素人や副業の株、FX投資は負ける!元銀行員が解説するやめたほうがよい理由

素人の投資はやめたほうがよい!特にリスクの高い株やFX

こんにちは!Jimmyです。

今回は、素人が個人で始める、FXや株式投資の危険性、やめたほうがよい理由について書いていきます。

 

株式、為替、不動産、仮想通貨、商品など、投資をするための市場はたくさんあります。

 

私自身、積極的に投資や運用はしていませんが、金融業界に携わってきた中で感じることは、中途半端な知識やスキル、関わり方をすると損をするということです。

過去に見てきたこと、さらに歴史から得られるヒントをもとに解説します。

 

株やFXへの誘導、煽る言葉に騙されるな!

個人で株式やFX投資を始める人が増え、ノウハウに関する記事や書籍も増えてきました。

短期間で大きな金額を稼いだ人、安定した投資収益(不労所得)をあげている人が、自身の収益推移を示しているものを見ると、やはり魅力的に映ります。

様々な方法が解説されており、自分もやってみようと思う人が増えるのも頷けます。

 

一方で、株や為替の売買をするということは、必ず誰かが負けるということです。

プロ(どちらかというと資金を豊富に使える人という意味)がひしめく中で、素人が継続的に勝とうというのは、実に調子のよい話なのです。

 

安定して投資収益をあげているような人は、大変な時間をかけて研究し、相当な知識とノウハウを持っている人です。

そして、そのような人たちは、得られる情報の質が違います。

言い換えれば、リーチできる人脈、情報に大きな違いがあるということです。

 

私が見てきたのは個人の事例ではなく、主に企業や組織の事例ですが、

大きな企業や組織であっても、中途半端なノウハウと知識(それでも素人よりははるかに知っている)で勝負していては、何年かに1度起こるような大きな変動の局面で、なすすべがなくなるということです。

 

✅プロがひしめき合う世界で素人が簡単に勝てるようなことはない。

✅中途半端なスキルでは、何年かに1度の大変動の局面で何もできない。

 

本当にFXや株式投資で稼ぎたいなら相当な覚悟が必要

元本が保証されているような商品(当然期待収益も小さい)や、投資信託はさておき、

リスクがあり変動も大きいものに挑もうとする場合や、レバレッジをかける場合は、稼げる金額も大きくなります。

一方で、一瞬で資産をなくすことにもなりかねません。

 

自分の手持ち資金の中でやるか、学ぶために損をする覚悟でやるならよいのですが、

別の用途として考えている資金には手をつけるべきではないでしょう。

 

本当に、FXや株で稼ぎたいと思うのであれば、徹底的に学んで、1日のほとんどをそれに費やすくらいの覚悟がなければやめるべきです。

 

また、資産家や、経営者などお金持ちの中には投資をしている人が多くいますが、多くは、知識豊富なプロ(アドバイザーやブローカー)がついています。

自分一人で資産を動かしているわけではありません。

 

不労所得という概念を世に広めた第一人者である「金持ち父さん」ことロバートキヨサキ氏も指摘している通りです。

いかに優秀な専門家を得るかが重要なのです。

重要なノウハウと情報を持っているプロを、面接までして選んでいると、著書には書かれていました。

 

✅本当に稼ぎたいなら、徹底的に学び、時間を費やす覚悟が必要。

✅お金持ちの投資家には超優秀なプロがついている。

 

過去から学び実際に見てきた、素人投資家が負ける仕組み

投資 やめたほうがいい

過去の例を振り返る限り、多くの損失を出した人は、明らかにスキルや知識が”それなり”の人か、少ない人です。

次に、過去の事例と、私が見てきたことを具体的に示します。

多くの人が予測できないような大変動があったときに、大きく損失を被る結果となることがわかります。

 

バブル期の株と不動産

バブル景気に湧いていた頃の日本は、ご存知の通り、不動産価格や株価が高騰しました。

資金が豊富な個人や企業は、次々と本業ではない投資に手を出すようになりました。

 

「今投資しなければ損だ」、「動かないやつはバカだ」という人も少なくありませんでした。

借金をしてまで、不動産や株を買う人まで現れました。

しかも、金融機関でさえそれを推奨していました。

 

簡単な経緯をおさらいします。

そもそもの発端は、1985年のプラザ合意による円高不況に対応すべく、日銀が金融緩和政策に踏みきり、公定歩合を大幅に下げ、為替相場の安定を図ったことから始まります。

 

低金利政策によって溢れた資金が、株や土地に流れるようになりました。

時間の経過とともに相場が過熱し、異様な値上がりを続けていきました。

その対応に苦慮した日銀は、公定歩合の引き上げを決定します。

さらに、金融機関の不動産融資への総量規制も重なり、市場に出回るお金は一気に減りました。

 

ご存知の通り、そこからは不動産も株も急降下です。

それでも、すぐに回復するだろうと考えていた人も少なくありませんでした。

 

結局損をした人の多くは、実態を把握できない人、つまり本業ではないのに投資に手を出した企業や素人投資家たちでした。

資産を失い、多額の借金が残った個人、本業で得たお金を株や不動産に回してしまい、廃業に追い込まれた会社は数えきれません。

 

リーマンショックと貧富の差拡大

もう10年以上が経ちましたが、今でも記憶に新しいのは、サブプライムローン問題に端を発したリーマンショックです。

世界中で株価が急落し、為替相場も大きく変動しました。

 

簡単に振り返ります。

問題は、「サブプライムローン」という信用力の極めて低いローンが混ざっているにもかかわらず、信用力の高い複数のローンとセットで証券化したことで、高い格付けを付与され、販売されたことです。

