内弁慶はダメ!家庭こそ自分を磨く最適な場所である理由

こんにちは!Jimmyです。

今回は、”家庭で自分の人格を磨く”ことの有効性を紹介します。

内弁慶は、長期的な視点でよろしくありません。

子供の内弁慶とは異なり、大人になれば弊害も大きくなります。

 

内弁慶とは言えないまでも、出社するときにオンオフの切り替えが大変だと感じたり、

ずっと家族といて突然外の人に会うことになったときに、少し面倒に感じたりすることはないでしょうか。

外用の「少しだけしっかりとした自分」に切り替えている証拠です。

 

内と外とで全てが同じというわけにはいきませんが、大きなギャップがある人は、そのギャップを少し縮めてみることを検討した方がよいかもしれません。

ポイントは、内と外での人格一致です。

内弁慶を直すべき理由

内弁慶とは?

内弁慶とは、家の中では威張っているものの、外に出れば意気地が無い人のことを言います。

家の中では、よく喋る、よく主張する、強い態度を取る人なのに、職場や社会においては弱腰で、家の中とは反対の振る舞いをすることになります。

 

内弁慶な人の特徴 3つの「ない」

まず誤解のないように最初に示しておきますが、内弁慶な人は、決して悪い人ではないケースも多いと思います。

気を使うタイプの人、争いを避けたい人、人当たりがよい人という言い方もできますが、今回は敢えて、マイナスの面だけに焦点を当てています。

今回の趣旨は、家庭、家の中でこそ自分を磨くことの必要性についてです。

その趣旨にしたがって考えていきます。

 

自信がない

家の中ではよく主張する、強気の人であれば、外でも何かしら言いたいことは出てくるはずです。

外では主張できない、強く出ることができないということは、自信がないからです。

さらに、家の中で見られる威張るような態度こそ、自信のなさの表れです。

自信がない人の特徴と内弁慶の人の特徴はこの点で完全に一致します。

 

安心がない

外にいるときは、いつも不安を抱えているということです。

家の中では、予想もしない誰かから批判されることや、攻撃を受けることもありません。

一方で職場などに出れば、誰から攻撃されるかわかりません。

利害関係も複雑で、立場もよく変わるため、時には対立関係や交渉も必要になってくるのですが、そこに強い不安を感じる人が多いと思います。

不安を抑制するため、出来るだけ波風立たせないよう静かにしていることが多いということです。

 

考えない

家ではよく話し、態度も大きいのであれば、何かしらの主張や理想、目指したい姿があるはずです。

一方、社会に出れば、当然ながら理想と現実のギャップに直面します。

ですからギャップを埋めるために何をすればよいのか、どう行動していくべきかを追求していくべきなのですが、

それを考えることをしないか、或いは目を背けています。

そのため、家の中で口が達者になるのですが、建設的な主張はなく、実際に行動に移されることは少ないと言えます。

考えているようで、改善のための思考は停止しているとも言えるでしょう。

 

内弁慶の弊害

内弁慶であっても、理解のある家族がいたり、職場で波風立てずに無難にできたりすれば問題ないのではないかと思う人もいるかもしれません。

実際、ひと昔前までの日本は、そのような人が多かったのではないかと思います。

 

男性が働き、女性が家を守るという考え方が主流であり、

家庭では夫を立ててくれる、黙ってついてきてくれる奥さんがいる。

会社ではYesマンで、考えない人、目立たないような人でも、しがみついて仕事をしていれば気づけば定年まで勤め上げていた。

そんな自分を誇りに思うとともに、家族からも感謝されて年金生活へ。

 

もちろん、今はそのような時代ではありません。

不安定な時代でもあり、男女の役割という考え方も変わっています。

内弁慶であることの弊害が大きくなっていると言えます。

以下に、内弁慶の弊害を記載します。

 

