坂の上の雲(あらすじ・感想)歴史に興味を持つのにオススメな理由

こんにちは!Jimmyです。

歴史に興味を持つのには、ある程度きっかけが必要です。

学校の授業や受験の記憶がある人の中には、歴史が好きではないという人や意味がないと考えている人もいるのではないかと思います。

 

しかし、歴史は現在と未来を考える上でも大変重要な学びを得ることができ、さらに思考力もアップします。

そうは言っても、歴史は長くて、興味もない、何より時間も限られているので、

何から見ればいいのかわからない、とっつきにくいという人も少なくありません。

 

そこで、歴史に興味を持つのに役立ち、一つの時代の背景も丸々よくわかり、「面白いかも」と感じさせてくれるオススメの本を紹介します。

第一弾は、「坂の上の雲」です。

なお、本作はテレビドラマとしても放映されましたが(見ていないのでわかりませんが)、本で読むほうが圧倒的に情報量も多く、学ぶのには効率的であると思います。

坂の上の雲 概要とあらすじ

著書紹介

坂の上の雲 司馬遼太郎著

 

司馬遼太郎の本は、歴史を好きになるきっかけに最も適した本であると思います。

歴史の捉え方は、絶対に正しいというものはなく、色々な考え方があって然るべきですので、興味を持てばさらに知りたくなる、調べてみようという気になるはずです。

そのきっかけとしてうってつけということです。

 

概要とあらすじ

明治維新直後の激変の時代を描いた歴史小説です。

主人公は3名。

日本騎兵の父と呼ばれ、日露戦争でロシアのコサック兵と戦った秋山好古

同じく日露戦争で東郷平八郎の参謀として、日本海海戦の作戦を考え、勝利に導いた好古の弟である秋山真之

真之の友人であり、俳人の正岡子規

 

欧米列強の脅威に晒され、近代化を迫られながら、何とか前を向いて必死に駆け上がり、坂の上に見える雲をつかもうとしている人たちの物語を上記の主人公3名を中心に描かれています。

物語でありながら、著者の司馬遼太郎は、史実をこれでもかというくらい細かく調査しています。

歴史に則した物語であり、明治期におかれた日本の状況や人々の気持ちを伺い知ることができます。

 

日露戦争は本書のハイライトでもあるのですが、正岡子規を登場させていることで、単に戦争を描いた小説ではなく、当時の文化的な風潮も垣間見ることができます。

 

危機感の中で必死に日本を勝利に導こうとしていた当時の日本政府についても様々な角度から描かれています。

戦争の現場や作戦だけではなく、

日露戦争に臨む政府の悲壮感や戦時体制への移行、

アメリカによる停戦仲介のための交渉、

軍事費確保のための資金調達など、

重要な史実がしっかり描かれていることも特徴です。

もちろん、日清戦争、日露戦争における描写もかなり細かく描かれています。

 

坂の上の雲をオススメする理由(感想)

1つの時代を網羅しながら歴史に興味を持てる

史実に基づいていながら、ストーリーとしても惹きつけられます。

学校で習ったことや教科書に書かれていることを読むだけでは当時の日本の状況や、危機感はなかなか読み取ることはできません。

 

本書は、自然と明治維新から日清戦争、日露戦争へと向かう明治時代の日本の変化と、各場面での登場人物の心情にも接することができます。

本書を読めば、明治時代のあらすじが理解できるとともに、多くの学び発見、教訓があることに気づきます。

 

今の日本や第二次世界大戦の時の日本と比べてみてもよいでしょう。

この時代の人々に自然と思いをはせることになると思います。

 

簡単に言ってしまえば、第二次世界大戦時や戦後の日本とは明らかに違うことがわかります。

根性論や、事なかれ主義といった、日本人の特徴とも思える要素がこの時代にはありません。

国の存亡の危機にあって、誰もが必死に学び、考え、動きました。

日本政府も陸軍も海軍も、針に糸を通すような確率しかない勝利の可能性を必死で模索していたこと(もちろん陸海軍同士の軋轢はありますが)、

分析を怠らず、自国の非力さを認識し、勝利のための現実的な方法を考えていたことなどは、まるで第二次世界大戦で敗戦した日本とは違います。

 

誰もが、なぜこの時代はこのような人たちが現れ活躍したのか、そして勝利へと繋がることができたのかと考えることになるでしょう。

それが、歴史に興味を持つ第一歩です。

 

1冊読んで判断すればいい

今回紹介している文庫本は、全8巻にて構成されているため、膨大な量に思えるかもしれません。

しかし、この一連のストーリーを読むことで、明治期の時代背景と人々の考え方を十分に学ぶことができます。

まずは1冊読んでみて、興味が湧けば次の1冊と読み進めていけば良いと思います。

 

読みやすい!史実だけど小説・物語

史実に忠実な本であろうとするほど、真偽の検証や、作者の見解、古い書物や現場視察などから見えてくる根拠などが描かれがちです。

歴史が好きな人や、その部分について深く興味を持っている人であればよいのですが、ほとんどの人にとって、そのような歴史本は退屈であると言えるでしょう。

何ページにも渡って、地理的な検証や、昔の文書が引用されていれば読む気はどんどん失せていくものです。

 

