕事でうまくいく人はオンオフの切り替えが上手」、「ストレスを溜めないコツはオンオフの切り替えを上手にすることである」という論調が大変多いことも事実です。

コロナ問題で、在宅ワークが増えたこともあり、一層切り替えの重要性を叫ぶ人が増えている印象です。

 

そもそも、なぜオンオフの切り替えが必要なのかを考えてみれば、抜本的な問題に気づきます。

 

先ほどの大谷選手のように、いつも”野球少年”であれば、仕事モードとプライベートモードで人格を使い分ける必要もないはずです。

 

答えは簡単で、”不本意”な仕事ばかりを受け入れているからです。

 

やりたくない仕事。

仕方なくやっている仕事。

おかしいと思うことに目をつぶってやる仕事。

それを仕方ないと思っている、ある意味諦めてやっているからです。

 

そのため、本来の自分とは違うモード(人格)を設定し、どこかに自分に対しての言い訳と慰めの余地を残しているのです。

だからこそ、「仕事は遊びとは違う、不本意でもやらなければならない時がある」、「社会で生きていくとはそういうことだ」というような、正当性を主張する言葉がよく聞かれるようになります。

 

先ほど示した通り、オンオフの切り替えにより人格に乖離が発生するような場合、大きなデメリットがあります。

 

それを考えれば、オンオフの切り替えによってのみ、仕事を続けることができるような状態にあるとすれば、

自分の仕事に対する向き合い方、生き方を見つめ直すべきでしょう。

 

意味のない正当化は、自分だけでなく、後から組織に入ってきた人たちに対して悪影響を及ぼします。

 

もちろん、現実は甘くないということもあるのですが、目指すべきところの設定を間違えるべきではありません。

最初から、「仕事とプライベートの切り替えを上手にする」ことが、うまくいくための条件だという発想は間違っています。

 

目指すべきところは、自分のあるべき正しい人格をもって、仕事でもそれ以外でも活躍することであり、目指す前から切り替えのことを考えるのは危険であり、避けるべき思考なのです。

オンオフの切り替えがなく、どんな時でも一貫性のある人格は、成功を手繰り寄せるためにも、幸福感のある人生を手繰り寄せるためにも、大きな力となります。

 

✔️多くの人がオンオフの切り替えを重視するのは、不本意な仕事を諦めて受け入れているから。

✔️目指すべきは、オンオフの切り替えが要らない状態になること。

 

まとめ

多くの人が、当たり前のように、仕事とプライベートのオンオフの切り替えが大事であるという言葉を信じているように思います。

仕事の人格と、プライベートの人格は別物であると言って憚らない人もいます。

 

しかし、あるべき姿は、仕事でも、地域でも、家庭でも、交友関係でも同じ人格であることです。

一貫性のある生活と言動を実践することです。

そうでなければ、影響力のあること、大きな仕事をするようになれば、どこかで矛盾が生じます。

自分に迷いが出てくるか、他の人からの信用を得られなくなることも考えられます。

 

多くの場合、不本意な仕事をしている自分への正当化、逃げ道として、オンオフの切り替え、仕事とプライベートの人格の切り替えを持ち出しているように感じます。

初めから、オンオフの切り替えがある前提で、仕事を考えるのは避けるべきです。

 

自分のやるべきこと、あるべき姿を実現できないような環境は、勇気を持って変えるべきだと思います。

現実問題として簡単ではないかもしれませんが、そこで動ける人が、自分の人生を掴み取り、幸福感のある人生を送っているということは認識しておくべきでしょう。

 

成功している人たちの多くは、忙しくても、仕事とプライベートで人格が変わるようなことはありません。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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