疲れやすい

先ほど示したように、外では常に不安が支配しているため、ストレスもたまりやすく疲れやすくなります。

最近では、勤めている会社の状況が悪化することもあれば、変化への対応を迫られることもあるでしょう。

余計に不安になりやすい環境です。

家の中で愚痴を言って、威張っていても、埋められない不安を抱えることになる可能性が高いと言えます。

そもそも今の時代、共働きも当たり前で、家庭の役割や考え方も多様化する中で、家の中で威張るということを許容してくれる家族も少なくなっていることでしょう。

 

思考が定まらない

疲れやすい、不安が支配しているような状態にあれば、さらに現実を受け入れなくなります。

現実逃避してしまうということです。

外での思考を諦めて、内での安全地帯に自分の理想を投影するようになります。

外でのストレスをぶつけるというケースも少なくないでしょう。

重要なのは、家で威張ることによって、自分が外で(職場などで)どうしていくべきか、改善するべきことを考えることがなくなっていくということです。

自分が社会でどうあるべきなのか、どういう行動をして、どのような人生を歩んでいくのか、大変重要な思考が定まっていない人が多いように思います。

 

人格が定まらない

思考が定まらなければ、人格も定まりません。

もっと言ってしまえば、軸も価値観もはっきりしません。

そもそも、家の中と外では全く違う言動をしているわけですから、人格が定まるはずはありません。

家の中と外、どちらか本当の人格なのか、よくわからなくなってしまうこともあるでしょう。

そうなれば、人に影響を与え、人から信用されるような大きな人間にはなれません。

先ほど、疲れやすくなるという弊害も書きましたが、家の中と外で人格を切り替えるのも一苦労、となるわけです。

 

生き方(方向性)が定まらない

人格が定まらなければ、生き方の方向性も幸福の定義も定まりません。

「何となく、暮らしていければいいか」という程度にしかなり得ないということです。

上にも示した通り、それでは今の時代に”無事に無難に”生きていくことができるかどうかは危ういのではないかと思います。

最悪の場合、内で威張ることもできなくなるでしょう。

家庭は自分の人格を磨くのに適している

内弁慶

自分を安心してさらけ出す場所だからこそ!

家庭での振る舞いも改善しようと聞くと、家庭にいるときくらいは、気を使うことなく自由に振る舞いたい、家庭まで修行みたいになったらとても身が持たないと思っている人もいるでしょう。

 

しかし、考え方によっては、無理なく家庭においても、人格者として振る舞うことができればどうでしょうか。

無理なく、仕事でも家庭でも同じ人格でいることができたらどうでしょうか。

自分にとっても、家族にとってもプラスでしかありません。

 

家庭が一番安らげる場所であると、ほとんどの人が認識しているはずです。

それは家族にとっても同じことで、家庭の中にいる自分をさらに高めることで、家庭の環境をさらによくすることができます。

家庭と仕事の人格の切り替えが少なくすめば、余計な心的負担も減少するでしょう。

 

最初は多少無理する必要もあるかもしれませんが、少しずつ家庭における人格を磨くことを意識していくと、徐々に変わることができるはずです。

注力するだけの価値はあります。

 

実際に、自分を磨くことを考える場合、まずはあるべき自分像について自己認識が必要になるケースがほとんどだと思います。

自己認識については、以下の記事を参考にしてみてください。

あわせて読みたい

自己認識のすすめ、幸福な人生への第一歩は自分と向き合うことから

 

家庭はもっとも正確な鏡がある

他人は自分を映す鏡であるとよく言われます。

自分が相手に誠意を持って接すれば、相手も自分に誠意を持って接してくれるようになる。

邪険に扱えば、相手もそのように対応する。

このように教えられてきた人が多いと思います。

 

この原理原則がもっとも当てはまるのが、実は家庭の中、家族なのです。

 

