言葉が出てこない理由、話す能力とは関係ない!
こんにちは!Jimmyです。
今回は、とっさに言葉が出てこない、相手との議論がうまくできない、いつも押し込まれてしまうという悩みを解決するための記事を書きます。
とっさに言葉を返せなかったり、仕事でうまく自分の考えや主張ができなかったり。
それらはほとんどの場合、話す能力とは関係ありません。
「自分には無理だ」と諦める必要はありません。
本気で考えていないか、日頃から言葉に出していないから出てこないだけなのです。
しっかり自分の状況を認識して、思いを新たにすれば、言葉が出てこないという状況はなくなります。
まずは、言葉がとっさに出てこない理由を解説し、その後改善するための考え方を示します。
能力や頭の良さは関係ない
言葉が出てこないのは、能力が原因ではありません。
子供は言葉を覚えれば、いくらでも何か話しています。
話そうと思えば、話せるということをしっかり認識するべきです。
外国語を話すわけではないため、語彙に問題があるわけでもありません。
もちろん、思考能力に問題があるわけでもありません。
本気になっていなければ言葉に力が宿らない
とっさに言葉が出てこないということは、本気になっていない可能性が高いと言えます。
好きなことや、情熱を注いでやっていることであれば、自然と自分の軸ができています。
言葉にも力が宿ります。
発言に責任と覚悟も加わり、相乗効果をもたらします。
一方、本気になっていないことには、軸も強い思いもないため、その場で表面的に考えることになります。
利害得失が関係するなど、少しでも状況が複雑になれば、なかなか言葉がまとまりません。
無難な方法、立ち位置、その場しのぎの方法を探して苦しくなるからです。
記者会見の場で、目の泳いだ、何とも苦しそうな対応をしている人たちがいます。
うまく切り抜けたいという思いがにじみ出ていることに、誰もが気づくはずです。
必死に、切り抜けるための”言い訳”を探しているのでしょう。
そのような場面では、誰であろうと言葉は出てきません。
百戦錬磨の有名政治家や経営トップですら、あれだけしどろもどろになるということを認識しておくべきです。
問題の本質と、本気で向き合っている人の会見であれば、覚悟を感じさせるもう少し力強い言葉を聞くことができるはずです。
会社、反応、自分の立ち位置を気にし過ぎている
会社としての立場や、従業員としての役割、周りの反応などを気にしすぎているため、自分の思っていることをほとんど発言しなくなる人が多いように思います。
迎合的な発言しかできなくなる人も少なくありません。
自分も関わらざるを得ない状況で、明確な意見表明を求められたとき、それではすんなり言葉が出てくるはずはありません。
冒頭にも書きましたが、普段から深く考えていていること、さらに様々な場面で発言していることでなければ、大事な局面でとっさに言葉が出てくることは期待できません。
(飲みながら後輩に説教するような場面は除きます)
真剣に考えたことを、言葉として何度も他人に向けて発信し続けることではじめて、緊迫した場面や複雑な場面でも、堂々と言葉が出てくるようになります。
一つ注意点があります。
「話す能力が高い」と思われるような人は、どのような時でもそれなりの受け応えができているように感じるかもしれませんが、周りの雰囲気にあわせて無難な発言に終始していることも少なくありません。
つまり、普段から無難な受け応えを繰り返し考え、実践しているのです。
具体的な一例としては、各上席者の置かれている立場や考え方の特徴を日頃から考え、自分の立ち位置を研究するようなケースです。
これと、自分の意見や主張をとっさに言えることを混同する必要はありません。
思考停止していれば言葉は出てこない
衝突や面倒を起こしたくがないために、発言することを我慢し、やがては考えなくなってしまう人もいます。
思考停止状態です。
何となく心に引っかかっている思いがあるものの、それを深く掘り下げて発言してみようとすることを断念してしまいます。
当然議論を交わすことにはなりません。
そのようなことが常態化していれば、意見を求められるような場面で、言葉が思うように出てくることはありません。
いつも言葉が詰まってしまう、すらすら話すことができないというのは、問題の本質の部分を考えることを放棄している時点で、結果は決まっているようなものです。
自分を解放!言葉が出てこない状態を改善する方法
ここからは、自分を解放して、言葉が出てこない状態を脱却する方法を示していきます。
繰り返しますが、真剣に考えることと、それを言葉に出すことを繰り返していれば、関連する分野や話題において、とっさに言葉が出ないという状況はなくなります。
認識せよ!ブレーキをかけているのは自分
くどいようですが、心持ちは人のパフォーマンスに大きく影響を及ぼすため、今一度強調しておきます。
言葉がとっさに出てくる、出てこないというこの差は、能力の違いではないということ、ブレーキをかけているのは自分だということです。
やりがいの感じられないことを、事なかれ主義の姿勢で生きていれば、とっさの言葉が出てくることはありません。
自分次第で、見違えるように言葉がすらすら出てくるようになるということを認識するところから始める必要があります。
言葉がとっさに出てこないと悩んでいる人は、たいていの場合、上記で示した要因のうち、
本気になっていない、周りを気にし過ぎている、思考停止状態になっている、
このいずれかに該当しているはずです。
自信は積み重ね!今一生懸命に生きるために選択する
本気になっていること、好きなことであれば一生懸命が自然とできるようになります。
一生懸命にという言葉は小学生の頃からよく言われてきた言葉だと思いますが、大変重要なことです。
一生懸命、本気でやってきたことは、たとえ苦しいこと、腸が煮えくり返るようなこと、落ち込むことなどがあったとしても、数年後には不思議と良い思い出に変わっており、その経験から自信を得ていることに気づきます。
