余計なプライドの正体
こんにちは!Jimmyです。
今回は、余計なプライドを捨てる方法について考えます。
人は生きていく過程で多くのプライドを身につけますが、そのほとんどは無いほうがよいものです。
あるよりも、無いほうがうまくいくということです。
プライドとは、誇りであり自尊心です。
あくまで自分のことになります。
他者との関わりでは、無いほうがうまくいくに決まっています。
自分が今いる立場、地位、身につけている能力にプライドを持つことで、より責任感と行動力がみなぎるという考え方もできるでしょう。
たしかに、物事がうまく回っているときはよいのですが、うまく回らないときは、余計な存在になりがちです。
「自分はこんなはずではない」と結果を受け入れられなかったり、人のせいにしたり、今まで築いてきたものを何振り構わず守りにいったりと、負の面が出てくることがあります。
利己的な意味を持つプライドとうまく向かい合い、必要のないプライドは捨ててしまったほうが、人生の視野も広がり、幸福感を持った生き方ができるのではないでしょうか。
ほとんどのプライドは捨てたほうがよい理由
頑固・攻撃性・非道徳と隣合わせ
今、自分が何に対してプライドを持っているかを考えてみてください。
今まで努力してきたこと、自信を持っていること、こだわってきたこと、認められてきたことが多いのではないでしょうか。
それは同時に、失いたくない、守りたいものでもあるはずです。
スポーツでの実績、学歴、有名企業のエリート、医者、官僚、弁護士、公認会計士などの職業。
その道の第一人者として周囲に認知されていることもあるかもしれません。
第一人者とは呼べないまでも、その方面で実績や評判を積んできた人であれば、その功績に対して誇らしく思う気持ちが芽生えます。
さらには、そこから発展して、根拠のない自信までも存在しているかもしれません。
誇らしく思うことは悪いことではありません。
それが更なる成長の源泉になるのであれば素晴らしいことです。
しかし、繰り返しますが、プライドには失いたくない、守りたいという欲求も必ず内在しています。
人は失いたくないものが危険に晒されると、攻撃性を帯びてきます。
防衛本能です。
他人を見下したり、批判したり、人のせいにしたりすることで自分の優位性を保とうとします。
自分の中での考えが確立され、凝り固まることは誰にでもあります。
時には頑固になり、他人の意見を素直に聞くことができなくなります。
または、必死に努力するものの、間違った方向、非道徳的な方向へと走ってしまうケースすらあります。
絶えない悩みと幸福感の欠如
余計なプライドにより、悩みの量も深さも倍増します。
人の悩みのほとんどは、人間関係の悩みです。
人からどのように見られるか、どのように扱われるか、プライドがあると、この辺りの悩みは尽きることがありません。
しかも残念なことに、他人は、自分でコントロールしようがありません。
そのため究極的には、解決などできないのです。
そんな状態のなかで、自分の見られ方、扱われ方を気にしていては幸福感を感じることは難しいでしょう。
いつも、難しい顔をしていて、批判的で近寄り難い人は幸せそうに見えるでしょうか。
失いたくない評価を何とか守り抜いたとしても、それで幸せなのでしょうか。
自分でも気づかぬうちに、何かを守ろうと躍起になっている人は少なくありません。
余計なプライドは、幸福感をも奪うことになるのです。
有益な話も人も遠ざかる
プライドのせいで有益な話や、有益な仲間が離れていってしまう可能性があります。
確かに、プライドが高くて近寄り難い人にでも人が寄ってくることはあります。
なぜ人が寄ってくるのか?
それは何か利益をもたらしてくれると思うからです。
お金や仕事、立場などです。
人の行動の要諦は損得勘定であると言われることがあります。
内心尊敬できないような人にでも、いい話があると思えば人は寄っていきます。
ところが、うまくいかなくなったときに、大きなしっぺ返しがやってきます。
メディアに取り上げられるような大成功を収めた人が、「失敗を機に人が離れていった、金の切れ目が縁の切れ目だと実感した」という話を聞いたことがあるでしょう。
果たして金の切れ目だけが原因でしょうか。
金の切れ目で縁がなくなる人も当然いますが、プライドのせいで必要以上に人から嫌われたり恨まれたりすることは少なくありません。
本当は離れるはずのない大事な人まで、離れていってしまった可能性もあるのではないかと思います。
もっと早く周りの人に耳を傾けていれば、もっと謙虚でいれば、状況はどこかで好転していたかもしれないと、客観的に見ていれば思うことがよくあるはずです。
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捨てるべきプライドと持つべきプライド
正しく生きるというプライドを強く持つ!
ほとんどのプライドは捨ててしまったほうがよいことを理由とともに書いてきました。
ではどう捨てればよいのか、
逆説的になりますが、一つの絶対的なプライドに絞り込むことです。
すなわち、「人として正しく生きる」というプライドです。
使い古された言葉かもしれませんが、苦労の最中、失敗した時、反省した時、後悔した時、或いは成功した時、絶好調の時。
どんな時でも、この「人として正しく生きる」ことは行動の指針になります。
私自身、幾度となく、失敗、成功を繰り返してきた中で、持つべき指針は、つまるところ、ここに行き着くのだと感じています。
失敗したり後悔した時はもちろんのことですが、
表面的な成功、例えば仕事で大きな成果を残せた時、評価してもらった時ですら、この「人として正しく生きる」という指針に反することをしたと思えば、気持ちが爽やかではありませんでした。
失敗した時に、もっとうまく立ち回る方法があったのではないか、誤魔化す方法があったのではないかと考えてしまうこともありますが、それでうまくいっていたとしても、気持ちのよいものではなかったはずです。
小手先の立ち回りは、状況が深刻になれば通用しなくなります。
そして、もっと大事なのは、うまくいったとしても大きな幸福感を伴わないということです。
芯になる、本当に意味のあるプライドが必要です。
この「人として正しく生きる」という一見当たり前のことの大切さを説いている成功者は、本当に素晴らしい人格をお持ちの方が多いと感じます。
何より幸せそうに見えます。
励みになる事実です。
職業や役職、社会的地位におけるプライドを強くしてもいいことはありません。
当たり前のことを説得力をもって説いてくれる本を以下に紹介しています。
よろしければこちらも参考にしてください。
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正しく生きるというプライドの効果
正しく生きるプライドを持てば、「プライドが邪魔をする」ということはありません。
なぜなら人を攻撃して自分の立場を守ろうとする必要がないからです。
自分を必要以上に大きく見せようと虚勢を張る必要もありません。
自分が正しくあろうとすることが重要であり、自分の問題だからです。
それを続ければ、それを見ていてくれる人がいて、人が集まってきます。
そこで作られた人脈は本当の宝物になります。
もちろん、いきなり悟りの境地に達した偉いお坊さんのような人になれるわけはありません。
私自身、日々反省しながらこのことを考えるようにしています。
失敗しては反省しての繰り返しですが、行動の原理原則を正しく持つことは、大きな決定を下す際に、ブレない自分の指針となってくれます。
正しいプライドは、人のために強くなることはあっても、自分よがりの思いのために、嫉妬や不満などのマイナスの感情をもたらすことはないのです。
正しい考え方を持つことを目指し、そういう自分に対してプライドを感じるように意識すること。
そうすれば、プラスの循環が生まれて、気持ちも人間性も上向くことに気づくはずです。
いかがでしたでしょうか、今回は余計なプライドを捨てることと、
持つべきプライドとその効果について解説しました。
正しいプライドを持つことで、人生は好転します。
目先の成果や見かけの損得にとらわれず、正しい考え方に基づいた人生を目指してみませんか。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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