実際のところ、自分が誠意を持って接してきたのに裏切られたり、思うような反応が返ってこないということを経験している人がほとんどだと思います。

それは、相手に理解してもらう、気づいてもらうまでに時間がかかったり、そもそもの関わりの程度が薄かったりと様々な要因のため、相手から鏡のような反応を得られないことがあるからです。

 

その点、家族という存在は、運命共同体でもあり、関わりも深く、何より相手は確実に自分の言動に注目してくれます。

家族ですから、毎日顔を合わせるのはもちろんのこと、離れていても気にかけてくれるでしょう。

ご飯は何を食べたいのか、何を買って行ったら喜ぶかなど、いつも頭の中にある存在です。

 

そのため、自分のした行動がより正確に、そしてより迅速に、結果となって返ってきます。

この上ない正確な、自分を映す鏡であると言えます。

 

つまり、自分が人格を磨いて、そのように振る舞えば、それを感じ取って確実に反応してくれる可能性が極めて高いということです。

やりがいも出てくるはずですし、もし思ったような反応を得られなければ、より素直に自分の言動に反省することもできるでしょう。

家族は自分の人格を最もよく映し出す鏡なのです。

 

あわせて読みたい

人格に差をつけるポイントを以下の記事にて解説しています。

器の大きさとは何か?決定的に人格に差をつけるシンプルなポイント

 

長期的に無理のない人格を持つ

オンとオフの切り替えが必要であり、内と外で人格を使い分けなければならない場合、エネルギーを使い、大変疲れます。

冒頭にも書きましたが、職場と家庭でのオンオフの切り替えに苦労したり、オフモードの時に外部の人と会うとなると少し面倒に感じたりするのは、極端な話、外用の人格に切り替えなければという意識を意味します。

 

規則正しく、残業もないような職場、責任や任される裁量も少ない仕事であれば、切り替えによる支障はほとんどないのかもしれません。

しかし、これからの人生、リーダーとなって責任のある仕事を任されることがあるかもしれません。

家の中にいても、外部からの連絡やコンタクトが断続的に発生するような時もあるかもしれません。

 

職場のリーダーとして、家族の代表として、親として、社会の一員として、重要な決断を下すようなことも出てくるかもしれません。

そのような時に、一貫した考えを持っていれば、信用され、自分自身の迷いも少なくなるでしょう。

 

何より、一貫した人格を持つことで、あるべき姿や目的意識も明確になり、幸福感のある自分の人生を進みやすくなります。

 

長い人生で見れば、無理がないのは、仕事の内容や社会で付き合う人に関係なく、一緒の人格であることです。

長期的な視点に立って、家庭にいる自分の人格を磨くことを意識するべきです。

 

あわせて読みたい

仕事とプライベートのオンオフによる人格解離の危険性について、以下の記事も参考にしてみてください。

オンオフの切り替えは緩やかに!仕事とプライベートの人格乖離は危険

まとめ

家の中では威張っているのに、外に出ると萎縮して弱腰になる内弁慶は、これからの時代、ますますよろしくありません。

内弁慶の要素がある場合、自信のなさ、不安、思考停止の表れであり、変化の激しいこれからの時代に大きな弊害となり得ます。

内と外で言動が異なっていれば、一貫した思考や人格を持つことができません。

 

理想は、内でも外でも同じ人格を持つことです。

疎かにされがちですが、家庭でこそ自分の人格を磨くことが大切です。

 

家庭、家族は自分を映し出す最良の鏡であり、自分の行いが正確に返ってきます。

自分の一番大切で安らげる場所だからこそ、自分の人格を意識するべきでもあると言えます。

そして、内でも外でも一貫した人格を持つことができれば、言行一致は難しいことではなくなり、他者からも信用されることになります。

 

今後リーダーとなって、重大な決断を仕事や人生でする際にも、迷うことなく堂々とすることができるでしょう。

長期的な幸せという視点に立てば、家庭にいるときの自分の人格を磨くことの意義は大変大きいのです。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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