やらされてやる、辛抱我慢で続けることの弊害【興味の対象すら見えなくなる】

こんにちは!Jimmyです。

今回は、やらされてやる、言われたことを我慢してやり続けるといった行動の弊害についてです。

子供の頃から、そのように育った人も多いかもしれません。

私もそうでしたが、いざ大人になって、やりたいことを考えたときに、よくわからなくなるのです。

自分のやりたいことを見つけるということは、当たり前のようでいて簡単なことではありません。

私の経験をもとに、考えるべき問を紹介します。

少年時代を回顧 「最後までやり通せ!

我慢、忍耐ができるということは一つの能力です。

辛いことや投げ出したいことがあっても、耐え忍んで続けることができる力。

根性があると言われる人も、このタイプが多いかもしれません。

幼少期、親から言われてきた人も多いのではないでしょうか。

 

私も幼少期を振り返ると、親からは、「一度始めたことは、嫌でも途中で投げ出してはいけない」とよく言われてきました。

自分で言いだした記憶はありませんが、小学校1年生から少林寺拳法を習うようになりました。

母曰く、自分からやりたいと言って始めたようです。

 

実際は、幼い私を言葉巧みに誘い出したようです。

「あなたの仲の良い●●君がやっているよ、あなたも行きたい?」と。

当時はあまり好きではなかったのですが、結局6年生まで続けることになりました。

 

行きたくないのでサボろうと、学校から帰ってくるのをわざと遅らせて家に戻ると、母が夕飯をパックに詰めて待機しており、そのまま道場に直行させられたことがありました。

 

一事が万事、このような感じでしたので、習い事、学校の部活動、勉強と、嫌になっても我慢して続けるということは、ある程度身についた少年時代でした。

そんな習慣も関係していたのか、社会人になってからも、就職した会社にやりがいを感じなくても、辞めることなく気づけば勤続10年が過ぎていました。

不足していた好奇心と選択する力

 

やりたいこと 見つけ方

忍耐力は、物事を続けていく上で必要な能力であることは間違いないと思います。

その点、親の教育には感謝しています。

 

一方、いろいろなことに興味を示して試してみる、考えてみることが少なかったという反省もあります。

 

例えば、なぜ少林寺拳法を途中でやめる必要があるのかについて、

もしくは、やめて、もっと興味のあることをする有用性について、親に意見を言って交渉するという発想もありませんでした。

 

幼心に、親に悲しまれるよりは喜ばれたいという思いもありました。

何にせよ、我慢して続けることが習慣になりました。

何でもかんでも途中で投げ出す、例えば10個試して1つも続かなかったということであれば、我慢不足を考えた方がよいかもしれません。

 

しかし、全てが全て、やり始めたものにやりがいや楽しみ、モチベーションを持って取り組めることもありません。

私の場合、好奇心の赴くままに物事を試してみることが多くありませんでした。

 

今目の前に与えられたものを、辛抱我慢して乗り越えるという少年時代だったと、自分自身振り返って感じています。

世の中には、実に多くの選択肢があり、道は無限にあるということが頭の中にありませんでした。

 

その中から、自分の得意なことや価値観を見つけていくという探究心が不足していたのです。

 

高校生の頃には、とりあえず大学を目指すという考え方に対して、特に疑問を持つこともありませんでした。

辛抱我慢を美徳と考える人は、特に私たちの親の世代には多かったように思います。

意外と似たような環境に育った人は少なくないのではないでしょうか。

狭い評価軸と価値観

 

詰め込み教育

巷のアンケート調査によると、成人の4人に1人が無趣味(特に趣味は無い)という結果があるそうです。

自分の好きなことや、興味のあることを自分から追求しなかった人が多い結果なのではないかと思います。

 

世の中にある物事に興味関心を持ち、いろいろ試してみること、自分の得意なことを見つけること、それを伸ばすことにあまり価値を置かれていません。

 

