私の就活と社会人1日目
こんにちは、Jimmyです。
これから社会人になる人の中には、地獄にでも行くような絶望感を感じている人もいるかもしれません。
最後の学生生活を、名残り惜しい気持ちで過ごしている人もいることでしょう。
今回は、そのような人たちへ、私が社会人になる時のことを思い出しながらエールを送ります。
これから社会人になろうとしている人、社会人になったばかりの人を見ると、自分が新卒で入社した時のことを思い出します。
10年以上前の春のことです。
特に、入社当日、会社の宿泊研修所に初めて入所する日のことを忘れられません。
”この世の終わり”のような気持ちでいたからです。
入所する研修施設が、地獄の門に見えたのを覚えています。
社会人になるにあたって、もしくは入社を迎えて、同じような気分になっている人も少なくないのではないでしょうか。
もちろん、学生の頃から主体的に情報を取り、進みたい道を明確にして、希望に燃えて入社を迎える人もいると思います。
一方、私のように、就職活動を何となく始め、企業を見ていてもよくわからないという人、
結局自分が何がしたいのか、よくわからないまま決めてしまうという人も、実際には多いのではないかと思います。
私は、ベンチャー企業に惹かれることが多かったのが事実です。
しかし、何の知見も経験もないため、その会社で本当にいいのか自信が持てませんでした。
周囲からは、せっかく大企業の内定があるのだからと、まずは大企業を選ぶことを勧められました。
早く就職活動を終わらせたかったという思いも重なり、そのまま銀行員としての社会人生活を選ぶことになりました。
そんな過程を経てのスタートです。
ワクワクする思いなど全くありませんでした。
入所当日、住み慣れた家を引き払い、通い慣れた大学の前の通りを通過すると、桜が満開になっています。
”地獄”へ向かう道すがら、あの桜が灰色に見えたのを、今でもはっきりと覚えています。
こんなスタートで、これから大丈夫なのでしょうか。
これからがスタート 自分の価値観と向かい合う
私の入社経緯と、社会人になるにあたっての正直な心境を紹介しました。
完全に納得した形で、社会人生活をスタートする人は意外と少ないものです。
考えてみれば、当たり前なのですが、就職活動という限られた機会と時間の中で、会社のことを全て把握することは不可能です。
非常に局所的な情報を得て、実際に入ったことのない組織を”想像”するしかありません。
そのため、入る前は非常に不安になりますし、入った後にイメージと違ったり、逆に考えてもいなかった良い面が見つかったりすることも少なくありません。
学生が持つ情報は、本当に限られています。
その限られた情報の中で、本当に納得して職場を選ぶことなど、そうそうできるものではありません。
社会で働いたことがなければ、自己認識も正確なものではない可能性があります。
つまり、入ってから、本当の自分の価値観探しがスタートするのです。
間違っても、自己分析は、就活の時にだけやるものではありません。
組織に所属すれば、様々な業務や人、組織の特徴、コミュニケーションを経験します。
そこで初めて気づくことが膨大にあります。
成功、失敗を繰り返す中で、色々な感情、発見が生まれ、そして新たな自分の中の価値観を認識することとなります。
会社を辞めることも当然選択肢の一つ
初めて社会人を経験して、感じたことや考えたことは、学生の時に考えたことに比べて何倍も濃いものです。
もし、その組織が自分の価値観に合わないのであれば、転職という選択肢も当然出てきます。
会社を辞めることは、後ろめたいことではありません。
その組織にいることに、何らかの満足感や希望があるのであれば素晴らしいことです。
一方、就職前の情報の非対称性から考えても、全員がその組織に合った人間であることなどはあり得ません。
会社を辞めていく人を、「我慢ができない」とか「根性が無い」と言う人もいますが、
人それぞれの価値観を考えずにひとまとめにすることはナンセンスです。
特に気にする必要はありません。
なお、「最近の若いもんは、、」という発言は、いつの時代でもあることです。
今のおじさん世代も、若手の頃は確実に言われていました。
代々の受け売り文句です。
私の会社員時代を振り返ると、その会社の仕事に希望やゴールもないまま、しがみついているだけの人が大変多くいました。
ある程度の年齢の人であればまだしも、20代でもそのような人がいます。
価値観を失くして彷徨っているのか、自分を捻じ曲げて納得させているのか、何れにせよこの状態は一番避けてほしい状態です。
なぜなら、そのような人たちには、他人に希望や勇気を与えることはできないからです。
そうなるよりも、自分の次の可能性を信じて動いた方がずっと建設的です。
石の上にも三年という言葉もあります。
まずは必死にやってみるべきなのですが、その先にある道は、人によって様々でよいはずです。
次に、会社に入っても続けるべき、たった一つの重要なことを紹介します。
社会人になっても続けるべきたった1つのこと
社会人になると、本当に多くの経験をします。
組織の中で、知識や技能、上司や先輩との関わり方、コミュニケーションの要諦を迅速に覚えることは大切です。
一刻も早く会社に慣れよう、馴染もうと思う気持ちも当然あります。
先輩の振る舞い方や、話し方などを真似して身につけていくこともあるでしょう。