その点、本書はワクワク感を持って読み進めることができます。

これが司馬遼太郎の本のすごいところだと思うのですが、登場人物に感情移入することもできます。

主人公に限らず、歴史の教科書にも登場している人たちの言動や決断についても、心情を察しながら読むことができるため印象と記憶に残るのです。

 

史実に忠実でありながら、そこからヒーローを見い出すことができるという意味で、読み手にとっては大変読みやすい本と言えるでしょう。

つまり、無理なく読み進めることができます。

 

人によって感覚は違うとは思いますが、秋山好古真之兄弟なり、東郷平八郎なり、児玉源太郎なり、大山巌なり、もしくは乃木希典なり小村寿太郎なり、

かっこいいと思える登場人物がいるのは、ストーリーを読む上で必要であり、本書は誰かしらにヒーロー像を重ねあわせることができるのではないかと思います。

 

次の学びに繋がる

本書を読んで、明治期の日本と主要人物のことがわかれば、多くの場合、追加で興味が湧いてくるのではないかと思います。

名作漫画などの登場人物のことを、後になってあれこれ考える感覚に似ているかもしれません。

 

  • なぜ、明治期の日本政府は、戦時体制にスムーズに移行できたのか、第二次世界大戦時は何がいけなかったのか?
  • 乃木希典に対する他の見方も知りたい。
  • 東郷平八郎や大山巌についてもっと知りたい。
  • 戦時の資金調達や和平仲介のことをもっと知りたい。

 

このような思いが出てくれば、明治時代から得られる学びや教訓は格段に増えていくことでしょう。

興味さえ出てくれば、先ほど触れたような、小難しい歴史認識に焦点を当てた書物にも手を出すことができるようになります。

司馬遼太郎の本をきっかけに、その時代について興味関心が深まるということは多くの人が経験していることであり、一度は試しに読んでみる価値はあると思います。

 

歴史は学びの宝庫だが・・とっつきにくい

歴史から学べること

興味関心さえ持つことができれば、歴史からの教訓を大いに吸収できます。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言われる通り、過去の出来事や、そこで先人たちがしてきた成功や失敗は、今の自分の判断や行動指針に役立てることができます。

歴史に学ばなければ、自分で痛い目に合うまでわからないということになります。

 

歴史を学ぶ意味とメリットについて、詳しく以下の記事にて消化しいていますので、こちらもご覧ください。

あわせて読みたい

歴史を学ぶ本当の意味と3つのメリット

 

歴史に対する重たいイメージ

歴史は重たいイメージがあるかもしれません。

何か学びがありそうだとわかっていても、石器時代から近代までどこから手をつけたらいいのか、興味関心が無い人からすれば迷うところでしょう。

しかも、一つの時代のある特定の人を読んでも、なかなか全体像を理解することは難しい場合が多いと言えます。

 

そうなると、史実の認識と学びがなかなか繋がらず、面白く無い、意味がないという思いが出てきてしまうものです。

だらかとっつきにくい分野なのだと思います。

時代背景もしっかり学べて、興味も持てる本があれば願ったり叶ったりです。

 

司馬遼太郎の本だから

とっつきにくい歴史に興味を持つために、司馬遼太郎のシリーズはオススメです。

私も受験勉強はしていましたので、歴史の勉強は学生時代からしてきましたが、いまいち面白いという印象はありませんでした。

どちらかというと、暗記科目として、無理やり頭に詰め込んでいるイメージでした。

 

興味を持ったのは、高校生の時に司馬遼太郎の本を初めて読んだことがきっかけでした。

別途紹介しようと思いますが、新選組の土方歳三を主人公に描いた「燃えよ剣」です。

 

とにかく、圧倒的にかっこいいと思えた最初の歴史上の人物でした。

思えば、それがきっかけで様々な歴史に興味を持つようになったのだと振り返って思います。

学生であれ、大人になってからであれ、歴史に興味を持つのに遅いことはありません。

今まで敬遠してきたという人であれば、きっかけとして司馬遼太郎の本はオススメです。

 

まとめ

司馬遼太郎の「坂の上の雲」について紹介しました。

明治時代がどんな時代であったのか、本書を読むことで包括的に学ぶことができます。

教科書で学ぶ以上に、日本全体、そして各人物の置かれた立場や気持ちを理解することができるはずです。

すなわち、歴史から学びや教訓を得ることができるということです。

秋山好古、秋山真之、正岡子規、主人公はこの3人ですが、それ以外の登場人物についても実に興味深く描かれています。

史実として、暗記科目として覚えてきたこととは気づきの量と質が違います。

もちろん、それぞれの史実や人物の言動に関する解釈は様々ですが、興味関心を持つきっかけとしては、この上ない教材であると思います。

今まで歴史に苦手意識がある人や敬遠してきた人にオススメです。

書籍はこちら↓

電子版はこちら

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

こちらの記事も是非ご覧ください。

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