- 2022年2月14日
- 2022年2月21日
「自分の世界を疑う」という視点が必要な理由
自分と遠い国、社会のことを怖い国だ、思想、情報が偏っていてかわいそうだと感じることはないでしょうか。しかし、それは自分の国についても当てはまる可能性はあります。今一度、自分の世界を疑うという視点を持つことが、今の時代では大変重要になります。
自分と遠い国、社会のことを怖い国だ、思想、情報が偏っていてかわいそうだと感じることはないでしょうか。しかし、それは自分の国についても当てはまる可能性はあります。今一度、自分の世界を疑うという視点を持つことが、今の時代では大変重要になります。
資本主義への懐疑的な見方が強まるにつれ、マルクスの資本論が再度注目されるようになりました。ただ、資本論は難解です。多くの解説書がありますが、『武器としての「資本論」』は非常にわかりやすくおすすめです。主にどういう視点が得られるのかについて解説します。
今の世の中、上手に立ち回れる人、稼ぐ能力を持った人が、どの組織でも重宝されている似通った現実があります。そのため、それができない人にとっては厳しい環境になりかねません。そこで、内村鑑三の「後世への最大遺物」をヒントに、思想を発信するということの有効性について示していきます。
アイデンティティ喪失の危機にあると、人は暴力的になると言われます。現代は、かつてないほど、アイデンティティを認識することが難しい時代であると言えます。だからこそ物理的にも言葉としても暴力的な傾向が増してきているのでしょう。進むべき方向は、地域社会のコミュニティ強化ではないかと思います。
視野を広げて、これからの世界のあり方を考えるのにうってつけの本です。マルクスの理論の新たな解釈として書かれていますが、資本主義の問題が整理されており、それだけでも大変参考になります。日本人の多くが全く認識していないような市民運動や世界の自治体の取り組みなどにもスポットが当てられています。
資本主義が進展し、成長の余地も少なくなっています。弊害が多くなっている社会に在り、仕事にやりがいを感じられない人が大変多いのが現状です。資本主義は、万人を幸せにするためのシステムではないことが明らかになりつつあります。分業化、資本家による意思決定の独占、やりがいの搾取という問題に焦点を当てて考えます。
歴史認識や、世界各地で起きている民族問題、人権問題。これらを局所的に見れば、理解が難しいばかりでなく、誤った認識を持つ危険もあります。必要な視点は、今の国際秩序がいかにして作られたかという全体像です。これを持つことで、歴史認識のみならず、未来の思考についても大いに役立ちます。
自分に自信がない、持てないという人が多いですが、その理由は、ほんの小さな差が大変な差のように見せる世の中であること、そして社会的地位や所得水準を基準に考えてしまいがちな傾向があげられます。実態の差はそこまで大きなものではなく、成功の可否を分けるのはいつの時代も信念や熱意であることを今一度示します。
分断社会とよく言われますが、分断とは、憎悪感情を引き起こすことで、本来協力すべき関係の近い相手と敵対関係を築くように仕向けられることです。分断はするものではなくさせられるものです。多くの場合、根本的な問題、協力して立ち向かうべき別の大きな相手、問題が存在するはずです。
企業の不正、不祥事があれば、基本的には倒産に直結するような一大事のはずです。しかし、大規模な集団不正が何度も行われ、罰金を払って、なお隆々としている巨大金融機関の存在があります。大きすぎて潰せない問題以上に、私たち個人として、巨大企業の不正に対する目線を強化するべきだと思います。
渋沢栄一の著書が、脚光を浴びるようになっていますが、論語と算盤については、今の日本人に強烈なメッセージを送っている本であると言えるでしょう。道徳的な素地、人格の修養ができていない日本人が、このまま衰退に向かわないために必要な考え方、警告を本書から抜粋し、まとめて示します。
生き方がわからない時代には、強い指針が必要です。幸福感のある充実した人生を送るために持つべき指針は、道徳と経済を両立させることです。ただ、資本主義社会に道徳をどのようにとらえたらよいのか、少し整理が必要です。私たちを取り巻く4つの秩序をもとに、指針となる考え方を示します。
デジタル通貨の議論をしていると必ず出るのが銀行の信用創造機能がなくなるとどうなるかという問題です。信用創造とは何か、今後必要なくなるのか、銀行の将来はどうなるのかについて、資本主義の成熟と経済発展、フィンテック技術の発展などの観点から元銀行員として解説します。
明治維新、日露戦争、世界大戦、戦後復興期、バブル崩壊、歴史を振り返ると40年毎に、大きな価値観の転換が起こっています。日本の資本主義はどう変わっていくのか、価値観の変遷と、次の40年が始まる2020年代を考えます。
海外ではいじめが無いかといえばそんなことはありません。日本のいじめが大きな問題になっているのは、日本人のいじめが特徴的だからです。日本人のいじめをなくす、減らすにはどうすれば良いのか対策を考えます。ポイントは「集団化」と「自己批判」です。
アメリカを中心とした資本主義が過渡期を迎えています。今後、世界はどうなるのか、現状の問題と、今後の見通しについて考えます。