(金融機関の倫理観の欠如が、そもそもの原因ですが、本題から外れるため省略します。)

 

高い格付であることに安心し、たくさんの投資家がこの債券を購入しました。

ちなみに、日本の一部の金融機関も購入していました。

 

しかし、この債券の危うさを把握していた一部の投資家たちは、いずれ債務不履行になることを察知していました。

 

そこで、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という手法を駆使します。

 

CDSは、保険のようなものです。

一定額の保険料(プレミアム)を払う代わりに、もし債券が債務不履行になったら、債券の金額を受け取るという取引です。

 

例えば、100万ドルの債券に対して、事態を把握していた投資家は、CDS購入により、プレミアムを10万ドル払いました。

その後、契約期間中に債務不履行が発生したため、100万ドルを受け取ることになります。

このような契約だけのやりとりで、90万ドルを稼ぎ出す結果になります。

 

様々あると思いますが、こういった手法を用いて、100年に1度と言われた金融危機に大金を得たのが、一部のノウハウを持った投資家でありヘッジファンド。

大損を引き受けたのは、知らずに売買していたその他多くの投資家(CDS売り手の保険会社なども)という図式です。

 

このリーマンショックは、貧富の格差をさらに広げる結果となったのはご存知でしょう。

株価と為替の大変動で多くの人が損をしました。

一部の富める人だけが、お金をふんだんに使って優れた情報をつかみ、それ以上の大金をつかんだという結果です。

 

急激な円高とデリバティブ商品

リーマンショックの波は、当然日本にも到来しました。

株の急落と急激な円高をもたらしました。

 

この当時、個人や企業や学校法人は、将来に備えて資産運用が必要だという気運が高まっていた時代でした。

デリバティブ商品(金融派生商品)が流行っていました。

そのうちの一部は、為替相場や株価の変動要因を組み込んだ金融商品です。

 

当時、日本の国力や高齢化などの背景から、バブル期のような円高にはもうならないだろうという予想が大半を占めていました。

多くの専門家も、そのように予想していたのです。

 

そこで、大きく円高にならない限り、益が出るような仕組みの商品を金融機関は開発し、売り出していました。

 

リーマンショック前年の2007年のドル円為替相場は、概ね1ドル110円台から120円台で推移していました。

 

そこで、一つの取引例としては、

例えば1ドル95円を割らなければ損はしない、円安になるほど益が出る。

その代わり、95円を割れば損失がでる(簡略化すればそういうことです)というような商品です。

 

円高になるわけはないという雰囲気から、こういった商品は多く出回っていました。

 

ところが2008年、リーマンショック後に相場は大きく動き、ついには80円台へ突入したのでした。

これにより、多くの企業や学校法人などが、多額の損失を被ったのです。

 

中には、組織が許容できる損失額をはるかに超える損を、

このデリバティブ取引だけで出してしまった組織もあり大問題になりました。

FXや株式投資をすすめないもう一つの理由:精神的にすり減る

投資 やめたほうがいい

お金だけのやりとりは逆境で心が折れる

FXや株式投資は一言で言えば、お金でお金を稼ぐマネーゲームです。

勝っているとき、順調なときはいいのですが、負けたとき、何も残りません。

経験としては無駄ではないのかもしれませんが、お金でお金を作って、それがなくなったのですから、非常に残酷ですが、何も残らないのです。

 

社会的な大義もあるわけではないため、逆境に耐えるために支えとなるものが見つけづらいのではないかと思います。

 

その上、完全に相場という自分ではコントロールできない要素に身を任せているわけですから、うまくいかない時の不安やストレスは、他の仕事に比べてはるかに大きいと言えます。

 

心底、お金だけに価値を見出すか、投資自体がライフワークのようになっている人でなければ、投資一本で生きていくのは簡単ではないと思います。

だからと言って、他のこともやりながら、片手間で大金を稼げるほど甘くありません。

 

気づきにくい時間的、精神的コスト

「好きな時間に自由に稼げる」といううたい文句には注意が必要です。

確かに、好きな時間にやればよいのですが、相場を見ていない時でも、実際には相場が気になって仕方ないという現象に陥ります。

多くのトレーダーがそのように話します。

 

ですから、FXや株式投資で生活している人は、自身の生活を決して楽だとは言いません。

四六時中、相場を気にしながらの生活になるということです。

 

解放された気分で自由に生きているような感覚にはなれないように思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

気軽な感覚で、FXや株式投資に手を出すべきではない理由を、過去の事例を交えて解説してきました。

 

過去に起こったことは、後になれば誰でも理路整然と説明可能です。

相場急変の要因を分析して、こんな取引はするべきではなかったですね、と知ったかぶることもできます。

 

しかし、その当時に把握できたかというと、多くの投資家も専門家もできなかったのが事実です。

そして、大きな変動を伴うような事象が起きれば、たちどころに元本がなくなり、

レバレッジをきかせていた場合は、マイナスになってしまうということになります。

 

投資で益を出し続けているような人は、本当に時間をかけて徹底的に研究されていて、情報の質も高く、深い知識に様々なノウハウを持っています。

 

大きな損を出すのは、予期せぬ事態が起こるときです。

多くの人が予想できないから、「予期せぬ事態」と呼ばれるのであり、コントロールすることはできません。

 

どうしてもFXや株式投資をやりたいなら徹底的に、中途半端ならリスクの高い商品は手を出さないほうがよいでしょう。

 

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以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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