しかし、もっとも大切なのは、自分の軸を見失わないために、自分の価値観を考え続けることです。
実際、正しいと思い込んでいる先輩社員の言動の中には、その組織でしか通用しないようなおかしなことも少なくありません。
時代遅れなことや、非道徳的な考え方、犯罪すれすれの行為すらある可能性もあります。
それを、当然のこととして取り入れてはいけません。
日々忙しい中で、何も考えられなくなることもあるかもしれません。
そでれも、必ず週末などを利用し、1週間に1度は立ち止まって考えることが肝要です。
実際にあったことを思い出し、自分はどう感じたか、なぜ不満なのか、なぜ嬉しかったのか落ち着いて振り返ることです。
充実感が無ければ、なぜそう感じるのかを考えてみてください。
私の場合、社会人になって5年くらいが過ぎたあたりでしょうか、一人で考えているとき、よくこの言葉が出てきました。
映画「さとうきび畑の唄」でお父さん役の明石家さんまさんが、上官からアメリカ兵を銃殺するように命令された時の台詞です。
「私は、、こんなことをするために生まれてきたんじゃないんですよ!」
特に印象に残っていたわけではないのですが、この言葉がいつも浮かんできて自分に言い聞かせていたのです。
では「こんなこと」とはどんなことか?
なぜ違和感や嫌悪感を感じるのか?
これは逃げているだけなのか?
何をするために生まれてきたか?
どんなことをすれば満足なのか?
と自問することを繰り返してきました。
色々な葛藤はありましたが、最終的にはそのおかげで、自分の軸をしっかりと持った上で、会社を辞めて新たな挑戦に踏み切ることができました。
実際に辞めることを決意した時には、会社にも慣れていました。
ある程度の身の処し方、処世術もわきまえ、楽をしようと思えばすることもできるようになっていました。
給料も、30歳を過ぎてよくなったタイミングでした。
それでも動けたのは、明確な価値観をもとに考え、行動したからです。
会社を辞めないケースでも、自分の価値観と向かい合うことをしないと、組織の弱点や、よくない点を指摘することもできません。
軸を持たないまま、ただ組織に染まることは大変危険なことなのです。
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どんどん変わっていこう!
新しい経験をすれば、新しい価値観にも出会います。
時代も、周りもどんどん変わっていくのですから、自分もどんどん変わっていけばよいのです。
最初に就職した会社、業界にとどまらなければならない理由はありません。
もちろん、最初の職場でやりがいを見つけて、前向きに取り組むことができるのであれば、無理に職場を変えるような必要はありません。
どんな職場にいようとも、たとえ妥協して選んだ職場であったとしても、仕事をする以上は何らかの経験ができます。
そこで感じたことは非常に重要です。
それを考えることで、自分の価値観に気づくことができるからです。
就職前に、不安で希望が持てないのは、働いたことがなく、わからないからです。
嫌な職場だと思っても、そこで自分と向き合い考え続けることで、本当になりたい自分へと変わっていくことはできます。
なりたい自分、やりたいことが見つかれば、行動を起こす原動力になります。
勇気も湧いてきます。
入社当日に、地獄へ行くような気分だった私も、経験を通して、自分の価値観を考え続けることで変わっていくことができました。
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変化に対応するには若さが一番の強み
これからどんな時代になるのか、はっきり言って誰にも確かな予測などできません。
時代が変われば、考え方や価値観を、時には大きく変えていく必要があるかもしれません。
AIの時代になると、人の職業が奪われるというようなネガティブな話題を聞きます。
しかし、人間にしかできないことがより注目され、新しい職業も生まれることでしょう。
新しい職業が生まれるときは、若い人の方がチャンスが大きいに決まっています。
重要なのは、変化に対応する一番の強みは若さであるということです。
年を重ねていくと、人はなかなか変われません。
新しい価値観を持つことが難しくなるからです。
変化の激しい時代こそ、常に自分の価値観を考えるために、定期的に立ち止まって考えることをおすすめします。
新しいことを吸収するにも、若さは武器になり、有利です。
新しい時代をリードするのは自分たちだという気持ちでいるべきです。
経験に勝る先輩社員に比べて、自分の不甲斐なさを痛感したり、上司に迷惑をかけてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、それは当たり前のことです。
組織に長くいる方が、やり方やコツを心得ているからです。
何度も壁にぶつかるかもしれませんが、都度失敗から考え、自分の価値観を強く認識することが、人生を意味のある、そして幸福感のあるものにする重要なポイントです。
本題については以上です。
以下に関連記事がありますので、よろしければ是非参考にしてみてください。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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