アンコンシャスバイアスは知っていても受け入れなければ意味がない!

こんにちは!Jimmyです。

自己認識や他者理解を進めるために認識しなければならないのが、

アンコンシャスバイアス(Unconscious Bias、無意識のバイアス)です。

最近耳にすることが多くなったようにも思います。

 

人は誰でも、数多くのバイアス(思い込み・偏見)を持っています。

無意識のうちに持っているものなので、それらをまとめてアンコンシャスバイアスと呼びます。

 

言葉で定義されていることもあり、存在や、いくつかのアンコンシャスバイアスの種類、特徴を知っている人もいると思います。

確かにその通りだと納得しつつ、

なぜか、自分には多く当てはまらないと考える人が多いのも、一つのアンコンシャスバイアスです。

 

ややこしいですが、一番の問題は、自分に偏見があることを受け入れないということです

そうなると、この概念を知っていること自体も無意味になってしまいます。

 

今一度、誰もが、必ず持っていること、自分も例外ではないこと、指摘を受け入れることも反省することも必要であることを思い起こす機会にしたいと思います。

 

アンコンシャスバイアスは多岐にわたる

アンコンシャスバイアス、認知に関するバイアスは、調べてみると、その種類の多さに驚きます。

その中でも、人は自分の言動や立ち位置をいかに都合よく捉えるかを示すバイアスの代表例を紹介します。

 

優越の錯覚

人は、自分のことを、平均よりも優れていると思い込む性質があるようです。

様々な実験が行われていますが、代表的な例をあげます。

 

被験者に、自分と平均的な人の能力値を評価してもらう実験です。

「誠実さ」、「信頼性」、「思慮深さ」などの項目について、それぞれ平均的な人の点数と、自分の点数を書いてもらいます。

 

結果、自分の方が平均的な人よりも、優れていると評価することがわかっています。

基本的には誰もが、自分は、平均よりも真面目で、誠実で、信頼されるにふさわしい人間であると思っているということです。

 

ナイーブ・リアリズム

他者は、偏見や思い込みによって、世界を客観的に見ることができないが、自分はできると思うバイアスです。

こんな都合がよいことを、人は考えているのかと思われるかもしれませんが、実際にそういう傾向が実験によって確認されています。

 

同じく、他人は自分よりも自己中心的な考えをするであろうと考えるバイアス(ナイーブ・シニシズム)も一定の説得力を持った研究がなされています。

 

つまり、自分は他人よりも、客観性を持って物事を見ることができ、そして他者の気持ちや立場に立てると考える傾向があるということがわかります。

 

非対称性な洞察力の錯覚

他者よりも自分の方が、他者理解ができていると考えるバイアスです。

自分と自分の親友タロウ君がいます。

自分がタロウ君を理解している程度と、タロウ君が自分を理解しているであろう程度はいかほどか?

 

このような問いに対して、人は、自分の方が親友をよく理解していると答える傾向が確認されています。

 

バイアスの盲点

他にも、調べてみると、数え切れないほどのバイアスが発表されています。

自分の意見と違う都合の悪い情報を軽視するバイアスや、他人は自分よりもメディアの影響を受けやすいと考えるバイアスなど実に様々です。

 

このような、様々なアンコンシャスバイアスが作用している結果として、

自分は、他人と比べて偏見が少ないのだと考えるバイアスが指摘されます。

これがバイアスの盲点です。

 

だから、多くの人は、自分は大丈夫、自分は惑わされない、自分は正常であると思い込む傾向があるのです。

複数のバイアスが関係して思い込みとなる事例

アンコンシャスバイアス

実際に、今自分は、〇〇バイアスを持って見ているから注意が必要だと気づくことは、日常ではあまり多くないかもしれません。

何のバイアスかよくわからないけれど、おそらく複数のバイアスが重なって、おかしな思い込みをしているというケースもあるでしょう。

 

自分の持っているバイアスについて、他人に対して判断した事例などを、時々振り返ってみることが有効です。

そうでもしないと認識できないからです。

 

一つ私が最近感じた、アンコンシャスバイアスの事例を示します。

結果、大きな問題となるようなバイアスではないかもしれませんが、人の考え方というのは矛盾が潜むものだと思い直した振り返りでした。

 

他人の手料理が食べられない人

他人の作った料理が食べられないという人が、一定数はいるという話を聞きました。

どうやら、他人の家などにお邪魔した時に、作って出される手料理が食べられない、なぜか受け入れられないということのようです。

 