小さい時から、英語、塾、水泳(昔で言えば、そろばん、お習字)と、勉強ばかりに価値を置かれていては、なかなか好奇心を持って物事を見る時間も少なくなります。

 

そして、受験競争に突入していくと価値観はさらに狭くなります。

 

受験に必要ない科目は軽視されるようになり、受験科目さえ勉強していればそれで良いとされます。

それ以外の才能や可能性を尊重されることは、よほど際立ったものがなければ難しいでしょう。

 

その流れで社会人になれば、入った会社で、任された仕事をしっかりしていれば、それ以外の趣味や関心ごとはなくても問題ないという認識になっていきます。

おじさんになってもやりたいことがわからない

 

やりたいこと 見つけ方

仕事にやりがいを感じることができず、いざ、「自分のやりたいことをして生きていきたい」と思った時が問題です。

それを見つけることが、とても難しいことのように感じてしまうのです。

仕事を辞めるということだけでも、マイナスのイメージがつきまといます。

 

私も、自分のやりたいことは何だろうと考えた時、

いかに世の中の様々なことに”関心を持ってやってみる、考える”ということをしないまま生きてきたかを痛感しました。

 

自己啓発本を読むと、「幼少期までさかのぼって、自分が熱中したことを考えてみましょう、そこにヒントがあります!」と書いてあります。

 

しかし、熱中したものがあまり無いのです。

マリオカートやストII、ドラクエくらいでしょうか。

 

会社を辞めれば好きなこと、やりたいことを探してよいはずなのに、いまいちはっきりしないという状況に陥りました。

驚くほど、やりたいことを見つけるのに苦労している自分がいました。

具体的に考え抜き、確信が無くても行動!

 

やりたいこと 見つけ方

考えが浅はかでした。

社会に出れば、自然とやりたいことも見つかるだろうと考え、大学時代は過ごしていました。

そして企業に就職した時には、これから色々感じるものがあるだろうとのんきに構えていたのでした。

 

あたかも自然と道が示されるような幻想を抱いていたのです。

しかし、興味関心を見つけて突き詰めていくという経験が乏しいため、やりたいことが降ってくることはありません。

30歳を過ぎて、ようやくそんなことに気づいたのです。

 

後悔しない人生を歩みたいという一心で、成功者、偉人の本を読み続け、自分の価値観と向き合い考えることを続けました。

それでも、なかなか道が具体化することはありませんでしたが、何とか、なりたい自分像を中心に考えをまとめていきました。

 

結局、社会に出て10年以上かかってようやく、自分の人生を歩もうと決意し退職したのでした。

はじめの一歩を踏み出せたのは、幸いなことだったと思いますが、

学生のうちから具体的に自分の興味関心、社会で達成すべきことを考え、情報を取りに行くべきだったと今振り返って思います。

 

自分の何を、どう活かして社会で活躍するのか具体的に考えるということです。

 

漠然と、「英語が将来必要になるって言うからやっておくか。。」

と考えるより、

「将来は語学の強みと関心を活かして、翻訳の仕事をしよう思うから英語が必要なのだ」

と考えていた方が、上達も熱意も違ってくるでしょう。

 

たとえ、将来目指すべき姿に方向修正があっても、考えてきたことと、それに向かって努力してきたことは、次の目標に移行するための行動力になります。

起業を成功させたり、若くしていくつものビジネスを立ち上げたりした人の多くは、色々なことに関心を持ち、具体的に考え、行動してきた人たちです。

 

人生の挑戦に期限はありませんが、できるだけ早いうちから考える習慣が必要だと思います。

 

一朝一夕で片付く問題ではないため、根気強く自分と向かい合う必要があります。

はじめは不安でも、確信が無くても、行動を起こし続けていくしか現状を打開する方法はありません。

 

社会に出て働いても、やりたいことは自然と湧いて出てくるものではないということは、私自身の時間を費やして得た確信です。

 

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 

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