その過程でなされてきた思考と、結果から得られた学び、これらを積み重ねていれば、自然と自分の考えを伝えることも、考え直すことも増えていきます。
逆に、本気にならなかったことは、何年経っても、辛かった経験がよい思い出に変わることはありません。
忘れることはあっても、よい思い出にはならないでしょう。
野球が心から好きで、甲子園を目指して、主体的に努力してきた人であれば、夢破れた瞬間は悔しくても、その後の人生では胸を張って、思い出や、そこから得た学びを語ることができるでしょう。
ただ監督に怒られたくないといった気持ちで、逃げるように、ごまかしながら野球をしてきた人であれば、その後の人生で発言できることはほとんどないはずです。
話の上手、下手は関係ありません。
一生懸命、情熱を注ぎ込むことができれば、毎回毎回発言に苦慮するようなことはなくなります。
その環境を探して、選ぶことができるかどうかです。
発言、発信する、意見してみる習慣
一生懸命になれることを現にしている人、見つけることができた人は、意識して自分から発信する習慣をつけることが重要です。
会話や議論の機会があれば一番ですが、多くの場合、現実にはそれほど機会が多いわけではありません。
そこで、意識的に自分の一生懸命になっている分野において、考えたこと、意見などをブログやSNSなどで発信してみることが効果的です。
頭の中で考えていることと、口や文字にしてみることは、想像以上に勝手が違うことに気づくはずです。
全く別物であると考えるべきでしょう。
家族や友人など気の知れた仲間内では、簡単に意見が言えるようなことでも、
いざ文字として発信してみるとなると、さらに一歩踏み込んで考えが構築されている必要があります。
意外と、そのような機会が少なかった人が多いと思われます。
私自身、初めてブログで記事を書いた時、Twitterで意見を発信した時のことを思い出すと、かなり時間がかかってしまったこと、なかなか考えがまとまらなかったことを思い出します。
頭と心で話すことを思い出すアハ体験
上記のことを繰り返しているうちに、ある時、アハ体験をすることになります。
うまく話そうと思っていなくても、気づけば、情熱的に、次から次へと話したいことが出てきて、緊張するような場面、多くの人が注目しているような場面でも気持ちよく話せるようになる瞬間です。
幾度となく自分の頭の中で真剣に考え、さらに色々な場所、媒体を通して発信してきた分野においては、
表面的なことを考えることも、この場をしのぎたいという消極的な思いも湧き上がることはありません。
「自分はこんなに言葉が出てくるんだ!」と感じることができれば、いっそう自信になるでしょう。
話すことが楽しくなり、今までよりも勇気が湧いてきます。
そのようなときは、頭で考えながら話すと同時に、心で話している感覚です。
余計な雑念や、遠慮や気恥ずかしさ、不安などがないため、心が動く余裕ができます。
今まで、自分は話をするときに緊張してしまう、上手に話せない、とっさに切り返すことができない、議論するといつも言いくるめられてしまうと悩んでいたことが嘘のようになります。
あわせて読みたい
まとめ
いかがでしたでしょうか。
言葉が出てこない、とっさに言葉が出ないと悩んでいる人は、自分の話す能力やコミュニケーション能力に問題があると考える前に、真剣に考えることと、発信することをしてこなかったことを疑ってみてください。
言葉が出てこない原因
✅そもそも本気になっていない、一生懸命になれることをしていない。
✅周りや自分の立場のことを考えすぎている。
✅衝突を避けたいという思いから思考停止状態になっている。
改善する方法
✅ブレーキをかけているのは自分自身であることを認識する。
✅一生懸命に生きる選択をして自信をもつ経験を繰り返す。
✅考えるだけでなく、実際の場面やSNS、ブログでどんどん発信する。
✅アハ体験をして、好循環を作り出す。
私自身、会社員時代に、思ったことが言葉に出てこないことや、議論を諦めるようなことを経験する中で、話す能力が不足しているのかもしれないと考えたこともありました。
しかし、原因を考えれば明らかで、言葉が出てくるような状況に自分を置いていなかったのです。
自分の進む道を選択したことで、すらすらと自分の考えを話せる自分を取り戻すことができました。
より多くの人が、頭と心で話している感覚、緊迫する場面であっても気持ちが良いと思えるアハ体験を経験されることを願っています!
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸:人生を変えるコーチング
言葉が出てこない原因と改善方法を示してきました。
これらを実現し、ブレない自分を確立するために、伴走が必要な方もいらっしゃるかもしれません。
そのお手伝いをするべく、オンラインコーチングを実施しています。
無料体験あり! ご興味のある方は、是非一度お試しください。
他のおすすめ記事
主体性だけは意識しよう!やらされる仕事では絶対本気になれない
おすすめ記事
人間関係やコミュニケーションで役立つ記事です。参考にしてみてください。
こんにちは!Jimmyです。今回は、職場の人間関係にストレスを抱えている時の対処法、考え方について紹介します。 根本的に、環境を変えてしまった方が良い場合も含めて明確に指摘します。今の仕事でもっと成[…]
こんにちは!Jimmyです。自分のことを相手にわかってほしいと思うことは、人間誰にでもあります。日常の些細なことから、就職、転職などの面接でアピールする時、自分の境遇を聞いてほしいということもあるでしょう。 […]
コミュニケーションはテクニック?こんにちは!Jimmyです。仕事におけるコミュニケーション能力は、どこの組織にいても必要とされています。 一方で、コミュニケーションが苦手だという人も少なくありません。[…]
こんにちは!Jimmyです。「上から目線」という言葉がいつの間にか世間に浸透しています。何かにつけて、「上から目線」であることがやり玉にあげられます。 もちろん注意するべき点もありますが、少し過剰に[…]