特に、他人が作ったおにぎりは絶対に嫌だというケースが多いようです。

 

一方で、家族が作った料理、レストランで出されるような料理や、コンビニのおにぎりなどは問題なく食べられるということのようです。

 

これを聞いた時、このような人たちは、何かしらのトラウマがあって、何かしらのバイアスが生じたのだろうと考えていました。

 

なお、こう考えているということは、自分は正常だと思いながら考えているということです。

事実、友人宅にお呼ばれして、料理を振る舞ってもらえるなら喜んで行くからです。

 

高級お寿司屋さんへのバイアス

その後の話を聞いていると、そのような人たちは、お寿司屋さんで大将が握る寿司は喜んで食べることがわかりました。

都合の良い感覚だと思っていましたが、少し考えさせられることもありました。

 

お寿司屋さんの大将が素手で握ったものを、ありがたがって喜んで食べる。

当たり前ですが、特に老舗有名店のお寿司などは、大将が握ったからこそ価値があると認識されている。

これも一つのバイアスなのかもしれません。

 

こんな状況を想像してみました。

お寿司屋さんの大将(仮に58歳のおじさんとします)が休日に、私服でキッチンスタジオに現れます。

年相応のファッションで、見るからに58歳のおじさんに違いありません。

 

そして、私におにぎりを作ってくれると言う。

素手でにぎにぎしてくれると。

そう考えると、少しためらう自分がいることに気付きます。

 

お寿司屋さんのカウンターで寿司を握ってくれるのは、この上ない価値を感じるのに、

関係ないところで、おにぎりを握ってくれるとなると、ビニール手袋をつけてほしいと少し思う。

 

もし、お寿司屋さんのカウンターで、アルバイトの若い女性が寿司を握ろうとしたら、やめてくれと思うでしょう。

でも、おにぎりの時は、私服姿の大将よりも、アルバイトの若い女性のおにぎりの方が幾分か良さそうだと思ってしまう自分がいます。

 

人それぞれ、自分の経験や感覚を経て培ったバイアスがあって、時に理屈の通らないおかしな意思決定をすることを認識できます。

 

自分のバイアスを認める習慣を

自分は正常で他者が異常だというのは当てはまらない、自分にも必ずあることがわかります。

 

しかも、それを認識してもなお、正当化を試みるものです。

 

お寿司とおにぎりは違う。

まず、握る強さが違う。

寿司の場合はやわらかに握るもの。

あと、お寿司は酢も入っているからOK。

お寿司さんという空間そのものが信頼性の象徴。

あの白い服がかなり重要なんですね。

などと理屈をつけようとする自分もいます。

 

本質的には、”おじさん&素手”であることに変わりはないのですが、先ほどの印象の違いは大きすぎます。

 

この事例は、取るに足らない私の中の思考です。

特に大きな問題になるようなバイアスではありませんが、

仕事をする上で、地域社会で活動する上で、違う世代や違う国の人と接する上で、問題となるような他のバイアスも持っている可能性は否定できません。

 

特に、自分と異なる年代、国籍、性格の人から言われたことは、何かしらの気づきのヒントになるのではないかと思います。

 

時々、このように振り返ってみると、大事な発見や面白い発見もあるかもしれません。

 

まとめ

アンコンシャスバイアスの代表例と、理屈で説明不可能な人間の思考回路を説明しました。

時々は思い起こして忘れないようにしたいこと、

それは、完全に論理的で、筋の通った完璧な人間は存在しないということです。

 

間違った判断をしない人などいません。

にもかかわらず、自分は他の人よりも「良い」、「自分は大丈夫」、「自分は例外」と考える傾向があります。

 

こうした特性を認識すれば、いかに、日々自分の言動を振り返って反省することが必要か、

相手がどんな人であれ、他者からの意見や指摘に耳を傾けることが必要であるかを再認識できると思います。

 

これは集団になっても同じことで、完璧な集団など存在しません。

公平に調査するべきなのに、寄付してくれた団体に有利な調査結果に向かおうとするバイアスも指摘されています。

集団浅慮などもまさに集団で起きるバイアスです。

 

多様性が求められる社会で生きる現代だからこそ、

アンコンシャスバイアスの存在を認めて、自分を振り返ることが重要です。

 

以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

人間の特性や矛盾、心理状態などに関連した記事を他にも書いています。興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。

 

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